冷しゃぶを柔らかくする方法！作り方のコツとポイントも紹介！

冷しゃぶを作ろう！と意気込んで作ってはみたものの、冷しゃぶが思うように柔らかくならなかったという経験をした人も多いのではないでしょうか？冷しゃぶは、簡易に作れる料理であり献立のひとつに取り入れることで調理時間も楽に済ませられる料理といえます。そんな冷しゃぶですが、そのまま豚肉を茹でるだけでは想像をしているような柔らかい冷しゃぶは仕上がりません。

今回は、ぜひ今後使いたい冷しゃぶを柔らかく茹でるコツや柔らかくする方法を紹介していきたいと思います。なかなか冷しゃぶのお肉が柔らかくならなくて困っている方は必見です。

冷しゃぶのお肉を茹でるときに、ぐつぐつと沸騰したお湯で茹でていませんか？実は、お肉を茹でる温度に柔らかく茹でる方法のポイントがあるのです。冷しゃぶのお肉を沸騰したお湯で茹でることによって、お肉が急激に収縮します。その収縮することでお肉が柔らかくならなくなってしまうのです。柔らかく茹でるコツは、沸騰しない程度のお湯で冷しゃぶのお肉を茹でるのがコツになっています。

では、沸騰をしないお湯で柔らかく茹でることのできるお湯の温度はどれくらいなのでしょうか？冷しゃぶのお肉を柔らかく茹でる温度は、70～80度くらいが最適と言われています。温度を低めにして、じっくりと冷しゃぶのお肉に火を通していくことで急激な収縮もせず、柔らかくする方法となるのです。冷しゃぶを作るときの過程を思い出してみましょう。沸騰したお湯でサッと茹でていませんか？まずはこちらを試してみましょう。

ふたつめの冷しゃぶのお肉を柔らかくする方法のひとつに、お肉を茹でる前に粉ものを振るうという方法があります。冷しゃぶのお肉が固くなってしまって、パサつきが気になった方も多いことと思います。そんなお肉に仕上げないための柔らかくする方法としてこちらの裏技を取り入れてみてください。

まず、豚肉を使用する場合は小麦粉がおすすめです。冷しゃぶに使用する薄切りの豚肉を、酒に少しの時間漬けておきましょう。その後、水気を切ることなく小麦粉を全体にまぶします。そのまま、柔らかく茹でるコツで紹介したように、70～80度のお湯で茹でていきましょう。全体に火が通ったらサッと取り出すだけで柔らかい冷しゃぶ用のお肉が完成します。

冷しゃぶ用に、鶏肉を使用したい場合は片栗粉がおすすめです。冷しゃぶのお肉は、豚肉を使用する方が多いですが、鶏肉も冷しゃぶにはぴったりの食材です。そんな鶏肉に片栗粉を使用して柔らかくする方法を紹介していきましょう。まず、鶏肉は胸肉を使用しましょう。皮を剥いで、削ぎ切りにします。削ぎ切りにした鶏肉に下味をつけて片栗粉をまぶします。豚肉よりも少し時間はかかりますがお湯は同等で茹でましょう。

冷しゃぶのお肉を氷水につけた方が柔らかくなるのでは？と思っている方もいることでしょう。ですが、上記で説明した通りに冷しゃぶのお肉を茹でるだけで、十分にお肉は柔らかくなるので氷水につける必要はありません。その逆に、氷水につけてしまうと、せっかく柔らかく茹でたお肉が縮まり固くなってしまう可能性もあります。なので、茹でたらそのまま放置して冷ましましょう。気になる方は冷水程度で冷ますのがおすすめです。

冷しゃぶのお肉を茹でるときに、どのようにしてお肉を鍋に入れているでしょうか？冷しゃぶのお肉を鍋に入れるコツは、1枚づつ丁寧に火を通していくのがポイントです。手間がかかるから、と大量にトレーに乗っているお肉を鍋に投入してしまうと、お肉同士がくっつき合ってしまいます。そのような現象が起きることで、お肉に火が通る時間にムラが出ます。火の通っていない場所に火が通るのを待つ間に他の部分が固くなります。

お肉の火の通りにムラが出ないようにするためにも、お肉は丁寧に一枚づつ鍋に入れて全体に均一の時間で火が通るよう考慮しましょう。また、お肉を大量に鍋に入れてしまうことで鍋の中のお湯の温度が下がってしまうのもお肉が固くなる原因となります。少しお肉を入れすぎてしまった場合は、再度お湯の温度をしっかり戻した後に、残りのお肉を茹でていきましょう。

