バターライスを炊飯器で作ろう！簡単人気レシピと作り方を紹介！

バターの香りがたまらないバターライスは、フランス料理店や洋食屋さんで付け合わせに登場する人気のメニューですが、バターライスをきちんとしたレシピで作ろうと思うと案外大変です。忙しい毎日の中で、メイン料理も副菜も作らなくちゃならないのに、バターライスを作るのに時間をかけていられない、という方も多いことでしょう。そこで提案したいのが、手間のかかるバターライスを炊飯器で作る、という方法です。

炊飯器を使ってバターライスを作ると、材料を炊飯器に入れてスイッチ一つで簡単に作れます。バターライスを作る工程をすべて炊飯器にお任せできる、というわけです。今回は炊飯器で作れるバターライスの簡単な作り方を中心に、バターライスのアレンジレシピや、オムライスなどのリメイクレシピまでたっぷりと紹介します。一度作ると簡単なのにおいしくて絶品な炊飯器バターライスのトリコになること間違いなしですよ！

バターライスと一口に言っても作り方はさまざまです。フランス料理店や洋食屋さんの本格的なバターライスは生米から炒めて炊き上げて作りますし、家庭によってはごはんをバターで炒めて作るバターライスもあります。また、もっとお手軽に作りたい場合はほかほかごはんにバターを混ぜて作るバターライスもあります。バターライスには作り方の定義があるわけではないので、バターライスの作り方は人によっていろいろです。

本格的にバターライスを作ろうと思うと、案外手間がかかることはお伝えしましたが、バターライスを作る手間を省略しようと思ったら炊飯器を使って作る方法がおすすめです。炊飯器を使って作るバターライスは工程も簡単で、忙しいママやずぼらさんにも大人気の作り方です。ほかの作り方に比べても洗い物の手間が省ける点もポイントです。炊飯器を使ったバターライスは手軽で簡単に作れる点が一番の魅力と言えます。

炊飯器を使ったバターライスの作り方を紹介する前に、基本的なバターライスの作り方もご紹介しておきます。炊飯器を使ったバターライスのレシピと比べてみて下さい。基本的なバターライスの作り方(2人分)は、タマネギ1/4個は粗みじん切りにし、鍋に無塩バター20gと一緒に入れ弱火で炒めます。玉ねぎとバターが馴染んで、玉ねぎが半透明になってきたらお米150gを洗わずに加え絡めるように炒めます。

お米にツヤが出たら、白ワイン大さじ3、水120cc、塩小さじ1/2を加え全体を混ぜ合わせて沸騰させます。沸騰したらタイム1本を乗せて鍋にふたをし、180度に予熱したオーブンに鍋ごと入れて17分加熱します。取り出してさっと混ぜたら、10分蒸らして完成です。

基本的なバターライスを作るポイントは3つです。1つめのポイントは生米は洗わないことです。生米は水に浸けた瞬間から水を吸い始めます。吸水してしまうと、生米にバターや玉ねぎの風味を移すことができなくなるので、味気ないバターライスになってしまいます。そのため、バターライスを作る時にお米は洗わないようにしてください。汚れなどが気になるという方は、無洗米を使うとよいでしょう。

2つ目のポイントは、生米にツヤが出るまで炒めるということです。吸水ではなく、吸バターをすると、バターの油分が染みわたり、ちょうどよい固さの食感に仕上がります。3つめのポイントは、鍋ごとオーブンで加熱するということです。短い時間でオーブンで加熱すると米の中心まで火が通り、食感が良くなります。そのため鍋はオーブン対応の厚手のものを使用するようにしてください。取り出すときはやけどに注意してくださいね。

オムライスといえば、ケチャップライスを卵で焼いたものが人気ですが、それに匹敵するくらい人気なのがバターライスのオムライスです。ケチャップライスのオムライスよりも素材の味が際立ったちょっと大人のオムライスになります。バターライスであればケチャップライスを作る手間も省けますし、バターのコクが感じられて絶品です。いつものオムライスに飽きたらバターライスを使っておいしくて簡単なオムライスを作りましょう。

ここからは実際に炊飯器を使って作る簡単バターライスの作り方を紹介していきます。どれも簡単なのにおいしいと評判の人気バターライスのレシピばかりですので、ぜひチャレンジしてみて下さい。まずは子供にも大人気のコンソメとバターを使ったトウモロコシ入りのバターライスレシピです。ぷちぷちとはじけるとうもろこしと、バターがベストマッチ！ご飯が何杯でも食べられそうなおいしさです。分量は2合分となります。

