ワイングラスの種類とそれぞれの特徴・違いを解説!あの形状の理由は?
みなさんの自宅にワイングラスはありますか?すでに何種類もワイングラスを持っているという人も、まだ持っていない人も、ワイングラスの種類や特徴、それそれの違いを知ることができたらワインをより身近に感じることができます。今回はワイングラスの種類と特徴や違いをリサーチしています。この記事を参考にお気に入りのワイングラスを見つけて素敵なワインライフを過ごしてみませんか?
目次
ワイングラスの種類と特徴を知ってワインをより楽しむ
みなさんはワイングラス持っていますか?日本でもワインを嗜む人が増え、レストランでもすっかり定番のドリンクになりました。おしゃれなレストランへでかければ素敵なワイングラスに気持ちも高まります。そんなワイングラスですがどれも同じというわけではありません。洋服と同じようにワイングラスにも種類や名前、サイズや形状があるのです。
そしてワイングラスの特徴的でもあるあの丸い形にも理由がありよりワインを楽しめる工夫がなされているのです。そこで今回、ワイングラスの種類や名前、サイズや形状についてまとめてみました。さらにワインに合わせたワイングラスも紹介しています。大人のたしなみの一つとして覚えておくと役立ちます。まだグラスを持っていないならこの記事を参考に是非お気に入りのワイングラスを見つけてみませんか?
ワイングラスの歴史と作り方の種類
ワイングラスにはシンプルな丸い形状のものもあれば、キラキラと装飾がほどこされたものもあります。丸い形状のワイングラス、実はまだ50年とその歴史は浅いのです。有名なワイングラスメーカーのリデール社9代目当主によって丸い形状のグラスが作られました。現在はワインの個性にあわせたさまざまなサイズのグラスが作られています。
そしてワイングラスには、お値段は高めですがハンドメイドで作られたものと型をとってつくらたものがあります。ハンドメイドのグラスは非常に薄く高品質で口当たりがとてもよく作られています。一方、型をとって作られたグラスは安く購入できることもあって普段使いにちょうどいい所が人気となっています。
ワイングラス材質は2種類
ワインの味は材質によっても大きくちがってきます。クリスタルで作られたグラスとソーダガラスで作られたグラス、それぞれの特徴を知るとTPOにあわせて使い分けることもできて大変便利です。またワインをより身近に美味しく感じることができます。ワイン好きの人の中には材質で選ぶ方も多いです。
クリスタルで作られたワイングラス
クリスタルガラスでつくられたワイングラスは透明度、屈折率が高いことからワインの色も綺麗でキラキラと輝く見た目がとても華やかです。またガラスの表面がデコボコしてるのでワインが長くとどまってくれます。そのためワインの香りを最大限に感じることができ、味をまろやかにしてくれるのが特徴です。
ソーダガラスで作られたワイングラス
ソーダガラスでつくられたワイングラスは表面がつるつるとしていて厚みがあり割れにくいのが特徴です。また金額も安いことから日常使いしやすく小さな子供がいる家庭などで多く使われています。また割れにくく収納しやすいサイズなどの理由からアウトドアでも使われています。雑貨店や100円ショップなどで売られていて種類も豊富にあります。
ワイングラスの形状とそれぞれの名前
ひとくちにワイングラスと言っても各部位にはそれぞれちゃんと名前やサイズがあります。リムと呼ばれる部分、ボウルと呼ばれる部分、ステムと呼ばれる部分、プレートと呼ばれる部分それぞれに役割と理由があるので基本的な箇所だけはおさえておくとワイングラスを選ぶときに役立ちます。
ワイングラスのパーツの名前:リムとボウル
ワイングラスのリムという名前の部分は口が直接触れるところなのでワインの味がダイレクトに伝わります。リムが薄いと口あたりがとてもよく飲みやすく感じます。さらにリムの直径がボウルと呼ばれる部分です。リムが直径よりも小さい方が香りを長く感じることができます。
ボウルという名前の部分は、膨らみがありワインが注がれる非常に大切な部分です。このボウルの高さや広さ、グラスのカーブによってワインの香りが変わります。また、ワイングラスにカーブがある理由は上のカーブはワインを飲む時のスピードと量が、下のカーブはワインの香りの広がり方に違いを出すためです。
ワイングラスのパーツの名前:ステムとプレート
