巣ごもり卵のレシピと作り方を解説!レンジで作れるのか調査!
最近Instagramで人気の、「巣ごもり卵」という料理を知っていますか?その見た目の可愛らしさからインスタ映えすると、個性豊かな巣ごもり卵が多数紹介されています。そんな巣ごもり卵は見た目だけでなく、合わせる素材によっても栄養価が素晴らしいと、クックパッドなどのレシピサイトでも多数のレシピが紹介され、その人気の高まりにさらに拍車をかけています。しかもこの巣ごもり卵は、なんとレンジで作れる料理レシピなのです。巣ごもり卵の人気のレシピを、家庭用スチコンを使ったものまで紹介します。
巣ごもり卵が見た目もかわいくて大人気
巣ごもり卵は野菜を鳥の巣に見立て、その中央に卵を置いて加熱調理した料理です。ちょっとした温野菜のサラダの中央に、半熟くらいにまで加熱した卵が乗っている、見た目のかわいらしい料理です。味付けやそのほかの具材との組み合わせ次第で、野菜も美味しくたくさん食べられると、Instagramだけでなくレシピサイトでも人気急上昇中の料理なのです。そんな巣ごもり卵のおすすめレシピを紹介します。
巣ごもり卵のレシピと作り方を解説!
巣ごもり卵のレシピはとてもシンプルです。野菜の山の中央に卵を入れるスペースを作って卵を割り入れて、フライパンやオーブンで焼くだけで完成します。基本を押さえてしまえば、後はさまざまなアレンジを楽しむことができるのも、巣ごもり卵という料理の素晴らしさです。時短レシピとしても一品増やしたいときにも便利な、巣ごもり卵の基本とも言える簡単レシピからまずは紹介します。
巣ごもり卵の材料は?
巣ごもり卵の材料には、基本的には制約はありません。野菜で鳥の巣を表現することと、その中央に卵を割り入れて加熱して仕上げることで「鳥の巣の中の卵」を表現した料理を、その様から「巣ごもり卵」と表現した料理だからです。そのためあえて材料というのであれば、巣を表現するための野菜と中央に落とす卵ということになります。制約が少なく冷蔵庫にある材料で作れるのも、この巣ごもり卵の人気の理由なのです。
キャベツを使った巣ごもり卵の作り方
どの家庭にもまずある野菜のひとつである、キャベツを使った巣ごもり卵のレシピを紹介します。キャベツ1枚を千切りにしたら、オリーブオイル小さじ1をフライパンにひいてキャベツを軽く炒め、あれば彩りにパセリのみじん切りを加えて塩・コショウ少々をふって下味を付けます。キャベツをフライパンの中央に寄せて真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れたら弱火でじっくり焼いて、白身が固まってきたら完成というお手軽な一品です。
巣ごもり卵はレンジでも作れる?
料理を簡単にしてくれる便利家電のレンジですが、生卵を中で過熱すると爆発してしまうというのは有名な話です。では巣ごもり卵はどうなのでしょうか?実は巣ごもり卵は、家電メーカーでも推奨する卵料理のレシピにも入っているのです。そのためクックパッドなどのレシピサイトを覗いてみても、レンジを使った巣ごもり卵のレシピがいくつもあります。レンジを使った巣ごもり卵の調理方法を調査してみました。
巣ごもり卵はスチコンがあると便利!
「スチコン」という調理用家電を知っている人は、まだまだ少ないのではないでしょうか?元々スチコンは「スチームコンベクションオーブン」というオーブンの一種であり、同じ料理を一度に大量に作ることのできる業務用の調理器でした。スチコンは温風と水蒸気を利用して調理するために熱の回りが良いだけでなく焼きムラもできにくく、さらに水蒸気で加湿するために料理から水分が抜けるのを防ぎ、表面が乾くのも防いでくれます。
そんなスチコンは、これまではホテルや病院、あるいは学校給食といった大量調理を行う現場用として利用されてきました。ですが近頃では家庭用に100V電源で使用可能な「ウォーターオーブン」という形で、スチコンを家庭でも利用できるようになりました。このスチコンは使いこなせるようになると、簡単な「焼く」「蒸す」といった調理法だけでなく、「煮る」「炒める」「炊く」などの万能調理器として利用できるのも魅力です。
巣ごもり卵はスチコンで「焼く」「蒸す」「炒める」ことができると、一気に幅が広がるだけでなくより手軽に作れる料理です。スチコンとの相性がとても良い料理ともいえます。巣ごもり卵に使う野菜や卵そのものも、表面が乾燥してしまうと見栄えが悪くなってしまうこともしばしばです。そんな乾燥を防いでくれるスチコンは、まさにうってつけの調理家電といえるのです。
巣ごもり卵はレンジでも簡単調理!
