ミルクティーの作り方と使う茶葉や鍋は?レンジで簡単レシピも紹介!

皆さんに身近な飲み物ミルクティー。今は自宅で入れるインスタントのものやペットボトル飲料などがあり、気軽に飲んでいる方も多いです。でも材料や淹れ方によって、味わいや香りが全く違うことを知っていますか?淹れ方は簡単なのに、実は奥が深いミルクティーの基礎知識や歴史、基本的な作り方から自宅で作れるタピオカミルクティーの作り方まで紹介します。自分だけのミルクティーを見つけてください。

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目次

  1. 1ミルクティーの作り方が知りたい!
  2. 2ミルクティーについて
  3. 3ミルクティーの作り方の前に準備をしよう
  4. 4ミルクティーの簡単な作り方
  5. 5ミルクティーの作り方を参考に自宅で作ってみよう!

ミルクティーの作り方が知りたい!

ホッと一息つきたい時、どんな飲み物でブレイクしますか?コーヒーでは刺激が強いし、優しい味の飲み物がいい・・・。そんな時はミルクティーがおすすめです。お家でも簡単に淹れることが出来るので、皆さんの身近な飲み物の一つです。ここではミルクティーの基礎知識からおいしい作り方も紹介します。

ミルクティーについて

ミルクティーは家庭でも簡単に淹れる事が出来る身近な飲み物です。しかし長い歴史もあり、愛好家も多いので、世界では作り方について論争も繰り広げられるほど、実は奥の深い飲み物です。ミルクティーの基礎知識を紹介します。

ミルクティーとは?

ミルクティーは、紅茶にミルクを入れた飲み物です。茶葉をミルクで直接に出すものもありますが、それは「ロイヤルミルクティー」という飲み物で、名称は似ていても違う飲み物です。今回はミルクティーを紹介していきます。

ミルクティーの歴史

ミルクティーには長い歴史があります。まず、中国で発見されたお茶がイギリスやヨーロッパなど世界に広まっていきます。イギリスの王室貴族の間で、お茶(その頃はまだ緑茶)に砂糖を入れて飲む習慣が流行りだします。この習慣は紅茶に砂糖をいれる元になっています。1700年代には中流階級にもお茶が普及していきます。

イギリスでは、1800年代、紅茶の生産が始まります。同じころ、中流階級の人達が好んで立ち寄ったのは女人禁制の「コーヒーハウス」。そこでコーヒーにミルクや砂糖を入れる習慣が流行りだします。「同じ濃い色の紅茶にもミルクや砂糖を入れたら、きっとおいしいはず」とかんがえたイギリス人が、こぞって紅茶にミルクを入れ始めたのが、ミルクティーの始まりだといわれています。

ミルクティーの作り方の前に準備をしよう

ミルクティーは茶葉やミルク、作り方によって味わいや風味がガラリと変わります。おいしいミルクティーを淹れるために材料選びからこだわってみてください。

ミルクティーにおすすめの茶葉とは?

ミルクティーにおすすめな茶葉で一番メジャーなのが「アッサム」です。味が濃くて渋みがなく、ミルクとうまくマッチします。主にチャイを作るときに使われる茶葉がこまかい「アッサム紅茶CTC」や、茶葉が大きい「アッサム紅茶リーフ」などの種類があります。

逆に渋みが強く、深い味わいなのが「ウバ」。スリランカの紅茶で、ダージリン、キーマンと並ぶ世界三大紅茶のうちの一つです。ミルクの香りがより際立ち、マイルドな味わいです。

2つに比べて大きな特徴はありませんが、もう一つのおすすめは「ディンブラ」。程よくコクがあり、程よく香りもあるのでミルクと主張し合うこともなく、バランスの取れたミルクティーに仕上がります。

バニラやメープル、キャラメルなどの甘い香りのフレーバーティーもミルクティーにはお勧めです。ミルクの甘い味わいと甘い香りが調和して気分もほっとします。砂糖を控えめにしてもスイーツを食べている気分になれるので、ダイエット中にもおすすめです。

ミルクティーの紅茶に合わせるおすすめのミルク

ミルクティーの味わいは、ミルクの種類によっても変わってきます。コーヒーに入れるポーションミルクは、コーヒー用に作られているので紅茶には合いません。では、市販の牛乳なら何でも合うのかというと、そうではありません。日本で販売されている牛乳の大半は、ミルクティーの本場・イギリスのものに比べ、薄いので水っぽくなってしまいます。

日本で販売されている牛乳は成分無調整で高熱殺菌されているものが多く、少し雑味があり、ミルクが主張しすぎてしまうのでおすすめ出来ません。日本のものであれば「成分調整牛乳」や「低温殺菌牛乳」がおすすめです。低温で殺菌して水分を調整して脂肪分を高めているので、味わいが濃く、イギリスの牛乳に近いです。

紅茶に入れるミルクは温めるの?

