オリゴ糖とは何か解説!糖質・ハチミツとの違いを原料などで比較!

オリゴ糖には腸内環境を整えて、便秘を解消してくれる効果があると言われています。今ではスーパーやコンビニにも置いてありますので、必ず一度は目にしたことがある方も多いと思います。しかしオリゴ糖とは一体何からできているのかご存知でしょうか?またダイエット中の方にはオリゴ糖は糖質に含まれるのかも気になるところです。ここではオリゴ糖の原料について、ハチミツとの違いなどを詳しく探っていきたいと思います。

オリゴ糖とは何か解説!糖質・ハチミツとの違いを原料などで比較!のイメージ

目次

  1. 1オリゴ糖とは一体?ハチミツとの違いは?
  2. 2オリゴ糖とは何か?効果や効能をチェック
  3. 3オリゴ糖とハチミツの違いとは何か?
  4. 4効果や効能などによってオリゴ糖とハチミツを使い分けよう!

オリゴ糖とは一体?ハチミツとの違いは?

オリゴ糖とハチミツの違いは一体何でしょうか?見た目は全然違いますが、味わいやカロリー、効果はどうなのでしょうか?ここではオリゴ糖とはどんな物か?ハチミツとの違いは何かを詳しく紹介しています。

先ずは甘みの違いです。オリゴ糖はさっぱりとした薄味になり、ハチミツはコクのあるしっかりとした甘みがあります。カロリーは、オリゴ糖は砂糖の半分、ハチミツは砂糖の2/3になります。効果としては、オリゴ糖は、虫歯になりにくく、腸内環境を整えてくれるのでダイエットに向いていると言えます。ハチミツは、疲労回復、美肌効果、アンチエイジング効果があると言われています。
 

このようにオリゴ糖とは、さっぱりとした薄味でハチミツとの違いがあることが分かります。また異なった性質や効果があることも分かりました。ですから自分の食生活に合った方を使い分けてください。いずれにしても上白糖よりはカロリーは低いので、ダイエット効果はありそうです。

オリゴ糖とは何か?効果や効能をチェック

オリゴ糖とは一体何からできているのでしょうか?原料は?またオリゴ糖を摂取することによって得られる効果や効能には一体どのようなものがあるのでしょうか?ここでは詳しく探っていきます。

オリゴ糖とは?

糖には、単糖、2糖、オリゴ糖、多糖などの種類があります。オリゴ糖とは単糖が2個から10個結びついたもので、小糖類とも言われています。一般的には、3つ以上の糖が結びついたものをオリゴ糖と呼んでいます。

さらに詳しく見ていくとオリゴ糖には「イソマルトオリゴ糖」「フラクトオリゴ糖」「ガラクトオリゴ糖」「キシロオリゴ糖」「乳化オリゴ糖」「大豆オリゴ糖」「ラフィノース」「ゲンチオオリゴ糖」「ニゲロオリゴ糖」など様々なオリゴ糖があります。

オリゴ糖とは、原料に大豆やサトウキビ、とうもろこし、テンサイなどがあります。ただしメーカにより原料は異なります。オリゴ糖のカロリーは1gあたり2kcal、上白糖や三温糖は1gあたり4kcalですので、およそ半分のカロリーになります。ただ、甘みも半分程度なので、物足りなく感じることがあるかと思いますので、入れ過ぎに注意が必要です。このようにオリゴ糖は天然の物を原料にしているので体にも良いことが分かります。

オリゴ糖は体内のビフィズス菌を増やしてくれるので、腸内環境も自然と整ってきます。腸内環境が整うと、便秘も解消され肌もキレイになりプラスダイエットにもなるので、オリゴ糖は女性には強い味方なのです。

オリゴ糖の効果や効能は?

