2018年09月08日公開
2024年08月03日更新
タジン鍋の使い方と簡単レシピ!おすすめ蒸し野菜料理や燻製なども紹介!
タジン鍋を使った料理が流行っていますが、果たしてその使い方とレシピはどうなっているでしょうか?タジン鍋の使い方は意外と簡単であり蒸し野菜や燻製なども簡単に作れるとして話題になっていますが、具体的にはどんな使い方が正しくどんな料理を作ることができるのでしょうか?今回は話題のタジン鍋の使い方とタジン鍋の使い方をマスターした上で作りたい簡単レシピについて蒸し野菜から燻製まで掘り下げます。
タジン鍋のレシピで美味しい料理に挑戦してみたい
タジン鍋は数ある調理器具の中でも特に最近便利だと言われているもののひとつであり、他の調理器具ではなかなか調理が難しいものでもタジン鍋を使うことで簡単に作れるレシピというのも存在するようです。そんなタジン鍋を使えば一人暮らしの人でも簡単に美味しい料理を作れる上に、大家族やホームパーティの場合でお大活躍してくれます。
今回は、そんなタジン鍋のおすすめとなる使い方やおすすめのレシピをみていきます。そもそもタジン鍋とはどのような調理器具でありどのような使い方をするのが望ましいかを踏まえ、簡単に作れる蒸し野菜や燻製などのレシピをチェックしましょう。これまでタジン鍋を使ったことがなかったという人も必見です。
タジン鍋の使い方について
タジン鍋をうまく使えるようになれば蒸し野菜や燻製なども含めて色々なレシピを楽しめるようになりますが、そのためにはタジン鍋とはどのようなものでどんな使い方が望ましいのかをチェックしたいものです。まずはタジン鍋の使い方とタイプ別におすすめとなるタジン鍋をみていくので、タジン鍋初心者はここから要チェックです。
タジン鍋とはモロッコの伝統調理器具
タジン鍋を使っていく上ではそもそもタジン鍋とはどのようなものかをしっかりと把握しておきたいものです。最近では日本でもかなり浸透してきたタジン鍋ですが、元々はモロッコの伝統調理器具となっています。本来は陶製でとんがり帽子のような形状の土鍋となっており、モロッコで食べられるタジン料理はスパイシーなものが多いようです。
そんなタジン鍋の特徴としては食材を一気に蒸し煮にできるということが挙げられます。特にモロッコでは羊肉などとジャガイモなどのよく使う野菜類を蒸し煮にすることが多いようですが、日本人が家庭で作る場合には和風のレシピなども作りやすいでしょう。低温でじっくり調理できるので、焦げる心配もない上に旨味が引き出されやすいです。
タジン鍋の使い方について
モロッコなどの北アフリカ地方では伝統的に使われていることが多いというタジン鍋ですが、そんなタジン鍋はどのように使うのか気になっているという人も多いのではないでしょうか?タジン鍋は、基本的に直火で加熱していくことになります。そのような用途では陶製の場合割れることもあるので要注意ですが、最近は電子レンジ対応の物もあります。
タジン鍋は基本的に食材を敷き詰めるような形で入れて、その上から調味料などを振りかけて蓋を閉め、弱火で十数分加熱することで完成させるという使い方になります。肉などを調理する場合にはあらかじめ軽く焼くこともありますが、タジン蒸しにすれば複数種類のスパイスやソースなどを使ってもしっかり味をつけられるのが特徴的です。
IH対応のタジン鍋もある!
