2018年08月21日公開
2024年07月30日更新
ヘアアイロンは飛行機に持ち込みできる?国内線・国際線別に紹介!
海外旅行や遠距離の国内旅行での移動では欠かせない飛行機ですが、飛行機は多くの乗客を乗せて空を飛ぶため安全運航を実現させるために手荷物として持ち込めるものなどにさまざまな制限があります。ヘアアイロンもその一つで、制限に引っかかるヘアアイロン保安検査などで手荷物などから見つかると旅行先へ行く前に空港でヘアアイロンを放棄しないといけなくなってしまいます。飛行機には国内線と国際線がありますが、持ち込みに関する制限は国内線と国際線で大きな違いはあるのでしょうか?
目次
ヘアアイロンを飛行機に持ち込みして旅行先で使いたい!
男性女性問わず髪の毛が長い人にとって身だしなみを整えるためにはヘアアイロンは欠かせません。日帰りの旅行であれば家からヘアアイロンを持っていく必要はありませんが、長期の長めの旅行では必需品になります。
しかし、旅行先でヘアアイロンを使うにあたって問題になってくるのが飛行機への持ち込みと預け入れです。海外旅行に行くときに欠かせない飛行機ですが、安全に運航するために守らなければならないルールがたくさんあります。ヘアアイロンを旅行先で使いたい場合、手荷物としての機内への持ち込みや預け荷物と一緒に預けることはできるのでしょうか?国内線と国際線で違いがあるのか詳しく紹介していきます。
ヘアアイロンの飛行機の持ち込みは可能!できないものもある?
ヘアアイロンの機内への持ち込みや他の荷物と一緒に預けることは可能ですが、機種によっては持ち込みができないものがあります。また、持ち込める機種であってもさまざまな制限があるため事前に必ず航空会社会社などに問い合わせを行って確認する必要があります。
ヘアアイロンの種類
ヘアアイロンにはさまざまな種類がありますが、飛行機に持ち込めるか持ち込めないかの判断基準となるポイントは何を動力源としているかです。ヘアアイロンを動力源によって分類するとコンセント式や電池式、ガス式の3つに分けられます。
一般的に出回っているヘアアイロンのほとんどがコンセント式で、コンセントを電源としてアイロン部分を温めて髪の毛をストレートにしたりパーマをかけたりします。対して、電池式のヘアアイロンはリチウムイオン電池を使った繰り返い充電できるものや乾電池を使ってアイロン部分を温め、髪の毛を巻いていきます。
そして、ガス式のヘアアイロンは専用のガスカートリッジを使ってアイロン部分を温め、髪を巻いていくヘアアイロンです。コンセント式のヘアアイロンは電気があるとことではないと使えませんが、ガス式のヘアアイロンや電池式のヘアアイロンは電気の通っていないところでも使えるというメリットもあります。
ヘアアイロンで飛行機の持ち込みが可能なもの
ヘアアイロンにはコンセント式、電池式、ガス式とありますが、これらすべてのヘアアイロンが飛行機内への持ち込みや預け入れができるわけではありません。機内への持ち込みや預け入れができるヘアアイロンはコンセント式、ガス式、リチウムイオン電池を使っていない電池式のもののみ可能です。
また、コンセント式のヘアアイロンに関して制限はありませんが、ガス式と電池式のヘアアイロンに関しては持ち込みや預け入れができる個数や持ち込みに関して規定があるため注意が必要です。
ガス式のヘアアイロンの場合、炭化水素ガスが充填されており髪の毛を当てる部分に安全カバーが付いているヘアアイロンのみ持ち込みと預け入れができますが、補充用のガスカートリッジに関しては機内への持ち込み及び預け入れもできません。対して、電池式を飛行機内へ持ち込み又は預け入れをする場合、電池を取り出す必要があります。取り出した電池はショートしないように処置をして飛行機内への持ち込みが可能です。
ヘアアイロンで飛行機に持ち込めないもの
リチウムイオン電池を使った電池式のヘアアイロンは原則的に飛行機内への持ち込み及び、荷物としての預け入れは基本的にはできません。ただし、リチウムイオン電池を使ったヘアアイロンでもリチウムイオン電池を取り出せるものに限り機内への持ち込みや荷物としての預け入れが可能です。
