給湯器の寿命は何年?故障のサインや対処法・適切な交換時期まで!

突然給油器が故障した!お湯が出なくなった!等と耳にすることがある給油器。給油器は故障するまで分かりにくかったり、寿命や交換時期のサインが出ても気づきにくいものです。是非自宅の給油器の寿命、故障のサインや適切な給油器交換時期の目安を把握しましょう。また新しい給油器を選ぶ際はどのようなポイントを重視すればよいのでしょうか?給油器の工事業者の方へ頼む際にも基本的な知識は身に着けていたいものです。生活に欠かせない給油器のトラブルを回避して快適な生活をおくりましょう。

給湯器の寿命は何年?故障のサインや対処法・適切な交換時期まで!のイメージ

目次

  1. 1給油器とは?
  2. 2給油器の種類
  3. 3給油器を選ぶポイント
  4. 4こんな場合が給油器の交換時期
  5. 5給油器故障と寿命のサイン
  6. 6知らなかった?給油器の寿命を左右する例
  7. 7給油器の寿命が約8~10年と言われる訳
  8. 8新しい給湯器を設置する際の注意点
  9. 9給油器の故障はサインを見逃さないようにしよう
  10. 10給湯器の寿命はライフスタイルで変わる!

給油器とは?

給油器とは水を湯に変えて供給する器具のことです。給湯器には寿命があり、ある一定の年数を過ぎると故障する確率がグンと高くなります。特に家族が多いご家庭では給湯器の使用頻度も高く、給油器の寿命が早まる可能性が高いと言えます。

現在生活していく上で給油器の「お湯」は欠かせないものとなっています。突然給油器が壊れてお湯が出なくなったらどうなるでしょう?お風呂、洗い物、トイレ…パッと思い浮かべるだけでも給油器が壊れてしまうと生活に困ることが沢山あります。ここでは一般家庭用の給湯器について述べていきます。

また給油器の故障の際、業者を呼ぶ前に試してみる対処法や、意外にこんなことで給油器のトラブルが直った!という例も交えて紹介します。急に給油器が壊れて「修理代いくらかかるだろう…?」「お風呂どうしよう…?」などと、交換時期の目安に焦って困らないように給油器の寿命の基本的な知識を持ちましょう。思ったより単純に直るケースもあるようなので無駄なコストがかからない方法を知っておくべきです。

給油器の種類

まず給油器について詳しく知りましょう。給油器には種類があります。電気とガスを燃料とした給湯器があることをご存じの方は、多いと思いますが、給油器の違いはそれだけではありません。

燃料による給油器の違い

給湯器というと、ガスを燃料としたモノが多いですが、その他には電気を燃料とした給湯器があります。オール電化住宅の給湯器は、電気を燃料としています。また、電気代が安い深夜にお湯をまとめて沸かしておく給湯器もあります。さらに、お湯を大量に使う際、石油を燃料とする給湯器もあります。

お湯を沸かすシステムによる給油器の違い

給湯器には貯湯式と瞬間式があります。【瞬間式】お湯を使うときに給湯器を使って、電気やガスの力でお湯を沸かすシステムです。【貯湯式】電気代やガス代が安い深夜にお湯をまとめて沸かしておき、給湯器内にためておくシステムです。また、他には空中に逃がしていた排気熱を使って、お湯を沸かすシステムの給湯器もあります。

サイズによる給油器の違い

給湯器にはいろいろな目安サイズがあります。最も小さいサイズはキッチンにつけるガス瞬間湯沸かし器です。また、大型の給油器は床暖房までカバーできるものもあります。ライフスタイルや家族の人数に合わせた給湯器のサイズをチョイスすることが大切で、間違ったサイズの給湯器を使うと、給油器の寿命を縮めることになりますし、光熱費が余計にかかるため慎重に選ぶ必要があるでしょう。

給油器を選ぶポイント

では、給湯器を選ぶときは何を基準にして選べばよいのでしょうか?この項では、給湯器を選ぶ際に注目する目安をご紹介します。自宅に適した給油器を選ぶポイントを把握していきましょう。

燃料の費用で給油器を選ぶ

オール電化やガス床暖房が設置してある住宅は、電気やガスの料金が割安なプランに加入できます。光熱費の中でより安いものを燃料とした給湯器を使うとよいでしょう。そのときによって価格が変わりますが目安として石油は、毎日大量にお湯を使う場合は一番コストが安いです。

サイズの違いで給油器を選ぶ

給湯器には号数というモノがあるのをご存知ですか?号数が大きいと、より大量のお湯を沸かせます。号数が小さい給湯器の場合だとキッチンでお湯を使いながら、お風呂のお湯を使うと、水圧が下がってしまうのです。
 

家族の人数を考えて、同時にたくさんのお湯を使う場合は、目安として号数の大きい給湯器を選びましょう。また、外の気温に給湯器は影響されます。外が寒いと一度に使えるお湯が少なくなるのです。冬の寒さが厳しい地域は大きめの給湯器を設置した方がよい傾向にあります。適切なサイズを選択して給油器の寿命を縮めないようにしましょう。