タジン鍋は本来であれば陶製のものがメインであり、基本的には直火で加熱していく土鍋となります。しかし最近ではさまざまなタイプのタジン鍋が登場してきており、特にIH対応のタジン鍋というのは一人暮らしでIHしか家にないというような人にとっては重宝することになるでしょう。IH対応でも最近ではかなりリーズナブルな商品が多いです。
IH対応のタジン鍋の中でおすすめメーカーとなっているのはパール金属のエティオというタジン鍋や、イシガキ産業のブローディアと言ったタジン鍋が特におすすめとなっています。それぞれ大きさは26cmで価格は3500〜5000円強ほどとなっていますが、ガラス蓋なども付いているので通常の鍋としても使えるメリットもあるのがおすすめです。
シリコン製タジン鍋なら電子レンジでも使える!
IHにも対応しているタジン鍋というのはIHをメインに調理をしているという人にとってはかなりおすすめとなりますが、やはり電子レンジでの調理の方が多いという人もいるのではないでしょうか?そんな人にとってはシリコン製で電子レンジでも使えるタイプのタジン鍋がかなりおすすめです。シリコン製の中には、かなり安い商品も多いのです。
中でも最近アマゾンなどでも気軽に買えるシリコン製のタジン鍋として人気を博しているおすすめメーカーは、シービージャパンであり20cmのタジン鍋を3000円程度で購入できます。また、既述のイシガキ産業のブローディアシリーズにもシリコン製のタジン鍋があるので、ぜひ自分に合ったタジン鍋を見つけて美味しい料理を作りたいものです。
タジン鍋の簡単レシピ!おすすめ蒸し野菜や燻製を紹介
タジン鍋と一口に言ってもその材質などによって特徴や使い方は微妙に異なるものですが、タジン鍋の使い方は案外簡単なようです。そんなタジン鍋の使い方をマスターしてぜひ作りたい簡単レシピを具体的にみていきましょう。野菜不足解消に役立つ蒸し野菜から家でも簡単に楽しめる燻製料理まで、今日から実践したいレシピばかりです。
食べ応え満点レシピ!「モロッコ風7つの野菜のタジン」
タジン鍋を使用してまず作りたい料理としてはやはり、蒸し野菜が挙げられます。本場モロッコの伝統料理としても知られるこのレシピは、まさにタジン鍋の王道の使い方だとも言えます。7つの野菜とはじゃがいも・ひよこ豆・人参・かぶ・かぼちゃ・ピーマン・ズッキーニであり、ここに牛肉を加えてトマト風味で楽しめるレシピとなります。
まずは牛肉を300〜400gほど用意して角切りにします。それからトマトは2個用意して湯むきしておき、そこからみじん切りにしましょう。そして玉ねぎは薄切りに、唐辛子は種を抜いておきましょう。これらが味の決め手となります。これらを混ぜ合わせて、オリーブオイル・生姜・ターメリック・サフラン・こしょうとともにタジン鍋に入れます。
既述の分量であればオリーブオイルは大さじ二杯ほどでよく、他の調味料はスパイスの好みなどにも合わせて調整し、最後に塩も振りかけます。そして肉に火が通るように加熱し、肉の色が変わってきたら鍋にコリアンダーの葉を入れて水を加えて40〜50分ほど煮込みます。大体具材が覆われるくらいの水を入れ、その間に野菜を調理します。
じゃがいもやかぶなども含め、すべての野菜は縦に細く切っておきます。人参などは半分に切った上でそこから4等分の長さになるようにし、それと大体同じ大きさに他の野菜類もカットしていきましょう。そして肉を煮込んだタジン鍋の上でまずズッキーニ・ひよこ豆・ピーマン以外の野菜を煮込み、15分後にこれらも加えて煮込んでいきます。
煮崩れしないようにタジン鍋の中身は混ぜずに肉の上で蒸し野菜を作ります。ほどよく火が通ったら皿に盛り付けて完成となります。盛り付けるときにはまず野菜を綺麗に並べてその中央に肉や玉ねぎをトッピングすると綺麗です。また、クスクスがある場合には皿にクスクスを散らばせてからその上に蒸し野菜とお肉をのせてみてください。
