亜鉛は子供の身長を伸ばす効果あり?必要な摂取量とおすすめレシピも紹介

「亜鉛」はカルシウムやタンパク質に比べ、あまり摂取量を意識していない栄養素ではないでしょうか。子どもの身長を伸ばすには牛乳や小魚が1番!そう思っていませんか?しかし実際には、亜鉛の摂取量が、身長が伸びることと大きく関わっているのです。亜鉛が不足すると、成長障害が起こり、身長が伸びることが困難になってしまうケースも。ここでは、亜鉛の働きや効果、含有量の多い食材や亜鉛を効果的に摂取できるレシピを紹介します。

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目次

  1. 1亜鉛で身長が伸びるのは本当?
  2. 2亜鉛で身長が伸びるのか検証
  3. 3亜鉛で身長を伸ばそう!効果的なおすすめレシピを紹介
  4. 4亜鉛で身長や子供の成長を促そう!

亜鉛で身長が伸びるのは本当?

子どもの身長を伸ばすのに必要なたんぱく質やカルシウム、これはとても有名な話です。しかし、忘れてはいけない重要な栄養素がもう1つ。それは「亜鉛」です。亜鉛は、子どもの成長に深く関わっているもの。亜鉛が不足すると成長障害が起こり、低身長になってしまうこともあるのです。

亜鉛で身長が伸びるのか検証

「亜鉛で身長が伸びるって本当?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。実際亜鉛は、低身長症の治療にも使われているものです。低身長の子どもに亜鉛を投与すると、身長速度の改善が見られたというデータがあります。身長は遺伝的な要素も大きいものですが、食事や睡眠、運動など環境的要因が関わっているのも確か。子どもの身長が伸び悩んでいると感じたら、まず、亜鉛不足など食生活を見直してみることも必要です。

亜鉛とは?

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亜鉛は、成人の体内には約2~4g含まれていて、骨や皮膚、肝臓や脳をはじめ全身に分布している金属元素です。約300種類の酵素の活性化に欠かせない成分で、非常に重要なミネラルです。しかし、とても重要な成分でありながら、亜鉛は体内で生成することができません。そのため、毎日の食事できちんと摂取する必要があります。

亜鉛の効果や効能

亜鉛は、細胞の新生を活発にさせ、骨や皮膚を強くし、免疫力を高める作用があります。また、生殖機能とも関係が深く、精子の形成や女性ホルモンを活性化させてくれます。さらに、味覚や髪の健康を保つためにも必要なものです。このように、亜鉛は体内の様々な場所に働きかけ、正常に機能するための重要な栄養素なのです。

亜鉛は子供の身長を伸ばす効果がある

「低身長の治療にも使われる亜鉛」と先ほど書きましたが、亜鉛がどのように子どもの成長に関わっているのか、身長が伸びることに効果はあるのか、もう少し詳しくみていきたいと思います。

なぜ亜鉛が子供の身長を伸ばすの?

人は日々、体内で細胞を作り出し、分裂させながら生きています。特に成長期の子どもは、新しい細胞が次々に作られ、細胞分裂が活発に行われていきます。成長期の子どもの身長がグンと伸びるのは、活発な細胞分裂の結果なのです。そして、この細胞分裂が正常に行われる上で絶対に欠かせない栄養素が「亜鉛」というわけです。

亜鉛が足りていないとどうなる?

偏食や過剰なダイエット、加工食品を摂りすぎると、亜鉛が不足することがあります。成人では、貧血や味覚障害、皮膚炎を起こします。男性では精子数の減少など性機能低下をきたすこともあるのです。子どもでは、亜鉛が不足すると、DNAやたんぱく質の合成がうまく行えなくなることから、身長や体重が増えないという成長障害が起こってしまいます。

亜鉛の平均的な摂取量を調査

https://www.healthy-pass.co.jp/blog/20161216/

亜鉛1日の摂取量を年齢・男女別にみていきましょう!下の表の「推定平均必要量」とは、半数の人が必要量を満たす量であり、「推奨量」とはほどんどの人が必要量を満たす量です。「目安量」とは、一定の栄養状態を維持するのに十分な摂取量のことであり、「目安量」以上を摂取することができれば不足のリスクはありません。日頃なかなか亜鉛を摂取できていないと感じる人はまず、この「目安量」を意識してみるといいでしょう。

「耐容上限量」とは、過剰摂取による健康障害を見未然に防ぐ量を示していて、これ以上の摂取は避けましょう。また、妊娠中と授乳中の女性は、亜鉛の摂取量は少し多く設定されています。

亜鉛の摂りすぎには注意しよう

亜鉛は、通常の食事では過剰摂取は起こりませんが、サプリメントなどにより一度に大量に摂取すると、急性中毒を起こします。吐き気、嘔吐、食欲不振、胃痙攣、下痢、頭痛などの兆候が現れます。また、長期に渡って亜鉛を過剰摂取すると、体内の銅が減少し、免疫低下や善玉コレステロールの減少など問題が生じてしまいます。適量を摂取、サプリメントなどで大量摂取してはいけないということを覚えておきましょう。

