蜂蜜が固まって結晶化する原因は?溶かし方と結晶化しない方法も紹介!

蜂蜜が結晶化して固まるという現象に驚いたことがある人は少なくないことでしょう。いざ食べようと思って蜂蜜の瓶の蓋を開けたら蜂蜜が白く固まっていたという経験のある人も多いのではないでしょうか?今回はそんな蜂蜜の結晶化の現象について掘り下げます。蜂蜜が結晶化して固まる原因とは何であり、結晶化してしまった蜂蜜の溶かし方やそもそも結晶化しない方法とは何なのかもみていきましょう。

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目次

  1. 1蜂蜜が結晶化して固まるのはなぜが知りたい!
  2. 2蜂蜜が白く固まる原因を見ていこう
  3. 3蜂蜜の結晶の溶かし方
  4. 4蜂蜜が結晶化しない方法は?
  5. 5結晶化した蜂蜜の美味しい食べ方
  6. 6蜂蜜が結晶化して固まるのは天然蜂蜜である証拠!

蜂蜜が結晶化して固まるのはなぜが知りたい!

蜂蜜が白く固まってしまったというときに蜂蜜を捨てて無駄にしてしまったという経験のある人もいるかもしれません。しかし実は蜂蜜が白く固まったとしても決して食べられないというわけではなく、適切な溶かし方で溶かして使うことができるようです。そしてそのためには、蜂蜜の結晶化の原因とは何かをまずしっかり把握したいものです。

今回は、そもそも蜂蜜の結晶化はなぜ起きるのか・蜂蜜の固まる原因とは何なのかをまずみていきます。結晶化は蜂蜜の自然な現象とも言われていますが、結晶化してしまった蜂蜜の溶かし方や結晶化しない方法なども今回チェックするので、日頃から頻繁に蜂蜜を料理に活用するので結晶化したときの対処法が知りたいという人は必見です。

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蜂蜜が白く固まる原因を見ていこう

蜂蜜が白く固まるという現象は一般家庭でも日常的によく起こっていることのようですが、結晶化しても食べられると言われている一方で、やはり蜂蜜が白く固まる原因はしっかり把握しておきたいものです。蜂蜜を放置しておくとなぜ白く固まることがあるのか、結晶化の原因とは何なのかを理解して、正しく蜂蜜を活用していきたいものです。

結晶化の原因は気温差によるもの

蜂蜜が結晶化してしまうことの主要原因は、気温差にあると考えられています。蜂蜜が固まるのは寒い温度のところに放置しておいた場合が多いですが、実は単純に低い温度によって蜂蜜が固まるというわけではないようです。寒いということ自体よりもむしろ気温差によって蜂蜜は結晶化すると考えられ、その度合いによって固まり方も異なります。

基本的に蜂蜜は気温差が激しい場合の方が結晶化しやすいとされており、ここに振動などの外的な要因が絡むことでより結晶化しやすくなることもあります。また、それぞれの蜂蜜の性質というのも結晶化しやすいかどうかに関わっていることのようです。蜂蜜に含まれている水分量や糖分の種類などによっても、結晶化の程度は異なるのです。

気温差が蜂蜜の結晶化の主な原因ということで、空調などを使う時期には特に蜂蜜が固まるという現象が起こりやすくなるようです。そのため、季節の変わり目などに冷房や暖房などを使い始めたときには、特に蜂蜜が固まっていないかをチェックするとよいでしょう。また、温度的には14〜16度程度が蜂蜜が固まりやすいとされているようです。

この気温差という蜂蜜の結晶化のポイントを理解した上で、蜂蜜が固まるその性質が糖分などの違いによってどうなっているのかも把握しておくとよいでしょう。この気温差という部分をまずは理解しておけば、結晶化しない方法を実践して蜂蜜の結晶化を防ぐこともできますが、詳しく後述するように結晶化しても楽しむ方法は多く存在します。