たっぷり野菜が食べられる「タジン鍋で簡単!豚しゃぶ温野菜」
蒸し野菜の中でも本格的なモロッコ風のものはタジン鍋の王道の使い方として一度は作ってみたいレシピですが、やはり和風の味も楽しみたいものです。タジン鍋を使えば和風の蒸し野菜も簡単に作れますが、中でも豚しゃぶ温野菜は豚肉の旨味がしっかり閉じ込められるのでおすすめです。だしを加えることでかなり簡単に美味しく楽しめるのです。
用意する豚肉は、豚しゃぶ用のもので200g程度用意しましょう。そして野菜は好きなものを用意しますが、まずは白菜やもやしなどをメインに用意するとかなり初心者でも簡単です。白菜は大体8分の1ほどを用意しておき、もやしは一袋分を使用します。ここに人参などを加えると彩りもよくなります。白菜は、食べやすい大きさにカットします。
そしてまずタジン鍋にカットした白菜を入れて、白だしなどを適量加えた上で水も入れて煮込んでおきます。白菜がしんなりしてきたら、その上にもやしや人参、そして豚肉をのせましょう。白菜を底に敷いておくことでこのように上にのせる具材を蒸しやすくなります。また、豚しゃぶ用の肉はカットされていることが多いので便利でしょう。
あとは豚肉にしっかりと火が通るように蒸していくだけです。白菜やその他の野菜の上で豚肉を蒸すことになるので、余計に加熱せずに済みます。大体15〜20分程度を目安にまずは蒸してみて、色合いなどをみて蒸し具合をチェックして火を止めましょう。最後に刻み葱などをのせれば完成となります。そして、あとは好きな味で食べましょう。
すでにだしが効いているのでそのままでも薄味ではあるものの食べられますが、特に相性のよい味付けとしてはポン酢などが挙げられます。まさにしゃぶしゃぶの感覚で食べられるタジン鍋蒸し野菜がこの豚しゃぶ温野菜レシピというわけです。タジン鍋を使った料理で和風の味付けのものを楽しみたいときには、ぜひチャレンジしましょう。
美味しい蒸し野菜!「ブロッコリーと鶏肉の塩レモンタジン鍋」
タジン鍋の使い方としてはやはり蒸し野菜が最も簡単かつおすすめとなりますが、そんなタジン鍋の蒸し野菜レシピの中でも、塩レモンを使ったものは独特の味わいを楽しみやすいとして話題になっています。ブロッコリーと鶏肉という味的にも間違いないだけでなく栄養価も高いものを使うことで、元気になれるレシピとしてもかなり人気のようです。
塩レモンの味付けで楽しむ鍋物や煮込み料理というのは最近特に流行っていますが、実はタジン鍋発祥の地であるモロッコこそが塩レモンの本場でもあります。そして塩レモンも自家製のものを作れば、簡単にブロッコリーと鶏肉の塩レモンタジン鍋を楽しめます。塩レモンは、まず無農薬のオーガニックレモンを用意し、端を切り落とします。
そして下側を保ったまま十時に切り込みを入れて中をあらわにし、その部分に塩を詰め込んでいきます。大体満杯になるくらい塩を詰め込みましょう。あとはそれを瓶に詰めるだけであり、大きめの瓶であれば5〜6個ほどのレモンを詰められるでしょう。そして上からも塩を振りかけて蓋をし、あとは一ヶ月ほど放置しておくと完成となります。
塩レモンを作るときには定期的に振り、適宜塩を追加するのがポイントとなります。こうして完成させた塩レモンを使って作るブロッコリーと鶏肉の塩レモンタジン鍋ですが、まずは鶏胸肉を用意して薄く切っておきます。ブロッコリーも一口大に適度にカットしておきます。他に野菜を使用したい場合には、パプリカなどもカットしましょう。
もちろん白菜などの葉物野菜があるならばそれから先にタジン鍋に入れ、続いて他の野菜、鶏肉の順番で詰めていきます。その上にスライスした塩レモンを鶏肉に覆うようにかぶせ、15分蒸していきましょう。このようにブロッコリーと鶏肉の塩レモンタジン鍋は簡単ですが、塩レモンが作れないときは市販のレモン汁と塩などで代用しましょう。