オリゴ糖にはビフィズス菌を活発にする効果が期待されると言われています。その主な効果や効能として最初に挙げられるのは、腸内環境を整えることです。腸内環境を正常に保つために大きな役割を果たしているのが善玉菌になります。この善玉菌は悪玉菌の数が増えてくると自然と減ってきてしまいます。

ですから善玉菌が沢山ある腸内は正常な働きをしていますし、悪玉菌が増えてくると、腸内環境が乱れていている証拠なのです。オリゴ糖は消化されることもなく、腸まで行き届くことが可能です。腸にいる善玉菌はオリゴ糖を餌として、増殖をすることができます。ですから善玉菌が増えて腸内環境を整えることにより、便秘の予防へと繋がるのです。

次に挙げられる効果や効能は、血糖値の上昇を抑える働きがあることです。普段使用している砂糖をオリゴ糖に変えるだけで、血糖値の上昇を抑えることが可能になります。

次に挙げられる効果、効能は女性に嬉しい「肌がキレイになる」ことです。もし腸内に悪玉菌が多いと悪玉菌が生産する毒素により肌荒れがひどくなります。オリゴ糖を餌とする善玉菌を増やせば、肌荒れも防止できるし、アトピー性皮膚炎も緩和する効果も期待できます。それは、善玉菌が増えることにより、腸内バリア機能が高まり、アレルゲンが侵入できなくなるのです。

子を持つ親にとっては嬉しい効果、効能は、「虫歯予防」になります。砂糖などの糖質には、虫歯の原因でもあるミュータンス菌が酸を作り出す手助けをします。この酸が歯のエナメルを溶かして虫歯にするのです。でもオリゴ糖にはミュータンス菌を作りにくいと言われているので、虫歯予防に役立つと注目を浴びているのです。

オリゴ糖は糖質?ダイエット中に摂っても大丈夫?

オリゴ糖と糖質は違うのでしょうか?実は消化性による違いがオリゴ糖と糖質にはあります。糖質は人の消化酵素で分解される成分で、オリゴ糖はされない成分になります。

糖質とは違い、人間の消化酵素で分解されない炭水化物であるオリゴ糖は、胃や小腸では分解されません。そのまま大腸まで届くので、腸内環境を整え便通を良くしてくれますので、ダイエット中に摂取しても大丈夫です。

オリゴ糖とハチミツの違いとは何か?

先ほどオリゴ糖とハチミツとの違いは何かを簡単に説明しましたが、ここでは更に詳しく探っていきます。原料、味わいの違い、カロリー、糖質、またオリゴ糖とハチミツの効果や効能についても徹底的に調査します。

オリゴ糖とハチミツとの違いは原料

オリゴ糖とハチミツとの違いは何か?それは原料が全く違います。オリゴ糖は、原料がショ糖のフラクトオリゴ糖、原料が大豆の大豆オリゴ糖、原料がショ糖と砂糖の乳果オリゴ糖、原料がビート糖蜜のラフィノース、原料が乳糖のガラクトオリゴ糖、原料がトウモロコシのキシロオリゴ糖などがあります。

そしてハチミツの原料は何かを詳しく探ってみましょう。ハチミツは、ミツバチが花の蜜を採取し、巣の中で加工、貯蔵した物になります。約8割の糖分と約2割の水分によって構成されていて、ビタミンやミネラルなどの栄養素をわずかに含みます。このようにオリゴ糖とハチミツは全く違う原料でできていることが分かります。

大きなハチミツとの違いは味わい

オリゴ糖の味わいは、お砂糖に比べて甘さが控えめな物が多いです。ですが種類によって甘味度に違いがあり、フラクトオリゴ糖は低甘味で製品によっては砂糖の25〜35パーセントと幅があります。乳果オリゴ糖の含有量が55パーセント以上のものであれば、砂糖の約50パーセントにもなることもあります。そうは言ってもトータルで見るとオリゴ糖は砂糖に比べると、甘さは控えめでさっぱりしている味わいです。

では、ハチミツはどうでしょう?ハチミツの味はコクがあり、しっかりとした甘みが特徴です。ミツバチが採取してくる花の種類によって味わいはかなり違ってきますが、いずれにしてもオリゴ糖に比べると、甘みはかなり強く感じますし、満足感も高いです。

オリゴ糖とハチミツはカロリーが異なる!糖質も調査!

