はまぐりの焼き方のコツ!身の向きで失敗しない美味しく焼く技を紹介!
高級食品としてお祝い事の食材として利用されるはまぐりは、日本では婚礼や桃の節句の料理にも登場するのでほとんどの人が食べた事があると思います。この記事では、自宅ではまぐりの上手な焼き方のコツについてご紹介しています。はまぐりの有名産地では潮干狩りなどではまぐりを採ることが可能ですが、七輪などが無い場合でも自宅でフライパンやグリル、アルミホイルなどを利用したはまぐりの焼き方は必見です。
目次
はまぐりの上手な焼き方をマスターしたい!
日本では縄文時代から食材として、長いあいだ食べられて来たはまぐり。今回は、そもそもはまぐりとはどんな食材なのか、はまぐりの基本的な焼き方のコツ、アルミホイルを利用したはまぐりの焼き方のコツ、はまぐりを自宅にあるフライパンやグリルで美味しい焼き方のコツについて、失敗しないはまぐりの焼き方について詳しく解説していきたいと思います。
はまぐりについて知っておこう!
はまぐりの焼き方のコツの前に、はまぐりとはどういった食材かについての豆知識について簡単にふれておきましょう。はまぐりは日本では縁起ものの食材として知られていますがその所以について、はまぐりの旬の時期と主な有名産地、焼き方のコツの前に美味しいはまぐりの選び方、はまぐりの名前の由来について見ていきたいと思います。
御祝いの席にも欠かせない縁起のいいはまぐり
はまぐりは日本では婚礼やひな祭りなどのお祝い事に利用される食材です。なぜはまぐりがそれらのお祝いの席で好まれるのかというと、はまぐりの貝殻はぴったりとついになって、重なり合っていることから夫婦円満を連想させ、一生をかけて一人の人と添い遂げるという意味合いで婚礼などの席の食材として利用されます。そいういった理由を知ると提供される料理を眺めるだけでも楽しいかもしれません。
はまぐりの旬の時期と主な産地は?
出典: https://tkjm.jp
最近では一年中スーパーなどで見かけることが多いはまぐりですが、他の魚介類と同様に旬の時期と言うのがあります。はまぐりの旬の季節は一般的には、2月から4月上旬程度までになります。ひな祭りの縁起ものの食材として利用されますが、ちょうど旬の時期にあたるので、ひな祭りの時期がはまぐりの旬の時期だという覚え方も良いでしょう。
はまぐりはひと昔は日本の海辺ではどこでも獲れたようですが、乱獲につぐ乱獲で特定の地域のみの出荷だけになったようです。しかも日本で食べられているはまぐりの多くは、中国や朝鮮産のシナはなぐりやチョウセンンはまぐりと呼ばれるものになります。少数ではありますが日本で獲れる有名なはまぐりの産地も紹介していきたいと思います。
日本のはまぐりの有名な産地を4つ見ていきたいと思います。まず一つは千葉県の九十九里です。こちらの漁港で獲れるはまぐりは日本有数の出荷量となり、冬から夏の時期まで、はまぐり漁があります。九十九里の地元でははまぐり料理を使った特産物もあるほど有名なので近くによった際には、はまぐりを食べてみるのもよいでしょう。
次に茨城県の鹿島灘になります。鹿島灘とは千葉県の犬吠埼から茨木県の大洗にかけて連なる太平洋の海のことです。とりわけここで獲れるはまぐりは大粒のものが多く、体長10センチにもなる巨大なはまぐりが有名です。鹿島灘のはまぐりは、産卵前の6月ごろが一番おいしいと言われ、はまぐりは旨味が強いのが特徴となります。
三つ目が伊勢神宮で有名な三重県の桑名になります。三重県ではまぐりと言えば桑名というぐらい有名な産地で、はまぐり好きな方はほとんどの方が答えることが出来ると思います。旬の時期には特定の海岸で潮干狩りなども出来るので、地元の方ははまぐりの美味しい焼き方のコツも心得ている方が多いようです。