和風料理でももちろん活躍!「水菜と豚肉の塩昆布タジン鍋」
タジン鍋はモロッコの調理器具ではあるものの、和風の煮込み料理や蒸し料理を作るのにもぴったりの便利グッズとなっています。そんなタジン鍋の使い方に慣れてくれば自分に合った味付けの和風なべを楽しめるようになりますが、その中でぜひチャレンジしたいレシピとしては、和風で美味しい水菜と豚肉の塩昆布タジン鍋が挙げられるでしょう。
塩昆布の風味豊かに仕上げた蒸し野菜は白米のお供にぴったりですし、お酒との相性も抜群に仕上がります。用意する具材は切り落としの豚肉100g、もやし一袋に水菜も100g程度です。そして塩昆布は自家製のものでも市販のものでも構いませんが、大体ひとつかみほどを入れるようにしましょう。まず一番そこに敷くのは、もやしとなります。
底が見えなくなるようにもやしをタジン鍋の底に敷いたら、もやしの上に水菜を広げていきます。水菜はそこまで小さく切る必要はありませんが、一口で食べられる程度にカットして同じくもやしが見えなくなるように覆う感覚で水菜を配置しましょう。そしていよいよその上からメインとなる豚肉を水菜が見えなくなるように敷いてください。
タジン鍋のサイズにも合わせて豚肉は適度な大きさにカットするのが望ましいです。また、でこぼこなどができてしまうと火の通りかたにムラができやすくなるので、できるだけそれぞれの層が平らになるように食材を置いていくというのがポイントとなります。そしてその上に塩昆布をトッピングし、大さじ3杯の酒とこしょうを振りかけます。
大体15程度蒸し煮にしていきます。大体いいかなというタイミングで一度蓋を開けて、刻み葱を振りかけたりポン酢を数滴垂らして3分程度最後の追い込み的に煮込むと、味がしっかりするでしょう。ただ、塩昆布の風味を損ねないようにポン酢はほどほどに控えましょう。ぜひ、昆布の旨味が凝縮された和風のタジン鍋レシピを堪能しましょう。
タジン鍋で家でも簡単「燻製チーズベーコン」
タジン鍋の使い方をマスターすれば家でも蒸し野菜をはじめ実にさまざまなタイプの料理を楽しむことができますが、その中でも燻製料理というのは一度は作ってみたいものでしょう。燻製はなかなか家では作れないようなイメージもありますが、実はタジン鍋こそがそんな悩みを解決してくれる救世主となるので、簡単レシピを要チェックです。
タジン鍋を使った燻製レシピの中でも、簡単に作れる燻製チーズベーコンはおつまみとしても最高に楽しめるものに仕上がります。食材はプロセスチーズとベーコン、桜チップのみですが、食材以外にチップと食材を分ける網などとアルミホイルなども用意しておきましょう。プロセスチーズはアルミを底部以外綺麗に剥がしておきましょう。
その上で、ベーコンは大体チーズと同じくらいの大きさにしておきます。中サイズのタジン鍋では、チーズとベーコンをそれぞれ5個程度ずつのせて燻製にできそうです。そしてタジン鍋のそこにアルミホイルを敷きます。桜のスモークチップを大体2つかみ程度その上に散らします。一般的なスーパーでも最近では桜チップの取り扱いがあるようです。
そしてその上に網をかけます。最近では焼き網つきのタジン鍋の商品というのも増えているので、タジン鍋をこれから購入するという場合に燻製を作りたいのであればぜひ網付きのものをチェックしておくとよいでしょう。そして網の上にアルミつきのチーズとベーコンを重ならないように並べていきます。ベーコンは水気を拭き取っておきます。
あとはタジン鍋でまず強火で3分、煙や匂いが出てきてから弱火にして15分程度燻したら完成となります。火を止めてからも数分放置しておくとより風味がしっかり食材につきます。蓋をとって綺麗に色づいていたらうまくできた証拠です。ワインにも合う燻製の完成ですが、このような燻製を作る際には換気をできるだけ強めに行いましょう。