取り出したリチウムイオン電池はショートしないようにして飛行機内への持ち込みができます。リチウムイオン電池は発火の可能性があるため、荷物して預け入れはできないため注意が必要です。
手荷物として持ち込みする場合はワット数にも限度がある
電池式、充電式のヘアアイロンは電池を取り出すこと飛行機内への持ち込み及び荷物として預け入れができますが、取り出した電池はショートしないように処理することによって飛行機内への持ち込みは可能で、荷物としての預け入れはできません。
その時に注意が必要になってくるのがワット数の制限です。注意しなければならないのが持ち込むリチウムイオン電池のワット数です。リチウムイオン電池はモバイルバッテリーや携帯電話のバッテリーとして使われていますが、リチウムイオン電池は持ち込める量に制限があるため荷造りするときに注意が必要になってきます。
リチウム電池はリチウム含有量が2グラム以下のものに関しては制限ありません。また、リチウムイオン電池はワット時定格量100Whのものに関しては持ち込み個数に関して制限はありませんが、100Wh以上160Wh以下のリチウムイオン電池は一人2個までしか持ち込みができません。さらに、160Wh以上のリチウムイオン電池は持ち込みが一切できないためリチウムイオン電池をもって飛行機に乗るときは注意が必要です。
各航空会社で下調べしよう
基本的にはリチウムイオン電池を使ったヘアアイロン以外は飛行機内への持ち込みは可能ですが、各航空会社で持ち込みに関する規定がある場合があるため、利用する各航空会社のホームページなどを確認してあらかじめ確認しておく必要があります。
日本の主要な航空会社の場合、ANAはコンセント式のヘアアイロン、安全カバーが取り付けられているガス式のヘアアイロン、電池を取り出すことのできる電池式のヘアアイロンが持ち込み可能です。JALも同様にコンセント式のヘアアイロンに関しては持ち込みに関する制限はなく、ガス式のヘアアイロンは安全カバーのついているもののみ持ち込みが可能です。
予備のガスカートリッジに関しては飛行機内への持ち込みも荷物への預け入れもできません。電池式のヘアアイロンは電池を取り出せるものにのみ持ち込み可能で、取り出した電池はしっかりとショートしないように処置したもののみ持ち込み可能です。
日本の格安航空会社として代表的なスカイマークやジェットスターに関してもJALやANAと同じような規定になっています。海外の航空会社の場合は日本の航空会社と異なる規定になっていることもあるため、海外の航空会社を利用するときは日本語のホームページが用意されていることも多いため、利用する前にあらかじめ確認しておきましょう。
日本語のホームページが用意されていない場合は海外旅行によく行く人に聞いたり、旅行前に利用する海外の航空会社の日本窓口に問い合わせしてみるのもおすすめです。
飛行機にヘアアイロンを持ち込みする際の注意事項
基本的に機内への持ち込みや荷物として預け入れが可能なヘアアイロンですが、持ち込むにあたって注意しなければならないこともあります。機内でヘアアイロンを持ち込んで利用する際にはしっかりとルールやマナーを守り利用しましょう。
手荷物か預け荷物にするか決めよう
手荷物としての機内への持ち込み、他の荷物と一緒に預け入れができるヘアアイロンですが、どの場面で利用するかしっかりと考えて手荷物として機内へ持ち込むか預け荷物にするか決める必要があります。預け荷物として預けた場合、到着した空港で荷物を受け取るまでヘアアイロンを使うことができません。
海外旅行で飛行機を乗り継ぐ場合も同じ航空会社の便に乗り継ぐ場合はそのまま荷物も同じように積み替えられるため、乗り継ぎのタイミングなどでヘアアイロンを使用したいと思っても荷物として預けてしまうと使えません。
そのため、どの場面でヘアアイロンを使用するかをしっかりと考えて荷物をパッキングする 必要があります。ヘアアイロンを旅行先だけで使うことを想定している場合は他の荷物と一緒に預けて問題ないですが、飛行機への搭乗前などのあいている時間で髪の毛をセットすることを考えている場合は手荷物として機内へ持ち込むようにします。
国内線と国際線では違いはある?