最後にはまぐりの有名産との四つ目が熊本県になります。熊本県は有明海、八代海、天草海と非常に広い干拓があるため全国でも屈指の貝類の宝庫となります。ここで獲れるはまぐりは、100%本はまぐりになり純日本産のはまぐりとなります。豊富な海のミネラルやプランクトンを餌にしているため、上品で旨味が強いはまぐりが楽しめます。
美味しいはまぐりの選び方
美味しい焼き方の前に、美味しいはまぐりの選び方のコツをご紹介してみたいと思います。まず殻がついたはまぐりの選び方のコツは3つあります。一つははまぐりの殻の表目にツヤがあり模様があることです。はまぐりの模様がはっきりしているものほど、鮮度が高い場合があるのではまぐりを選ぶ際のひとつの基準になります。
二つ目がはまぐりの口がしっかりと閉じていることです。貝付きのはまぐりは鮮度が落ちると口がうっすらと開いてきますので、しっかり口が閉まっているはまぐりを選択しましょう。最後に三つ目の殻付きのはまぐりの貝同士をこすり合わせて。澄み切ったよい音がするのははまぐりでも新鮮なものが多いです。貝の中のはまぐりが死んでいると、スカスカの音がします。プロもおすすめのはまぐりの選び方でした。
貝無しはまぐりの選ぶコツ
スーパーなどには貝殻がついていない身だけのはまぐりが売られています。貝がないはまぐりは炭火焼きなどには適していませんが、シーフードミックスのようにすぐに料理に使えることが出来るので、非常に便利です。まず貝無しのはまぐりの選ぶコツの一つは、全体的にツヤがあり透明感があるはまぐりを選びましょう。
また貝付きのように手にとって音を鳴らしたりはできませんが、貝柱の状態などを直接見て確認することが出来ますので、はまぐりの身の貝柱がきちんとしているものを選ぶのもコツです。貝無しのはまぐりは、スープやパスタなどに利用するのに最適ですので是非新鮮なはまぐりを選んで料理に活用してみてください。
はまぐりの名前の由来は?
はまぐりは見た目のまま栗に似ていることから、浜で獲れる栗としょうしてはまぐりと呼ばれるようになりました。貝殻は丸みを帯びており、茶色っぽくなめらかで縄文時代の貝塚からもはまぐりの貝殻が多数見つかっているので、その当時から貴重な食糧としてされていたようです。
はまぐりの基本の焼き方を解説
貝付きのはまぐりは、旬の時期には旨味が強く網焼きで調味料無しでも非常に美味しくなります。ここからは、はまぐりの焼きく前の下準備、はまぐりの蝶番のカット方法について、はまぐりの網での上手な焼き方のコツについて細かくはまぐりの焼き方を見ていきたいと思います。
はまぐりの焼く前には下準備しよう
はまぐりの焼き方の前に、はまぐりが吸い上げている砂抜きと塩抜きが必要になります。この下準備をやっていないと砂がじゃりじゃりとして、食べにくく美味しさが半減してしまいます。でははまぐりの砂抜きのコツなどについて解説していきたいと思います。まずはまぐりが吐き出した砂を再度吸い込んでしまわないようにザルに入れてから砂抜きを行う方が適しています。
はまぐりの貝が重ならないように、ザルかすのこ付きのキッチンパットの容器にならべます。次にはまぐりを海水と同じ程度の塩水を容器に作りザルやすのこ事海水につけます。塩分濃度は3%程度が適しており水1リットルに対し塩大さじ3杯が理想です。海水の量ははまぐりが浸かる程度で、少しだけ顔を出すような分量が理想です。
そのあとに直射日光が当たらない常温の場所で2時間ほど放置すると、うまく砂抜きが成功します。砂抜きの時間を早めるコツは、容器の上に新聞紙などをかぶせて暗くすることでより早くはまぐりが砂を吐き出します。砂抜きが終わった後は、ザル海水を捨ててザルに30分から1時間ほどはまぐりを並べておくと吸い過ぎた塩も吐き出します。