システムの違いで給油器を選ぶ

今続々と出ている最新式の給湯器は、光熱費が大幅に安くなる可能性があり交換時期を検討するには嬉しい製品です。しかし、最新式の給湯器を設置するには初期費用がかかりますのでそこも見落とさないようにしましょう。貯湯式の給湯器の場合も同様に注意してください。貯湯式の給湯器は、内部にお湯をためることができる分サイズがとても大きいのでマンションなどでは設置できない場合があります。
 

こんな場合が給油器の交換時期

家族数が増えた時

家族の人数が増えると、設置してある給湯器ではお湯の容量が足りなくなることがあります。貯湯式の給湯器の場合はお湯を使いきってしまうと翌日の朝になるまで、お湯が出ないこともあるのでこまります。もう少しお湯が使いたいと思う場合は、給湯器の交換時期の目安として考えましょう。
 

家族の人数に合わせた号数の目安としては・1〜2人家族は16号・2〜3人家族は20号・4〜5人家族は24号です。号数が大きければ大きいほど、一度に使えるお湯の量が増えます。

オール電化住宅や床暖房にした時

特定の住宅設備をつけるとより料金が安いプランに加入できます。給湯器は電気式でもガス床暖房をつけた場合やガス給湯器を使っていたけれど自宅をオール電化住宅にしたという場合は、給湯器の交換時期の目安と考えた方が最終的にはお得です。

家を建て替えた時

家を建て替えた場合は、この際に給湯器も最新のものにしましょう。初期費用はかかりますが、月々の光熱費はぐっと安くなることが期待できます。また、リフォームの際も給湯器を交換時期とすることをオススメします。古い給湯器よりも新しい給湯器の方が省エネになるからです。また給湯器の寿命は10年~13年程度といわれているので古い給湯器を使っている場合は、多少費用がかかっても交換した方がよいでしょう。
 

給湯器の交換時期にあたるケースをご紹介しました。不便をがまんして使っていると、給湯器の寿命も短くなり、ガス給湯器では故障しかけのものを無理に使い続けていると、一酸化炭素中毒や火災の原因になる場合があるので注意が必要です。

給油器故障と寿命のサイン

給湯器が故障するにはさまざまな原因があります。給湯器の故障は事前に知っておかないと損をするだけでなく事故につながることもあるのです。幾つか項目を上げますので、よくある原因を知っておきましょう。

使い続けることで起こる劣化と寿命

給湯器は一般的に10年使い続けると寿命が来ると言われています。部分的な場合は自分で修理したほうが修理代を安くすることができます。しかし、長年使っているものであれば新しく買い替えたほうが結果的に安くなるのです。給湯器が使えたとしてもリモコンが先にダメになってしまうことあります。

手入れが行き届いてないために寿命が縮まる

給油器のお手入れしていますか?給湯器にごみやほこりがたくさん付くことで不具合が発生することがあります。掃除は給湯器を長持ちできるポイントですので、掃除を怠らないようにして故障させないようにしましょう。

機器の接触不良

接触不良もよくある原因です。ちょっとした振動でも給湯器に支障が出ることもあるので注意が必要です。コードが外れている場合もありますので確認してみましょう。リモコンにエラーコードが出る時は、どういったエラーなのかしっかり確認しましょう。

その他の給油器故障サイン

そのほかにも故障の目安になるサインは沢山あります。「給油温度が一定でなくなった。」「異音がする。」「異臭がする。」「お湯がぬるい。」「追い炊きができない。」「黒い煙が出ている。」「お湯になるのが遅い。」このような症状はすべて故障のサインと言えますので、我慢して使い続けるのではなく、交換時期のサインをしっかり把握して給油器交換の検討をしましょう。

危険な故障サイン

危険が伴う故障サインも沢山あります。設備の異常は放っておくと人命に関わるような事故を引き起こしかねません。ガス漏れ等により給湯器が不完全燃焼を起こしていたりもします。すでに長い間使っている給油器は一度点検をいれましょう。

知らなかった?給油器の寿命を左右する例

入浴剤の利用が給油器の寿命を縮める?

入浴剤を使うといい香りがして、体もほぐれ、気持ちがいいので愛用されている方も多いです。しかし入浴剤のなかにはイオウ、酸、塩分を含むものがあります。入浴剤を浴槽にいれ、そのお湯を追い焚きすると入浴剤の成分を含んだお湯が配管を通ることになりますが、配管は金属でできているためイオウや酸に反応し、劣化してしまいます。注意しましょう!

