2018年08月16日公開
2024年07月30日更新
集中力を高める食べ物7選!仕事や勉強に即効性のある食事も紹介!
学校や家で勉強している時や、会社や会議などをしている時に一番大切になるのは集中力です。集中力が足りない、集中力が続かないと悩んだことがある人も多いのではないでしょうか?たくさんの場面で大切になる集中力ですが、実は食べ物で高めることができます。今回の記事では、集中力が足りない、続かない時に食べるといい食べ物について紹介していきます。集中力のメカニズムなども紹介しているので、集中力をつけたい時の参考にしてください。
集中力を高める食べ物とは?
資格を取得するときや試験勉強をするとき、仕事の効率を上げたいときなど、様々な場面で集中力が必要になります。しかし、集中力がない、集中力が長く続かない、などと多くの人が集中力に関して悩んでいるのではないでしょうか?膨大な情報量が飛び交っている現代社会では、いかに効率を上げるかが課題になっている会社も多く、そのために欠かせないのが集中力です。
ネットやテレビなどメディアで集中力が上がる方法を色々試してみるけど一時的に上がるだけで、すぐ集中力が下がってしまう経験はありませんか?集中力を上げる方法も大事ですが、実はコンビニなどでも買える、食べ物でも集中力を高めることができます。今回は集中力を高める方法ではなく、集中力を高める食べ物について紹介します。集中力が高める食べ物を食べて、集中力を維持しましょう。
集中力が欲しい時の効果的な方法は?
子供の試験勉強や期日までにやらなければならない仕事が目の前にあるのに集中力が続かず困ってしまうことがありませんか?集中力を高めると言うが、そもそも集中するということはどういうことなのでしょうか?意外なことですが、集中力はコントロールすることが可能で、鍛えることもできます。
子供がテストや試験勉強は集中力が続かないのに、好きなことに対してはずっと集中してやっていることもあり、その集中力を勉強にも使ってほしいところです。そこで、集中力がどのようなものか知っていれば、集中力を高めることにも繋がるので、まずは集中力のメカニズムやなぜ、集中力が続かないのかなどを知っておきましょう。
集中力のメカニズムとは?
まずは集中力のメカニズムを見ていきましょう。人は集中しようとするとき、脳は二段階の過程を踏んでいます。まず、一つ目は特定のもの(好きなことなど)に集中できる能力で「トップダウン型注意システム」といいます。トップダウン型注意システムは、自分自身で何に集中したいかを決定する能力のことで、その集中したいことが決まると次のような順序で集中していきます。
最初に「視覚的に入ってくる情報を下に何に注意を向けるかを決定」します。イメージとしては、デジカメで風景を撮影するときに、最初に何を撮ろうか考え、全体を見渡してから撮る対象を決めるような感覚です。次に、「対象物の一部に注意を向けます。」デジカメで撮る対象を決めたら、その対象にカメラを向けてズームしていくイメージということになります。
人は集中すると周囲のことが気にならなくなってきます。集中すると周りの声が聞こえなくなる経験はありませんか?この状態はフロー状態と呼ばれており、このフロー状態になると、脳の右脳と左脳の両方が効率的に動き、周囲の情報をシャットアウトしています。フロー状態になると時間に対する感覚がなくなり、何かに対して夢中になっている状態で、勉強やスポーツをしている人に多くみられます。
集中力が続かないのには理由があった!
上記で紹介したトップダウン型注意システムの反対をさすのが、「ボトムアップ型注意システム」です。ボトムアップ型注意システムは、集中力が高まっている能力、トップダウン型注意システムと反対の集中力が途切れてしまう状態をいいます。ボトムアップ型注意システムは自身でコントロールできるものではなく、周囲の環境に影響を受けて起こる能力になります。
この、システムは周囲の状況によって判断され「何に注意を向ける必要があるか?」という判断をするシステムです。脳の集中力が途切れる原因は二つあります。一つ目は目立つ色・明るい光を見たとき、もう一つは大きな音を聞いたときです。
救急車を見たときや犬の鳴き声などがそれにあたります。勉強しているときに、ふで箱や消しゴムなど、何か物を落とした音もそれにあたります。音や光などで強い刺激を受けてしまうと、一瞬でその方向に気が散ってしまいます。大きな音やびっくりするような光を目にしたときに気にしない方が難しく、条件反射的に反応してしまいます。
一回、集中力が切れてしまうと、もう一度集中し直すのに平均25分かかると言われています。一回集中力が途切れる度にもう一度集中するためには脳を使うので、それだけで疲れてしまうことになってしまいます。なので、勉強で集中力を維持させるためには、突発的に大きな音の出ない図書館などの場所の方が良いということになります。
集中力を高めるのに効果的な方法は?
