プロテインで下痢になるのは乳糖不耐症?下痢対策方法も紹介!

ダイエットや肉体改造のお供ともいえる存在であるプロテイン。プロテインがあるかどうかでトレーニング後の回復効率が格段に変わります。しかし、プロテインを飲むと下痢になって苦しんでいる人や、下痢が原因となってプロテインの摂取を止めている人がいると思います。もしかしたらその下痢や腹痛は解決できるものかもしれません。そこで、今回はプロテインを飲んだら下痢が出る人の為に、下痢の原因と、その対策について紹介していきます。

プロテインで下痢になるのは乳糖不耐症?下痢対策方法も紹介!のイメージ

目次

  1. 1プロテインで下痢になる!対策方法はあるの?
  2. 2プロテインで下痢になる原因は?
  3. 3プロテインで下痢にならない対策方法は?
  4. 4プロテインを諦める前に下痢対策をしてみよう

プロテインで下痢になる!対策方法はあるの?

肉体改造やダイエットをする人にとって欠かせないのが「プロテイン」。昔と違って今ではチョコレート風味をはじめとして抹茶風味やカフェオレ風味など数多くのフレーバーが出てきました。しかし、飲みやすくなったがプロテインを飲むと下痢をしてしまうから飲めない人がいると思います。今回はプロテインを飲んで下痢になる人の為に対策方法などを紹介していきます。

プロテインで下痢になる原因は?

何事もまずは原因究明が先です。プロテインを飲んで下痢をする人もいれば下痢をしない人もいます。しかし、双方にある差とは一体なんでしょうか。今回はそんなプロテインで下痢をする原因をいくつか説明します。

下痢の原因はタンパク質の摂取量にあり!

タンパク質の摂取量が下痢の原因になるとは思ってなかった人が多数いるはずです。しかし、これは事実だったのです。知っての通り、腸内には善玉菌と悪玉菌が共生していますが、プロテインに含まれているタンパク質(特にホエイ、ガセインプロテイン)は筋肉や疲労の回復に貢献してくれる素晴らしい栄養素である反面、実は悪玉菌の餌にもなってしまうこともあります。

体内で吸収されずに残ったプロテインを悪玉菌が食べて、より活動的になってしまうのが下痢の原因の1つになっています。心当たりがある人は、タンパク質の摂取量を制限してみてください。

下痢の原因となる乳糖不耐性とは?

もう1つの可能性は、「乳糖不耐性」だと思われます。なかなか聞きなれない言葉だと思いますが、牛乳を飲んだら下痢が出るのと一緒です。乳糖不耐性とは、牛乳などの乳製品に含まれる乳糖への耐性がないことから、下痢として体外に排出されてしまうことです。

乳糖不耐性の主な原因は、乳糖を消化できる消化酵素のラクターゼが不足していることです。ラクターゼは乳幼児の時には母乳を消化するために体内に残っているが、年齢とともにラクターゼの量が減少してしまいます。酪農が盛んな北欧の人達はラクターゼが体内で作られ続けるそうなので、乳糖不耐性の人は少ないですが、日本人などのアジア人は体内に作れることがないので、乳糖不耐性の人が多いらしいです。

対策としては、サプリメントとしてラクターゼを摂取することです。特に日本人は乳糖不耐性の人が多いので、サプリメントを買うことをおススメします。気になる方はサプリメントを販売しているお店などで探してみてください。

合わせて飲んでいるサプリメントに原因がある?

もしかしたら下痢の直接的な原因はプロテインではなくサプリメントにあるかもしれません。実際にサプリメントを使っている人でも、あるサプリメントを飲まなくなったことで下痢が収まったという人が何人もいます。サプリメントで下痢をしてしまうとは盲点です。

そんな人は原因になっているサプリメントの摂取を止めるか、サプリメントを医師のところに持っていって相談してみてください。実際にサプリメントを変えてから下痢が収まった人のブログのリンクを貼っときます。

プロテインで下痢にならない対策方法は?

プロテインのを飲んで下痢をする原因がわかったら、次はその対策をしましょう。下痢への対策は早め早めに実行することが大事です。ハードなトレーニングをした後にプロテインを飲んで下痢をするなんて全員一致で嫌だと思います。いくつかの対策方法を紹介しますので、ぜひやってみてください。

プロテインを割る飲み物を変える

1つ目の方法は、プロテインを割る飲み物を変えることです。実は、それだけで下痢がかなり収まることがあります。プロテイン特有の苦みが苦手な人がよく使っている牛乳がプロテインに含まれている乳糖とのダブルパンチで下痢をする人がいると思います。下痢の原因を減らすために牛乳から水に変えてプロテインを飲むことを勧めます。

昔のプロテインは正直言って美味しいものではなかったので、水で割らずに牛乳で割って飲む人がいたと思いますが、今のプロテインはフレーバーの数が多いだけでなく、味もかなり改善されていて、水でも十分美味しいものとなっています。