また白く濁るタイプの入浴剤など、追い焚きすると配管に成分が沈殿してしまうのです。こちらも給油器の寿命を縮めることとなります。少ない腐食や沈殿でも繰り返していくと給湯器の寿命に大きな影響を与えることになるので、できれば使わない方が得策といえます。入浴剤をご利用される場合は注意書きをよく読んでから利用するようにしましょう。

循環アダプターフィルターの定期的なお掃除

循環アダプターフィルターをご存知ですか?浴槽のお湯と水の出入り口部分のことを指します。配管にゴミや髪の毛が入り込まないようにフィルターが設置されているのですが、このフィルターは非常に細かいので定期的なお掃除が必要です。

つまるとお湯と水の循環不良を起こし、追い炊きが出来なくなることがあります。この現象をショートサーキットと呼びます。ショートサーキットを起こすと、給油器の寿命を縮めることになるので注意してくだい。

水質にも寿命との関係あり

給湯器を井戸水・温泉水などでの利用に際して注意が必要です。井戸水には水道水には少ない成分が多く含まれています。石灰を多く含んでいれば石灰を含む水が給湯器に流れ込みます。その結果、給湯器内にカルシウムが付着蓄積してしまい。温度を伝えにくくしたり、またはある箇所だけ局部沸騰させてしまったりします。ひどい場合は毎回1~2年で交換ということもあり寿命を縮めますので是非しっておきたいポイントです。

給油器の寿命が約8~10年と言われる訳

一般的に給油器の寿命目安は約8~10年と言われていますが、10年を超えても故障もせずに元気に稼働しているものもたくさんあります。実は決定的な問題として「10年経過した給湯器は修理部品があるとは限らない」というという各メーカーの方針があるのです。修理すれば動く場合でも、部品が無い給湯器は交換以外に手段がなくなってしまうことが平均寿命を10年目安にしている理由でもあります。

ご自宅の給湯器の寿命を平均よりも長くもたせるか、縮めるかはご家庭での給湯器設置環境や使い方によりますので、給湯器の交換工事を行うときは設置環境にも注意しましょう。

 

新しい給湯器を設置する際の注意点

給油器の故障サインや寿命について知識はついたでしょうか?それではここからは実際に新しい給油器を選んで設置していく際に是非知っておきたい留意点を述べていきます。

給油器の工事を依頼する業者は資格を持っているかどうか?

給油器を扱う業者はすべてプロだと思ったら大間違いです。給湯器の工事にはガス設備士・給水装置工事主任技術者などの資格が必要です。業者の中にはコストを抑えるために資格を持たないスタッフに工事をさせているところもあるので、資格を持っているかしっかりと確認が必要です。

給油器の工事価格は適正かどうか?

給油器の費用は一番気になるところです。業者の中には給油器の工事費用をつり上げるところもあるでしょう。一般的な相場を自身で把握し、給油器工事の見積りが適正かをしっかりと判断しなければなりません。逆に安すぎる場合も何らかのコストを削っている可能性がありますので、なぜその価格なのかをしっかりと納得した上で依頼するようにしましょう。

給油器のアフターサポートは万全か?

給油器設置工事の際、不具合が発生してしまうこともあります。こうした事態になった時、どのように対応してくれるのかを確認しておきましょう。給油器商品保証の他に、工事に対しても保証をつけている業者もあります。こうした業者であれば不具合の際もすぐに対応してもらえると安心です。また使いはじめても給油器の寿命の相談等気軽に相談できる長いお付き合いのできそうな業者を選びましょう。

給油器の故障はサインを見逃さないようにしよう

いかがでしたか?給湯器の故障サイン、交換時期の目安、交換する際に押さえておくべきポイント等を紹介しました。1.給湯器には燃料やシステムの違いがある。2.給湯器の種類3.給湯器の選び方

4.新しい給湯器を設置する際の注意点。(最新式の給湯器は設置費用がかかるけれど、月々の光熱費は安くなる。)5.家族の人数が増えたり家を建て替えたりした場合は給湯器も交換するチャンス。これらを念頭に家族それぞれの暮らし方に合わせてピッタリな給湯器を選択してください。

また各地域によっても主流の給湯器は変化するということも覚えておきましょう。転勤が多い方などは大変かもしれませんが、賃貸住宅の場合は給湯器の管理も大家さんや管理会社が行ってくれることが大半なので安心です。故郷から離れた場所で家を建てるというときだけは給油器選びに注意しましょう。

今でも、冬の寒さが厳しい場所は、石油式の給湯器が主流ということもあったり、都市ガスとプロパンガスでも光熱費は変わってきます。しかし、小さい給湯器を無理して継続し使っていれば、光熱費もかかりますし前述したように給油器の寿命も短くなるでしょう。単身者用のアパートなどに無理に大人数で住んだりすると、給湯器が故障しやすくなるのはこのためなのです。

給湯器の寿命はライフスタイルで変わる!

給油器の寿命について述べてきましたが、給油器は日本メーカーで各メーカーごとに差が出ることはほとんどありません。給油器の寿命は環境や使い方によって差が出てくるということが分かりました。ライフスタイルや住居環境が大幅に変わる際、給湯器の熱源や給湯能力などによって、給湯器を交換した方が良いことがあるということです。

給湯器の異常に気づかずにいると、いきなりお湯が出なくなり、日常生活に支障が出てしまう事もありますので、そうならない為にも、寿命をきちんと把握し、給油器の交換時期を見定めていきましょう。

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