上記でも紹介したように、脳の集中力が切れてしまう原因は、強い光や大きな音を聞いたときに脳が反応して集中力が切れてしまうことが多いです。そのため、なるべく大きな音や目移りするようなものがない場所で集中する必要があります。子供を勉強に集中させたいけど、漫画を読み始めたり、ゲームを始めたりなどの経験が多い家庭もあるのではないでしょうか?
まずは、集中力のいる場合そのことに集中できる環境を準備することが大事になります。家の中であれば、自分の好きな漫画やゲームのない部屋で勉強をするなど、勉強はどうしても楽しくない、面倒くさいと思ってしまう人が多いため、いろんな誘惑に負けてしまいます。そこで、勉強すると決めたら周りの誘惑になるものは、一度自分の目の届かない場所に閉まっていおきましょう。
また、テレビや音楽を聴きながら勉強するという人も多いですが、テレビは視聴者の注意を引くためにたくさん工夫されています。音楽も耳元で音が鳴りつつけるため、突発的に大きな音がでる音楽ではなく、一定の音量で流れる音楽を聴くようにしましょう。
子供の集中力を養うカギは食べ物にあった!
周りの環境を整えた状態で勉強や仕事をしても、集中力が続かない、特に子供は集中できる時間が少なく、周りに遊ぶものがなくても、すぐに探し出したりしてしまいます。そんな集中力が続かないという人は、食生活を一度見直してみましょう。じつは、集中力がなくなり、注意力が散漫になる主な原因は「血糖値の急激な低下」といわれています。
血糖値の低下を防ぐためには、食事をしっかり摂ることでカバーすることができます。血糖値が上がる・下がるといった表現を聞く場面が多いですが、血糖値の変化によってどのような影響が出るのでしょうか?一般的に食事を摂ることで血液中の糖が上昇し、交換神経が活発になります。そのため、集中力を高めるためには、食事が非常に大切になります。
しかし、朝食を抜いて昼食に一気にご飯を食べたりすると、血糖値の急激な上昇によりインスリンが大量に分泌されます。そして、その後今度は血糖値が一気に降下し、集中力が切れてしまうことがあります。子供が学校で午後の授業で集中力が続かない時、食事を摂るタイミングを変えることで改善される場合があります。
集中力を高める即効性のある食べ物7選
集中力を持続するためにも、食事を摂ることが大事だということが分かったところで、次は集中力を高めるためにおすすめの食べ物を紹介していきます。即効性が高い食べ物や、子供や旦那のお弁当や仕事の昼休みでコンビニでも買えるようなものも多いため、集中力を高めたい場合に参考にしてください。
集中力のエネルギー源「炭水化物」
最初におすすめする集中力を高めることができる食べ物は、コンビニで買えるおにぎりやパンなどの炭水化物です。炭水化物は体内でブドウ糖に変化し、体内の血糖値を上げることができる効果を持っているため、集中力を高める即効性のある食べ物です。集中をすることで血糖値が急激に下がるため、炭水化物を食べることで、血糖値を上昇させ、脳を活性化させて集中力を高めることができます。
出典: https://tenki.jp
炭水化物のおにぎりやパンは、コンビニなどでも売られているため、仕事中の休憩時間や、集中力が足りないと感じた時にすぐに摂ることができる食事でもあります。しかし、炭水化物を摂り過ぎてしまうと、血糖値が急激に上昇し、その後反動で一気に血糖値が下がってしまいます。そうなると集中力が切れ、イライラの原因にもなってしまうので、炭水化物の摂り過ぎには注意しましょう。
栄養プラス噛む力で集中力アップ!「ナッツ類」
次に集中力を高めるのにおすすめの食べ物は、ナッツ類です。ナッツ類には集中力、記憶力を高めることができる「レシチン」と呼ばれる成分が含まれており、血糖値を緩やかに上昇させる効果を持っています。即効性はあまりないですが、子供の長時間の勉強や長時間集中する仕事をする際におすすめです。
炭水化物との違いはナッツは血糖値を一定に保つ効果があるので、血糖値を上昇させた後に急激な低下の心配がありません。ナッツ類はヘルシーで太りにくいので、受験勉強で遅くまで勉強している子供や女性にも優しい食べ物です。さらに、ナッツ類は血糖値安定の効果により、満腹効果も続くので小腹が空いたときに食べるのもおすすめです。コンビニなどにもナッツ類が販売されているため、手軽に購入できます。
レシチンが豊富「ゆで卵」
