ミキサー食の作り方は?ペースト食との違いやカロリーも解説!

皆さんはミキサー食を知っていますか?ミキサー食とは通常の食事をミキサーにかけた後に、出汁などによって味を調えるという風作り方によってできるものです。ペースト食と同じように思われる方もいるようですが実はこの二つには違いがあります。カロリーが低くなるという調理法でも有名な調理法としても知られています。ミキサー食における色んなことについても触れていますので気になる方は一度見てみてください。

ミキサー食の作り方は?ペースト食との違いやカロリーも解説!のイメージ

目次

  1. 1ミキサー食の作り方をマスターしたい!
  2. 2ミキサー食の作り方とポイントを紹介
  3. 3ミキサー食とペースト食の違いとカロリー
  4. 4ミキサー食の簡単おいしいレシピ集
  5. 5ミキサー食のポイントを押さえて安心な食事

ミキサー食の作り方をマスターしたい!

超高齢化社会になった日本になりました。そうなるにつれて食事やカロリーに対するニーズも違ったものとなりつつある今現在。ミキサー食といわれる食べ物を知っていますか?


元々は咀嚼困難となった方たちや嚥下機能が低下してしまった人に向けた作られたものでしたが、最近では食欲や吸収、消化に問題のなかった人々やカロリーを抑えて食事をしたい人にも広まっていきました。そんなミキサー食についてのいろんなことについて紹介していきたいとおもいます。
 

ミキサー食の作り方とポイントを紹介

ミキサー食とはどんなもの?

ミキサー食とは先ほど紹介した人々に向けて編み出された作り方、食べ方です。食事をミキサーにかけた食べ物でペースト状になったものです。水分がとても多い食べ物となっていますので誤嚥を起こしてしまう危険性があるので、とろみ剤でとろみをつけることで食べやすい状態にした食べ物です。

ミキサー食の作り方

それではミキサー食の基本的な作り方を紹介していきます。作り方を実践する前に当たり前のことですが、まずはフードプロセッサーもしくはミキサーを用意してください。その次に肉や魚などのそのメニューの主食となる食材を用意してください。

その次に粒がなくなり触感に負担がないくらいになるまでミキサーをかけてください。ここまでで基本的な作りかたは終了です。思っていたより簡単だったのではないでしょうか。その次にしょうゆや塩を使って味を調えましょう。そして仕上げとして水分量が多い場合はとろみ剤を使ってまとめましょう。これで完成です。

食材やメニュー次第ではほかにも細かい調理法や下準備があることがありますがその都度調べていただくことをおすすめします。そこを怠ればメニュー次第によってはのどに負担を与えてしまうことがすので注意してください。

ミキサー食を作るときのポイント

ここでミキサー食の作り方をいくつか紹介したいと思います。まずは主食を作るときのポイントです。お粥をメニューの一部として提供するときはコメの粒の大きさにばらつきが生じることがあります。全粥や七分粥によっても硬さは変わります。ですのでまずこのようなカロリーやメニューの面においてもメインとなるものからミキサー食は作っていきましょう。

主菜や副菜において汁気がないものなどはミキサーにかけることがものすごく難しいです。なのでそのような食材がある場合はだし汁などを加えることによって残渣がなくなるまでミキサーをかけるようにしてください。

またどうしてもカロリーが低くなりすぎるミキサー食に関しては脂肪分を加えることをお勧めします。脂肪分といってもこの場合直接お肉を入れるとかではなく、生クリームなどの摂取しやすいものを混ぜることです。これによって口を通るときの滑らかさも増すのでそういう面からもミキサー食にはお勧めの作り方の一つです。

ミキサー食を作るときの注意点

ここまでまとめたものを含めた注意点を挙げていきたいと思います。やはり水分の多い食事は口の中でまとめることが難しいので誤嚥しやすくなるので注意しましょう。またとろみ剤や片栗粉を使いすぎると飲み込む力が弱まっている人々にとってはかなり負担になります。

またミキサー食は水分量が多い食事のため一食当たりの食事量が増えるために小食の方たちは栄養素を補うのにものすごく苦労するかもしれません。そのほかにもミキサー食は見た目が悪くなる時があります。コンソメや醤油を使って見た目にメリハリを付けましょう。

またとろみ剤はメーカー次第で固まる時間に違いがあります。使用する量は各メーカーの説明に従ってください。目分量などあいまいな量では誤嚥を招く恐れがあります。

ミキサー食に適した食材を知っておこう

ミキサー食に適した食材を挙げていきます。野菜でいえばホウレンソウや葉物野菜の穂先を使うようにしてください。またイモ類や空豆などでんぷん質が多い食材もミキサー食にはお勧めです。またメニューとしては大根や人参を用いた煮物や肉じゃが、シチューなどの煮物も調理しやすいのでお勧めです。

ミキサー食とペースト食の違いとカロリー

ミキサー食とペースト食の違いは?