亜鉛で身長を伸ばそう!効果的なおすすめレシピを紹介

「しっかり亜鉛を摂って身長を伸ばそう!」ここでは亜鉛が多く含まれている食材を紹介し、それらの食材を使った簡単レシピを紹介します。忙しいお母さんにも簡単に作れて、子どもたちが喜びそうなメニューを選びました。

亜鉛が多く含まれている食材

亜鉛は、魚介類や肉類、大豆製品に多く含まれています。特に牡蠣には100g中13.2mg、豚レバーには6.9mg、牛肉には4.6mg、卵黄には4.2mg、納豆には1.9mgとなっています。亜鉛は全ての細胞に含まれているので、様々な食材から摂取することができます。しかし、加工食品には亜鉛の吸収を妨げる添加物が使われることがあるため、加工食品の摂りすぎには注意が必要となってきます。

亜鉛が効果的にとれる牡蠣ときのこの炊き込みごはん

「亜鉛」含有量が1番多い牡蠣。生で食べるのもいいですが、ここでは、お子さんでも食べやすい炊き込みごはんのレシピを紹介します。簡単に作れて、おいしい一品です。

材料はお米2合、牡蠣お好きな量、舞茸、エリンギ、しめじなど好みのきのこ類お好きな量、醤油大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、生姜少々です。作り方は簡単!まず、お米を研ぎ、水を2合の目盛りより少し少な目に入れます。

次に、牡蠣はよく洗い、ザルにあげておきましょう。そして、きのこ類を好みの大きさに切っていきます。その後、先ほど準備したお米に、牡蠣、醤油、酒、みりん、生姜を加えて炊きます。普通の炊飯モードでOKです。炊き上がりに全体を軽く混ぜ、茶碗に盛ったら出来上がり!炊飯器に入れるまで10分もかからない簡単メニューなので、忙しいママのお助けメニューになること間違いなしです!

豚レバーの甘辛揚げ

豚レバーは貧血にもいいと言われていますが、亜鉛も多く含んでいいる素晴らしい食材!しかし、クセがあって苦手という子どもたちも多いのではないでしょうか?そこで、唐揚げにして、子どもが大好きな甘辛い味付けにしてしまいましょう。

材料は、豚レバー300g、牛乳100㏄、片栗粉大さじ5~6、揚げ油適量、酒大さじ3、砂糖大さじ5、醤油大さじ3、ごま適量です。まず、豚レバーの下処理から行います。豚レバーのスライスを牛乳に30分以上浸します。レバーがひたひたになるぐらいがいいので、牛乳が少ない場合は適宜足してください。

30分経ったら、キッチンペーパーで牛乳を吸い取ります。そして、下処理が終わった豚レバーに片栗粉をまぶしていきます。それから、油を温めて強めの中火で3~5分程揚げます。豚レバーが揚がったら、キッチンペーパーを敷いたお皿の上で油をきります。フライパンに酒、砂糖、醤油を入れ、大きな泡が出るぐらい煮詰めます。煮詰めたものに、豚レバーを入れてからめていきます。水気がなくなってきたらゴマをからめて完成です!

鉄分も亜鉛もバッチリ摂れておいしい一品です。レバーがどうしても苦手な人は、スライスする際、薄目に切るとあまりレバーっぽさを感じません。また、タレを自分で作らずに、焼き肉のタレを使って時短!というのもいいでしょう。

みんなが喜ぶ簡単牛丼

子どもも大人も大好きな牛肉。牛肉にも亜鉛がたくさん含まれています。その牛肉を使ったメニューの中でも、牛肉と玉ねぎを炒めて卵でとじる牛丼はみんなに大人気!簡単にできておいしいだけではなく、牛肉と卵の組み合わせは亜鉛摂取最強メニューです。

材料は、牛肉100g、玉ねぎ1/2個、めんつゆ大さじ4、みりん大さじ2、水大さじ6、砂糖小さじ2、卵2個、油適量です。まず、フライパンに油を入れ、切った玉ねぎ、牛肉を入れて炒めます。

牛肉の色が変わり、玉ねぎがしんなりしてきたら、水、めんつゆ、みりん、砂糖を加えて煮ます。汁気がなくならないように、玉ねぎに火が通ったら弱火にしていきましょう。しっかり火が通ったら、溶き卵を回しいれ、蓋をします。卵がふんわりしてきたら出来上がりです!卵のかたさはお好みで決めましょう!

亜鉛で身長や子供の成長を促そう!

いかがでしたか?このように、成長期の子どもにとって亜鉛がいかに大事かということが分かったのではないでしょうか。また、亜鉛を多く含む食材を見て、何も特別な食べ物ではなく、家庭料理で十分摂取できると感じませんでしたか?添加物が多く含まれる食品や加工食品の摂取量を減らし、手作り中心の食事を心がける!ということだけでも、亜鉛不足は避けられるはずです。

子どもの身長が伸びるように何かしたい思った時、まず、亜鉛を摂ることを意識しながら、食生活を見直しましょう。そして、バランスの良い食事、しっかりとした睡眠、適度な運動で子どもの身長を伸ばしていきましょう。

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