キムチは賞味期限が切れても食べられる?日持ちする保存方法で開封後も美味しく!
ピリッとした辛さに加え様々な素材の旨みが融合するご飯の最強お供・キムチ。そんなキムチは賞味期限が切れても食べられると言いますが本当なのでしょうか…?今回は賞味期限切れのキムチが食べれるのか調査するとともに日持ちする保存方法を調査してみました!
目次
韓国発祥の漬物・キムチ!
ほかほかのご飯と相性抜群な漬物。そんな漬物は浅漬け・ぬか漬け・しば漬けなどなど…日本でも定番ですが、韓国の定番漬物・キムチも日本で人気を集めています。
キムチってどんなもの?
韓国発祥の漬物・キムチは日本でも人気なため、スーパーやコンビニなどでも販売されているので食べたことがある方も多いかもしれませんが、まずはキムチとは一体どんなものであるのかについて学んでみましょう!
キムチとは…
キムチは、白菜などの野菜と、塩・唐辛子・魚介塩辛・ニンニクなどを主に使用した漬物のことを指します。キムチは唐辛子の強い刺激をはじめ、野菜の甘味や乳酸発酵による酸味・うま味と塩辛さが複雑に混じり合った風味が特徴の漬物です。
キムチは、もともとは朝鮮半島の厳寒期に備えた保存食として親しまれおり、野菜を塩で漬けただけのものだったのですが、のちにニンニクやサンショウなどの香辛料を加えるようになりました。しかし、16世紀に日本から朝鮮半島に唐辛子が伝えられて以来は、サンショウよりも栽培や加工が容易な唐辛子に取って代わられ、今日のキムチに近い風味となったそうです。
キムチって日持ちするの?賞味期限はどれくらい?
ほかほかのご飯にそのまま乗っけて食べるのはもちろん、様々な料理に加えて調理することもできるキムチ。そんなキムチは食べ方のバリエーションも豊富とはいえ、ピリッと効いた辛味があるためか日本で親しまれている漬物のように毎日食べることはあまりできない方が多いようです。
そのため、「キムチを購入したはいいけど、なかなか食べきれなかった…」という方も意外と多いようです。そこで気になるのがキムチの賞味期限です。キムチって日持ちするものなのでしょうか?また、賞味期限はどれくらいなのでしょうか…?そこで今回は、キムチの賞味期限について徹底調査してみました!
そもそも『賞味期限』って何?
食品を購入すると賞味期限や消費期限というものが記載されています。当たり前のように記載されている賞味期限・消費期限ですが、この二つの違いとは一体何なのでしょうか?キムチの賞味期限について学ぶ前に、「そもそも『賞味期限』って何?」と疑問に感じている方のために、まずは簡単に賞味期限・消費期限との違いについて学んでみましょう!
賞味期限・消費期限との違い
日本では『賞味期限』・『消費期限』の表示が食品衛生法とJAS規格(日本農林規格)で定義が定められており、加工食品には基本的に賞味期限か消費期限のどちらかが表示されています。さて、『賞味期限』・『消費期限』についてですが、『賞味期限』は『美味しく食べられる期限』であり、『消費期限』は『安心して食べられる期限』とされています。
賞味期限・消費期限はともに開封されていない状態で、表示されている保存方法に従って保存した際の目安です。賞味期限は主に、缶詰やジュース・お菓子・インスタントラーメンなどといった5日を超える長期の保存が可能な食品に表示され、消費期限は、弁当や惣菜・洋生菓子・食肉・低温殺菌牛乳などといった、概ね5日以内に品質面で著しい品質低下が認められる食品・食材に表示されます。
キムチは賞味期限が切れても食べられるって本当…?
さて、いよいよキムチの賞味期限についてですが、「キムチは賞味期限が切れても食べられるよ!」と言った事を結構耳にする方が多いようですが、キムチは賞味期限が過ぎても食べられるって本当なのでしょうか…?
賞味期限が切れたキムチは…
先ほど『賞味期限』と『消費期限』をご説明したように、『賞味期限』は美味しく食べられる期限です。ですから、賞味期限が切れたキムチを食べる事は可能です。キムチ発祥の地である韓国のキムチには賞味期限すらないそうです。その理由は、日本と韓国のキムチの製造方法の違いにあるようです。
韓国でのキムチは、白菜を1日程度塩漬けにして翌日に塩抜きをし、白菜の葉に薬味をまぶして壺などに入れてて4〜5日ほど本漬けをさせます。韓国のキムチは日本で製造されているキムチと違い、乳酸発酵するため、時間が進むにつれて味や食感が変わり続けるものです。そのため、好みの酸っぱさで食べる事ができるため韓国ではキムチの賞味期限がないという様です。
キムチを未開封・開封後の賞味期限の違いは?
