ぎんなんの割り方を詳しく解説!簡単な方法や薄皮の剥き方も紹介!

ぎんなんの割り方を知っていますか?ぎんなんは、固い殻に覆われています。そのため、ぎんなんは殻剥きが大変だからなかなか家で料理に使用することができないという方も多いのではないでしょうか?また、市販の殻が剥かれた状態のぎんなんは賞味期限も短いので殻付きの方が保存もしやすい点がメリットです。今回は、そんな固い殻を持つぎんなんの殻の割り方を簡単な方法でできるか調査してみました。

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目次

  1. 1ぎんなんの簡単な割り方が知りたい!
  2. 2ぎんなんについて知っておこう
  3. 3ぎんなんの割り方を紹介
  4. 4ぎんなんの簡単な割り方と薄皮の剥き方
  5. 5ぎんなんを使った絶品レシピを紹介
  6. 6ぎんなんの割り方を覚えて秋の味覚を楽しもう

ぎんなんの簡単な割り方が知りたい!

ぎんなんという食材は古くから、日本で食べられている食材なのでその名前を知っている方も多いのではないでしょうか?イチョウの木からなる実をぎんなんと呼んでいます。匂いが独特的で、苦手な方も多いと言われているぎんなんですが、実は栄養素も多く含んでいるのです。口に含んでしまえば、ぎんなんの美味しさに魅了される方も多いかもしれません。通常の料理に使用されているものは柔らかいイメージを持っていることでしょう。

ですが、ぎんなんは調理前は固い殻に覆われているのを知っていますか?このぎんなんの殻をむくのにてこずってしまう方も多いと言われています。今回は、ぎんなんの栄養の紹介を始め、ぎんなんの固い殻の剥き方を紹介していきたいと思います。ぎんなんを自宅で食べたいけれど、ぎんなんの固い殻がデメリットになってしまってなかなか手が出せない方もぜひぎんなんの殻の簡単な剥き方を覚えてみましょう。

ぎんなんについて知っておこう

ぎんなんの旬は?

ぎんなんの旬はいつ頃なのでしょうか?ぎんなんの旬は、秋と言われているように秋の紅葉シーズンにイチョウの木から摂ることができます。主な旬は9月頃から11月の半ばが収穫時期と言われています。そのため、紅葉シーズンの秋にとれる四季を感じられる食材のため、秋の料理にはぎんなんを使用した料理が多くあると言われています。

ぎんなんに含まれる栄養成分

昔から、薬としても使用されてきたぎんなんは、簡単に栄養素を摂取できる食材としても有名です。ぎんなんに含まれる主な栄養成分は、でんぷん、カロテン、ビタミンCを含んでいます。また、カロテンを始めとした鉄などの骨を形成するために欠かせないミネラルも多く含んでいる食べ物と言われています。ぎんなんの100gあたりのカロリーは、約160キロカロリーと言われています。

ぎんなんにはむくみ改善効果がある

ぎんなんに含まれているカリウムの効果で、むくみ改善が期待できます。カリウムは、体内の水分のバランスを調整する効果があります。体内にある余分と言われるナトリウムを体外へ出す効果があるので、むくみが改善されます。ダイエット中に、むくみに悩まされる方も多くいることと思います。そんなときに、カリウムを含んでいるぎんなんを食べてみてはいかがでしょうか?

ぎんなんには高血圧予防効果がある

ぎんなんが、高血圧の予防効果があるのもむくみ改善効果で紹介した、カリウムにあります。むくみ改善が期待できることで、利尿作用が期待できます。老廃物も排出する効果をカリウムは持っているので、その影響から血圧の上昇を抑える効果が期待できるのです。健康診断などで、高血圧でひっかかってしまったという方は、ぜひカリウムが含まれているぎんなんを食べてみましょう。

ぎんなんには疲労回復効果がある

ぎんなんに含まれているビタミンBの種類は主にビタミンB1、B2、B6が含まれていると言われています。この中のビタミンB1が、疲労回復の効果を持っていると言われています。疲れやすくなってしまったときや、疲れが取れないときには、ぎんなんを食べてみましょう。

ぎんなんには美容効果がある

ぎんなんには、ビタミンが多く含まれていることから美肌効果にも期待できると言われています。ビタミンには、抗酸化作用も含まれており、抗酸化作用には美肌を美しく保つために欠かせない成分と言われています。女性に嬉しい美肌効果が期待できると聞くと、少し苦手なぎんなんも食べてみようという気になるのではないでしょうか?

ぎんなん中毒に注意しよう!