生卵をレンジで調理するのは、抵抗ある人も多いことでしょう。ですが巣ごもり卵ならちょっとした工夫をするだけで、レンジでも簡単に調理することができます。ポイントは黄身に数ヶ所穴を開けることです。卵がレンジで爆発してしまう理由は、卵が殻や膜に覆われているため熱の逃げ場がなくなってしまうことです。蓋をしたまま煮ていると、吹きこぼれてしまうのと同じ原理です。そのため熱の逃げ場として、黄身に穴を開けるのです。
レンジで巣ごもり卵を作るときはもちろん、目玉焼きを作るときにもこの黄身に穴を開けるというひと手間で、爆発することなく安全に作ることができます。朝の忙しい時間でも、爪楊枝でちょっと穴を開けるだけなので短時間で済みます。黄身の硬さを加減するときも加熱時間の調節を短めにして、加熱が終わった後もそのまま入れたままにして余熱を利用するなど、ちょっとした工夫で卵も安全にレンジで調理できるようになるのです。
人気のスキレットでも調理可能!
スキレットは調理終了後にそのままお皿に盛り付けることなく出せるため、洗い物も増やすことなく便利なことから、人気が高まっている小型のフライパンのような調理器具です。大きさ的に扱いやすいこともあり、巣ごもり卵を作るのにも適しています。先ほどのキャベツの巣ごもり卵のように、シンプルな料理であっても見た目がおしゃれに見えるため、忙しいときには特におすすめの調理器具といえます。
巣ごもり卵のアレンジレシピ
巣ごもり卵はその手軽さだけでなく、さまざまにアレンジしやすいことも人気の理由です。Instagramにも投稿が増えているのもうなずけます。さらに巣ごもり卵は、野菜嫌いの子供にも野菜を食べさせやすい料理としても、味付けや見た目にさまざまな工夫を凝らしたレシピが増えています。そんな巣ごもり卵のアレンジ料理から、おすすめのレシピを紹介します。
子供にも好評!「ほうれん草のオイマヨ巣ごもり卵」
ほうれん草200gを食べやすい大きさに切りそろえておきます。マヨネーズ大さじ3・オイスターソース大さじ2を良く混ぜ合わせたら、ほうれん草を加えて良く混ぜ合わせてなじませます。ココット4個にソースをなじませたほうれん草を入れ分けて、中央に卵を入れるくぼみを作ったら卵を割り入れます。この後レンジで加熱するため、先に卵の黄身に3ヵ所以上爪楊枝を刺しておき、破裂しないよう処理しておきます。
黄身に穴を開けたら好みの量のマヨネーズをかけます。仕上がりを考えて絵や模様を書いてみても、子供に喜ばれるのでおすすめです。フワッと軽くラップをかけたら、目安として500Wで4分~5分レンジで加熱すると、卵がいい具合に半熟に固まります。余熱でさらに火が通るので、少しプルプルしているくらいが丁度です。仕上げにレプリカパウダーをかけても、見た目に鮮やかになるので子供にも人気の一品です。
おつまみにも!「巣ごもり卵のチーズジャーマンポテト」
おかずはもちろん、特にビールのおつまみに最高の一品です。新ジャガイモの中2個を、皮を剥いてから一口大にカットします。耐熱皿に入れてからふんわりとラップがけをして、600Wで5分、500Wなら5分半を目安に加熱します。ウインナーやベーコンを、お好みの量を一口サイズにカットしておきます。オリーブオイル大さじ1・にんにくチューブ2cmほど・粒マスタード小さじ1を混ぜ合わせて、メインの味となるソースを作ります。
ジャガイモは加熱が終わったらレンジから取り出して、しばらくの間蒸らしておきます。その間にオーブンを200℃に予熱しておきましょう。ジャガイモをしばらく蒸らした後に、切っておいたウインナーや塩コショウを少々、さらに作っておいたソースをかけたら良く混ぜ合わせて、耐熱皿の中央部分に卵を落とすためのスペースを作ります。スペースの部分に卵を割り入れたら、周りにチーズを好みの量だけ乗せます。
予熱しておいたオーブンに入れて、200℃で15分~20分焼き上げます。焼きあがったら、刻んだパセリをかけると彩りも良くなりおすすめです。卵は焼き時間が15分くらいだと半熟なので、好みに合わせて時間を調節してください。ジャガイモのほくほく感にこだわりたいときには、新ジャガイモよりも普通のジャガイモ、特に男爵系がおすすめです。晩酌のお供にも人気の一品です。
スチコンで楽々!「ほうれん草の巣ごもり卵」
ほうれん草1/3束(約120g)を青茹でしたら、2cm~3cmの長さに切りそろえます。市販のベーコン1枚を細切りにしたら、フライパンに油小さじ1を入れて熱してほうれん草・ベーコンを入れて炒め、塩・コショウで味を調えます。4つの耐熱皿に炒めたほうれん草とベーコンを4等分して入れて、中央にくぼみを作り周囲に土手を作ります。真ん中に卵を1個ずつ割り入れます。
