トロたくとは?基本的な作り方・簡単レシピと発祥の地について!

トロたくという食べ物を知っていますか?トロたくとは、ネギトロと同じようにマグロの中落ちとたくあんを巻き寿司にしたものです。トロたくは今でこそいろいろなお寿司屋さんで食べられますが、いつからあるものなのか、発祥の地はどこかなど知られていないことも多くあります。この記事では、トロたくについてまとめています。トロたくの作り方や発祥の地など、トロたくについて知りたい方はぜひチェックしてみてください。

トロたくとは?基本的な作り方・簡単レシピと発祥の地について!のイメージ

目次

  1. 1トロたくが美味しいと人気!
  2. 2トロたくについて紹介
  3. 3トロたくの簡単レシピを紹介
  4. 4トロたくを作って食べてみよう!

トロたくが美味しいと人気!

トロたくという食べ物を知っていますか?トロたくとは、ネギトロのようにマグロの中落ちとたくあんを一緒に巻き寿司や丼にしたものです。実は今、このトロたくが美味しいとして人気になっています。この記事では、トロたくの作り方や発祥の地についてまとめています。トロたくについて知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

Thumbとろたくの発祥の地とは?とろたく丼・とろたく巻き寿司のレシピを紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

トロたくについて紹介

トロたくとは、マグロの中落ちとたくあんをお寿司や丼にしたものです。ネギトロのネギの代わりにたくあんを使ったものだと言えば、イメージしやすいと思います。トロたくは色々なお寿司屋さんで食べられる上に作り方も簡単です。

トロたくとは?

トロたくとは、マグロの中落ちをたたいたものと細切りにしたたくあんを合わせた寿司のネタです。ネギトロのネギの代わりにたくあんを使ったものと言えば、イメージしやすいと思います。

トロたくは、マグロの柔らかさと甘み、たくあんの歯ごたえと独特の甘みの相性が良く人気のネタになっています。寿司のネタ以外にも丼やおつまみとしても人気な上、作り方も簡単なので興味のある方はぜひ作って食べてみてください。

トロたくの発祥の地は?

トロたくですが、新潟が発祥の地だとされています。新潟にある「新潟前すし処 大寿司」というお店が発祥の地だとされています。他にも東京都西麻布の「鮨ふるかわ 麻布霞町」もトロたく発祥の地として有名な寿司屋です。

トロたく発祥の地とされている寿司屋は他にもあり、北海道の「すし善」という寿司屋もトロたく発祥の地という説があります。すし善のトロたくは他のトロたくとは違い、たたいたトロではなくサクのままのトロとたくあんを巻いているのが特徴です。

トロたく発祥の地は3つの寿司屋があるので、どこが本当の発祥の地なのかは定かではありません。しかし、どの店でも美味しいトロたくを提供しているのは同じなので、それぞれのお店のトロたくを楽しんでみてください。

トロたくの歴史は?

トロたくの歴史は、実は情報がほとんどありません。かつて江戸時代ではマグロのトロは傷みやすく、塩漬けにしても美味しくないので捨てられていました。そのトロが、醤油の誕生により食べられるようになりました。恐らくはトロが捨てられていた、貧乏人の食べ物だった時代にたくあんを合わせて食べていたとされています。

昔、貧乏な家では少ないおかずで米をたくさん食べる為に漬物を多く食べていました。昔もトロは貧乏人の食べ物と呼ばれる程に嫌われていた食べ物なので、恐らくは漬物であるたくあんと同じく貧乏人の食べ物であるトロを合わせて食べていたのではないかとされています。

トロたくの基本的な作り方

トロたくの基本的な作り方ですが、マグロの中落ちを叩いてたくあんと合わせるだけです。たくあんは5㎝ぐらいに切って、まな板で転がして繊維を柔らかくすると、より美味しいトロたくを作ることができます。

材料はマグロのサクを25グラムから30グラムに対し、たくあんを5グラムです。丼を作るときなど、たくさんんのトロたくが必要な場合もこの割合を守れば、マグロの美味しさとたくあんの歯ごたえをバランス良く楽しむことができます。

作り方ですが、マグロは薄く、食べやすい大きさの切り身にします。たくあんはかつら剥きにしてから細切りにしましょう。それらを合わせ、酢飯に乗せて海苔で巻けばトロたく巻きの完成です。好みによっては、マグロを叩いてなめらかな触感にしたりたくあんをみじん切りにすることもあります。自分の好みに合ったトロたくを作り方を探してみてください。

レシピによってトロたくの作り方を変えてみる

基本のトロたくの作り方は、巻き寿司が前提なので巻き寿司にした時に食べやすい作り方をしています。しかし、トロたくは巻き寿司だけでなく丼など様々なアレンジができます。トロたくをどのように食べたいかによって、マグロとたくあんの切り方を変えることで幅広いトロたくを楽しむことができるようになります。

