2018年09月28日公開
2024年08月04日更新
ちもとの八雲もちとは?都立大学の老舗和菓子屋には極上かき氷も?
東横線の都立大学前に、「ちもと」という和菓子屋があります。そこの名物は昭和40年の創業以来から人気の「八雲もち」です。毎日売り切れてしまうほどの人気の裏には、様々なこだわりや創業以来引き継がれてきた伝統があります。また、期間限定で人気なのがちもとの作るかき氷です。まるで宝箱のようなかき氷を求め、多くの人が行列を作ります。そんな人気の和菓子店ちもとについて紹介して行きます。
目次
ちもとという和菓子屋さんについて詳しく知りたい!
ちもとは、東横線の都立大学駅にあります。ちもとの名物は八雲もちというお菓子で、柔らかいお餅の中に和菓子としては珍しいカシューナッツが入っていて、絶妙な柔らかさが、人気の秘訣です。また、竹の皮で包まれていて、食べる前から見ためで楽しませてくれる和菓子です。ひとつひとつ包まれているので、贈り物としても喜ばれています。
ちもとについて紹介
ちもとは都立大学駅にある老舗和菓子屋さん
ちもとは、東横線の都立大学駅からすぐの目黒通り沿いにあります。昭和40年の創業以来、多くの人に親しまれています。人気は、八雲もちでその味を求め、多くの人が行列し、50年以上もの間、愛され続けています。長年愛されるちもとの魅力は一体何なのだろうか?そんなちもとの和菓子へのこだわりや美味しさを紹介して行きたいと思います。
ちもとの外観や店の雰囲気
都立大学のちもとのこだわりは、和菓子だけではなく、お店にも繋がっています。外見は、コンクリートと緑でシンプルな中に洗練されたこだわりを感じる作りになっています。
店内もいたるところにこだわりが詰まっていて、コンクリートの壁とガラスのショーケースには、ちもとのお菓子が綺麗に並べられていて、まるで宝石の様です。ショーケースのガラスは厚さ25mmもあり、本物へのこだわりが至る所に見られる作りになっています。
ちもとのイートインスペース
ちもとには、イートインスペースがあり、そこではお洒落な店内でこだわりの八雲もちを楽しむ事が出来ます。お茶とセットで出てくる八雲もちは、秋冬は漆のお盆で、5月中旬からは、ガラスのお盆に乗せてお菓子を提供してくれます。
季節によって器を変えるのは、常にお客様を喜ばせるというちもとのこだわりが感じられます。色々なこだわりが随所につまった店内のイートインスペースで、一度八雲もちを味わってみてはいかがでしょうか?
ちもとのこだわり
ちもとは使う材料にもこだわっています。例えば、あんこに使う小豆は日本各地の取引先からまず少量ずつ仕入れ、食べ比べ一番いいと思うものを使っています。一番良い物にこだわるが故に、毎回材料費が変わってしまいますが、商品の値上げはしていません。それは、一番美味しい物をお客様に常に提供したいというちもとのこだわりが表れているからです。味に妥協はしない。それが長年愛されて来たちもとの秘訣かも知れません。
本物だから出来ること
ちもとの和菓子は、シンプルだから妥協のない本物へのこだわりが至るところに感じられます。それは、店内のインテリアも一緒です。店内の壁は本物のコンクリートを流し込みその場で作ったものです。レジ前にはめられた格子も本物の「鉄」で出来ています。全てにおいて本物にこだわった、ちもとには、偽りのない空間と美味しさが広がっています。そんなお店で本物の味をぜひ味わってみて下さい。
ちもとの人気お菓子「八雲もち」について
50年以上愛される八雲もち
都立大学にあるちもとの八雲もちは、50年以上もの間多くの人たちに愛され続けられています。ちもとはもともと東京に本店があり、暖簾分けされ、軽井沢、箱根、そして都立大学と3つの店舗を構えています。それぞれ本店で修行した職人が開業したもので、学園前の八雲もちを開発したちもとの先代も本店から暖簾分けをされた一人です。
八雲もちの人気の秘訣
八雲もちは、卵白を泡立てて寒天で固めた「淡雪」を混ぜた求肥は口に入れると溶けてしまうほどやわらかく、ふにゃっとした食感がクセになります。黒砂糖で甘さ控えめに仕上げた生地に、砕いたカシューナッツが入っており、黒砂糖のコクとナッツの香ばしさがよく合います。竹の葉を三角にきゅっと結んだ包装は風情があり、手土産として人気があります。
竹の皮に包まれた八雲もちは柔らかく絶妙の感触
ちもとの八雲もちが長い間愛される理由の一つに見た目の美しさがあります。1つ1つ竹の葉で包まれているので、食べる時に紐を解くと、中から竹の葉の清々しい香りが広がります。また指で挟むだけで形が変わるほど柔らかいのに、食べると弾力とコシがあります。口の中で溶けるような不思議な食感は、食べた人を驚かせ、また食べたいという気持ちにさせてくれます。
八雲もちの味や食感は?