はまぐりの砂だしを行った後は、はまぐりの貝殻の表面についているぬめりや汚れをタワシやはまぐりの貝同士をこすり合わせてしっかりとおとしましょう。洗う際は塩水で洗うのがコツです。水道水などの水で洗うとはまぐりが水を吸収し、味が水っぽくなるので注意しましょう。
はまぐりを焼く前には蝶番をカットしよう
はまぐりの砂出しの後には、はまぐりを焼いた際に貝殻が開かないように蝶番を包丁などでカットしましょう。蝶番ははまぐりの貝殻の開閉時の大本となるようなポイントなので、ここをカットすると網焼きなどで焼いたはまぐりの貝殻が開きませんので、はまぐりの出汁がこぼれずにすみます。
はまぐりの上手な焼き方のコツでも、この蝶番をカットする方法を行うと焼いたときにはまぐりの貝が豪快に開くことはありませんので、はまぐりを焼いたときに貝が開くにを見たい方は、蝶番のカットは必要ありません。とりわけ旨味が強い出汁をしっかりと楽しみたい方には蝶番のカットを行いましょう。
網の上に載せて焼いていこう
はまぐりを網の上に置いての焼き方のコツは、一遍にたくさん網に乗せ過ぎないということです。何人かで囲炉裏を囲んで網焼きにする場合には、いくつものはまぐりを乗せても良いと思いますが、七輪などで一人か二人ではまぐりを焼く場合は、一人1個から2個程度までがおすすめです。なぜならはまぐりを焼き過ぎると身が固くなるためです。
ある程度火が通ったらひっくり返そう
はまぐりはある程度片面に火が通ったら、中身の出汁がこぼれてしまわないようにひっくり返して、反対側も焼きます。はまぐりの蝶番のカットを行っている場合は大きく貝殻が開きませんので、出汁がこぼれすぎる事はないですが初めにやいた側から貝殻が開いてきますので、はまぐりを最初に焼いた側を最終的に下にしておきましょう。
はまぐりを焼くときに身の向きは関係ない!
はまぐりはホタテ貝のように表と裏がありませんので、どちらの向きで焼いても焼き方のコツを押させておけば大きく失敗することはありません。はまぐりの焼き方で身の向きは関係がないですが、中身の出汁がこぼれてしまわないように、シイタケの芯などで固定し安定感などを出すと、上手に焼くことが可能です。
汁が溜まってきたら一度捨ててしまおう
はまぐりの身とともに非常に美味なはまぐりの出汁ですが、はまぐりの焼き方のコツの一つとして焼きはじめのころに出る出汁は思い切って捨ててしまいます。はまぐりから出る出汁はどのような焼き方をしても出るのですが、出汁を気にして貝殻の向きを変えたりすることがあるのですが、はまぐりから出るはじめの出汁は砂出汁ようの海水なので捨てた方が後の出汁が美味しくなります。
貝が開いたら調味料をかけよう
はまぐりを網焼きでの上手な焼き方のコツを覚えて、しっかりと焼けたらまずは何もつけずにはまぐりを食べるのをおすすめします。適度な塩味とはまぐりの旨味を十分に楽しんだら、調味料として醤油、ポン酢、バター、塩などで食べるとまた違った味も楽しむことが可能です。もともと適度な塩気も含んでいるので調味料は適量使いましょう。
はまぐりの安定感のある焼き方
はまぐりの焼き方のコツで、はまぐりの出汁をこぼさないようにシイタケのくきなどで、はまぐりを固定し出汁のこぼれを防ぐ方法があります。はまぐりの丸みがある貝殻は固定した焼き方のほうが初心者には、焼きやすいので試してみましょう。またはまぐりの貝殻を片方初めから外した状態での焼き方を行う場合には、シイタケのくきは是非利用しましょう。
はまぐりの焼き方のコツや注意点
はまぐりの基本的な焼き方のコツはおおよそ分かってきたと思いますが、はまぐりは熱が伝わった方とは逆側に身が残ります。つまり網を利用した焼き方の場合は、はまぐりの下側の方の貝殻がはずれてしまい上に身がつくので、旨味が強い出汁が一気に流れてしまいます。テレビや雑誌などではまぐりの焼き方が乗った写真は、はまぐりの身が下側に来た状態で開いていますが、あのようにはなりません。
