2018年08月24日公開
2024年07月30日更新
スマホ老眼とは?症状・改善方法・対策方法などを詳しく紹介!
多くの人にとって便利で手放せないスマホですが、最近話題になっているスマホ老眼はご存知でしょうか?スマホ老眼とは加齢による老眼とは異なるもので、スマホを長時間使うことにより症状が現れると言われています。老眼といっても加齢によるものではないので、若い方でも症状が現れるのがスマホ老眼です。それではスマホ老眼は予防や改善はできるのでしょうか?今回はスマホ老眼の原因や症状、改善方法を紹介したいと思います。
スマホ老眼って知ってる?
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スマホを長時間使った後に目の調子が悪くなった経験がある方もいるのではないでしょうか?実はその症状はスマホ老眼といわれるものかもしれません。スマホ老眼とは若い方でもスマホを使う人すべてに可能性がある症状です。スマホ老眼とは一体どのような症状なのでしょうか?メカニズムや詳しい症状、予防方法や改善方法も紹介したいと思います。
スマホ老眼とはどんな症状?
スマホを頻繁に使う方には特に気になるスマホ老眼とはどのような症状が現れるのでしょうか?スマホ老眼とは加齢による老眼とは別の症状なので、若い方でも自分に当てはまる症状がないかチェックしてみてください。ここからはスマホ老眼の症状やスマホ老眼を引き起こす原因を紹介したいと思います。
スマホ老眼は若者がなりやすい?
老眼とは目のピントを合わせる機能が低下することにより現れる症状です。目のピント調節のためにはレンズの役割を果たす水晶体と、その水晶体の厚みを変える毛様体筋という筋肉が大切な役割を果たします。遠くを見るときは毛様体筋が緩み、近くを見るときは毛様体筋を縮ませて水晶体の厚みを変えながらピントを調節しています。
スマホを見るときは近くを見るときの状態になるため、毛様体筋が縮み緊張状態になっています。スマホ老眼とは、毛様体筋の緊張状態が続き遠くを見ようとしてもすぐには緩みにくいという症状が発生します。スマホ老眼とはこのような理由から、スマホを長時間使った後に遠くを見ようとするとピントが合わずに視界がぼやけてしまう症状のことを言います。
加齢による老眼とは毛様体筋が衰えて筋肉の収縮が難しく、かつ水晶体も硬くなりピントの調節機能が低下する症状です。一方スマホ老眼とはスマホを長時間使用することにより毛様体筋がコリ固まってしまった症状となります。そのためスマホ老眼とは老眼といっても加齢による老眼とは異なり、スマホを使う若者でも症状を感じることがあるのです。
スマホがスマホ老眼を引き起こす原因
本や新聞も近くを見る作業が続くのにも関わらず、なぜスマホは長時間使うことでスマホ老眼の症状が現れてしまうのでしょうか?それにはスマホが発している光が関係しています。人間は交感神経と副交感神経の働きを調整しながら生活をしています。昼間の太陽が出ている間は交感神経が作用し活発に活動し、日が暮れると副交感神経が作用し落ち着いた状態となるのが通常です。
しかしスマホの光を直接見ることにより、光の作用で交感神経が活発になり昼間はもちろん夜間でも興奮状態が続くことになってしまいます。このことにより自律神経が上手く作用しなくなり、目の機能も低下してしまうのです。そのため多くの人が昼も夜もスマホを使う今では、スマホの長時間の使用がスマホ老眼を引き起こすと考えられています。
またスマホ老眼とはスマホの光だけでなく、スマホの画面と目の距離も関係していると考えられています。通常目に負担のかからない距離というのは20代でも28cmで加齢とともにその距離は長くなっていきます。しかしスマホの画面を見ているときは多くの人が15から30cmの距離で見ているといわれています。スマホ老眼とはこのスマホの画面と目の距離というのも目に負担がかかり関係していると考えられています。
他にもスマホの画面はそのものが小さいことや、その小さい画面の中に小さな文字がたくさん並んでいることも目に負担をかける原因となります。スマホ老眼とはスマホの光、見ている距離、さらには小さな文字の羅列といったスマホの特徴が引き起こすものと考えられます。これらの特徴により目の緊張状態は高まりスマホ老眼を引き起こす原因となってしまっているのです。