飛行機には国内の移動で使う国内線と海外へ行くのに使う国際線がありますが、国内線と国際線でヘアアイロンの持ち込みの規定に関して違いはあるのでしょうか。まず、国内線と国際線で基本的にはヘアアイロンの持ち込みに関する規定に大きな違いはありません。
国内線と国際線共にガス式のヘアアイロンであればガスが充填され髪を巻くところにカバーがしっかりと付いているもの、電池式のヘアアイロンであれば電池を抜いて抜いた電池をショートしないようにしまうことができるもの、コンセント式のヘアアイロンは基本的にほとんどどの機種で持ち込みと荷物としての持ち込みが可能です。
ガス式のヘアアイロン用の替えのボンベに関しては国内線を利用するときと同様に飛行機内への持ち込み及び荷物としての預け入れも不可能のため、注意が必要です。また、海外でヘアアイロンを使用す場合、特にコンセント式のヘアアイロンを使用する場合は海外は国によってコンセントの差込口の形や電圧が異なるため、変換アダプターが必要になってきます。
行く国で使われているコンセントに対応したアダプターを使うことによって日本のヘアアイロンを使えるようになり、アダプターを使用せずにコンセント式のヘアアイロンを使用するとショートして故障の原因になるだけではなく、火災などの原因になる可能性も十分あるためコンセント式のヘアアイロンを海外で使用したいときは欠かさず変換アダプターを必ず持っていくようにしていきましょう。
飛行機内でのヘアアイロンの使用は可能?
飛行機内でのヘアアイロンの使用は制限は特にないため、シートベルトの着用サインがついていない場合であれば自由に使って問題ありません。しかし、航空会社によっては飛行機内でのヘアアイロンやドライヤーといった電化製品の使用を禁止していることもあるため、旅行前にしっかりと航空会社のホームページなどで確認することが大切です。
ヘアアイロン後のヘアスプレーも持ち込みたい
ヘアアイロンと共に髪型を調えるために使われるヘアスプレーですが、スプレー類に関しても飛行機の安全運航のためにさまざまな規定があるため持ち込みには注意が必要です。
飛行機に搭乗するにあたって塗料や模型用のスプレー、催涙成分を含んだスプレー、酸素スプレー、カセットコンロ用のガスボンベなどは引火の可能性などが考えられるため、持ち込みや荷物としての預け入れはできません。ですが、ヘアスプレーや香水といった身だしなみを調えるスプレーや消毒やかゆみ止めなど医療目的として使うスプレーなどに関しては規定内内であれば持ち込みが可能です。
また、ヘアスプレーは国内線と国際線で持ち込める1本あたりの容量が異なるため、注意が必要です。国内線ではヘアスプレーを飛行機内へ持ち込む場合、容器一つ当たり重量が0.5キログラム以内のものか容量が0.5リットル以内のもので合計2キログラムもしくは2リットル以内であれば飛行機内への持ち込み及び他の荷物との預け入れが可能です。
対して海外旅行で利用する国際線の場合は国内線に比べて厳しく液体物と同じ扱いになるため、一つの容器の容量が100ミリリットル以内のものに限り1リットル以内の容量のジッパーが付いた透明な袋に入れることによって持ち込みが可能です。
しかし、国内線と同様に荷物としての預け入れの場合は重量0.5キログラムもしくは容量0.5リットルのものであれば合計2キログラムもしくは2リットルまで預け入れが可能です。航空会社によって持ち込みや預け入れることのできる量が制限されている場合もあるため、旅行前に前もって各航空会社のホームページなどで確認が必要です。
ヘアアイロンを飛行機に持ち込む場合は注意事項を守ろう!
海外旅行、国外旅行問わずおしゃれに髪形をセットして日常とは違うことを体験を味わうのが旅行の醍醐味でもあります。飛行機は多くの人を乗せて空を飛ぶため、安全に飛行するためにさまざまな規定があります。一部ヘアアイロンの飛行機内への持ち込みや荷物として預けることができないのはそういった理由があるためです。
ヘアアイロンを飛行機内で使用したり、旅行先へ持っていき使用したりする場合は準備の段階でしっかりと持ち込みや荷物としての預け入れが可能な機種かあらかじめしっかりと確認しておくことが大切です。国内線と国際線で機内への持ち込み荷物と預ける荷物に関するルールが異なることもありますが注意事項をしっかりと守り、安心安全で楽しい飛行機の旅行にしましょう。