そのため、はまぐりの焼き方のコツの中でも非常に重要なのが、はまぐりは熱が伝わった方側の貝殻が外れてしまうということを認識しておきましょう。ある程度はまぐりに火が通ったら、はまぐりをひっくり返した焼き方に切り替えることで下側にはまぐりの身がついた状態で上手に貝殻が開くようになります。
また、はまぐりの焼き方でも味や食感の決め手になるのが焼き加減になります。はまぐりはあまりに焼き過ぎると、身が固くなり縮んでしまいます。旬で新鮮なはまぐりは生でも食べれるので、旨味が多い出汁が網焼きで出たらはまぐりの身が固くなる前に食べてしましょう。
貝向きではまぐりの貝を開けての焼き方
はまぐりの焼き方で難しいのが、焼いた下側の方の貝殻が外れてしまい出汁が一気にこぼれてしまう事です。どうしても貝殻付きのはまぐりの焼き方のコツを見てもうまくいかない場合は、はじめからコツが不要な貝殻を開けて片方の貝殻を外しての焼き方が簡単です。はまぐりの貝殻を外しての焼き方の場合は、貝むきであけて貝殻をはずします。
貝の開けるコツは、はまぐりの口が若干あている状態で、はまぐりを安定した場所にゆっくりと置いて、貝殻が閉じないうちに手際よく貝むきを入れて左右に貝むきをずらすと自然と貝があいきます。どうしても貝が開かない場合のコツは、少し炭火で焼くと口を開けますので、そこから貝むきで同じように開けると簡単に開くようになります。
貝殻を片方外した状態での焼き方のコツ
上記のように貝むきではまぐりを開けて貝殻を外した状態での焼き方は、まずは貝の内部に溜まっている海水を捨て、しいたけの茎などではまぐりをしっかりと固定してはまぐりを焼きます。不安定な状態での焼き方は、中身の出汁が流れてしまうのでしっかりと固定しましょう。ある程度片側が焼けたら中身の身だけひっくりかえして焼きます。出汁がグツグツしたら完成です。
はまぐりをアルミホイルを使って焼いてみよう
はまぐりの焼き方で旨味が強い出汁をこぼすことなく上手に焼くコツの一つに、はまぐりをアルミホイルで巻いてからの焼き方というのも初心者にはおすすめです。焼き方のコツ不要で、出汁をこぼすことなく簡単にはまぐりを焼くことが可能なのです。ここからはアルミホイルを利用したはまぐりの焼き方のコツについて詳しく見ていきたいと思います。
汁もこぼれずに簡単に焼けるアルミホイル
アルミホイルではまぐりを包んで焼く焼き方は、はまぐりの出汁がこぼれずに簡単に焼くことが出来き、最近テレビなどで紹介されたこともあり、はまぐりの焼き方の一つの定番になってきています。ベテランが焼いたような焼き加減でコツ不要で美味しく仕上がるため、焼きはまぐりで失敗したくない人にはおすすめです。
はまぐりをしっかりとアルミホイルで巻いておこう
アルミホイルを利用したはまぐりの焼き方のコツは、はまぐりの貝が中で開いて焼いた際に出汁が漏れてしまわないように、しっかりとはまぐりの口が閉じた状態をキープできるようにはまぐりをアルミホイルで巻きましょう。アルミホイルを巻いても、はまぐりの汁が中でも漏れるような表面だけ覆う巻き方はNGです。
焼くときは網の上でも直接焚火に入れても大丈夫
はまぐりをアルミホイルでしっかりと巻き付けた後の焼き方は、網の上でやいても直接炭火の中に入れて焼いても大丈夫です。アルミホイルで巻いたはまぐりは、おおよそ両面4分ほどで焼きあがりますが、アルミホイルを開封するタイミングのコツは、はまぐりから「シュー」という音がすると焼き上がりです。
取り出したらしばらく置いて蒸すのが美味しく作るコツ