スマホ老眼かどうかチェックしてみよう
それではスマホ老眼とはどのような症状が出るのか紹介していきたいと思います。まずわかりやすい症状は、スマホの画面を近くで見てから遠くを見るとピントが合いづらい、ぼやけてしまうという症状です。目の焦点が合いづらくなってぼやけて見えることが多いという方は要注意です。その他にも目のかすみや目の疲労感もスマホ老眼の症状の場合があります。
またスマホを使っていない時でも、普段からスマホを使う方で他の原稿や書類を見るときに20cm以上距離をとらないと見えづらい方も要注意です。目のピント調節機能が低下している可能性があります。また肩こりや首こり、頭痛が多い方もスマホ老眼による目の疲労が原因の可能性もあります。
また紹介したようにスマホの光により交感神経が活発になることにより眠りが浅くなったり、それにより疲労がとれないという症状も出てきます。これらもスマホ老眼が引き起こす症状と考えられ、思い当たることがある方は注意してみてください。スマホ老眼はこれら全てでなく、1つでも思い当たる症状がある方は注意が必要です。
また症状が感じられない方も、スマホだけでなく1日のうちパソコン作業の時間が長い方や気が付くとすぐにスマホを使用してしまうという方はスマホ老眼に要注意です。パソコンやスマホを長時間使用する方は特に、紹介したスマホ老眼の症状に注意して生活してみてください。
スマホ老眼の改善方法と対策方法
スマホ老眼とは加齢による老眼とは違い、筋肉が衰えているわけではないので気に掛けることにより改善も期待することができます。今ではスマホは多くの人にとって便利なもので使わないことは難しいので、スマホ老眼への対策も必要です。ここからはスマホ老眼の症状が気になる場合の改善方法やスマホ老眼を悪化させないための対策方法を紹介したいと思います。
スマホの使用時間を短くしよう
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スマホ老眼の対策や改善方法としてまずはスマホの使用時間を見直してみましょう。スマホの使用時間が長いほど目の負担は多くなるので注意が必要です。プライベートだけでなく仕事で使用することが多い方や、ちょっとした空き時間にスマホを使用するクセのある方は特に意識してスマホの使用時間を気にしてみましょう。
またスマホ老眼とは目への負担が原因なので、特に夕方になると症状が悪化する方もいます。特に症状が気になるときや、日中にスマホをたくさん使ったという方は思い切って夕方以降はあまりスマホを使わずに過ごすことも効果的です。目の健康のためにもスマホの使用時間はなるべく短くすることがおすすめです。
目をしっかり休ませよう
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スマホ老眼の対策や改善方法には目をしっかりと休ませることも効果的です。目を休ませる際は、スマホを使用しないだけでなく目を閉じてしっかりと休ませることが効果的です。1日中パソコン作業をしている方で合間にスマホを使用するという方は、スマホの使用は少なくても目にはかなりの負担がかかっているので目をしっかりと休ませることが効果的となります。
スマホ老眼とは目を酷使したことによる負担が主な原因なので、目をしっかりと休ませるとかなり改善が期待できます。ここで注意が必要なのは、目を休ませたことによりスマホ老眼の症状が改善したとしても油断をしないことです。症状が改善したからといって連日スマホを長時間使い続ければ目への負担は大きくなるので、症状が改善したとしても目の休息は怠らないようにしましょう。
スマホと目の距離をとろう
スマホ老眼の対策や改善方法としてスマホと目の距離を意識することも大切です。スマホの光を至近距離で見続けることにより、光が強いまま目に当てることとなるのでより目の負担も大きくなります。スマホを使用する際は、目への負担が少なくなるようなるべく距離を保って使用することがおすすめです。
パソコンを使用する際は、画面と目の距離が通常45cm程度離れているとされています。しかしスマホは手で持って使用するためにより画面と目の距離が近くなってしまうのです。スマホを使用する際も、最低でも30cmから40cm程度は目との距離を保つよう意識して使用すると良いでしょう。
目のトレーニングで弱った目を回復!