蜂蜜はブドウ糖が多い方が結晶化しやすい

蜂蜜というのは基本的に気温差で固まるものであり、低すぎる気温ではなくむしろ15度程度の方が気温差によって結晶化しやすくなるケースが多いようです。そしてそんな蜂蜜の結晶化がなぜ起こるのかをもう少し詳しく掘り下げていくと、糖分が鍵を握っていることがわかります。糖分の割合によって、決勝しやすいかどうかが決まるようです。

蜂蜜というのは基本的に糖分が7〜8割程度を占めており、残りが水分となっています。そしてこの糖分というのは果糖とブドウ糖の2種類であり、この割合というのは各蜂蜜ごとに異なるものです。そしてブドウ糖の割合が多い方が結晶化しやすい蜂蜜となっており、数ある蜂蜜の中でも花の種類によって結晶化しやすさが変わってくるので要注意です。

ブドウ糖の割合が高い蜂蜜の代表例としては、ナタネやヒマワリなどの花の蜜から作られた蜂蜜が挙げられます。しかしこれらよりもむしろ馴染み深いアカシヤやリンゴの蜂蜜というのは実はブドウ糖の割合が果糖に比べて高い傾向にあり、他の蜂蜜よりも結晶化しやすいです。また、これらの中間の結晶化の傾向にある蜂蜜の方がよりポピュラーです。

それはつまりクローバーやマヌカハニーなどの蜂蜜であり、これらの蜂蜜をよく使っている人はアカシヤなどの蜂蜜がかなり結晶化しやすいと感じるかもしれません。蜂蜜は結晶化しても品質には問題なく、結晶化しない方法などもあるものですが、結晶化を防ぐためにはこのような種類ごとの糖分の割合の違いを把握しておくとよいでしょう。

蜂蜜に混ざる不純物によって結晶化する

また、蜂蜜は蜂蜜に混ざってしまう不純物によって結晶化しやすくなるとも言われています。蜂蜜を使用するときにはスプーンなどですくって食べたり料理に活用したりするという場合が多いと思いますが、その際に蜂蜜に不純物が混ざってしまうとどうしても結晶化が早まってしまうので、この蜂蜜の特性も覚えておき適切に取り扱いたいものです。

例えば汚れなどのついたスプーンを使ってしまうことは蜂蜜に不純物を加えて結晶化しやすくしてしまう原因にもなりかねませんが、パンなどに蜂蜜を塗った状態でパンくずがスプーンについてしまい、それで再度蜂蜜をすくってしまった場合にはパンくずが不純物として蜂蜜に混入することになり、結果として結晶化が進みやすくなってしまうのです。

そのため、結晶化を防ぎたいという人はできるだけ蜂蜜に不純物が入らないように取り扱うというのが望ましいものですが、蜂蜜に不純物が入ってしまうことは結晶化しやすくしてしまうだけでなく蜂蜜の品質を損ねてしまうこともあります。蜂蜜に不純物が入り結晶化すること自体よりも、品質に影響が出るということもしっかり注意したいものです。

また、不純物が入ってしまうと結晶化しやすいという蜂蜜ですが、蜂蜜に含まれている天然成分というのも蜂蜜の結晶化を進める要因のひとつとなっています。花粉などが含まれている蜂蜜はそれが結晶化の核となるために固まりやすいとされていますが、逆に花粉が取り除かれていたり水飴が使われていたりする蜂蜜は固まりにくいようです。

蜂蜜は振動によって結晶化しやすい

蜂蜜はスプーンですくった際などに混入する不純物によって結晶化しやすくなるものですが、不純物だけでなく振動によっても結晶化しやすくなるという性質があります。これは先ほど述べたスプーンによって蜂蜜をすくう際に結晶化しやすくなるもう一つの原因でもあり、スプーンなどが蜂蜜を撹拌して振動を与えると固まりやすくなるのです。

これは蜂蜜の中に空気が入って気泡ができやするためであり、気泡ができてしまうと結晶化がさらに進みやすくなってしまうとされています。もちろんスプーンですくうタイプの蜂蜜の場合に、結晶化しないために振動を与えないよう注意する必要が必ずしもあるというわけではなく、スプーンの場合にはむしろ不純物の方にこそ気をつけたいものです。