ミキサー食はこれまでの説明でわかっていただけたかと思いますが、水分量が多い食事メニューなのです。ここでよく皆さんの疑問として挙がるのがペースト食との違いはどこにあるのかということです。ミキサー食とペースト食の違いはずばり水分量の違いにあります。

ペースト食はすべての食材をミキサーにかけるのではなく、あらかじめ柔らかく調理した食材をさらにミキサーにかけることで食べやすくしたものです。なので水分量はミキサー食よりも抑えめです。そこが違いなのですが、嚥下機能が低下している方におすすめであるという点は同じです。ペースト食との違いがあいまいなこともまた事実ではあります。

ミキサー食はカロリーを摂りにくい?

ミキサー食は基本的にカロリーは低いものが多いです。ですのでメニュー品目を増やすことでカロリーを増やしたりすることが多いのですが、ミキサー食を食べられるかたは基本的に嚥下機能に問題を抱えられていたりすることが多いのであまりメニュー品目が多すぎても食べきることができないことが多いといわれています。ですので、補助的なメニューとして、ゼリーや、調味料を使って味付けを行っていくことは非常にお勧めです。

ミキサー食の簡単おいしいレシピ集

ヘルシーにおいしい「和風豆腐ポタージュ」

材料の説明からしましょう。基本的なものとしては絹豆腐、牛乳、生クリーム、白だし、味噌と塩コショウです。自宅にある場合はネギを入れてみるのもお勧めします。まず初めに絹豆腐に含まれる水をある程度切るためにキッチンぺーパーを使って水切りをしましょう。

次にネギ以外の食材をミキサーにかけてください。ここまででほとんど終了です。あとは滑らかになったら冷蔵庫で冷やしてください。そして最後はお好みでネギをトッピングしたら完成です。思っているより簡単だったのではないでしょうか?

栄養いっぱい「南瓜ポタージュ」

次にお勧めのメニューは南瓜ポタージュです。材料はかぼちゃ、玉ねぎ、牛乳、水、コンソメ、が基本的な材料です。まずはかぼちゃ、玉ねぎをそれぞれみじん切り、角切りにした後にオリーブオイルを鍋にひき玉ねぎを炒めます。

玉ねぎをある程度煮たら水、かぼちゃ、コンソメを入れて15分煮てください。そのあとミキサーにかけてください。最後にまたそれを鍋に戻して牛乳を加えて滑らかになるまで混ぜましょう。15分煮たら完成です。

食べやすい「かぼちゃの煮つけ」

かぼちゃの煮つけも介護食の定番として良く出されます。かぼちゃの煮つけはしっかりと調理すれば、噛み切ることなく食べることができるからです。基本的な材料はかぼちゃ、塩、みりん、濃い口しょうゆです。下ごしらえで種綿をぬいて適当な大きさに切りビニール袋に調味料、かぼちゃを入れて30分パッククッキングしてください。

ここでポイントはビニールはポリエチレン製を使いかぼちゃはなるべく小さく切るようにしてください。これだけでかなり変わります。ある程度食感があるほうが食欲がわきますので。是非お勧めです。

カルシウム豊富な「鮭のムース」

魚は骨もあるので嚥下機能が提起している方にはあまり好まれませんがミキサー食ならば骨に気をつかうことはありません。まず初めに鮭の大まかな骨をとり皮も取ります。そしてフープロにかけましょう。卵続いてかけてください。その次に牛乳を加えてください。

量はレシピをインターネットなどで探してみてそれを参考にしてください。その次に容器に入れてホイルをかけましょう。鍋に沸かしたお湯に容器が半分つかるくらいまで入れてください。そして鍋のふたをして15分ほど弱火で蒸せば完成です。魚に含まれるカルシウムも摂取することができるのでお勧めの一品です。

味付けにおすすめ「カスタードクリーム」

作り方は非常に簡単です。材料は牛乳、卵黄、片栗粉、砂糖の4つです。まずはボールに牛乳をいれて砂糖、卵黄、を加えてよく混ぜましょう。そのあと片栗粉も混ぜで濾し器で濾し鍋に入れてヘラでよくかき混ぜながらクリーム状になるまで混ぜれば終わりです。このときの火加減は弱火です。

ミキサー食のポイントを押さえて安心な食事

ミキサー食の作り方や、様々なメニューの紹介や、作るときの注意点、ポイントなど様々なことを説明してきましたがいかがでしたでしょうか?工程自体はあまり難しいものはなかったかと思いますが、気を付けるべきと事は多々あったかと思います。しかしこれらの注意点は何回か作ることをこなしているうちに慣れてくるものですので、最初のうちはさじ加減などに困ることもあるかと思いますが、心配する必要はありません。

ですので作りたいミキサー食のメニューがあるならばどんどん挑戦していきましょう。今回のこの記事がミキサー食を作っていく上で参考になることを祈っています。

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