ぎんなんは、食べ始めるとそのおいしさから手が止まらなくなると言われていますが、実は食べ過ぎてしまうことで生命に関わる事態になりかねません。それが、ぎんなん中毒と言われている症状です。ぎんなんの歴史は古く、何千年も前から人類に食べられているという諸説があります。また、昔はぎんなんは薬の役割を果たしていたこともあり、食べ過ぎると薬と同様に中毒症を起こしてしまうのです。

ぎんなんに含まれている4-MPM(4-メトキシピリドキシン)と呼ばれる物質が、中毒症状を巻き起こします。ぎんなん中毒の症状は主に、嘔吐や痙攣と言われており、最悪死をも引き起こしている例もあるのでぎんなんの食べ過ぎには十分注意しましょう。

では、どのくらいの量のぎんなんを食べると中毒症状を起こしてしまうのでしょうか?ぎんなん中毒は、子供で7~150個、大人で40~300個食べることで中毒症状を引き起こすと言われています。個数に大幅な差があるのは年齢や体調によるので、まずは食べ過ぎないことを意識するようにしましょう。個数を見るとわかるように、子供がぎんなんを摂取する場合には、十分注意しなければなりません。

ぎんなんの割り方を紹介

ここからは、ぎんなんの固い殻の割り方を紹介していきたいと思います。どれも簡単な方法、また道具も家にあるものを使用して殻を剥くことができますので、ぜひ挑戦してみましょう。

ペンチを使った割り方

ぎんなんの固い殻を割るには、ぎんなん割り器という道具が販売されていますが、わざわざぎんなんを食べるためだけにぎんなん割り器を購入するのはもったいないと思われる方も多いことかと思います。そんなときにおすすめなのが、ぎんなん割り器と同様の効果を発揮するペンチがおすすめです。ペンチを使用した割り方を紹介していきましょう。

使用するペンチは、幅広なものがおすすめです。ペンチの奥の方にぎんなんを入れます。このとき、ペンチの先端でぎんなんを割ろうと思っても力が上手くぎんなんに伝わらずに余計な力まで必要になってしまうので注意しましょう。ペンチの奥までいれたぎんなんを割る勢いで一気にペンチに力を入れましょう。勢いよくぎんなんの殻が簡単に剥けます。

タオルとトンカチを使った割り方

タオルとトンカチを使用したぎんなんの殻の割り方は、昔ながらの力を利用した割り方となっています。まず、タオルを数回折りたたんだものの上に、ぎんなんを置きましょう。そのぎんなんをトンカチで叩いて剥くという単純な作業となりますが、ここでコツを覚えておくと早く剥けて、また簡単に数個のぎんなんを割り進めることができます。

そのコツとは、ぎんなんを横向きにし、尖った部分をトンカチで叩くようにしましょう。ぎんなんにきれいな割れ目ができます。そこを手を使って剥いていきましょう。原始的な方法ですが、実は一番簡単にそこまで力を使用しないので、女性にもおすすめのぎんなんの剥き方といえるでしょう。手元のぎんなん全てに割れ目を作ってから全てを手作業で剥いていくと時短にもなります。

キッチンハサミを使った割り方

どこの家庭にも、必ずあると言えるキッチンバサミを使用した方法を見ていきましょう。ぎんなんの殻を剥く際のキッチンバサミには、持ち手部分にギザギザの殻割りできるキッチンバサミを使用しましょう。ギザギザのついていないキッチンバサミの場合は少し難しいと言えます。まず、ハサミ部分でぎんなんの尖っている部分を切り落としましょう。その後、ギザギザの部分で挟み込むようにしてぎんなんを割りましょう。

もし、キッチンバサミにギザギザの部分がない場合の割り方は、包丁を使用します。まずキッチンバサミでぎんなんの尖った部分を切り落としましょう。そのあとに、包丁を横にして上から軽く押すようにして割れ目をつけましょう。最初に切り落としている部分があるおかげで、簡単に殻を剥くことができます。

割り箸とトンカチを使った割り方

割り箸とトンカチを使用した方法を紹介していきましょう。まず割り箸は2膳、輪ゴム、トンカチを用意します。割りばしを2膳重ね合わせて細くなっている方を輪ゴムで巻き付けましょう。太いほうにぎんなんを挟み込み、真上からトンカチで軽くたたき割るよう意識して叩きます。トンカチを使用する際に、手を打ち付ける心配がないので、トンカチの使用に慣れていない方はこの方法が一番簡単でおすすめと言えるでしょう。

専用の炒り器で加熱して殻を割ろう

ぎんなん専用の炒り器があるのを知っていますか?ここまで紹介してきた方法では、一個づつでしかぎんなんを割ることができませんでしたが、このぎんなん専用の炒り器であれば簡単に数個のぎんなんの殻を剥くことが可能です。ぎんなん専用の炒り器は、ぎんなんの殻が飛ばないよう網目のふたがついているものが多いので、殻が飛ぶ心配もありません。

ぎんなん炒り器の使用方法は、どのメーカーでもほぼ共通なので紹介していきましょう。まずは炒り器にぎんなんを数個入れましょう。その後付属のふたをします。そのまま火にかけて殻が剥けるまでは、常にぎんなんを炒り器の中で転がすようにしましょう。放置してしまうと焦げ付きの原因になるので注意しましょう。殻が割れる音がしますので音がなくなるまで炒ったら完了です。

