布団乾燥機の電気代は?象印・三菱などメーカーで電気代比較!
お日様の下に干した布団で寝るのは気持ちがいいですが、なかなか毎日干すのは難しいものです。そんな方におすすめなのが、布団乾燥機です。布団に装着してボタンを押すだけで、布団内部の湿気を取り除いてくれるため、ふかふかの布団に仕上げることが出来ます。象印や三菱など人気メーカーの布団乾燥機を中心におすすめ商品を紹介していきます。また、電気代が気になるかた必見の電気代比較も紹介するので、自分に合った布団乾燥機を見つけてみましょう。
布団乾燥機を使いたいけど電気代は高いの?
太陽がぽ照っているぽかぽかの日に布団を干すと、お日様のにおいがして気持ちよく眠れます。実際に、いつもよりふかふかとした寝心地で、良く眠れるような気がするという方は多いのではないでしょうか?毎週土日になると、家のベランダで布団を並べて干している家庭も良く見かけます。日本の家庭では、まだまだ直接日光のもとで布団を干すという習慣はポピュラーです。
布団を屋外に干して乾燥させるのは、電気代もかからずエコな方法です。しかし、布団を干すのは晴れている日に限られてしまいます。また、布団は1枚だいたい5~6キロなので、力の弱い女性やお年寄りが持ち上げて干すのには大変な労力が掛かってしまいます。本当なら毎日布団を干したいところですが、なかなか難しいのが現実です。
また、人間は寝ている間に汗をかくため、そこから雑菌が繁殖してしまいます。さらに、湿気が溜まることによってダニやカビが発生する原因にもなってしまいます。最近では、布団が干せない時用の除菌スプレーも発売されていますが、やはり湿気を取り除くことまではできないので、根本的な解決にはなりません。
そんな忙しい方や、布団を干すのが難しい方におすすめなのが、「布団乾燥機」です。布団乾燥機とは、スイッチを入れるだけで布団の乾燥ができる家電のことです。布団乾燥機には、小型のハンディタイプのものから、起き型のパワフルなタイプまで種類があり、それぞれメリットや電気代が異なりますので、この後詳しく紹介していきます。
布団乾燥機を使えば、ダニやカビを死滅させることが出来るほか、天日干しには付きものの花粉やPM2.5といった空中の飛散物の付着を防ぐこともできます。実際に、天日干しをした場合、表面の温度はしっかりと上がるのでダニは死滅しますが、布団の中に入り込んだダニには効果がありません。しかも、表面で死滅したダニの死骸はそのまま残っているので、天日干しをした後にさらに掃除機をかける必要があります。
布団の天日干しにはそのようなデメリットがありますが、布団乾燥機であればすべて解決します。ボタンひとつでしめった布団を乾燥させることが出来、さらにその後布団についた付着物も吸い取ってくれるので、清潔です。さらに、布団の上げ下ろしといった重労働がないので、お年寄りから子どもまで誰でも簡単に使うことが出来ます。
やはり、布団を清潔に使うには毎日お手入れをすることが欠かせませんが、天日干しだとどうしても難しいです。そのため、手軽に布団をクリーンに保つ方法として布団乾燥機はおすすめです。これから、おすすめの布団乾燥機の種類や、気になる電気代、さらに電気代比較などについても紹介していきます。
布団乾燥機の電気代について解説!
布団乾燥機は、ボタンひとつで布団を乾燥させることが出来るので、非常に便利です。しかし、天日干しであればかからなかった電気代が掛かってしまうのがデメリットといえるでしょう。実際にどれくらいの電気代がかかるのか、さらに、1か月使うと電気代はどうなるのかといった電気代比較についてを検証していきます。
布団乾燥機を使うメリット・デメリットとは?