超簡単で間違いない「チキンタジン」
超簡単な上に間違いない美味しさのレシピとして知られているタジンレシピが、チキンタジンです。チキンなどもタジン鍋を使えばかなり簡単にその美味しさと絶妙な質感を引き出せるのでかなりおすすめ度は高いのです。本場のモロッコ風みで仕上げるタジン鍋チキンは、スパイシーな香りとしっとりとしたチキンの質感を合わせて楽しめます。
そんなチキンタジンはご飯ともパンとも合うというかなり重宝するレシピとなること間違いなしでしょう。用意するものはとりもも肉250gに対して3個分のじゃがいもと1個の玉ねぎです。それから人参といんげんも適量ずつを用意しておきましょう。鶏肉は一口大にカットして、皮の方を下にしてタジンなべに置き、オリーブオイルを流し入れます。
そこにおろしニンニク・おろし生姜も加えます。あらかじめマリネするようにオイルを鶏肉に揉み込んでおくのもよいでしょう。そして上から塩胡椒を少々振りかけておきます。そして鶏肉の間に対してじゃがいも・人参の一口大を、玉ねぎはくし切りにして並べていきましょう。あとはカレー風味となる調味料を上からかけて蒸していきます。
調味料はカレー粉・トマト缶・コンソメ・酒・塩などを使用します。トマト缶を1缶使用してカレー粉とお酒は大さじ二杯、コンソメはキューブ状を一個使用しましょう。これらをすべて入れたらタジン鍋の蓋をして弱火で煮込んでいきます。大体30〜40分程度を目安にまずは弱火で煮込み、途中で焦げないように底を動かしいきましょう。
その上で鶏肉をひっくり返した上でいんげんも加えて、ガラムマサラを振りかけてさらに数分煮込んでいきます。4〜5分ほどを目安にするとよいでしょう。こうしてチキンタジンのレシピは完成となります。トマト缶を使用することで食べやすくなっていますが、よりカレー風味が好きだという人はカレー粉やスパイス多めのレシピがおすすめです。
高級料亭の味わい「タジン鍋で作る鯛めし」
タジン鍋を作ればエスニック料理から燻製、本格的な和食までを簡単に作ることができますが、和食のレシピの中でも特に人気となっているのが、鯛めしです。鯛めしをタジン鍋で作るというのは意外に思えますが、タジン鍋だからこそかなり簡単に作ることができるのです。好きな薬味をトッピングして、ぜひ風味豊かに仕上げてみてください。
タジン鍋で作ったレシピの鯛めしは最後に鯛茶漬けなどにしても美味しいとして話題になっていますが、鯛は刺身用のサクを使用します。大体60g程度を使用して、そぎ切りにしていきます。そしてこの鯛のそぎ切りに昆布だしと白だしを1:1の割合でブレンドしたものをかけて下味をつけます。このだしこそが鯛めしの風味を握る存在となります。
それからタジン鍋にご飯を入れていきます。大体茶碗二杯分くらいを入れるとよいでしょう。その上にそぎ切りにしてだしをかけておいた鯛のそぎ切りを並べていきます。重ならないように均等に並べた上で、タジン鍋を加熱していきます。電子レンジの場合には40秒ほどの加熱、直火で加熱する場合にも4〜5分程度でまずは様子をみましょう。
火を止めたら浅漬け塩を振りかけて、ごまや大葉などの薬味系もここでトッピングしておきます。それから梅干しや昆布、浅漬けなどの漬物などを少量ずつトッピングして完成となります。このようにしてタジン鍋で作る鯛めしというのは手間もかからずにかなり簡単に高級料亭の味わいを出せますが、好きなトッピングを加えて楽しめます。
そして最後には鯛茶漬けにして楽しめるのもこのレシピの魅力だと言えるでしょう。途中でだし醤油をかけて食べたり、わさびを加えて辛味を増して楽しむのもアリです。また、すだちやゆずなど柑橘系の香りと酸味を加えてもかなり美味しいです。シンプルだからこそアレンジも簡単なタジン鍋レシピとして、ぜひ一度トライしてみてください。