作り方は、お米2合を洗って水気を切っておきます。炊飯器のお釜にお米をセットしたら、洗ったコーンの缶詰と、顆粒コンソメ小さじ1、みりん小さじ1を入れ、軽くかきまぜスイッチオンします。炊き上がったら、温かいうちにバター小さじ2を加えまぜ、塩で味を調えてできあがりです。炊飯した後の予熱でバターを溶かします。このまま食べてももちろんおいしいですし、おにぎりにしたりカレーをかけてもおいしいです。

バターライスだけでは栄養がちょっと心配、という方にぜひおすすめしたい人気のミックスベジタブルを利用した炊飯器で炊けるピラフ風バターライスのレシピです。簡単にできるのに、野菜もしっかり取れ、メイン料理になりえるバターライスです。あとはサラダとスープを添えたら立派な献立ができます。分量は4人分です。作り方は、お米2合を研いで炊飯器のお釜にセットし、2合より少し少なめに水を入れます。

冷凍ミックスベジタブル適量、ベーコン65g、顆粒コンソメ4.5gを入れ、炊飯器の2合の目盛になればOKです。後は炊飯器のスイッチを押し、ご飯が炊けたらバター20gを入れて混ぜ合わせ、塩こしょうで味を整えたら出来上がりです。お好みでベーコンをウィンナーやハムに変えてもいいですし、ピーマンやキノコ類を入れてアレンジできます。慣れたら冷蔵庫にある材料を入れて、お好みの材料で作ってオムライスしてもgoodです。

炊飯器を使った簡単生鮭バターライスのレシピです。にんにく、バター、しょうゆ、塩鮭の最強コラボのバターライスはおかわりがとまりません。分量は2合分です。作り方は、研いだお米に白だし大さじ1、しょうゆ大さじ1を入れ、水を規定量の目盛より少し少なめに入れ、よく混ぜます。そこに鮭の切り身1枚とバター15g、にんにくのみじん切り1片を入れて炊飯器のスイッチを入れます。

炊飯器でごはんが炊き上がったら、鮭を一度取り出し骨などを丁寧に除いて、ほぐしたものを炊飯器に戻し、味を見ながら塩さじ1/2、白ゴマ小さじ2を入れて切るようによく混ぜ、器に盛ったらブラックペッパーを振って完成です。お茶碗に盛ったら、三つ葉などを添えると彩りがよくなります。炊きたても美味しいですが、冷めてもおいしいので、おにぎりにしたり、お弁当に入れるのもおすすめです。

炊飯器で作る簡単ガーリックバターチキンライスのレシピです。チキンの旨みと玉ねぎの甘みが合わさった絶品ガーリックチキンライスはそのまま食べても、オムライスの中に入れてもたまらないおいしさです。使う鶏肉は胸でももでもどちらでもOKです。分量は2合分です。作り方は、玉ねぎ1/4個はスライスし、チキン200gは2cm角にカットします。玉ねぎをお釜の下に敷き詰め、研いだお米2合を上から入れます。

チキンを乗せ、バター30gとブイヨン1個、鶏がらスープ小さじ1、こしょう少々、ガーリックチップひとつまみを指でつぶしたものを入れて2合分になるよう水分を調節します。炊飯器のスイッチをオンして炊き上がったら出来上がりです。熱い内に全体をさっくりと混ぜ合わせ、バターを溶かします。このレシピだと鶏肉を使うのでたんぱく質もしっかりととれます。具だくさんスープやみそ汁と一緒にいただくと栄養もバッチリです。

炊飯器で作るバターライスに、かつお節としょうゆをプラスした和風バターライスのレシピです。おいしく作るコツは、使うとうもろこしの芯ごと炊飯器に入れることです。とうもろこしの芯から出る旨みで、バターライスのコクがアップします。簡単に作れるだししょうゆの作り方も合わせて紹介しますので参考にしてください。分量は4人分になります。

作り方は、とうもろこし3本はラップをして500wの電子レンジで3分加熱します。とうもろこしを縦に包丁を入れ、とうもろこしの実だけをそぎ切ります。コーンの粗熱が取れたら、手で一粒ずつほぐします。ひげが入っていたら捨てておきましょう。小鍋に水、鰹節を入れて炊きます。やや強火から弱火で加熱し、全体が白っぽくなり泡が出てきたら火を止めます。そこにしょうゆ、みりん、砂糖、酒を入れだし醤油をつくります。