スマホ老眼の対策や改善方法として、目のトレーニングも効果的です。代表的なトレーニングは顔を正面に向け手の人差し指を差し出します。ピントが合ったらそのまま3秒数え、次に視線を3m程度先へずらします。またピントがあったら3秒そのままの状態で数えます。このトレーニングを数回から10回程度繰り返すことで目のトレーニングにつながります。
また他にもまぶたをぎゅっと閉じ、そのまま眼球を上下左右、右回り左回りと動かすようにトレーニングするのも効果的です。こちらのトレーニングも10回程度続けると目の疲労が改善されるでしょう。目のトレーニングは目が疲れた時だけでなく、続けることでより効果を期待することができます。
遠くを見るようにして改善
スマホ老眼の対策や改善方法には遠くを見ることもおすすめです。目は長時間同じ距離でものを見ていると筋肉が固まりピントを合わせる機能が低下してしまいます。スマホを使用する際はそのような状態に陥りやすいので、定期的に視線をずらし遠くを見るようにすると目の負担が少なくなります。
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スマホを使用している際に視線をずらすときは、ずらした先でピントが合うまでしばらく待っていることも大切です。視線をずらしすぐにスマホの使用に戻るのではなく、遠くのピントに合うまでしばらく待ち、目を休息させましょう。また遠くだけでなく、近くのものでもピントを合わせることで目の筋肉には効果的なので試してみてください。
目を温めて血行を良くして改善
スマホ老眼の対策や改善方法として、目を温めて血行を促進させることも効果的です。スマホを使っている際はまばたきが普段の半分以下まで減少すると言われています。その結果ドライアイになる方も多く、ドライアイの方に特におすすめなのがこの目を温めて血行を良くする方法です。
目を温める方法としては、市販のホットアイマスクでも効果的です。家庭ですぐにできる方法としては絞ったタオルを電子レンジで少し温めたり、お風呂のお湯を使い温かいタオルを使うのもおすすめです。温めたタオルを目の上にのせ、5分程度ゆっくりしているのがおすすめです。目を温めることにより毛様体筋もほぐれるのでスマホ老眼の症状が気になるときは特におすすめです。
目元のマッサージで改善
スマホ老眼の対策や改善方法として、目元のマッサージもおすすめです。まず目を閉じ上まぶた、下まぶた共に上下に優しく指を動かします。次に上まぶた、下まぶたを目頭から目尻にむかって優しくマッサージします。最後に上まぶた、下まぶたを優しく指でつまむと目元のマッサージになります。どのマッサージも力加減は優しく、10回程度行うと効果的です。
また手の平を使うことで、タオルを使わなくても目元を温めることができるのでそちらもおすすめです。手の平で目元を優しく覆い、30秒から1分程度そのままにしているだけで目元の休息につながります。その際は目を強く圧迫しないように注意しましょう。こちらも何度が繰り返すことでより効果的となります。
定期的に休憩を挟む
スマホ老眼の対策や改善方法として、定期的な休息も欠かせません。スマホを使用しているとついつい長時間通して使用してしまうこともありますが、定期的な休息を挟むことにより目への負担はだいぶ軽減されます。最低でも90分に1回、できれば30分から1時間に1回は休憩を挟むことをおすすめします。
この休憩時間は、視線をずらすだけでなくなるべく遠くを見るようにしたり紹介した目のマッサージを行うと良いでしょう。目を休ませるために、数分間でも目を閉じるのもおすすめです。スマホを使っていないからといってパソコンを使用しては目の休息にならないので、休憩時間はなるべく他のことをして過ごすように意識すると良いでしょう。
画面の明るさを調整する
スマホ老眼の対策や改善方法として、画面の明るさを調整することもおすすめです。スマホの光は目へに直接入り、目の疲労につながります。目に負担がかかるので、画面が明るすぎると思った際は画面を暗くすることがおすすめです。特に照明の暗い部屋で使用する際は画面を暗めに設定するのがおすすめです。
このスマホの画面の明るさを調整する対策は、寝る前にスマホを見る習慣がある方には特におすすめです。スマホの光は交感神経に作用し、寝る前にスマホを見ることで眠りにつきづらくなってしまう方もいます。どうしても寝る前にスマホを見る必要がある方は、なるべく目に負担をかけないよう画面を暗くして使用しましょう。
スマホを使用する際の姿勢を意識する
スマホ老眼の対策や改善方法として、スマホを使用する際の姿勢を意識するのもおすすめです。スマホを使用する際はついつい画面を目に近づけすぎたり、寝転んだまま使用する方も多いのではないでしょうか?これらの姿勢は目に負担がかかり、スマホ老眼につながってしまうのでスマホを使用する際も姿勢に気を付けることがおすすめです。
スマホを使用する際は、視線を少し落とすように画面を見ると目の負担が軽減されます。紹介したようにスマホと目の距離は30cmから40cm離し、画面の位置を目の高さより少し下にしてスマホを操作しましょう。寝転んだまま使用すると画面と目の距離が近くなりがちなので、なるべく姿勢を正して使用することをおすすめします。
100円メガネでスマホ老眼が治る?
1日中スマホの出番が多い現代でスマホ老眼は気になる症状ですが、そんなスマホ老眼の対策や改善方法として100円均一の眼鏡が効果的と評判になっています。100円均一の眼鏡を使うことで、目を休ませるだけでなく目のストレッチにつながります。ここでは100円均一の眼鏡を使ったスマホ老眼の改善方法を紹介したいと思います。
毎日5分のストレッチでスマホ老眼改善!