先ほども電気代やメリットについて簡単に紹介しましたが、布団乾燥機を使うとどのようなメリットやデメリットがあるのか、ここでまとめていきます。まず、メリットとしては、雨が降っていても使えること、重たい布団の上げ下ろし作業がなくなること、ダニの死骸などの付着物を一緒に除去できることなどが挙げられます。
特に、梅雨の時期などは雨が多く、さらにムシムシと寝苦しい夜が続くこともあり、ますます寝汗をかきやすくなります。そうした湿った布団で寝ていると健康にも良くありませんので、布団乾燥機の使用がおすすめです。
いっぽう、布団乾燥機のデメリットとしては、電気代が掛かってしまうこと、布団乾燥機本体の購入費用がかかるので、初期費用が必要なことなど費用面が多く挙げられます。やはり、毎日使いたいものなので、電気代がどのくらいかかるのかはとても気になるポイントです。布団乾燥機が発売された当初は、本体の価格が高額であり、さらに1回あたりの電気代も高かったのですが、最近では改良が重ねられて安くなっているようです。
そもそも、なぜ布団乾燥機の電気代が高くなってしまうのかというと、布団乾燥機の構造に原因があります。布団乾燥機は、送風機によっておこされた風をヒーターで暖めることによって乾燥した空気を作り出します。そして、その温められた空気を布団の中に流し込むことで、布団に含まれた湿気を除去するという仕組みになっています。暖房器具の電気ヒーターは家電の中でも電気代が高額ですが、それと同じ仕組みのため高くなるようです。
さらに、布団乾燥機は布団の両面に掛けなければダニやノミを退治することができません。そのため、どうしても稼働時間が長くなってしまうので、その分電気代もかさんでしまいます。
布団乾燥機の電気代を計算してみよう
それではここで、具体的な布団乾燥機の電気代についてみていきましょう。まず、条件として布団乾燥機の消費電力を約540w、1回の布団乾燥機の稼働時間を60分、ダニ退治に掛かる時間を約5時間として計算することにします。そして、1kwhあたりの電気代は、27円とします。これは日本全国の電気代の平均的な値です。
まずは、布団乾燥機で1組の布団を乾燥させた場合、約14.58円の電気代がかかります。そして、ダニ退治には約72.9円の電気代がかかります。家族4人の場合、それぞれ58.32円、291.6円となります。思っていたよりも高いと感じたのではないでしょうか?ちなみに、電気代が高いと思われがちなクーラーの電気代は1時間当たり3~24円となっており、電気代比較をしてみるとこれよりも布団乾燥機の電気代の方が高いという結果となりました。
ちなみに、布団乾燥機を使用する電気代は1カ月で約729円で、1年にすると電気代は8748円になります。布団乾燥機は毎日使ってこそ意味があるのですが、電気代が高いと使うのもためらわれてしまいそうです。これは、電気代比較をすると見えてくるデメリットでもあります。やはり、布団乾燥機を選ぶ時は省エネタイプを購入するようにするなど、電気代を節電が出来るタイプを使うようにしたいものです。
布団乾燥機の電気代が意外に高い理由
先ほど紹介したように、布団乾燥機を1回使用すると14円の電気代が掛かります。そのため、家族4人で毎日1年間使用した場合、電気代が34992円にもなってしまう計算になります。それでは、なぜこのように電気代がかかってしまうのでしょうか?その意外な電気代の理由を検証していきます。
布団乾燥機は、ヒーターで暖めた空気を送風機で布団の中に送り込むことによって乾燥させています。暖められた空気は、飽和水蒸気量が多いのが特徴です。つまり、空気中にたくさんの水分を含むことが出来るので、布団の中に含まれている湿気を吸い込むことが出来るのです。布団乾燥機では、温めた空気をつくるのにヒーターを使用するので電気代が掛かってしまうと考えられます。
電気代はやはり高くなってしまいますが、布団乾燥機を使った布団は温かくなっているので、冬には寝る前に付けておくとホカホカの布団で眠ることが出来ます。湯たんぽや電気毛布を使うよりも電気代はお得なので、一概に布団乾燥機のコストパフォーマンスが悪いとは言い切れません。
購入の際は消費電力や乾燥時間に注目しよう!
先ほども簡単に紹介したように、一般的な布団乾燥機の電気代は、1回あたり14.58円かかります。そして、1回あたりの乾燥時間はおよそ60分になります。ただし、あくまでも一般的な布団乾燥機のデータなので、省エネ対応の布団乾燥機であれば、さらに少ない電気代と乾燥時間でできるものもあります。電気代比較は家電量販店でも知ることが出来るので、実物を見てから購入することをおすすめします。
布団乾燥機を購入する際は、消費電力や必要な乾燥時間についても考慮する必要があります。これから紹介するおすすめの布団乾燥機は、消費電力や乾燥時間がそれぞれ異なりますので、自分の使い方に合った布団乾燥機を選ぶようにしましょう。
布団乾燥機の電気代をメーカーごとに比較してみよう!