変わり種ならこれ「あさりとビーフンの台湾風タジン」
タジン鍋を使ったレシピの中でも蒸し野菜や燻製など以外でおすすめとなるのが、です。あさりとビーフンの台湾風タジンは台湾料理が好きな人なら確実に楽しめるというようなあっさりながらも深みのある味わいであり、ビーフンの新たな楽しみ方としてもおすすめです。パクチーをたっぷり使えば、香りも豊かな蒸し料理に仕上げられます。
そんなあさりとビーフンの台湾風タジンレシピの手順としてはまず、ビーフンを戻しておきます。ぬるま湯でビーフンを戻しつつ、アサリも砂抜きを済ませておきましょう。大体150gのビーフンに対して300g以上のアサリを使用するとよいでしょう。ここまでで基本的な下準備は完了となり、いよいよタジン鍋を使って加熱調理に入っていきます。
まずはタジン鍋にサラダ油とニンニクを入れて弱火で熱してニンニクの香りを加えていきます。香りが出てきたらお酒とともにアサリを入れて蓋をします。アサリを酒蒸しにするような形となります。大体10分前後でアサリが開くので、アサリが開いたらビーフンも加えます。そしてビーフンとともにナンプラーと鶏がらスープも加えます。
鶏がらスープは湯でといて300ccほどにしておき、ナンプラは大さじ一杯ほどを加えます。そして数分蒸してビーフンが柔らかくなってきたのを確認したら、塩胡椒を加えて味を整えます。最後にパクチーなどの香草を加えたら完成です。野菜が欲しいと思った場合にはパプリカなどを加えるのもおすすめのレシピとなることでしょう。
また、辛味が欲しいというときには唐辛子の種を抜いて輪切りにしてアサリと一緒に酒蒸しにして風味をつけるのもアリです。タジン鍋であれば簡単にアサリの酒蒸しを作ることも可能ですが、そこに一手間加えてビーフンと合わせることで台湾風のタジン鍋ビーフンを楽しめます。タジン鍋で変わり種を作りたい人は、ぜひ試してみてください。
面倒なときはこれ一食で「タジンカレーピラフ」
タジン鍋を使えば見た目も綺麗なメイン料理を楽しむこともできますが、主食となる料理も案外簡単に作れるものです。そんな中で、タジンカレーピラフは定番のピラフが飽きたという人には特におすすめ度の高いタジン鍋レシピとなります。タジンカレーピラフはほどよいスパイス感で刺激的なので、飽きずにペロリと平らげられそうです。
そんなタジン鍋のカレーピラフは、トマトの酸味を効かせつつ、シーフードをたっぷり入れて楽しみます。まずは米を洗ってざるにあげておきます。それからタコを小さめにぶつ切りにして、エビは背わたを取り除いた上で一尾を三つくらいにカットしておきます。他にもイカや好きな貝類などを自由に加えて風味豊かに仕上げてもよいでしょう。
それからニンニクをみじん切りにして、タジン鍋にオリーブオイルを入れて炒めていきます。オイルに香りが移ってきたら玉ねぎを炒めます。玉ねぎは薄切りにして炒めましょう。それから、コーンやナタマメなどもあれば一緒に炒めましょう。より食感にもアクセントが出るのでおすすめです。これらを炒めた後で、米を炒めていきます。
野菜類を端に寄せた状態で米を中央で炒めるようにするとよいでしょう。それから油が全体的に浸透してきたら、米も周囲に寄せて中央をあけます。そこにカレー粉・コンソメを入れて水で溶かしていきます。それから白ワインも加えて全体を混ぜていきます。それから、海鮮類を鍋に入れていき、トマトも入れてタジン鍋の蓋をしめます。
そして最初は中火で炊いて沸騰したら、弱火で10分程度煮込んでいきます。それから10分程度火を止めて蒸らしたら完成となります。白ワインやトマトなどの風味が活きつつもカレーベースでスパイシーなタジン鍋のカレーピラフの完成です。ぜひいつもとは一味違うピラフの複雑な風味をとことん味わってみてはいかがでしょうか?