100円均一の眼鏡を使ったスマホ老眼の改善方法として用意するのは、100円均一で販売している+2度の老眼鏡です。若い方でまだ老眼鏡なんて使わないという方もいると思いますが、100円で購入できるのでぜひ一度気軽に購入してこちらのストレッチを試してみてください。
ここからは100円均一の+2度の老眼鏡を使ったストレッチ方法を紹介します。まず100円均一の+2度の老眼鏡を使う際は、普段眼鏡をかけている方は眼鏡をかけたままで結構です。また普段からコンタクトを使用している方もコンタクトをつけたまま老眼鏡をかけましょう。
100円均一の+2°度の老眼鏡をかけた際は、目が見えづらく不安になる方もいるかもしれませんが心配ありません。この見えづらく目の焦点が合っていないような状態を作り出し、毛様体筋の緊張をほぐしていきます。毛様体筋の緊張が解かれることで、凝り固まった筋肉もほぐれるので目のストレッチに効果的となります。
100円均一の+2度の老眼鏡をかけた後は、1mから3m程離れた景色や写真、ポスターを眺めるようにします。この際にすぐ視線をずらすのではなく、5分間は遠くの景色やポスターを眺めるようにしましょう。このストレッチのコツは一点に集中して何かを見ようとするのではなく、遠くの景色やポスターの全体をぼやっと見るようにすることです。
100円均一の+2度の老眼鏡を使ったストレッチは以上となります。気軽に行うことができるストレッチなのでスマホ老眼の症状が気になる方はぜひ試してみてください。特に1日の目の疲労がたまっている寝る前にストレッチを行うとより効果を実感できるでしょう。ストレッチの後は視界がクリアになり、目の疲労も軽減されると評判です。
スマホ老眼におすすめの目薬
スマホ老眼の対策や改善方法を紹介してきましたが、スマホを使用している最中でも気軽に目を休ませることのできる目薬の使用もおすすめです。目薬は製品によって様々な症状に効果的なので、自身の症状に合わせて選ぶのがおすすめです。ここからはスマホ老眼に特におすすめの目薬を紹介します。
老眼に効果的な成分たっぷり「ロート製薬ロートVアクティブ」
まず紹介するスマホ老眼におすすめの目薬は、ロート製薬ロートVアクティブです。ロート製薬ロートVアクティブは目薬の中でも有名なメーカーであるロート製薬が、エイジングに着目して開発した疲れ目に効果的な目薬となっています。ロート製薬ロートVアクティブは疲れ目や目のかすみに特に効果的です。
疲れ目で目の乾きを感じる方に、涙を保持する成分が多く含まれるのがこのロート製薬ロートVアクティブの特徴です。他にも眼精疲労に有効なピント調整機能を高める成分や目のかすみに有効な成分が含まれており、まさにスマホ老眼の症状が気になる方におすすめの目薬です。
ピント調節機能の改善効果「参天製薬サンテフォーカスV」
次に紹介するスマホ老眼におすすめの目薬は、参天製薬サンテフォーカスVです。こちらも目薬で有名な参天製薬から出ている目薬で、特にピント調節機能の改善に効果的です。参天製薬サンテフォーカスVは清涼感も弱すぎず、強すぎない製品なので多くの方に使用しやすい目薬となっています。
参天製薬サンテフォーカスVには、ピント調節力の改善のために角膜を保護する有効成分が含まれています。またビタミンやアミノ酸類も含まれており目の組織代謝を活発にする効果も期待することができます。他にも涙の蒸発防止効果や、目の炎症やかゆみに効く成分も含まれているのでスマホの使用により負担のかかった目におすすめです。
ビタミンB12で機能改善「参天製薬サンテドゥプラスEアルファ」
次に紹介するスマホ老眼におすすめの目薬は、参天製薬サンテドゥプラスEアルファです。参天製薬サンテドゥプラスEアルファも参天製薬から出ている評判の目薬で、特にビタミン類の効果が期待できる目薬です。毛様体筋の疲労だけでなく、眼病予防にも効果的なので気になる方は試してみてください。
参天製薬サンテドゥプラスEアルファに含まれるビタミンB12は、目の神経機能を回復させ、毛様体筋の働きを活発にすると言われています。また血流を良くするビタミンEも含まれており、眼精疲労に効果的です。他にもピント調節機能の改善に期待できる成分や、目の炎症に効果的な成分も含まれているので目に負担がかかった日におすすめです。
スマホ老眼は毎日の対策で改善できる!
スマホ老眼とはどのような症状か、その改善方法について紹介してきました。スマホを手放すのは難しいので、スマホ老眼を少しでも防ぐために工夫してみてください。またスマホ老眼の症状が現れてしまった場合は紹介した改善方法を試してみてください。スマホ老眼とは日々の対策で改善が期待できますが、どうしても気になる症状がある方は眼科の受診も忘れないようにしましょう。