冷しゃぶを料理として食卓に並べる際に、冷しゃぶだけでは物足りないです。では、冷しゃぶにはどのような野菜が合うのでしょうか？冷しゃぶに合わせる野菜のナンバーワンは、スライス玉ねぎです。スライス玉ねぎは、薄ければ薄いほど冷しゃぶと一緒に食べやすいです。包丁で、玉ねぎのスライスができる方は包丁を使用する方が速いですが、自信のない方はスライサーでスライス玉ねぎを作りましょう。

サラダとして冷しゃぶを使用したい場合は、レタスやミニトマト、千切りキャベツ、大根などのサラダに使用しやすい野菜が冷しゃぶに合わせる野菜として人気といえるでしょう。どの野菜も、冷しゃぶと一緒に口に運ぶことができるよう考慮してカットすることをおすすめします。その他には、茹でたお肉と相性が合うと言われている茹でたもやしも人気の高い野菜です。その他には、水菜、かいわれ、エノキなどがあります。

サラダにおすすめの野菜を紹介しましたが、冷しゃぶそのものの味わいを楽しみたいときにおすすめの野菜があります。夏にさっぱりと食べたいときには、ミョウガ、大根おろし、シソなどが挙げられます。冷しゃぶは、冷蔵庫内の野菜の整理にもぴったりなので冷蔵庫に入っている野菜を確認して使用するのが一番かもしれません。

野菜の準備が整ったら、冷しゃぶのお肉を茹でていきましょう。柔らかく茹でるコツで紹介したようにお湯は70～80度で粉ものをまぶしたお肉を1枚1枚ゆっくりと鍋の中に入れていきましょう。火が通ったのを確認したらお肉を鍋から取り出します。

お肉を取り出す際に、お皿にキッチンペーパーを敷いた上にお肉を乗せて水分を飛ばす方法がおすすめポイントです。キッチンペーパーの上では、お肉がくっつかないよう広げて水気を取って粗熱を取るのがコツです。粗熱が取れたのを確認したら、好きな野菜と組み合わせて冷しゃぶの完成です。冷しゃぶを盛り付けるときは、見た目も重視して盛り付けを行うと食卓が華やかになるのでおすすめです。

トマトの大量消費におすすめのトマトをたくさん使用した冷しゃぶのレシピを紹介したいと思います。材料は、豚ロース薄切り肉200g、トマト4個、青味野菜適量、好きなドレッシング適量です。まず、冷しゃぶに使用する豚肉は柔らかくする方法で紹介したように茹でましょう。トマトは、2等分して1センチ間隔でカットしましょう。青味野菜は水菜や人気のパクチーを使用してもいいでしょう。

ボウルに、豚肉とトマト、その他の野菜やドレッシングを全て入れてトマトがつぶれることのないように混ぜ合わせましょう。ドレッシングは、ごま、和風、オイル系がおすすめです。好みのものを使用しましょう。全体にドレッシングが回ったらお皿に盛り付けましょう。色合いのきれいな冷しゃぶサラダの出来上がりです。

メインになる冷しゃぶを使用したレシピを紹介します。材料は、うどん1玉、豚肉（ロースでも豚でもOK）適量、盛り付け野菜適量、大根5センチ、ポン酢適量です。うどんと豚肉を茹でましょう。豚肉は柔らかく茹でるコツを使用して茹でましょう。うどんは少し歯ごたえのある程度でOKです。

大根は大根おろしにしておきましょう。お皿の上にうどん、野菜、お肉の順番で盛り付けます。そのうえから大根おろしとポン酢を合わせたものを全体にかけましょう。和風な夏にもおすすめしたい冷しゃぶうどんの出来上がりです。

今回は、食卓に並ぶと嬉しい冷しゃぶのお肉を柔らかくするコツを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？自宅で本格的な柔らかい冷しゃぶが作れるのは主婦の方や料理をする方にとっても有益な情報であったことと思います。冷しゃぶは、お肉と野菜で献立の一品が作れるので、簡単に調理することができ、また食卓に華が出る料理のひとつにもなっています。

今回紹介してきた、冷しゃぶのお肉を柔らかく茹でる方法を参考にして、ぜひ美味しい冷しゃぶを作ってみてはいかがでしょうか？今まで、固いお肉で冷しゃぶを作っていた方はひと手間加えるだけでここまで柔らかくなるのか、とびっくりするはずです。今夜の夕食にもすぐに用意のできる冷しゃぶにぜひ挑戦してみてください。