それではここから、おすすめの布団乾燥機について電気代や消費電力をメーカーごとに比較していきましょう。特に、象印や三菱電機の製品は短時間で布団乾燥が終わるのが特徴であり、忙しい方にぴったりの布団乾燥機が登場していますので、電気代比較などのポイントも含めてチェックしてみましょう。
エココースあり!「象印RF-AB20-CAスマートドライ」
まず紹介するのは、象印の布団乾燥機です。この「象印RF-AB20-CAスマートドライ」が他の布団乾燥機と大きく違うのは、マットやホースを使わずに乾燥できるということです。マットタイプは、広範囲を乾燥出来ますが布団に合わせて敷かなければいけないのが手間でした。しかし、こちらの象印の布団乾燥機であれば、面倒な手間が無く使うことが出来ます。
象印の布団乾燥機の使い方はとても簡単です。まず、布団乾燥機をパッと開いて、布団の端にセットします。その後、布団乾燥機のスイッチをいれれば後は待つだけで完了です。象印の布団乾燥機の使い方は本当に簡単なので、小さい子どもでも自分で布団を乾燥させることができます。
象印の布団乾燥機は、マットやホースが無く、本体の厚みは13cmの薄さになっています。そのため、ちょっとしたすき間のスペースにも収納することが出来ます。寝室にクローゼットが無い場合にも収納が簡単にできるのがメリットです。また、小さくて軽い分持ち運びも簡単なので、寝室が1階と2階に分かれてある場合など、移動させて使いたい場合でも便利に使うことが出来ます。
象印の布団乾燥機は小さくて省スペースなのがメリットですが、肝心な布団を乾燥させる能力は十分にあるのでしょうか?小さいだけあって、パワーも小さめでは困ります。そんな心配をしていまいますが、象印の布団乾燥機は違います。上の写真では、赤くなっている部分に風が行きわたっていますが、布団全体にまで温風が行きわたっているのが分かります。マットが無くても安心して使うことが出来ます。
気になる象印の布団乾燥機の電気代比較は、1回60分のエココースの場合は、430W×1時間×25円÷1000で、10.75円となります。エココースは消費電力を抑えて電気代が少なくなるコースなので、毎日使いたい方や、家族が多くて運転の回数が増えるという方には特におすすめです。そして、ダニ対策に使えるコースの場合の電気代は、655W×1.5時間×25円÷1000で、24.5円となります。
ダニ退治をするためには、布団を高温にしないといけないので、電気代が多く掛かってしまうのは仕方がありません。他メーカーとの電気代比較をしてみると高く感じてしまいますが、普段使う用のエココースであれば、室温を自動で計算して必要な所要時間を設定してくれるので、無駄のない布団乾燥ができます。節電を求める方には、象印の布団乾燥機は特におすすめです。
短時間で乾燥!「三菱電機AD-X50-W」
三菱電機の布団乾燥機は、乾燥のみのシンプルな機能が特徴です。価格も5930円から販売されており、それほど高機能な乾燥機を求めていない方には十分使いやすく、三菱の布団乾燥機はお求めやすい商品となっています。
三菱電機のAD-X50は、ダブルサイズの乾燥マットが特徴です。マットの大きさは幅135cm×長さ210cmで、マットを広げれば布団乾燥用の大きさになり、半分にたたむとTシャツや小物乾燥用の大きさになります。枕乾燥ポケットが付いているため、布団乾燥をする時に一緒にまくらも乾燥させることができます。まくらは意外と汗が染み込んでおり、ダニやノミの繁殖が進んでいることが多いので、毎日使うことをおすすめします。
三菱電機の布団乾燥機の電気代比較をしてみると、600w×0.75時間×25円×1000で、11.25円となります。三菱の布団乾燥機は乾燥時間が45分と、他のメーカーの布団乾燥機に比べると比較的短いのが特徴で、毎日使いやすいのが人気のポイントです。消費電力は大きいですが、乾燥に必要な時間が短いぶん、電気代が抑えられます。
三菱電機の布団乾燥機は、布団乾燥コースだけでなく、冬場の就寝時に足元を温める機能も付いています。乾燥マットを使わずに、ふとんの足元に本体のホースを差し込むだけで布団が適度に温まります。寒い冬だと、手足の末端が冷えやすく、なかなか寝付けないという方も多いですが、これを使えばすぐに温まり、ぐっすりと眠ることが出来ます。
さらに、三菱の布団乾燥機は小型のため、玄関に持って行って靴乾燥にも使うことが出来ます。本体から伸びているホースをそのまま靴に差し込んでスイッチを押せば、しっかりと靴内部の湿気を取り除くことが出来ます。特に、梅雨の時期の長靴などは雑菌が繁殖しやすく、すぐにいやなニオイが発生してしまいますが、三菱の布団乾燥機を使えばいつでも清潔に保つことが出来ます。