炊飯器に洗ったお米2合分を入れ、だししょうゆ、かつお節、適量と水を炊飯器の目盛まで入れます。そこにあらかじめほぐしておいたとうもろこしの粒と、とうもろこしの芯、バターを入れ、炊飯器のスイッチを押します。ご飯が炊き上がったら、トウモロコシの芯を取り出し、全体をさっくり混ぜ合わせたら出来上がりです。トウモロコシの甘い香りと、かつお節の旨みが相まって、箸が止まらないおいしさです！

玉ねぎを入れたバターライスはスタンダードですが、新玉ねぎを使うと甘みが増してさらにおいしいです。作り方も簡単なので春になって新玉ねぎが出回りだしたらぜひ作ってみて欲しいレシピです。分量は2人分です。作り方は、米2合は洗っておき、水気を切っておきます。新玉ねぎ1個は皮を剥き、粗めのみじん切りにします。

炊飯器に、米、玉ねぎ、有塩バター10g、コンソメ顆粒大さじ1、塩こしょうをを加え軽く混ぜ、2合の目盛りまで水を注ぎ炊飯器で炊きます。炊き上がったら、さらに有塩バターを加え、全体に混ぜ合わせます。お皿盛り、上からパセリを散らしたら完成です。バターを炊く前と炊き上がった後に入れることでバターの風味がぐんと濃くなります。オムライスにするとさらにおいしくいただけるので、ぜひオムライスを作ってみて下さい。

きのことバターは嫌いな人がいない王道の組み合わせです。炊飯器で簡単に作れるきのこバターライスは、おかわりコールがとまりません！使う素材がシンプルなだけに、おいしいバターを用意するのが大切です。オムライスにアレンジするのもおすすめですよ。分量は2合分です。作り方は、ボールに大きめに切ったお好みのきのこ数種300gを入れ、溶かしたバター40gを回しかけて塩・こしょうをしっかりふり、よく混ぜ合わせておきます。

鍋に水300mlとコンソメ3gを入れ、沸騰したら火を止めます。米2カップをとぎ、水気をよく切って、白ワイン大さじ2、塩小さじ1を入れて軽く混ぜ合わせたら、コンソメスープをそそぎ、きのこを入れて炊きます。炊きあがったら、みじん切りにしたイタリアンパセリ適量を入れて混ぜ合わせたら完成です。使うきのこはしめじ、エリンギ、まいたけ、えのきなど何でもOKです。きのこのバターライスオムライスも絶品です。

人気のバターライスのオムライスが食べたい！という時には、簡単な炊飯器で作るバターライスを活用しましょう。卵はとろとろの半熟オムレツのオムライスにしても、昔ながらの巻くタイプのオムライスでもどちらでもおいしくできます。分量は2人分です。作り方は、米2合を洗って、30分ほどザルに上げておきます。玉ねぎ1/2個、にんじん1/4本、エリンギ2本、をみじん切りにしておきます。

炊飯器に洗ったお米ととコンソメ1個、バター大さじ1を炊飯器に入れ軽く混ぜ、水を2合の目盛りの少し上まで入れます。あとは、炊飯器で普通に炊き、炊き上がったらしゃもじでさっくりと混ぜ合わせます。オムレツタイプのオムライスの場合は半熟オムれると作り、巻くタイプのオムライスの場合はフライパンに卵を入れ、バターライスで包みます。お皿に盛り付けたら市販のデミグラスソースをたっぷりとかけて完成です。

カロチンがたっぷりと含まれたニンジンを入れた簡単炊飯器で作るバターライスのレシピです。材料を炊飯器にセットしたらあとは炊飯器にお任せです！炊飯器で作るので失敗がなく、料理初心者さんにもおすすめです。分量は2人分です。作り方は、お米2合は洗って、水気をきっておきます。にんじん1本は半量をすりおろし、残りは5mm角に切っておき、ハム3枚は1cm角に切ります。

炊飯器に米、にんじん、ハムを入れ、顆粒コンソメ大さじ1/2、塩少々を入れ、炊飯器のスイッチを押します。ごはんが炊き上がったら、バター大さじ1を加え、炊飯器のふたを閉め予熱でバターを溶かしたのち、よく混ぜたらできあがりです。器に盛ってにんじんの葉っぱがあればみじん切りにして乗せてからお召し上がりください。にんじんの葉がない場合は、パセリのみじん切りでも代用OKです。オムライスにしてもおいしいですよ。

カレーと一緒にいただきたい人気のサフランライスも炊飯器を使えば簡単に作れます。バターの豊かな香りで、どれだけでもカレーがいただける絶品レシピです。ぜひ作ってみて欲しいです。分量は3人分です。作り方は、炊飯器のお釜に研いだごはん2合、コンソメ顆粒小さじ2、ホール状のサフラン一つまみ、塩こしょうを入れ、炊飯器の2合分の目盛まで水を入れます。