アルミホイルで巻いたはまぐりの焼き方のコツは、上記のように「シューと」音がはまぐりからしたら、網から引き揚げますが取り出した後はしばらくアルミホイルを開封せずに5分から10分ほど皿の上に置いてアルミホイルの中で、蒸し焼きにすると美味しく仕上がります。アルミホイルを開封するときにやけどしないためにも、しばらく置いておく方法はおすすめです。
はまぐりは自宅のグリルやフライパンでも調理できる
はまぐりの焼き方で七輪で炭火を使った焼き方が一番おいしく、焼きはまぐりを食べることが出来るのですが、炭火が使えない環境であれば自宅で簡単に調理できるグリルやフライパンを利用する方法もおすすめです。魚を焼くグリルは最近のガス代であればほとんどグリル付きのものあるので、はまぐりを焼くのに利用することが可能です。
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もしもグリルがガス台についていない場合は、グルリでなくてもフライパンはどの家庭にもあると思いますので、簡単にフライパンを利用して美味しい焼きはまぐり料理を楽しみましょう。グリルもフライパンもないけど焼きはまぐりを楽しみたい方はトースターやストーブ、ガスコロンロなども利用できます。ではここからはグリルやフライパンを利用した、はまぐりの焼き方について見ていきましょう。
フライパンを使ったはまぐりの焼き方
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自宅に七輪などが無い場合でフライパンを活用した、はまぐりの焼き方はフライパンを加熱した後に、フライパンに油をひかずに網焼きする感覚ではまぐりを並べて焼く方法がシンプルで簡単なフライパン活用術となります。またフライパンではまぐり料理を作るのであれば、酒蒸しが一般的な料理方法でフライパン一つでもはまぐりを美味しく食べることが出来ます。
フライパンとアルミホイルを利用した焼き方は、フライパンにアルミホイルを引いてフライパンを強火で加熱します。フライパンがしっかりと加熱されたら、はまぐりを重ならないように並べます。はまぐりの貝が開いたらフライパンを火から落としてアルミホイル事皿、皿に盛り付けて完成となります。塩気が不足している場合、少しだけ醤油を垂らすと美味しく仕上がります。
グリルを利用したはまぐりの焼き方
自宅にある魚焼きグリルを利用したはまぐりの焼き方は、グリルの中にはまぐりを入れるので焼き加減が難しく感じてしまいます。魚焼きグリルは火加減を調整することができますが、グルリを使ってはまぐりを焼くのであればアルミホイルでしっかりと巻いて、4分から5分ほど強火で焼き上げるのが良いでしょう。
もしくはグリルを利用した場合は、貝殻付きであれば中の出汁がこぼれてしまうので、はまぐりの貝を半分外してグリルの中で片面2分ほど焼くとうまく焼きあがります。グリルの中で焼いている状態は見えないで、初めの1個は練習がてらグリルの扉を開けて焼き過ぎていないか確認したほう良いでしょう。
フライパンとグリルを使ったはまぐりレシピ
フライパンとグリルを活用して出汁漏れなしの、おいしはまぐりレシピをご紹介したいと思います。グリルを利用しますが酒蒸し風のレシピなので2人前で、はまぐり4個、日本酒半カップ、醤油少々、長ネギ5センチ、大葉4枚となります。フライパンとグリルを利用したレシピの作り方は、まずはフライパンにクッキングシートをしきます。
次にクッキングシートの上に、砂抜きして貝殻をよく洗ったはまぐりを重ならないように並べます。そこに用意した日本酒を均等になるように入れて、フライパンに蓋をして加熱します。そのままフライパンではまぐりをいったん蒸し焼きにします。はまぐりの貝が開いたらいったん火をとめます。