また、スプーンだけでなくチューブタイプの蜂蜜も、蜂蜜を出しやすくしようと蜂蜜の容器を振ることも蜂蜜に振動を与えることになります。チューブタイプの蜂蜜がなかなか出ないと思ったら結晶化していたというケースは多いと思いますが、出やすくするためにチューブタイプの蜂蜜を振るという行為こそが結晶化を加速させているようです。

チューブタイプの蜂蜜はスプーンなどですくうわけではないために品質自体に問題が出にくく、たとえ結晶化したとしても品質が変わるわけではありません。しかし、何かの料理に蜂蜜をかけて楽しみたいと思っていたときに出にくくなるのは困るというケースも多いですから、この振動によって結晶化しやすくなる点もしっかりおさえておきましょう。

白く固まるのは蜂蜜の性質

ここまでなぜ蜂蜜の結晶化が起こるのかということについて掘り下げてきましたが、蜂蜜の結晶化が起こるというのは蜂蜜の自然な性質であるとされています。そのため、蜂蜜が結晶化して不便を被ることがあったとしても、決して蜂蜜の安全性や品質自体が脅かされているわけではないために、蜂蜜の結晶化を気にしすぎる必要はないでしょう。

蜂蜜が結晶化してしまうのは蜂蜜に含まれている糖分の割合などでも変わってしまうものですし、蜂蜜に含まれている花粉などによっても結晶化しやすいか否かが決まるということで、自然的な要因が多いものです。そしてたとえ蜂蜜が結晶化して固まった状態になったとしても、それによって蜂蜜の風味や栄養素が変わるというわけではありません。

もちろん蜂蜜が結晶化してそれを溶かして戻すというときの方法によって風味や栄養素の変化につながることはあるために、結晶化した蜂蜜への適切な対処方法として正しい溶かし方をマスターしたいものです。しかしたとえ結晶化してしまった場合でも品質には問題がない上に、むしろ結晶化したからこその楽しみ方などもあるので要チェックです。

蜂蜜の結晶化はあくまで自然な現象でピュアな蜂蜜の証拠でもあります。もちろん結晶化させたくない場合には結晶化しない方法を実践することもできますし、結晶化が品質に影響を与えないと言っても不純物などの存在は結晶化だけでなく品質にも影響するので要注意です。蜂蜜の結晶化について理解を深めた上で、蜂蜜を活用していきましょう。

蜂蜜の結晶の溶かし方

お伝えしたように蜂蜜の結晶化の現象はあくまでピュアな蜂蜜の特性とも言えるものであり、たとえ結晶化したものでも食べることは十分に可能です。しかし結晶化してしまうとチューブタイプであれば出づらくなる上に食べ方によっては食べづらいということも多いため、結晶化してしまった蜂蜜の正しい溶かし方というものもみていきましょう。

湯せんで蜂蜜の結晶を溶かす

蜂蜜の正しい溶かし方としてはまず、湯せんで蜂蜜の結晶を溶かすという方法が挙げられます。この溶かし方が最も基本的であるとともにポピュラーであり、蜂蜜の溶かし方をこれまで知らなかったという人でもまず実践すべき方法だとも言えます。湯せんであれば蜂蜜に直接的に熱を加えることにはならないので、性質にも影響しづらいでしょう。

蜂蜜を溶かす方法としてはやはり熱を加えることにはなりますが、実は高すぎる温度で温めてしまうとどうしても蜂蜜の風味や栄養などを壊してしまうことにもなりかねません。そのため蜂蜜を直火で加熱して結晶化を元に戻すという方法はもっての他ですが、お湯の中に入れて結晶化から元に戻す場合でもその温度には十分に注意する必要があります。

湯せんで蜂蜜を温める場合には、必ず温度をチェックしながら温めるようにしましょう。鍋に水を入れてそこにガラス容器に入れた蜂蜜を入れます。水の量は蜂蜜の高さよりも少なめにし、火をかけて45度程度まで水温が上がったら火を止めます。あとは蜂蜜を少しずつ混ぜながら溶かしていくというのが湯せんによる適切な溶かし方となります。