続いて紹介する集中力を高めることができる食べ物はゆで卵です。卵にもナッツ類と同様、レシチンが多く含まれています。レシチンとは、ミエリン鞘と呼ばれる部分の主成分でもあり、また神経伝達物質、アセチルコリンの材料でもあります。神経伝達物質とは、脳内で作られるホルモンで、記憶に関係の深い物質と考えられているため、レシチンを多く含む卵は記憶力や集中力を高める手助けをしてくれているといえるでしょう。
ゆで卵は調理をするのがとても簡単なので、スーパーで卵を大量に購入したときなどにまとめてゆでをしておき、冷蔵庫に常備しておくとすぐ食べることができるので、とても便利です。また、ゆで卵はコンビニでも簡単に手に入るので、集中力を高めたいときなどおすすめです。ゆで卵は即効性があるので、子供の勉強や仕事のプレッシャーによるイライラも静めてくれます。
家計の強い味方「納豆」
続いて紹介する食べ物は「納豆」です。納豆は上記で紹介したゆで卵と同じレシチンが入っています。最近、社会現象にもなった「キレる子供」を防ぐためにもレシチンは重要な栄養素になります。レシチンは脳の神経細胞を強くし、細胞の働きを活発にするため精神的な安定にも効果があると言われています。
昔からレシチンは「天然のトランキライザー(精神安定剤)」といわれていることからも、キレない子供を作るためにも子供には納豆を積極的に食べさせた方が良い効果が得られます。また、納豆にはレシチンの他にもタンパク質も含まれています。タンパク質は脳をはじめ、人の細胞には欠かせない栄養素となっています。
タンパク質があると、脳内の神経伝達物質の合成が活発になり脳の働きも活性化します。精神的にも安定し、落ち着きを維持できるので、子供をはじめ大人の人にも納豆はおすすめの食べ物です。また、タンパク質はアミノ酸で構成されています。アミノ酸の中には脳の機能を高めるグルタミン酸があります。
そのグルタミン酸は納豆に含まれていることから、納豆は「脳の活性化食」ともいわれています。納豆は脳の神経を落ち着かせるだけでなく、脳の機能も高めてくれる優れた食べ物です。ぜひ、毎日の朝食に子供と納豆を食べて集中力をみにつけましょう。納豆はコンビニで売られていることが少ないため、スーパーなどで購入するようにしましょう。
カルシウムが豊富「チーズ」
続いて紹介する食べ物は「チーズ」です。チーズは上記で紹介したタンパク質が豊富に含まれています。また、チーズはタンパク質の他にも子供の成長や、脳や神経の伝達物質として欠かせないカルシウムも大量に含まれています。卵やチーズは記憶力向上の手助けもしてくれるので、試験勉強をしている子供や会社で効率の良い仕事をするときなどに効果的です。
ミックスチーズや、とろけるチーズなどはすぐに食べることができませんが、ナチュラルチーズやプロセスチーズなどはコンビニやスーパーなどでも手軽に購入することができるため、即効性の高い食べ物といえるでしょう。
コンビニでも購入できる「フルーツ」
続いて紹介する食べ物はコンビニでも手軽に買える「フルーツ」です。脳の疲労を回復する栄養素として、炭水化物、タンパク質、鉄分などがありますが、ビタミンB群やミネラル類も脳にとって重要な栄養素になります。そこで今回は栄養が豊富なフルーツについて紹介します。栄養が豊富なフルーツの一つとされるのがコンビニやスーパーで買えるアボカドです。ビタミンEなどが多く含まれていて、抗酸化作用に優れています。
抗酸化作用は血管を正常な状態に保ってくれて、血液の流れをよくするため、脳の活性化に良いといわれています。また、フルーツの1つブルーベリーなどに含まれているアントシアニン色素の抗酸化作用は脳の神経細胞の生成を活発にする効果があるといわれているため、記憶力の向上を期待できます。
アボカドのサラダやブルーベリーなどはコンビニでも売られているので、仕事のお昼休みなどに購入して食べてみてはどうでしょうか?ブルーベリーはコンビニで冷凍フルーツとして売られているところも多いため、すぐ食べることができ、即効性が得られる食べ物です。また、フルーツをおやつなどにして、子供と一緒に楽しく食べて脳を活性化させましょう。
集中力を高める「コーヒー」
最後に紹介する食べ物は「コーヒー」です。コーヒーは食べ物ではないのですが、集中力を高めるために他の食べ物よりも即効性のある飲み物になります。コーヒーにはカフェインが多く含まれているため覚醒作用や眠気防止作用があるといわれています。子供の受験勉強や仕事にコーヒーを飲むと集中力が上がるので、おすすめです。