日本では温かい紅茶に温かいミルクを入れる方もいるかもしれませんが、イギリスではキンキンに冷えたミルクを入れるのが主流です。温めてから入れると、ミルクの香りが強すぎて紅茶の風味を邪魔してしまいます。そして、温かいままだと傷みやすいのであまりおすすめはしません。一番味も風味も損なわないのは、常温でミルクを入れること。お湯を沸かす前に冷蔵庫から出してピッチャーに入れておくといいです。

ミルクの量はどれくらいが正解?

ミルクの量は好みも分かれるので、正解はありません。ですが、茶葉をストレートティーに比べて2倍の量で濃く入れてミルクを1の割合で入れるのが一番おいしいというデータもあります。

ティーカップ1杯分なら紅茶100~120ccに対して、ミルクは50~60ccがおすすめです。また、紅茶130ccにミルクが8ccだときれいなミルクティー色が出て美味しいというデータもあります。いろいろな割合で試して、皆さんの好みの作り方をみつけてください。

カップには紅茶が先?ミルクが先?

イギリスでは130年もの間、ミルクを注ぐタイミングについて論争が繰り広げられていました。ですが、2003年に英国王立科学協会が「ミルクが先」と発表して、一旦終止符が打たれました。それから世界では「ミルク イン ファースト」が主流になってきています。

しかし日本では、後からミルクを入れる作り方がまだまだ根強いです。先にミルクを入れると、ミルクのネットリした感じもミルク臭もなく、すっきりした味わいになるのでおすすめです。

ミルクティーの簡単な作り方

ミルクティーを淹れる準備が整ったらさっそく実践です。基本の作り方から、鍋や電子レンジを使った簡単な作り方や今流行りのミルクティーの作り方まで紹介します。

基本的なミルクティーの作り方

ミルクティーの元になる紅茶を入れる前に下準備から始めます。まずはミルクをピッチャーに入れて常温にしておきます。その後、お湯でポットやティーカップを温めます。お湯を入れて隅々まで行き渡るように茶器を回し、1~2分ほど置いてからお湯を捨てます。

ポットに茶葉をティーカップ1杯にティースプーン1杯(2.5~3g、細かい茶葉は中盛り・大きな茶葉は大盛り)を入れて熱湯を注いで3~3分半蒸らします。ストレートティーを入れるときより少し長めです。カップにミルクを入れ、そこに紅茶を注ぎます。量やミルクを入れるタイミングなどはお好みでアレンジしてください。

鍋を使う場合は小さめがおすすめ

ポットで入れるのが主流の紅茶ですが、「ポットで入れなければいけない」というルールはないので、鍋で入れるのもいいです。インドなどアジア圏では、洗うのが楽という理由で鍋を使います。紅茶が抽出されているのが目に見えてわかるので、自分で濃さを調節したい人は試してみてください。小さめの鍋のほうが茶葉がジャンピングしやすく、ミルクパンなどを使うのがおすすめです。

電子レンジでもミルクティーが作れる?

電子レンジで入れるなんて邪道!という方もいますが、海外メディアでは「電子レンジで紅茶を淹れたほうがいい」という意見があり、紅茶論争が起こっています。電子レンジで加熱すると、抗酸化作用のあるカフェインやポリフェノール、テアニンなどの成分が増すとオーストラリアの食品科学者クァン・ヴォン教授が発表しています。

ヴォン教授のおすすめの作り方は、温かいお湯をカップに注いでティーパックを入れ、300wほどの電子レンジで30秒温めます。そのまま1分間待って、ミルクを入れたら電子レンジミルクティーの出来上がりです。時間がない時にも早く作れるので、ぜひ試してみてください。

濃いめのミルクティーの作り方

濃いめのミルクティーが好きな方には、鍋で茶葉を煮出す作り方がおすすめ。水と茶葉を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして2分待ちます。少し熱が落ち着いたところで鍋からカップに移し、ミルクをいれて出来上がりです。火加減や時間を間違えると渋みばかりが強くなるので注意してください。

台湾のタピオカミルクティーの作り方

今流行りのタピオカミルクティーも自宅で簡単に作れます。まずはブラックタピオカを沸騰させたお湯に入れて1時間ほど煮込んで柔らかくします。次に鍋で濃いめのミルクティーを淹れ、冷やしておきます。タピオカが柔らかくなったら黒砂糖と水を火にかけてシロップを作り、そこにブラックタピオカを漬けます。カップの底に、漬けたブラックタピオカをいれ、ミルクティーを注いだら完成です。

ミルクティーの作り方を参考に自宅で作ってみよう!

ただ紅茶にミルクを注いだ飲み物というだけでなく、材料や淹れ方にこだわると、無限の楽しみ方ができるミルクティ-。毎日違う、新しい味わいを見つけるのもおすすめです。いろいろなやり方を試して、ぜひ自宅で自分だけのオリジナルミルクティーを見つけてください。

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