この溶かし方の場合には大体30分ほどで蜂蜜が溶けてくれますが、60度以上の高温にすることとガラス以外の容器を使うことはNGとなっているので注意が必要です。60度以上であれば栄養などに影響が出てしまいますが、プラスチック容器などでは容器が溶けてしまったり変形してしまったりする可能性もあるので、必ずガラス製を使いましょう。

電子レンジで蜂蜜の結晶を溶かす

お伝えしたような湯せんによる蜂蜜の結晶の溶かし方というのは特にポピュラーで定番のものとなっていますが、実は電子レンジでも蜂蜜の結晶を溶かすことができます。電子レンジであればわざわざ火をつけて加熱する必要がないためにより短時間で安全に行うこともできますが、電子レンジを使う際には使う分だけの蜂蜜を加熱しましょう。

また、電子レンジに温度設定などがある場合には40度程度に設定した上で行うことで、蜂蜜の栄養や風味への影響を最小限におさえることができます。そして電子レンジに入れる場合には耐熱容器に使う分だけを移した上で、少しずつ加熱していきます。まず自動モードや10〜20秒程度の設定で加熱した上で、一度かき混ぜて様子をみましょう。

あとはかき混ぜながらしっかりと溶けきるまで少し加熱してかき混ぜ、少し加熱してかき混ぜるという作業を繰り返すのみとなっています。加熱のしすぎはよくないものの、電子レンジでの加熱だと特に溶け方にムラができやすいのでしっかり混ぜながら行うようにしましょう。中途半端な状態だと、再び結晶化しやすいために注意が必要です。

鍋に水を入れて火にかけるのが面倒臭いというときなどには、やはり電子レンジでより気軽に蜂蜜を溶かしたいという人もいることでしょう。そんなときには湯せんだけでなくこの電子レンジでの溶かし方というのもおすすめ担っています。もちろんあらかじめ結晶化の原因を理解した上で結晶化しない方法をマスターするのもひとつの手でしょう。

蜂蜜を最適な温度で溶かすならお風呂が使える!

お伝えしたような湯せんと電子レンジを活用した蜂蜜の溶かし方をマスターすれば、たとえ蜂蜜が結晶化してしまったときでもすぐに元の状態に戻すことができます。ガラス瓶ごと加熱するのであれば湯せんで丁寧に溶かす方がおすすめですが、大量にある蜂蜜の一部をできるだけ時短で溶かしたいときには電子レンジもかなり役に立つことでしょう。

そして他の代表的な溶かし方のひとつとしては、お風呂で湯せんをして温め結晶を溶かすという方法も挙げられます。この方法を使えばお風呂のお湯を無駄にすることなく一石二鳥で活用できますし、丁寧に溶かすことでムラなく完全に溶かしきることができます。また、お風呂の温度は40度前後であり、蜂蜜を溶かすのに最適とも言えるのです。

蜂蜜は60度以上で溶かす場合には栄養や風味などに影響を与えやすいためにあまりおすすめではありませんが、一方で最適温度と呼ばれているのは40度程度となっています。そして41〜42度ほどの湯船にいつも浸かっているという人は一度自分が温まってから、そしてより低い温度の人は40度で沸かしてまず蜂蜜を溶かすのがおすすめです。

尚、お風呂で蜂蜜を溶かす方法は案外時間・手間がかかる方法だと言われていますが、丁寧に行うことで綺麗な仕上がりになりやすいです。1時間以上かかることが多いと言われている方法ですが、お湯が入らないようにしっかりと蓋を閉めたりジップロックなどに入れたりして温めて、ぜひ綺麗に結晶を溶かした状態に蜂蜜を戻してみてください。

蜂蜜が結晶化しない方法は?