インスタ映え必至「タジン鍋の豚バラ白菜ミルフィーユ」
タジン鍋を使ったレシピの中でも特に見栄えがよくインスタ映えを狙えるとして話題になっているのは、豚バラ白菜ミルフィーユです。豚バラ白菜ミルフィーユは通常の鍋でも作る定番レシピですが、タジン鍋を使えばわざわざ卓上で皆で囲まなくとも気軽に作ることができます。クタクタになった豚肉と白菜は、えも言われぬ味わいになるでしょう。
豚肉と白菜が交互に重なったその見た目はかなりインパクトがありフォトジェニックだと話題になっていますが、面倒そうに思えてかなり簡単に作れるのがタジン鍋の豚バラ白菜ミルフィーユです。豚ばら肉は400g程度用意して、それに対して白菜は5枚程度用意しておきます。そして肉は5cm程度、白菜は3cm程度の幅にカットします。
それからタジン鍋の中心にまずお肉を置いてその外側に白菜、その外側にお肉、そしてその外側に白菜となるように敷き詰めていきます。豚ばら肉は立ちづらいですが、白菜で支えるようなイメージで行うとかなり綺麗にミルフィーユ状を作ることが可能です。また、5枚程度ずつまとめて重ねていくとミルフィーユにしやすいのでおすすめです。
こうして豚ばら肉と白菜を敷き詰め終わったら、酒とだしをかけて蓋をしましょう。酒は80ccほど加えて、だしは8g程度で十分です。湯気が出るまではやや強いで加熱して、湯気が出てきたら弱火にして10分程度煮込んでいきます。10分程度経過したらお肉の状態をチェックして出来上がりとなり、あとはポン酢などのたれをつけて食べるだけです。
そんな豚バラ白菜ミルフィーユはポン酢で食べるのはもちろんのこと、ゴマだれで食べるのもかなりおすすめとなります。また、刺激が欲しいときには柚子こしょうなどつけることで味に変化が出るのでさらにおすすめです。タジン鍋であればちょうどよいサイズ感のものも多いために、ぜひ綺麗なミルフィーユを作って友人に自慢してみてください。
タジン鍋のレシピを参考にいろいろな料理を作ってみよう
今回はモロッコ伝統の調理器具であるタジン鍋を使用したレシピについて詳しくみてきましたが、いかがでしたでしょうか?タジン鍋を使用すればさまざまな具材の組み合わせで簡単に蒸し野菜や燻製なども作れるために人気であり、初心者でも簡単にチャレンジできます。タジン鍋を使えば、簡単に夕食のレシピを一品追加することもできそうです。
今回紹介したおすすめのレシピを参考に、ぜひタジン鍋料理に挑戦してみてはいかがでしょうか?これまでタジン鍋を使ったことがなかったという人にとって、タジン鍋は目から鱗の便利グッズだと言えるでしょう。タジン鍋を使ったレシピはホームパーティーなどでも活躍してくれますから、ぜひ蒸し野菜や燻製などを簡単に楽しんでみましょう。