オリゴ糖とハチミツのカロリーについてですが、オリゴ糖のカロリーは約砂糖の半分くらいになります。そしてハチミツは砂糖の2/3くらいのカロリーです。気をつけたいのは、オリゴ糖は甘さをあまり感じないため、摂取量が多くなる傾向があります。そうなると結果、カロリーオーバーになってしまうことがあります。ハチミツは少量でもコクのある味わいなのでお菓子やヨーグルトにかけたりして、満足感を得ることができます。

気になる糖質ですが、オリゴ糖は糖質ではありません。糖質のように胃や小腸では分解されずにそのまま大腸まで届くので、腸内環境を整えてくれ、便通を良くしてくれる嬉しい効果があるのです。

では、ハチミツはどうでしょうか?ハチミツにはグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が主成分になりますので、ハチミツは糖質のかたまりになります。ハチミツは吸収が早いので血糖値が一気に上昇し中性脂肪の合成やAGEの蓄積を起こしますので食べ過ぎはダイエットの敵と言えるでしょう。

2つの効果や効能にも大きな違いがある

オリゴ糖の効果や効能で最初に挙げられるのが便秘の解消になります。オリゴ糖が消化吸収されずに大腸まで届くと善玉菌のエサになります。オリゴ糖を食べた善玉菌は乳酸や酢酸を作りだし、腸内を酸性の環境に変化する働きをします。すると酸によって腸壁が刺激されて動きが活発になります。また酸が異物ととらえた腸は、体外に排出しようと働きを活発にします。これにより便が排泄される仕組みなのです。

オリゴ糖の効果として期待できるのは、大腸ガンや直腸ガンの予防になります。オリゴ糖は善玉菌優位の腸内環境を作り上げるので、ガンの原因となる腐敗物質の生成を抑制する効果があるのです。また虫歯の予防、免疫力の向上にも期待ができますので、花粉症やアレルギー症状を改善する効果もあります。

またオリゴ糖には心臓病や糖尿病などの生活習慣病の予防、改善が期待できます。オリゴ糖は胃や腸で消化吸収されないため、摂取しても血糖値が上がりません。生活習慣病を予防、改善するためには血糖値の上昇を抑制する必要があります。つまり血糖値を上昇させる砂糖をオリゴ糖に置き換えるだけで、生活習慣病の予防、改善をすることができるのです。

ハチミツの効果や効能について最初に挙げられるのは、美容効果になります。ハチミツには保湿効果が高く、多く含まれるビタミンB群はエネルギー代謝を上げ、肌荒れを整えてくれるのです。リップの代わりに付けたり、シャンプーに混ぜたり、入浴剤の代用、ハチミツパックなどでアンチエイギング効果も期待できるのです。

またハチミツは、疲労回復効果や整腸作用効果、高血圧の予防効果、咳止め効果、脳の活性化効果、殺菌作用効果などが挙げられます。オリゴ糖とハチミツをバランス良く生活に取り入れればいろいろな効果が期待できそうです。

効果や効能などによってオリゴ糖とハチミツを使い分けよう!

ここまでオリゴ糖とハチミツについて詳しく探ってきましたが、それぞれ効果や効能が違いました。自分のライフスタイルや目的によって使い分けるのが良いかもしれません。例えば、ダイエット中で便秘気味の方でしたらオリゴ糖を砂糖の代わりに摂取することをおすすめします。

もし最近疲れが溜まっていて元気がない、周りから顔が老けたと言われた時は、少しだけハチミツを摂取するようにしてください。体の中からパワーがみなぎり元気になり、見た目にも若返ることができるかもしれません。

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