お伝えしたような方法でたとえ蜂蜜が結晶化してしまっても元の状態に戻すことはでき、結晶化自体は自然な現象などで正しい方法で戻せば安全に食べることができます。しかし、そもそも蜂蜜が固まるのが嫌だという人や固まると料理に使いづらいという人は、溶かし方だけでなく最初から蜂蜜が結晶化しない方法というのもマスターしましょう。

蜂蜜は常温保存が最適

蜂蜜は保存方法などによって結晶化しやすいかどうかが決まってしまうので要注意です。使っている途中の蜂蜜は他の調味料類と一緒に蜂蜜を冷蔵庫で保管しておくという人も多いようですが、実は蜂蜜は常温保存というのが最もベストな保存方法として知られています。蜂蜜はやはり低温になると結晶してしまうというケースも少なくないものです。

そしてお伝えしたように14〜16度程度の温度でも気温差があれば結晶化してしまうことがあるので注意が必要であり、できれば18〜24度程度の温度で常温保存しておくというのが蜂蜜が結晶化しない方法のひとつとなっています。また、たとえ十分に高い温度の空間であっても直射日光や家電の熱や冷風などで温度変化が加わらないように要注意です。

つまり一定の高さの温度をできるだけ一定に保っておくということが、蜂蜜が結晶化しない方法だと言えるでしょう。単に低温でなければよいというだけでなく、直射日光や多湿などを避けるということも重要です。棚の中など直射日光が当たらない場所で、できれば上の方で温かい空気が上がっていく場所などであれば、特に最適だと言えます。

結晶化してしまう原因には保存方法が関わっていることもあるので、ぜひこの結晶化しない方法を実践してください。尚、蜂蜜は基本的に賞味期限が3年程度となっているものの殺菌作用が高く腐ることが基本的にない食品となっています。とは言っても結晶化への対応や保存などがうまくいかないと風味や栄養に影響が出ることはあるので要注意です。

蜂蜜は冷凍保存で結晶化しない?

基本的となる常温保存以外で蜂蜜が結晶化しない方法としては、冷凍保存してしまうという方法も挙げられます。適切な方法での常温保存を行うことができれば蜂蜜を結晶化させずに楽しむことも決して無理なことではありませんが、やはり常温保存というのは季節の温度変化などの影響を受けやすく、一年中万全な対策とは言い切れません。

蜂蜜の結晶化の主な原因も温度変化ということで、やはり季節による変化などには十分に注意したいものです。そして蜂蜜をたまに使うと言っても毎日使うようなケースではないという場合や、大容量タイプを買ったはいいもののなかなかすぐに使い切ることはないというケースが見込まれる場合においては、冷凍保存するのが無難とも言えます。

お伝えしたように基本的に蜂蜜というのは腐るということがないために冷凍保存せずとも品質には問題ありませんが、結晶化にうまく対応できないことや悪しき保管方法が品質を劣化させる原因にもなりかねないため、結晶化しない方法のひとつとして実践したいものです。冷凍庫くらい温度が低い場合には、逆に結晶化しにくい状態となるのです。

また、冷凍庫の温度というのは家庭用の一般的なものの場合にマイナス18度程度となっており、蜂蜜の凍るマイナス20度以上というのに達していないことも多いために、蜂蜜を凍らせず結晶化もさせずに済むこともあります。このような冷凍保存のメリットと結晶化の原因も踏まえて、自分のケースにあった結晶化しない方法を実践しましょう。

結晶化した蜂蜜の美味しい食べ方

お伝えしたように最初から保存方法などに注意して蜂蜜が結晶化しない方法を実践できれば、結晶化してそれをわざわざ戻すという手間も省けるものです。しかしたとえ結晶化したとしても蜂蜜は美味しく食べることができるので、結晶化しても滑らかな状態と同じように食べられる方法や結晶化した状態ならではの食べ方などをチェックしましょう。

そのままパンに塗ると美味しい!