次にフライパンからはまぐりをグリルに移します。はまぐりに数滴醤油を垂らしてグリルで5分ほど焼きます。グリルの火加減は強火でOKです。グリルに入れたはまぐりが焼きあがったら、盛り付けとして大葉とネギを皿に盛り付けて、はまぐりが動かないように塩で固定して盛り付け完成です。
このレシピの良いところは、グリルとフライパンを利用して少し面倒ですがはまぐりの出汁をこぼすことなく、焼きはまぐりを楽しむことが出来る点です。盛り付けの際にフライパンに出た、出汁をグリルで焼いたはまぐりにかけるので非常に合理的な食べ方と言えます。
はまぐりの美味しいアレンジレシピを紹介
旬のはまぐりは、シンプルや焼きはまぐりが一番はまぐりの味を堪能するのに適していますが、ちょっとしたひと手間加えたアレンジ料理もはまぐりを美味しく食べることが出来る料理です。はまぐりは旨味が強いので昆布とはまぐりだけでもうまい出汁が取れるほどなので、多くのレシピに活用可能です。ここからは、はまぐりのアレンジレシピについてみていきたいと思います。
濃厚な旨味が広がる「はまぐりのバター醤油焼き」
旨味が強くて癖が少ないはまぐりは、バターと醤油と相性抜群の食材のひとつです。調味料なしでも非常に美味しい焼きはまぐりですが、ここからはバターと醤油を利用した美味しいはまぐりのアレンジレシピについてご紹介してみたいと思います。用意する材料は、はまぐり8個程度、刻んだにんにく2欠片、バター15g、日本酒大さじ2杯、醤油小さじ2杯、刻みネギ適量となります。
作り方は、フライパンを加熱してバターを溶かしながら刻んだんニンニクを炒めます。ニンニクに火が通ったらはまぐりを入れて酒蒸しにします。はまぐりの貝がぱっくり開いたら醤油を入れて味付けし完成です。最後に好みの量の刻んだネギを入れて完成となります。濃厚なバターと醤油の相性が良くお酒のおつまみにピッタリの美味しいアレンジ料理になります。
酒のつまみに「まよ焼きはまぐり」
マヨネーズ好きの方には魅力たっぷりの、マヨネーズ焼きはまぐりのアレンジレシピになります。レシピの材料は4人前ではまぐり12個、マヨネーズ大さじ5杯、でディッシュ2個、柚子1個、日本酒半カップとなります。まずはしっかりとはまぐりの下処理を行いましょう。はまぐりの貝を洗い、砂出しを行ったあとにはフライパンにはまぐりと日本酒入れて、いったん酒蒸しにします。
はまぐりが口を開けたら火を止めて、はまぐりを皿に移してはまぐりの貝の片方をはずします。次にマヨネーズに刻んだ柚子にラデッシュを細かく刻んだものを加えて良く混ぜませす。はまぐりに特製マヨネーズをかけて、230度の温度で10分程度焼き上げると完成となります。酒蒸しにしたスープは出汁になるのでお吸いものにいれても美味しいです。
洋風のアレンジレシピ「はまぐりのブイヤベース」
フランスの魚介類と野菜の煮込み料理であるブイヤベースを、はまぐりを利用して旨味たっぷりのアレンジレシピになります。レシピに必要な材料は、はまぐり12個、にんにく1欠片、玉ねぎ半分、唐辛子1本、トマト1個、トマトペースト小さじ1杯、サンフラン少々、パクチー少々、塩コショウ少々、オリーブオイル、卵黄1個、ニンニク1欠片となります。
はまぐりとブイヤベースの作り方は、鍋にオリーブオイルをいれて刻んだんニンニクを炒め、にんにくの香りがしだしたら刻んだん玉ねぎも、きつね色になるまでしっかりと炒めます。次に鍋にトマト、トマトペースト、サフランも入れて更に炒めます。そこに水を300cc追加でいれてはまぐりをいれ、鍋の蓋をかぶせて炒めます。