キムチに限らず、食品を開封したか未開封かによっても品質の日持ちは変わってきます。では、キムチを未開封・開封後それぞれの賞味期限の違いは一体どうなっているのでしょうか…?お次は、キムチの未開封・開封後の賞味期限の違いをチェックしてみましょう。
キムチを未開封・開封後それぞれの賞味期限
日本で製造されているキムチは、韓国のキムチと比べると乳酸菌を少なめにして発酵を抑えているものが多いそうです。そのため、賞味期限も韓国のキムチと比べると短い場合が多いと言われています。
キムチの賞味期限は、メーカーが販売している商品それぞれによってはもちろん、使用されている材料にもよって異なりますが一般的なキムチの賞味期限は、未開封のキムチが約1ヶ月ほど、開封済みのキムチは約2週間であるとされています。とはいえ、賞味期限が切れている場合は未開封であってもキムチの状態を一度確認してから食べるようにすべきです。
キムチの賞味期限を長く!日持ちする保存方法とは?
商品や材料によって異なるものの、未開封のキムチは約1ヶ月ほど、開封済みのキムチは約2週間の賞味期限とされていますが、やはり少しでも日持ちさせたいと思うものですよね…。では、キムチを日持ちさせる保存方法とは一体どんな方法が挙げられるのでしょうか?お次は、キムチを日持ちさせる保存方法について調査してみましょう!
キムチは基本的に保存温度が5~10℃以下なので、通常は冷蔵保存するものです。10℃以上の環境でキムチを常温保存すると発酵が進んだり腐る恐れがあるので避けましょう。冷蔵庫のチルド室で保存するのがおすすめです。チルド室は冷蔵庫よりも温度が低いためキムチの発酵を遅らせることができるので日持ちしやすくなります。
冷蔵保存する際に気になるのがキムチの匂いです。キムチは匂いが強いため、他の食品にキムチの匂いが移ってしまいそうだと心配な方が多いのではないでしょうか?そんな時は、購入時に入っていたキムチ容器ではなく、タッパーやジップ付きの袋に移し替え、密閉するとニオイ移りを防ぐことができるの試してみてくださいね。
賞味期限切れで腐ったキムチってどんな状態なの?
賞味期限が切れても食べることは可能だというキムチ。しかし賞味期限切れで腐ったキムチであれば食べることを避けておいたほうが良いとされています。では、賞味期限切れで腐ったキムチってどんな状態なのでしょうか?お次は、知っておきたい賞味期限切れで腐ったキムチの状態を学んでみましょう。
腐ったキムチの特徴
賞味期限切れで腐ったキムチには異臭がします。もともとキムチは匂いが強いものですし、発酵食品であるためすっぱい匂いがするものです。しかし、腐ったキムチには嗅ぎたくないような腐敗臭が混ざっていることがあります。変な匂いがしたりアルコール臭がしたりする場合はキムチが腐っている可能性が高いので食べるのをやめておきましょう。
また、緑色や青いカビなどが生えていたり、白いぬめりのようなものが出ている場合がでている場合も避けておきましょう。このような状態のキムチを食べると体調を崩してしまったりという可能性が高くなるため、食べずに捨てましょう。見た目や匂いには異変がないけれども食べてみてあまりにもすっぱい場合も痛んでいる可能性が高いので捨てましょう。
賞味期限が切れて酸っぱくなったキムチの使い道は…?
腐ったような状態ではないけれども賞味期限が切れてちょっぴり酸っぱくなってしまったキムチ…。あまりにも酸っぱくて食べられない状態でしたら捨ててしまうのが良いですが、購入した時より少し酸っぱい程度であれば捨ててしまうのはもったいないです。では、賞味期限が切れて酸っぱくなってしまったキムチの使い道ってどうすれば良いのでしょうか?
賞味期限が切れてちょっぴり酸っぱくなってしまったキムチは…
賞味期限が切れてちょっぴり酸っぱくなってしまったキムチは、加熱して料理にプラスするのがすすめです。例えば、豚肉と合わせて炒める『豚キムチ』や、いつもの鍋にキムチをプラスするだけといった手軽な『キムチ鍋』やキムチを細かく刻んだ『キムチチャーハン』などなど…様々なアレンジがあります。
また、キムチをごま油で炒めて塩胡椒で味付けしたものを韓国海苔に巻いてご飯と食べるのもおすすめです!お好きな調理方法で、賞味期限が切れてちょっぴり酸っぱくなってしまったキムチも最後まで美味しく食べられるようにしましょう。
《まとめ》キムチの賞味期限・日持ちする保存方法調査
キムチの賞味期限・日持ちする保存方法調査まとめのご紹介はどうでしたか?キムチは賞味期限が切れても食べられるものですが、腐った状態のキムチであれば体調不良の原因ともなってしまうので食べずに捨てるようにしましょう。正しい保存方法でキムチを保存し、日持ちさせながら最後まで美味しくキムチを食べきれるように心がけましょう!