例えば、丼にする場合はマグロを細かく切ってさらに叩くことでなめらかな触感にできます。それに合わせたくあんもみじん切りにして混ぜ合わせることで、トロたく丼として食べやすくなります。

他にも、マグロを叩いてたくあんを粗めのみじん切りにすることで、たくあんのポリポリとした食感が楽しいトロたくを作ることもできます。マグロの叩き具合やたくあんの切り方によって全く食感が変わるので、色々な切り方を試してみてください。

トロたくの簡単レシピを紹介

ここで、トロたくを使った簡単なレシピを紹介します。いずれも、マグロとたくあんの切り方によって全く食感が変わってくるので、自分の好みに合ったトロたくを探してみてください。

載せるだけで簡単!「トロたく丼」

トロたくをご飯に乗せるだけで、豪華に見えるトロたく丼を簡単に作ることができます。タレを作って軽くマグロを付けることで、より美味しく仕上げることができます。

材料は、マグロのサクを一つ、たくあん40グラム、ご飯を二人分。薬味として万能ねぎや刻み海苔を適量用意しましょう。漬け用のタレは醤油大匙4、みりん大匙2、酒大匙2です。これで2人前のトロたく丼が作れるので、一人前の場合は分量を半分に調節しましょう。

まず、漬けタレ用の醤油とみりん、酒を火にかけてアルコールを飛ばします。タレを冷ましている間にマグロを2センチ幅の角切りにしましょう。キッチンペーパーで水気を取ることで、味が入りやすく生臭さも抑えられます。たくあんもみじん切りにしておきましょう。タレが冷めたらそこにワサビを少し入れて混ぜ、マグロを入れておきます。10分ほど浸けたらご飯をよそい、マグロとたくあん、薬味を乗せて完成です。

漬けにしないトロたく丼

最近では、スーパーでも刺身用のマグロをたたきにしたものも売っています。それを使うことで、より簡単にトロたく丼を作ることができます。

材料はマグロのたたきとたくあん、ご飯、醤油だけです。細かく切ったたくあんとマグロのたたきを混ぜ合わせ、ご飯に乗せて醤油をかけるだけで完成です。海鮮丼のようにご飯を酢飯にするのも美味しいのでオススメです。

トロがない時に!「スパム海苔巻きトロたく風」

マグロの刺身もたたきも手に入らない時は、スパムで代用することもできます。スパム自体塩味が強い食品なので、マグロのたたき程濃い味付けをしないように気を付けてください。

材料は、スパムを1缶、たくあんを適量、酢飯を人数分です。薬味として小口切りの万能ねぎや紫蘇、ゴマを用意しましょう。海苔巻きなので、海苔も人数分用意しましょう。

スパムをボウルに空けて、マグロのたたきのようになるまで手でこねます。ハンバーグのタネをイメージすると分かりやすいと思います。そこに刻んだネギを入れ、ネギトロ状にしていきましょう。海苔に酢飯を敷いて、そこにネギと合わせたスパム、細切りのたくあんを薬味と共に乗せて巻いて完成です。ワサビ醤油で食べると、よりマグロのたたきっぽい味になります。

見た目が華やか「トロたくの裏巻き寿司」

トロたくは、マグロの赤とたくあんの黄色がとてもキレイなネタです。その為、最近流行の裏巻きにすることでよりキレイな見た目に仕上げることができます。通常の海苔巻きに比べて作るのが難しそうなイメージのある裏巻きですが、手順さえ守れば簡単に作ることができます。

材料は、酢飯を1合、ネギトロを150グラム、刻んだたくあんを大匙8、大葉を6枚、海苔を1枚、ゴマを適量です。酢飯1合で花びら6枚の花形を作ることができるので、ちょっとしたパーティーにも出せるおしゃれなメニューです。

まず、海苔を半分に切りましょう。巻きすにラップを敷き、海苔、酢飯、ゴマの順で乗せていきます。それをひっくり返して、海苔の上に大葉、ネギトロ、たくあんを乗せて巻いていきます。雫型に整えて、6等分にします。雫型の先端を真ん中に向けて、花のように並べれば出来上がりです。

ちょっぴり贅沢「大トロのトロたく」

トロたくは、お寿司屋さんでもマグロの中落ちを使って作ることがほとんどです。しかし、大トロを使うことによってとても美味しいトロたくを作ることができます。スーパーなどで大トロを手に入れた際には、ぜひ試していただきたい一品です。

材料は大トロ60グラム、大葉を1枚、塩を一つまみ、薄切りのたくあんを2枚です。これで2人前のおつまみになるので、1人の場合は分量を調節して作ってください。塩を入れることで、トロの粘りが強くなり、お酒にぴったりの味わいになります。