八雲もちには、黒糖とカシューナッツが使われており、黒糖の深みのあるコクと甘みに、寒天や求肥に練りこまれたカシューナッツの香ばしさがアクセントになり、口の中で全てが一体となり上品な甘さが広がります。食感は、メレンゲ菓子のような柔らかさと香ばしさが、全体を重くせず、和菓子であって洋菓子のような不思議な食感と舌ざわりが長年人々を魅了し続けて来ました。
八雲もちのおすすめの食べ方
八雲もちは煎茶や抹茶との相性がとても良く、日本茶が好きな人におすすめです。冷蔵庫で保管した際には、少し固くなるので、食べる際には、冷蔵庫から出してしばらく常温で置いておくとまたとろけるような八雲もちの食感を楽しむ事が出来ます。
八雲もち以外のお菓子を紹介
ちもとには、八雲もち以外にも様々な和菓子があります。草団子や、饅頭、もなか、羊羹などがあります。また、季節ごとのお菓子も喜ばれています。秋には、栗を使った栗蒸し羊羹、春には桜餅、夏には竹露という竹筒を使った水羊羹など人々を楽しませてくれます。イートインメニューもあり、お店の雰囲気を楽しみつつお店限定のメニューを楽しむ事も出来ます。
ちもとで人気の極上かき氷を食べたい!
ちもとで毎年期間限定で味わえる人気のかき氷
ちもとでは、毎年期間限定でかき氷を提供しています。期間は7月中旬頃から9月中旬頃までの間です。そのかき氷はとても人気で期間中はちもとのかき氷を求めて長い行列が出来ています。なぜちもとのかき氷がそんな人気なのかを紹介して行きます。
開店後あっという間に予約が埋まってしまうほどの人気
期間限定のかき氷は、開店前から行列が出来、あっという間に予約が埋まってしまいます。そんなかき氷を食べるには、8時半から9時半くらいには並んでおくことをおすすめします。スタッフの名前確認が終われば、順番が来るまで店を離れていても大丈夫です。行列に並んでも食べてみたい人気のかき氷を一度味わってみてはいかがでしょうか。
ちもとで味わえるかき氷の種類と値段は?
ちもとのかき氷は、3種類あります。600円のコースはいちご、ライム、ミルク、氷水、宇治から好きなシロップの組み合わせが選べます。800円コースはシロップにあずきや白玉がトッピングされています。そして一番人気は1000円コースのおまかせ氷になります。
ちもとのかき氷は「おまかせコース」が一番人気
一番人気のおまかせコースは、たっぷりの氷の上に抹茶と練乳がかけられています。上品な抹茶の香りと苦みが口の中に広がり、その中にほんのりとした甘みが広がります。
そんなかき氷を食べ進めていくと、器の底に寒天や上生菓子が出てきます。栗の甘露煮やあんこ玉、ねりあん、名物の八雲もちなど様々な和菓子が顔を出します。そんな宝探しのような感覚が人気の秘訣です。かき氷で冷やされた和菓子も絶妙でかき氷を食べ進める楽しみの一つになります。
このかき氷のスタイルは、15年ほど前からで、きっかけは店の内装を手掛けた建築家の先生が、かき氷と和菓子を組み合わせたら面白いんじゃないかというアドバイスがきっかけです。シロップをたっぷりかけて、見た目や店の内装にもこだわることで、お客様に来てよかったと思ってもらえるようにと心がけています。全てはお客様にたいするおもてなしの気持ちに繋がります。
かき氷を食べた後には
かき氷を食べた後に、ちもとの和菓子のショーケースを覗いて、お土産として和菓子を買って帰る人が沢山います。家で待つ人や、日ごろお世話になっている人へのお土産として和菓子を買おうという気持ちにさせてくれるのです。ちもとの和菓子には、見る人々を優しい気持ちにしてくれ、そして食べた人を幸せにしてくれるそんな魅力が詰まっているのです。
ちもとの美味しい和菓子やかき氷を味わってみよう!
学園前のちもとの和菓子には、様々なこだわりと季節折々の風情が詰まっており、常に人々を喜ばせてきています。人気の八雲もちは、一つ一つ丁寧に竹の皮で包まれているので、贈り物としても重宝されています。柔らかい求肥にカシューナッツがアクセントとして使われていて、一度食べるとクセになって常に人々を魅了して来ました。
また、季節限定のかき氷は、和菓子屋ならではのこだわりとアイディアが詰まっていて、かき氷も人気の一つになっています。そんなちもとの和菓子やかき氷は並んでも食べてみる価値があります。店内も風情あるお洒落な作りになっているので、ゆっくりと店内で和菓子やかき氷を楽しむのもおすすめします。人々から愛され続けるちもとを一度は味わってみてはいかがでしょうか。