蜂蜜は結晶化の原因や結晶化しない方法と結晶化した際の溶かし方をしっかりと把握して適切に活用していきたいものです。そんな蜂蜜の結晶化の原因には温度変化が関わっているためにそれに対処したいですが、どうしても完璧に温度変化に対応できるというケースは少ないため、むしろ結晶化した蜂蜜を活用するというのもおすすめです。

そして結晶化してしまった蜂蜜の最もベーシックな活用方法のひとつとしておすすめなのは、トーストにそのまま塗るという方法です。トーストなどに液状の蜂蜜を塗る際には広げやすい反面、垂れやすいというデメリットもありますが、適度に結晶化した蜂蜜であればトーストの上にまでもっていきやすい上に熱で広がってくれるのでおすすめです。

そしてトーストに蜂蜜を塗ればいつもプレーンタイプのトーストを食べていたという人でも、ちょっとした甘さを加えて食べやすくすることができます。いつもはピーナッツスプレッドやチョコクリーム、イチゴジャムなどをトーストにつけて食べていたという人もいるかもしれませんが、これらがないときは蜂蜜でも十分に代用可能でしょう。

もちろんトーストに蜂蜜をつけて楽しむ場合でも、あまりに結晶化が進んでしまっている場合には塗りづらいですし、トーストのカスなどがついたスプーンを再び蜂蜜瓶に入れてすくってしまうと蜂蜜の品質を劣化させてしまうこともあるので注意が必要です。あくまで適切な方法で蜂蜜を扱い、シンプルにトーストと組み合わせて楽しみましょう。

ヨーグルトに砂糖代わりに入れると美味しい!

トーストにジャムやスプレッド代わりに蜂蜜を塗るという楽しみ方は非常におすすめですが、スプーンの使い回しなどは品質劣化の原因にもなるので要注意です。そんな蜂蜜の結晶化してしまった場合の他の楽しみ方としては、ヨーグルトに砂糖代わりに入れるという方法もおすすめです。蜂蜜は砂糖の代わりになり、ヨーグルトと相性抜群です。

砂糖に比べて優しい甘さの蜂蜜というのは多いですが、プレーンタイプのヨーグルトを購入したけれどやはり食べづらかったという場合にはぜひ余っている蜂蜜をスプーン一杯分加えてみてはいかがでしょうか?程よい酸味のヨーグルトに優しい甘さの蜂蜜が絡むとそれだけでも美味しいですが、ここにさらにフルーツを加えるのもおすすめとなります。

朝食代わりにヨーグルトとバナナを楽しんでいるという人もいるかもしれませんが、ここに蜂蜜を加えるだけでかなり食べやすくなるのでおすすめです。また、ベリー系のフルーツとヨーグルトの相性というのも非常によいですが、話題のアサイーなどと合わせるレシピも人気となっています。このように、かなりバリエーションは多いでしょう。

蜂蜜はトーストやヨーグルトなど身近な食品にちょっと加えるだけで、優しい甘さを加えることができるので嬉しいものですが、ヨーグルトの場合には結晶化していてもよく混ぜれば食べやすくなるのでおすすめでもあります。ぜひ結晶化してしまった蜂蜜をヨーグルトに入れて、いつもとは違った楽しみ方を味わってみてはいかがでしょうか?

おしゃれスイーツ「桃とオートミールのハニージンジャー」

すでにお伝えした結晶化しない方法なども実践して、結晶化が嫌な場合には未然に結晶化を防ぎたいものですが、防げなかった場合でもオートミールと組み合わせることでこれまでにはなかった美味しく手軽に楽しめる軽食が完成します。この料理は朝食代わりとしてもかなりおすすめ度が高いため、ぜひそのレシピをマスターしてみてください。

オートミールはダイエット中などにも人気の食材ですが、そのままではやや食べづらいという難点もあります。そんな難点のあるオートミールを食べやすくするためには、蜂蜜に加え白桃と合わせるのがかなりおすすめです。用意するものはひきわりタイプのオートミール大さじ3杯に対して、蜂蜜大さじ一杯、白桃一缶分となります。