トロは3ミリ幅の薄切りにして、粗みじんにします。細切りにした大葉と合わせ、更に包丁の背で叩いて粘りを出します。この時塩を一つまみ入れることで、より粘りのある美味しいトロたくに仕上がります。時折包丁の腹で練りながら細かいたたきにして、粗みじんにしたたくあんをわさびを加えて更に練りましょう。それをお皿に盛りつけて完成です。

見た目もカワイイ「トロたく手まり寿司」

手まり寿司は簡単に作れる上に見た目もカワイイので、ちょっとしたパーティーなどで大活躍です。ネタにトロたくを使えば、マグロの赤やピンクとたくあんの黄色がとてもキレイな手まり寿司になります。

材料は酢飯用のご飯を150グラム、寿司酢を大匙1、白いりごまを小さじ1です。ネタはネギトロを40グラム、たくあんを15グラム、飾り用のカイワレ大根を適量です。たくあんは千切りにしておきましょう。また、マグロのサクを使う場合は予め粗みじんにしてから叩いて細かくしておきましょう。

ご飯に寿司酢、白いりごまを入れて混ぜましょう。4等分にしてラップに包み、形を丸く整えます。ラップを外してネギトロを乗せ、細切りにしたたくあんを乗せて、カイワレ大根を乗せれば完成です。たくあんが寿司に対して大きすぎる場合は、半分に切ってから乗せるようにしましょう。また、酢飯なのでご飯はいつもより少し硬めに炊くとより美味しく仕上がります。

あっさり食べたい!「とろろのトロたく丼」

マグロととろろは、とても相性の良い食べ物です。マグロの山かけなど、お寿司屋さんで見たことのある方も多いと思います。マグロととろろであっさりとしながら、たくあんの食感が楽しい一品です。

材料はご飯を一膳、マグロ(ネギトロ)を100グラム、たくあん15グラム、長芋80グラム、小ねぎ大匙1、醤油大匙1、わさび小匙1です。薬味として、カイワレ大根と白いりごまを適量用意しましょう。マグロはあらかじめ粗みじんに、たくあんは千切りにしておきましょう。

作り方ですが、長芋の皮を剥いてすりおろしましょう。千切りにしたたくあんと粗みじんにしたマグロ、小ねぎを入れて混ぜ合わせ、トロたくを作ります。器にご飯を盛りつけて、とろろとトロたくを乗せます。最後にワサビ醤油をかければ完成です。お好みで、薬味のごまやカイワレ大根を乗せましょう。酢飯でも美味しくできるので、好みによっては酢飯にしてみましょう。

こってりあっさり!「トロたくばくだん」

定食屋さんなどで、ばくだんというメニューを見たことはありませんか?納豆やマグロ、オクラなどを合わせたあっさりとしながらもスタミナがつくレシピです。トロたくに卵黄や納豆を入れることで、ばくだんのようなスタミナレシピを作ることができます。

材料は、マグロのたたきを70グラム、納豆1パック、オクラを3本、卵黄を一個、たくあんを15グラムです。味付け用に、醤油と味付け海苔を適量用意しましょう。醤油の代わりにめんつゆを使っても、ダシの味が効いた美味しいトロたくばくだんに仕上がります。

作り方ですが、たくあんを千切りかみじん切りにします。歯ごたえが欲しい方は千切り、食べやすい食感にしたい方はみじん切りがオススメです。オクラを生のまま輪切りにしましょう。納豆は付属のタレと混ぜ合わせておきます。全ての材料を器に入れ、最後に卵黄を乗せて完成です。味が薄ければ醤油やめんつゆをかけて、味付け海苔で巻いてご飯のおかずにするのもオススメです。

お酒のアテにも!「おつまみトロたく」

トロたくは基本的にお寿司のネタですが、少し味付けを変えればお酒のアテにもなります。マグロの粘りとたくあんの甘み、ポリポリとした食感がお酒との相性も抜群なので、ご飯だけでなくお酒と一緒に楽しんでみてください。

材料は、マグロのたたき100グラム、ツボ漬けのたくあんを大匙2、マヨネーズを大匙1、チューブのおろしにんにくを2センチ分、韓国のりを適量です。薬味として、小口ねぎをお好みで使ってください。たくあんはツボ漬けがオススメですが、通常のたくあんでも大丈夫です。

まず、たくあんをみじん切りにします。マグロのたたきとみじん切りのたくあんを合わせ、そこにマヨネーズとにんにくを入れれよく混ぜます。お好みで小口ねぎを散らし、韓国のりで巻いて食べましょう。サッパリした味が好きであれば、大葉で巻いたり刻んだ大葉を入れるのもオススメです。ごま油を少したらして香りを付けるなど、好みに合わせてアレンジしてみてください。

トロたくを作って食べてみよう!

いかがでしたか?トロたくは、今では回転寿司でも食べられる程の人気のネタです。家庭でも簡単に作ることができるので、皆さんもぜひ一度作って食べてみてください。

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