ドアの蝶番を使った割り方

こちらの剥き方は、自宅内であれば必ずあるドアを使用したぎんなんの殻を割る方法です。また、一番簡単な割り方ともいえるでしょう。方法は、ドアの蝶番に挟んでドアを動かしてぎんなんを割るだけです。力強くドアを開け閉めしてしまうとぎんなんも勢いよく割れてしまうので力加減には注意して割るようにしましょう。

ぎんなんの簡単な割り方と薄皮の剥き方

ぎんなん割り器で簡単に割れる

上記で紹介した割り方以外にも、簡単なぎんなんの殻の剥き方があります。まずは、ぎんなんの殻剥き専用の割り器を使用する方法です。ぎんなん専用のものなので、ぎんなんの形に沿った作りになっているのが特徴です。簡単に片手でパンっと割れるので、上で紹介した方法では不安がある方やぎんなんを常に料理に取り入れている方は、ぎんなん割り器があったほうが便利かもしれません。ひとつ1000円以下で購入可能です。

電子レンジで簡単に割れる

ぎんなんを簡単に割る方法として、電子レンジを使用した方法が人気のある割り方となっています。電子レンジにぎんなんを入れて殻を割ったら、電子レンジの中でぎんなんが破裂してしまうのでは?と思われる方も多いかもしれません。電子レンジでぎんなんの殻を剥く方法には封筒を使用するのがポイントです。

電子レンジを使用してぎんなんの殻を剥く方法を紹介していきましょう。まず、封筒の中に少量のぎんなんを入れてしっかり封をします。電子レンジ内に入れて約1分ほど加熱したら完成です。封筒は少し大きめのものを使用するといいでしょう。また、加熱を行っているので、薄皮を剥く場合にも簡単に手間いらずで剥くことが可能です。加熱したぎんなんは熱くなっていますので火傷には注意しましょう。

薄皮は水に浸して柔らかく

ぎんなんの薄皮の剥き方について紹介していきたいと思います。ぎんなんの殻を割ると、ぎんなんには薄皮と呼ばれる皮がついています。このぎんなんの薄皮をついたまま食べる方もいますが、食感が気になるのでやはりぎんなんの薄皮は必ず剥いたほうがいいでしょう。では、ぎんなんの薄皮の剥き方を紹介していきます。

ぎんなんの薄皮の剥き方は、まず殻を剥いた薄皮のついたぎんなんをボウルに水を入れてぎんなんが浸るようにします。お玉などでコロコロとぎんなんを転がしてぎんなんの薄皮が剥がれてくるのを待ちましょう。このときに、力任せで転がしたりしてしまうと繊細なぎんなんは薄皮のみならず実までも傷つけてしまうので薄皮を剥くのを意識してぎんなんの薄皮を剥いていきましょう。

素揚げすれば勝手に薄皮が取れる

ぎんなんの殻を剥いたものを、そのまま170度に熱した油に入れて素揚げを行うことで自然と油の中で薄皮が剥がれていきます。ぎんなんのそのものの味を楽しみたい方は、この素揚げの方法が手っ取り早く、簡単に薄皮を剥がすことができます。

ぎんなんを使った絶品レシピを紹介

いろいろ食材組み合わせ「銀杏のかき揚げ」

秋にぴったりのぎんなんを使用したかき揚げのレシピを紹介していきましょう。まず、玉ねぎを細切りにします。にんじんも彩りで少し細切りにしておきましょう。ぎんなんは、薄皮を剥いておきましょう。てんぷら粉の中に玉ねぎ、にんじん、ぎんなんを入れて程よくてんぷら粉が材料に回ったらお玉にかき揚げ1個分を入れてそのまま油の中に投入しましょう。形が整って揚がってきたらお玉を外して揚げ上がるのを待ちましょう。

栗とぎんなんで秋三昧「黄金色の炊き込みご飯」

ぎんなんを使用した、秋の主食にぴったりのぎんなんの炊き込みご飯のレシピを紹介しましょう。まず、薄皮まで剥いたぎんなんを用意しましょう。炊飯器に、お米、ぎんなん、昆布だし、醤油、酒、塩を適量入れたら通常モードで炊飯器で炊きましょう。簡単に、秋の味覚を味わえる料理の出来上がりです。

ぎんなんの割り方を覚えて秋の味覚を楽しもう

今回は、固い殻がネックになってしまっているぎんなんの殻の剥き方を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?秋の味覚と言われているぎんなんを秋の旬の時期にぜひ食べてみてください。また、殻の剥き方が難しくて自宅でなかなか手が出せなかった方も、ぎんなんの殻が簡単に剥けることが分かったのではないでしょうか?ぜひ、簡単にぎんなんの殻を剥いて料理に取り入れてみましょう。

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