はまぐりの口がぱっくりと開いたら塩を加えて、塩気を調整します。皿に盛り付けパクチーがあれば飾り付けます。バケットして薄切りのフランスパンをトーストして一緒にはまぐりのブイヤベースと頂きましょう。お酒と合わせるのであれば、辛口の日本酒か白ワインとの相性が非常に良いレシピになります。
癖になるうまさ「はまぐりのガーリックバター焼き」
旬のはまぐりは焼きはまぐりが一番シンプルで美味しのですが、旬をすぎた旨味が落ちたまはまぐりもしっかりと美味しいアレンジレシピなります。用意するのは2人前で、はまぐり12個程度、日本酒半カップ、バター10g、にんいく2欠片、塩コショウ少々、パン粉少々、粉チーズ適量となります。
はまぐりのガーリックバター焼きの作り方は、まずはフライパインに火をいれてはまぐりを入れて酒蒸しにします。飾り付けに菜の花やホウレンソウなどを最後に飾るために一緒に蒸し焼きにするのも良いでしょう。はまぐりの貝がぱっくりと開いたら、火をとめてはまぐりをオーブンの皿の上に貝殻の半分をはずして並べます。かなり熱くなっているのでやけどに注意しましょう。
トースターの耐熱皿に重ならないようにはまぐりを並べて、レンジで溶かしたバターをはまぐり1個1個にかけていきます。その上に刻んだにんにく、塩コショウ、パン粉、粉チーズを適量ふりかけてトースターで10分ほど焼いて完成です。皿に盛り付ける際には茹でた菜の花かホウレンソウを添えると見た目が綺麗です。
まはぐりを隅々まで楽しめる「はまぐりのパエリア」
フライパンを活用した簡単はまぐりを利用したパエリアになります。用意する材料は、はまぐり12個程度、米2合、にんにく1欠片から2欠片程度、玉ねぎ半分、トマト1個、エリンギ1本、オリーブオイル大さじ3杯、白ワイン大さじ3杯、パセリ少々となります。調味料としてサフラン一掴み、ウエイパーか顆粒コンソメ小さじ1杯、お湯2カップになります。
まずはお米を軽くといで水切りのためにザルに15分ほど放置しておきましょう。お湯は少し冷ましてサフランに調味料のウエイパーを入れて混ぜます。サフランは独特の香りとパエリアの綺麗な黄色を作ってくれるハーブになるので、是非とも用意しましょう。次に玉ねぎ、にんにく、トマト、エリンギをカットしておきます。
フライパンにオリーブオイルを入れて、にんにくを炒めて香りが出たら玉ねぎ、きのこを一緒に炒めます。次にフライパンに水気をきったといだお米を入れて、お米が透明になるまでしっかりと炒めましょう。そのままフライパンに白ワイン、サフラン、コンソメ、塩コショウ、トマトを投入してよく混ぜます。そのまま中火で加熱してぐつぐつと軽く沸騰してきたら、はまぐりを入れます。
はまぐりは砂抜きと貝殻はしっかりと洗い、ぬめりや汚れはとっておきましょう。はまぐりを入れたあとは蓋をしめて、弱火で15分ほどで炊き込みます。フライパンの中の汁気が飛び、お米が炊き上がったら火をとめ蓋をしたまま10分ほど蒸しましょう。料理の仕上がりとしてお米に芯が残っているか確認して、芯があるようなら再度加熱します。
うまく炊きあがっていたらパエリアにトッピング用のパセリをパラパラを振りかけて完成です。フライパンがあれば自宅で簡単に作れるパエリアですが、はまぐりと一緒にタコやエビなどを加えたり、シーフードミックスを一緒に入れて利用しても非常に美味しく仕上がります。最後に強火で加熱するとおこげが出来るので、皿に美味しくなります。
はまぐりの焼き方のコツで美味しく調理しよう!
はまぐりの美味しい焼き方のコツについて、ご紹介させて頂きましたが如何だったでしょうか?焼きはまぐりは、焼くだけなのでコツはいらないと思う方も多いかもしれませんが、はまぐりの旨味を含む出汁がこぼれることが多く以外と難しかったりします。せっかく美味しいはまぐりを手に入れた場合は、存分にはまぐりを楽しめるように、是非はまぐりの上手な焼き方を参考にしてみてください。