ざっとかき混ぜたら炊飯器のスイッチを押して通常通りごはんを炊きます。炊き上がったらすぐに、バター20gを加えてバターが全体にいきわたるようにして混ぜあわせたら出来上がりです。バターは最後に加えることで香りをしっかり残します。カレーのほか、クリーム系のドリアのソースや、シチューをかけてもおいしくいただけます。普通のごはんよりもサフランとバターの香りでどんどん食が進みます！

おしゃれなカフェやレストランでも人気の白いオムライスも、炊飯器を使ったバターライスを使えば簡単に再現できます。ふわふわトロトロの食感がたまらないメニューは、おもてなしにも喜ばれること間違いなしです。分量は2人分です。作り方は、鶏肉1/2枚、タマネギ1/2個、ニンジン1/4本をそれぞれ一口大より少し小さめに切ります。ミックスベジタブルを入れると栄養面も安心です。

大きめの鍋にバターを少し入れ、鶏肉を炒め、タマネギとニンジンを加え、軽く火を通します。米2合を洗わずに加え、バター50gを加えます。炊飯器にすべて入れ、ブイヨン1個を溶かしたお水を360ccを入れ、塩、こしょうを少々加え、そのまま炊飯器で普通のご飯同様に炊きます。

ボールを2個用意し、それぞれ卵を1個ずつ入れ、塩こしょうで味付けします。熱したフライパンで卵の片面だけ5秒～10秒ほど軽く焼いてから、少し箸で混ぜてトロトロの状態のオムレツを作ります。

ラップの上にオムレツを乗せ、形を整えておきます。炊飯器で炊きあがったバターライスを深皿に盛り、ラップに包んだタマゴを丁寧にのせ、温めた市販のレトルトシチューをかければ完成です。シチューの代わりに、カルボナーラソースを乗せたカルボナーラオムライスもおいしいと評判です。子供にも人気のレシピなので、ランチや晩ごはんに作ってあげるとよさそうです。

バターライスになんとさつまいもを組みあわせたアイデアレシピです。どどんとさつまいもを丸ごと1本入れて、簡単に作ります。手間なく手軽で美味しいレシピ、さつまいもが手に入ったらぜひ作ってみましょう。分量は4人分です。作り方は、白米2合を研ぎ、さつまいも1本は洗っておきます。炊飯器に、白米を入れ、炊飯器の2合目の目盛りまで水を入れます。

バター30gとしょうゆ大さじ2を回し入れ、皮をむいたさつまいもを丸ごと1本投入し、炊飯スイッチを押します。ご飯が炊けたら、さつまいもを崩しながら全体を混ぜます。お茶碗に盛ったら、お好みで白ごま、または黒ゴマをふりかけてお召し上がりください。サツマイモが大きすぎて炊飯器に入りきらない場合は、半分にカットして調整してください。バター醤油味がさつまいもの甘さにマッチして絶品です。

あさりから出るだしのおいしさがたまらない人気のあさりバターをごはんにアレンジしたアイデアレシピです。炊飯器を使ったらおお手軽簡単に失敗なしで作れます。分量は4人分です。作り方は、あさり1パックは一晩砂抜きしておきます。白米2合は研いで水をきっておきます。あさりと日本酒50cc、水50cc、醤油小さじ1を鍋に入れ、蓋をして一煮立ちさせ、あさりが開いたところで火を止めたらそのまま蒸らしておきます。

あさりを炊飯器でそのまま炊くと身が固くなってしまうため殻から身を外しておきます。このとき出たあさりのだしはそのまま使うので、捨てずに取っておきましょう。炊飯器に米、バター5g、塩、あさりの汁を全部入れ、水を足して炊飯器の目盛通りの水加減にして炊飯スイッチを入れるます。炊飯器のスイッチが切れたら、全体をさっくりと混ぜ合わせ軽くほぐして、あさりの身を入れ、10分ほど蒸らしたら出来上がりです。

炊飯器を使って簡単に作るバターライスのレシピ、いかがでしたか？子供に人気のコーンと組みわせたり、にんじんやきのこを入れて栄養を補ったり、いろんなバリエーションを楽しむことが出来るので、記事を参考にして作ってみてください。炊き上がりに炊飯器から漂うバターの良い香りは、おいしい副産物です。一度作るとハマって何度も作ってしまう炊飯器バターライス、今晩の献立にいかがでしょうか？