ステムという名前の部分はワイングラスを支える部分です。多くの皆さんがここの部分を手にとってワインを飲みます。ステムが長いほど手で持ったときに手の体温が伝わりにくいのでワインに影響せず美味しく飲むことができます。ワインをゆっくり味わいたならステムを持つようにしましょう。
プレートという名前の部分は、ワイングラスの台座といえる部分でグラスの安定感はここで決まります。またワインを注文し運ばれてきたら初めにプレートを持ってテイスティングをおこないワインの香りや味のチェックをします。
ワイングラスに種類が多い理由
ワイングラスにはたくさんの種類があります。その理由は原料であるブドウの品種と特徴を活かす為です。ブドウにもたくさんの品種がありその中でメインとなるブドウの個性に合わせて、より味や香りなどの特徴を際立たせる為にワイングラスが用意されているのです。ブドウの種類の数だけワイングラスの種類もあるということです。
ワイングラスの種類は大きく分けて2種類
ワイングラスの種類を大きくわけると赤ワイン用と白ワイン用の2種類です。揃えるときは大ぶりでダイナミックな味を楽しめる赤ワイン用と冷やして飲むのが好みなら小ぶりな白ワイン用があるといいでしょう。つぎに、それぞれのワインにおすすめのグラスを紹介します。
赤ワインにおすすめのワイングラス2種類
濃い色合いが印象的な赤ワインのおおきな特徴は、原料であるブドウのエキスをギュっと詰め込んだようなダイレクトな味わいです。タンニンからでる渋みと奥深い味わいもまた赤ワインの魅力です。そんな赤ワインを美味しく味わうために作られた代表的なグラスがあります。
ボルドータイプ
赤ワインのボルドーを飲む時におすすめのグラスです。卵型のフォルムが特徴的で一般的にもよく見かける形状です。ボウル部分が縦長の為ワインの香りが広がりすぎず、リムがすぼめられているのでボルドーワインのはっきりとした味と香りをダイレクトに楽しめるのがおすすめの理由です。
ブルゴーニュタイプ
赤ワインのブルゴーニュワイン。このワインを味わうために作られたおすすめのワイングラスは丸いフォルムが特徴的です。さらにブルゴーニュワインの大きな特徴である繊細な酸味と香りを楽しむためにボウルの部分は広め、ワインを口に運んだ時に始めに酸味を感じにくいリムの形状がブルゴーニュワインに適している理由です。
白ワインにおすすめのワイングラス4種類
ほぼ無色透明に近いような見た目の白ワインは、ワイン初心者や種類によってはジュースのように味わえて飲みやすいのが特徴です。さらに白ワインは酸味と甘みがうまく調和され後味もさっぱりしているのも人気の理由です。キリリとした辛口タイプからフルーティな甘みまで味わえる白ワイン用のグラスがあります。
キャンティグラス
白ワイン用のグラスは赤ワイン用に比べるとやや小ぶりなのが特徴です。白ワインを飲む温度に関係していることが理由です。その中でもキャンティグラスはレストランなどでよく見かける形状のグラスでプロが使うテイスティング用グラスを大きくしたサイズです。赤ワイン、白ワインどちらにも適しています。万能タイプなので初めてワイングラスを揃えるのにおすすめです。
シャンパーニュタイプ
テーブルに飾ってあるだけで絵になり、パーティーなどでよく使われる細長いフルートタイプのグラスです。見た目も優美でワインを注いだ時にきめ細やかな泡立ちが楽しめるのが特徴です。またスラっとしたコンパクトなサイズ感が狭いテーブルの中でも置き場所困らない点も人気の理由です。スパークリングワインを飲む時もおすすめのグラスです。
特別なグラスモンラッシェ
白ワインの産地として有名なモンラッシェで作られる白ワインは偉大だといわれるほど高級なワインもあります。その偉大なワインを味わうのにおすすめのグラスは、リムが広めのバールンのような形状をしたグラスがおすすめです。リムが広い分モンラッシェの偉大さをストレートに味わうことができます。
カジュアル派におすすめのリーデルオー
リーデルオーはステムがないタンブラー型のワイングラスです。ステムがないので不安定な場所でもふらつかずグラスを割ってしまう心配が少ない分アウトドアシーンなどで人気になりました。また、コンパクトなサイズ感が収納場所に困らないなどの理由から自宅でカジュアルにワインを楽しむこともできます。
素敵なワイングラスで乾杯
お気に入りのワイングラスはみつかりそうですか?ひとくちワイングラスといってもたくさんの種類がありました。そしてワインの味や香りの決め手となるグラスの奥深さに歴史を感じつつ、クリスタルで作られたワイングラスやステムのないタンブラー型でテーブルを華やかに演出してみてはいかがでしょうか?