しかし、どうしても水で割ったプロテインを飲めない人がいると思います。そんな人は、プロテインをスポーツドリンクか柑橘系の飲み物で割って飲んでみてください。プロテイン特有の苦みが柑橘系の酸っぱさと甘さで緩和されて、かなり飲みやすくなります。

また、熱中症対策や夏バテ予防としての塩分とミネラルや柑橘系の飲み物に含まれる栄養も同時に摂取できるので、水で割ったプロテインを飲むのがきつい人は試してみてください。スポーツドリンクや柑橘系の飲み物はコンビニエンスストアや自販機で手軽に買うことができるのでおススメです。

下痢にならないためには腸内環境を整える

2つ目の方法は、腸内環境を整えることです。これこそが下痢への対策として基本にして究極です。先ほどを言ったように、体内に残ったタンパク質を悪玉菌が食べることによって活発に活動するからと言って、プロテインを全く飲まないとなると、他の問題が出てきてしまいます。そうならないために、プロテインの量を通常よりも多少減らしつつ、基本的な食事で腸内環境を整えられるような食べ物を摂取することがおススメです。

習慣的に摂取することが理想なのは、ヨーグルトや乳酸菌飲料などの乳酸菌が含まれている食品や、オリゴ糖を摂取することです。玉ねぎや、ごぼう、バナナ、はちみつなどはオリゴ糖は多く含まれているので、下痢で悩んでいる方は積極的に食べることをおススメします。

また、腸内環境を悪くしないために、悪玉菌が作り出す物質を体内に溜め込まないことです。体内に溜め込むことで、便通が悪くなったり、便秘になってしまうことがあります。対策として、食物繊維が多く含まれているバナナやリンゴや野菜、そして水分をしっかり摂取することが大事です。また、料理をする人はいつも使っている油をオリーブオイルに変えるだけでも効果がありますので試してみてください。

プロテインの泡をできるだけ避ける

意外なことに、プロテインの泡をできるだけ飲まないようにするだけで、腸内環境がよくなることがあります。安いプロテインだと、混ぜた後に泡が上の方にできてしまいます。

シェイカーで振った後にできる泡はつまりは「空気」です。プロテインを余さず飲むために泡までしっかり飲んでいる人もいると思いますが、それが原因となってしまいます。泡を避けて飲むことは今からでも始められるので、腸内環境を整えたい人は泡を避けてプロテインを飲みましょう。

プロテインの種類を変えてみる

もしかしたら、シンプルにプロテインが体に合わなかったってこともあります。プロテインはトレーニングやダイエットのパートナー的存在になるので、他人に勧められたものだけではなく自分に合ったものを選ぶことが大事です。

プロテインには、ホエイプロテイン、ソイプロテイン、ガセインプロテインと種類があります。比較的にホエイプロテインは安価でコストパフォーマンスが高いが、その分乳糖の量も他と比べて多くなっています。ガセインプロテインも同様に、かつ体内でゆっくり吸収されるプロテインなので体内に残った際に悪玉菌の餌になりやすいのです。

一方、ソイプロテインは乳糖の含有量が比較的少ないものなので、ホエイプロテインや賀セインプロテインを飲んで下痢をする人は思い切ってソイプロテインに変更することを勧めます。プロテインを飲む目的によってはもしかしたらソイプロテインの方がいいかもしれません。

プロテインは製法によってタンパク質の純度(WPC、WPI、WPHの三段階)が分けられています。多くのプロテインはWPC製法で作られていて、安価でコストパフォーマンスが高いが、乳糖がなくなり切っていないものとなっています。

一方、WPI製法、またはWPH製法になると値段は少し張ってしまいますが、プロテインの中に含まれる乳糖の量がWPC製法のプロテインよりも少ないので、乳糖不耐性の人はプロテインを選ぶ際に、WPI製法かWPC製法のプロテインを確認してみてください。

サプリメントが原因の人は飲むタイミングを変えてみる

サプリメントが下痢を促進させている人は、そのサプリメントを飲むタイミングを変えてみてください。空腹の状態でサプリメントを飲むと、満腹時よりも吸収率が高くなるが、下痢になるリスクもあるので、理想は食後30分以内にサプリメントを摂取することです。この方法を試してみて、それでも下痢が収まらない人は他のサプリメントに変えるか、サプリメントの摂取を止めることを勧めます。

プロテインを諦める前に下痢対策をしてみよう

下痢が続くからといってプロテインを飲むことを諦めている人、またはあえて飲んでいない人は一度下痢への対策をしてみてください。トレーニング後にプロテインを飲むか飲まないかでは筋肉の回復量が桁違いです。なので、下痢対策をしっかりして効率的に肉体改造をしてみてください。

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