スチコンをスチーム90℃に設定して4分~5分ほど加熱します。オーブンの仕様によっても加熱時間は変わってきますので、卵の硬さが好みに合うよう調節してください。スチームで加熱することにより白身がパリパリにならないため、子供や高齢者でも食べやすい巣ごもり卵が出来上がります。お好みでケチャップやチーズをかけても美味しい、朝の一品にぴったりの巣ごもり卵のできあがりです。
スキレットでお手軽に!「きのこの巣ごもり卵」
疲れたときやお通じに悩んでいる人には特にぴったりの、きのこを使った巣ごもり卵です。ミックスきのこのオイル漬けを使いますが、生でお好みのきのこを使っても良いので、ダイエット中の人にもおすすめの一品です。スキットを熱したら、にんにくを刻んでオリーブオイルに漬けておいたものを、漬けておいた油ごとにんにく1欠け分ほどを入れて、にんにくの香りが出るまで炒めます。
にんにくの香りがたってきたら、きのこ・茹でほうれん草(冷凍可)1/2束分を加えて、塩コショウで味を調えます。味付けが終わったところで真ん中に卵用のくぼみを作り、卵を1個割り入れます。海老やホタテなどの好みの魚介を周りに置いて弱火にし、蓋をして白身が固まるまで焼きます。黄身は半熟くらいが良いでしょう。とろとろの半熟卵の黄身を絡めて食べるのがおすすめです。
忙しい朝にぴったり!スキレットで「熱々そのまま巣ごもり卵」
忙しい朝に、そのまま出せるスキレットを活かした巣ごもり卵レシピです。キャベツ1枚(50g)・人参1/8本(15g)・ベーコンスライス1枚を5mm幅にカットしたものをボウルに入れて、岩塩とブラックペッパーを各少々振りかけて下味を付けたら、良く混ぜ合わせておきます。油を引いて熱したスキレットに、先に作っておいた具を入れて真ん中を開けておきます。
開けておいた中央のスペースに卵を1個割り入れたら、蓋をして卵が好みの硬さになるまで焼き上げます。ポイントはスキレット自体が冷めにくいため、卵は気持ち柔らかめで火から下ろすことです。余熱で固まってしまう前に、急いで食卓に出しましょう。レモン果汁や柑橘系のドレッシングをかけても、さっぱりとして良く合います。朝からすっきりと目覚めるのにもぴったりの、おすすめ朝食メニューです。
ご飯に乗せて!「スマートチーズde巣ごもりエッグ丼」
おかずにするなら先にご飯に乗せちゃえ!ということで、巣ごもり卵を使った丼レシピの紹介です。キャベツかレタスを1枚~2枚を千切りにし、ハム2枚とスマートチーズ2個を食べやすい大きさに切ります。フライパンに油を引いて温めてから、キャベツとハムを軽く炒めます。具材をフライパンの中央に集めたら、真ん中にくぼみを作り卵を割り入れます。チーズを乗せたら蓋をして、弱火で蒸し焼きにしていきます。
卵が半熟に焼きあがったら、熱々のご飯を器に盛ってから巣ごもり卵を乗せます。味のアクセントに鰹節と、市販の和風ドレッシングをかけてできあがりです。ドレッシングがなければ醤油でも大丈夫ですが、油が入っているものの方が良く合います。またハムもソーセージやベーコンなど、お好みで変えてみるのもおすすめです。レタスで作るときは外葉を使っても美味しくできて無駄もなく、それでいてサラダご飯みたいでおすすめです。
丼があるならトーストも!「チンゲンサイの巣ごもり卵トースト」
朝食にシャキシャキとしたチンゲンサイが美味しい、巣ごもり卵トーストも試してみませんか?チンゲンサイ50gを葉と茎に分けて適当な大きさに切ります。食パンは軽く焼いておきましょう。オリーブオイルでチンゲンサイの茎から炒め始め、しんなりしたら葉も加えて炒めます。チンゲンサイを円形にして中央に卵を割り入れて、半熟になるように焼き上げます。
その間に焼きあがった食パンに、マーガリンを塗ってマヨネーズを絞っておきます。巣ごもり卵が焼きあがったら食パンの上に乗せて、塩コショウを好みの量を振ったら完成です。これまでの巣ごもり卵と違って、黄身が垂れない程度の固めの半熟に焼き上げるのが、食べやすい巣ごもり卵トーストにするコツです。チンゲンサイの葉の大きさが気になるときは、水菜などを短めに切って作っても彩りも鮮やかでおすすめです。
巣ごもり卵は忙しい時のお助けメニュー!
巣ごもり卵はシンプルでありながら、アレンジ次第でさまざまな形に変化する、お手軽で美味しい料理です。野菜嫌いの子供に野菜を美味しく食べさせるのにも、お父さんの晩酌のお供をするのにも、これ以上ない一品といえるでしょう。忙しい朝にも疲れている夜にも、料理に慣れていない人でも材料さえあれば、手軽で簡単に作れる強みもあります。レシピが豊富な巣ごもり卵を、あなたももっと楽しんでみませんか?