コーヒーに含まれているカフェインは脳の中枢神経を刺激するので、集中力を高めるのに即効性が一番ある飲み物です。京都大学で記憶力の実験を行った際にカフェインを摂取している人はカフェインを摂取していない人に比べると、摂取している人の方が記憶力がより向上しているという結果がでたとのことです。
カフェインの摂り過ぎはあまりよくないのですが、一日3杯~4杯の適量であれば、勉強や仕事の効率を上げることができます。子供の勉強や仕事の効率をあげるためには基本的にブラックコーヒーで飲むことをおすすめします。砂糖を入れたりミルクを入れたりするよりもブラックコーヒーで飲んだ方が、子供の勉強やお仕事の集中力に即効性があるので、ブラックコーヒーをおすすめします。
即効性のあるコーヒーでも、飲んでからカフェインの効果が出始めるまで約30分くらいかかるので、集中して勉強や仕事をしたい少し前にコーヒーを飲むと効果のピークを勉強に持ってくることができるので、午後の眠たい授業や、午後からの仕事が始まる前に飲みましょう。また、勉強や仕事の効率が向上するカギになるのはカフェインなので、カフェインの成分が多く含まれているコーヒーを飲むことが重要です。
カフェインの成分が多いコーヒーは、焙煎具合の浅いさっぱりとしたコーヒーになります。しっかりと焙煎された深煎りコーヒー豆よりも浅煎りのさっぱりとしたコーヒーの方がカフェインが多く含まれているので、浅煎りのコーヒーの方が即効性があり、より集中力を高めることができます。コンビニでも買える定番の飲み物なので、休憩中などに購入して、勉強や仕事の効率をあげましょう。
集中力を高める食事方法とは?
上記では集中力を高める食べ物を紹介しました。コーヒーは即効性のある飲み物なので、すぐ集中力をあげることができます。しかし、小さな子供はコーヒーを飲むことが少なく、日常的に食べる食べ物はコーヒーよりも即効性が低いです。そこで今回は集中力を高めることができる食事の方法に注目しました。食事方法を知っておくだけで、普段よりも集中力を高めることができますので、参考にしてください。
集中力がアップするおすすめの食べる順番
まず最初に紹介する方法は食べる順番です。納豆やゆで卵などコンビニでも手軽に購入できる商品ですが、食べる順番が間違っていると栄養素を上手くとりいれることができません。集中力がアップするおすすめの食べ方を紹介します。集中力がアップする順番は野菜やきのこ(海藻も)、次に肉(魚)、ご飯(パンや麺類)の順番が良いとされています。
野菜やきのこに含まれている食物繊維は糖の消化や吸収を遅くする作用があるので、最初に食べることが好ましいです。そしてその後に肉、ご飯などの炭水化物を食べ進めると血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
よく噛むことで集中力がアップ!
続いて集中力を高める方法はよく噛むことです。食べ物をよく噛んで食べることは脳に刺激を与えるのに、手軽な方法です。噛んで食べることで脳を活性化するホルモンの分泌を促すことができたり、味覚や嗅覚などの働きを最大化して脳に様々な情報を送ることができます。また、よく噛んで食べることで消化が良くなり、体にも良いので、子供と一緒によく噛んで集中力を鍛えましょう。
集中力を高める食事のタイミングは?
集中力を高めるためには食べればよいというものではありません。上記でも記述していますが、空腹の状態でごはんを食べたりすると一気に血糖値があがり、インスリンが大量分泌されます。その後今度は血糖値が一気に降下するため、集中力が低下してしまいます。このように食事と食事の感覚が開くほど、血糖値の急激な変動が起こるので、調整が必要です。
食べたものが栄養に分解されて脳が一番活動的になるのは約5時間後といわれています。また、脳に不可欠な糖は体に長く貯めておくことができないので、血糖値をしっかりとコントロールするためにも、朝食、昼食、夕食を定期的にとりいれて、集中力を高めましょう。
大事なときはきちんと食べて集中力を高めよう!
集中力を高める食べ物や方法について紹介してきましたがどうでしょうか?集中力を高める食べ物は、コンビニでも手軽に購入することができ、今回紹介した食べ物以外にも即効性のある食べ物がたくさんあります。また、集中力は食べ方や食べる順番によって高めることができます。子供と一緒にしっかりご飯を食べて、集中力を高めて楽しく生活しましょう。