それからまずはオートミールを耐熱容器に入れてそこに缶詰の汁を加えて電子レンジで加熱します。2分程度加熱したら半日ほど放置しておきましょう。その上で白桃を1cm角にカットして生姜汁を加えて30秒加熱し、粗熱が取れてから蜂蜜を加えてよく混ぜます。熱いうちに蜂蜜を入れてしまうと蜂蜜が変性してしまうこともあるので要注意でしょう。

それから小さめのカップタイプの容器にまずオートミールを敷き詰め、その上に同じくらいの幅でプレーンヨーグルトを入れ、その上に蜂蜜と混ぜ合わせた白桃を入れます。そして白桃の汁も半分程度加えたら完成となります。分量や容器の大きさを変えて便利に作ることもできますし、蓋を閉めてお弁当や間食として外で楽しむこともできます。

シャキとろで絶品「はちみつりんご」

結晶化してしまった蜂蜜だとしても色々なスイーツレシピに活用することができますが、シャキとろの質感がたまらないとして話題になっているのが、はちみつりんごです。はちみつりんごは蜂蜜とりんごの間違いのない組み合わせをシンプルに楽しめるタイプのスイーツであり、組み合わせて作ったものをトーストなどにのせても美味しいです。

そんなはちみつりんごを作る上で必要となるものとしては、りんご・水・砂糖・蜂蜜・レモン汁が挙げられます。りんごは8等分にカットした上で鍋に入れ、そこに調味料類を混ぜ合わせていきます。大体りんご2個の場合で水を1.5杯分、砂糖を60g程度、蜂蜜とレモン汁をそれぞれ大さじ一杯加え、まずは中火で加熱していきます。

その上で水分が半分程度にまで飛んだら中火を弱火に変えて丁寧に煮詰めていきます。焦げないように底を軽く揺すったり混ぜ合わせたりするようにしてください。そして全体にとろみがついてきたら火を止めて完成となります。煮詰めすぎずりんごのシャキシャキ感は残してシャキとろに仕上げるのがおすすめとなります。

ほどよい甘さの「蜂蜜照り焼き」

蜂蜜というのはスイーツだけでなくさまざまな料理にも活用することができますが、数ある料理の中でも特に蜂蜜を使って簡単に作れるものとして知られているのが、照り焼きです。照り焼きは鶏肉でもよいですしブリなどの魚でもよいので色々なアレンジを加えて楽しみたいものですが、あとは醤油・酒・ニンニクのみで味付けするのでシンプルです。

ぶりの照り焼きを作る場合には切り身の水気を切った上で小麦粉を軽くまぶし、皮側から中火で焼いていきます。そして焼き色がついてきたら調味料類を蜂蜜・醤油を大さじ2杯、酒を大さじ1杯、ニンニクは一片分をすりおろして入れます。よく絡めるようにして煮込んでいき、この汁が少なくなってきたら火を止めてお皿に移して完成となります。

鶏もも肉などで照り焼きを作る場合にも基本的に同じレシピになるので、ぜひ実践してみてください。蜂蜜を加えればみりんや砂糖などなしでもかなり美味しい照り焼きを簡単に作ることができる上に加熱するので結晶化していてもOKという魅力があります。皿に盛り付けてから胡椒や唐辛子などで味を引き締めてぜひ食べてみてください。

蜂蜜が結晶化して固まるのは天然蜂蜜である証拠!

今回は蜂蜜の結晶化がなぜ起こるのか・蜂蜜が固まる理由について詳しくみてきました。そして具体的な溶かし方やそもそも結晶化しない方法などもチェックしましたが、適切な溶かし方で蜂蜜は溶かし、適切な方法で保存するようにしたいものです。ただし、蜂蜜が結晶化すること自体は天然蜂蜜である証拠なので、心配しすぎる必要はありません。

今回紹介した結晶化しない方法も参考に結晶化して蜂蜜が固まるのが嫌だという人はそれを前もって防ぎたいものですが、結晶化した蜂蜜でもうまい料理に活用することができます。蜂蜜が固まる原理を理解した上で、たとえ蜂蜜が結晶化してしまった場合でも焦らず適切に処理するとともに、ぜひ色々な料理で蜂蜜を活用していきましょう。

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