コンパクトで使いやすい「日立アッとドライ」
次に紹介する日立の「アッとドライ」は、通常タイプとコンパクトタイプが販売されています。コンパクトタイプは、通常タイプに比べるとパワーは劣りますが、幅14.4cmの小さなサイズでありながら布団乾燥・部屋干し・靴乾燥にも使うことが出来ます。スリムサイズなので、部屋間を移動して使う場合にも対応しています。持ち運びが非常に便利なので、力の弱い女性や高齢の方にもぴったりの布団乾燥機です。
アッとドライは、マットがなく「布団乾燥アタッチメント」をホースに取り付けて使用します。布団の間にアタッチメントを差し込むだけの手順なので、手間が掛からず便利に使えます。コースは「乾燥」、「暖め」、「ダニ対策」が選べるので、その時の布団の状態に合わせて使用しましょう。布団乾燥にかかる時間は、約45分と三菱や象印などの布団乾燥機に比べると格段に短いのが特徴です。
そして、気になる電気代比較はというと、シングルサイズの布団1組の乾燥の場合、30分の運転で約17.7円になります。また、ダニ退治のコースだと120分かかるので、電気代は約35.4円となります。三菱や象印など他メーカーの布団乾燥機に比べて、運転時間が短くて済むので、その分電気代も低く抑えられています。
ちなみに、ダニ退治コースは、温度を50度にまで高くすることによってダニを死滅させるものです。したがって、ダニを死滅させた後は掃除機で取り除かないと布団に付着したままになってしまうので、使用した後は必ず丁寧に処理するようにしましょう。
また、アッとドライは布団を暖めるのにも使えます。冬場には特に嬉しい機能ですが、ふとんに入る前に足元付近に約5分間温風を送っておくだけなので、とても簡単です。さらに、送風もできるので、衣類乾燥にも応用して使うこともできます。梅雨の時期などは部屋干しが多くなりますが、どうしてもいやなニオイがこもりがちになってしまいます。そんな時に、ハンガーにつるしたままの衣服に温風を当てれば、すばやく乾燥できます。
また、布団乾燥アタッチメントにデオドラント剤を装着すれば、布団からいい香りがするようになります。お天気が良くなくて外に干せない時でも、気分よく使うことが出来そうです。12包入りで約1200円程度で販売されているので、布団乾燥機とセットで買っておくのもおすすめです。
清潔に特化「パナソニックふとん乾燥機マットタイプ」
パナソニックの「布団乾燥機マットタイプ」は、清潔乾燥機能が特徴的な布団乾燥機です。アレルゲン物質に効果的な「スーパーアレルバスター」といった機能は、花粉やダニなどのアレルギー源を除去することができます。また、菌やカビに効く「バイオ除菌」、「ウイルスを死滅させる「緑茶カテキン」というコースも用意されているので、細かく使い分けることが出来ます。
パナソニックの布団乾燥機は、マットタイプになっているので布団にマットを装着する手間が掛かるのが少々難点です。そして、乾燥時間に60~70分掛かってしまうのもマットタイプの特徴だと言えます。しかし、1時間当たりの電気代は約12.15円なので、他メーカーとの電気代比較でもそれほど突出して高いとは言えないようです。
マットありの布団乾燥機だと、電気代比較をした時に多少電気代が上がるというデメリットがありますが、メリットの方もたくさんあります。まず、マットが布団に直接密着するので、ふとんの隅々にまで温かい空気を送ることが出来て乾燥がしやすいということが挙げられます。一部分からホースで風を送るより、確かにしっかりと暖めることができそうです。準備作業自体も、慣れてしまえば簡単に終えられるのでそれほど大変ではありません。
布団乾燥機の電気代を比較して選んでみよう!
ここまで、布団乾燥機の仕組みやおすすめのメーカーの布団乾燥機について紹介してきました。その中でも、三菱や象印の布団乾燥機は老舗メーカーだけあって、品質の面で特におすすめです。毎日布団を干すのは、布団の上げ下ろしが大変だったり、お天気に左右されやすかったりしますが、布団乾燥機を使えばボタン一つで完了するので、忙しい方や力の弱い方にもぴったりの商品となっています。
さらに、三菱の布団乾燥機はサイズがコンパクトで、運転時の電気代も約11.25円となっており、他メーカーとの電気代比較をしてもお値打ちな電気代となっています。布団乾燥機にも色々な種類があり、電気代比較をしてみるのも面白いです。布団乾燥機の購入を検討されている方は、電気代を考慮しつつ是非一度店頭で実物を確認してみるのをおすすめします。