刺身包丁のおすすめランキングTOP11!選び方と使い方も紹介!

刺身の美味しさは包丁で決まると言っても過言ではありません。刺身包丁を使えばご家庭で作っても味も格段に美味しくなります。お手入れがたいへんとか使い方がよくわからなくて等、取扱いがよくわからないために敬遠されがちな刺身包丁ですが、使いこなせば必ず役に立ちます。数ある刺身包丁の中から人気のあるTOP11を紹介します。選び方・使い方も合わせて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

刺身包丁のおすすめランキングTOP11!選び方と使い方も紹介!のイメージ

目次

  1. 1刺身包丁とは?
  2. 2刺身包丁の種類
  3. 3刺身包丁の取扱い3つのポイント
  4. 4刺身包丁の選び方
  5. 5刺身包丁のおすすめランキングTOP11を紹介
  6. 6さっそく刺身包丁を使ってみよう

刺身包丁とは?

数ある包丁のなかで、長くて刃の幅が狭い包丁を刺身包丁と言います。名前の通り魚を切ることに特化した和包丁です。刃の厚みは薄く、しなやかな切れ味は一度使ってみると手放せなくなります。刺身包丁は関東と関西で刃先のデザインが違いますが、長さや持った感触で好みのものを選んで下さい。使い方が心配という方がいると思いますが、使ってみると意外に簡単にマスターできます。

刺身包丁の種類

関東では蛸引包丁という刃先が四角い形が、関西では柳刃包丁という先の尖った形を使います。また刃先が丸い先丸刺身包丁というものもありますが、大まかに刃先が尖っているか、尖っていないかの分類になります。

上の写真は左から蛸引包丁・先丸刺身包丁・切付柳包丁です。蛸引包丁は切っ先が無く四角く、先丸刺身包丁は日本刀の形になり、切付柳包丁は鋭い刃先の形となっています。先の尖った柳刃包丁は今では刺身包丁の代表的な形として多くの方が使っています。選び方としてはどの形を選んでも良いですが、一般的には柳刃包丁が使いやすいと言われています。

刺身包丁を使う料理

その名の通り、お刺身は代表的な刺身包丁を使う料理です。大きな魚を捌くのではなく、ブロック状の切り身や柵を薄く切る時に使います。刃渡りの長い刺身包丁で断面を綺麗に切ることで味も美味しく感じます。

お刺身だけでなく鰯やサヨリ等、柔らかい身の魚をおろしたりするときにも重宝しますし、日本料理だけでなくローストビーフを刺身包丁で切るフレンチシェフも居ると聞きました。刃の薄く繊細な素材にも楽々と刃が入って行きますので使いやすいのです。

基本の使い方

まず包丁の握り方ですが、親指と中指で左右から包むように持ち、薬指と小指は中指を添えるようにします。人差し指は包丁の背に位置しますのでそのまますっと真っすく伸ばして包丁の背に当てます。人差し指がお刺身の厚み調整の役割をしますので大事なポジションになります。

切る時は、包丁をまっすく刺身に当て動かないように包丁を持たない方の手は刺身に添えます。包丁の持っている手に近い刃の部分を当て、そのまますっと引きます。刺身の場合は、ノコギリのように何度もギコギコと往復して動かすのではなく、刃の長さを利用して片道1回のみ引きます。最初は慣れないかもしれませんが、数度やってみるとすぐに使い方がわかります。

刺身包丁の取扱い3つのポイント

刃の素材によってはそれほど神経質にお手入れをしなくても良いものもありますが、刺身は切れ味が大事ですから、どんな包丁でも使う時に切れ味が良いにこしたことはありません。使った後に毎回きちんとメンテナンスをしておけば困ることはありません。ここでは刺身包丁の取扱いの3つのポイントを紹介します。

使用後はすぐに洗って水けを拭く

使い終わったらすぐに洗剤で洗います。洗剤をよく泡立てて刃を丁寧に洗い、柄の部分や柄と刃の繋ぎ目も魚の匂いが残らないように丁寧に洗います。その後、水けを拭きとり乾かします。清潔なことと乾燥が包丁にとって一番大事なことなのです。

包丁の研ぎ方

包丁は使っていると切れ味が悪くなります。これは刃先が丸くなってつるつるになってきたからです。切れ味をよくするには包丁を研ぐことにより刃先を鋭利にしてギザギザの状態に戻すと切れ味がよくなります。

砥石で研ぐ場合は、五分ほどたっぷりの水に付けておいた砥石を使います。片方の手で刃の上から軽く押すようにし、もう片方の手で柄をもち前後に動かしながら摩擦で刃を整えていきます。砥石の他にもご家庭で簡単に使える道具がありますので、ご自分で使いやすいものを選ばれると良いでしょう。

刺身包丁のおしゃれな収納を考える

買ったときの箱のまま収納していませんか?刺身包丁を気軽に使うためには他の包丁を同じ場所に並べて、取りやすく収納しておくのが便利です。スタンド式の収納箱や壁掛け式、引き出収納等がありご自身の使いやすさで選べます。ただし、刺身包丁は刃渡りが長く刃先が鋭利なものがありますから、お子様が触れないように場所を選ぶことをお勧めします。

刺身包丁の選び方

どのような基準で刺身包丁を選べばよいのでしょうか?料理を美味しく作るたいせつなツールです。売場でアドバイスを受けるにしてもインターネットで購入するにしても役立つ選び方のポイントを紹介します。

素材を選ぶ

切れ味が一番良い材質は鋼(はがね)、錆びにくいのはステンレスです。最近は少ないですがお手入れの要らないセラミック製の刺身包丁もあります。鋼はよく切れますが錆びがつきやすいので研ぐなどのお手入れが必要です。ステンレスは鋼に比べると錆び難いく、また柄の部分も刃と同じ素材のお洒落なデザインのものもあります。

刃の作り方には、本焼といって鋼のみで仕立てるものと、合わせ包丁といって直接切る部分を鋼でその他の部分を別の素材でというふうに2種類の作っているものがあります。本焼は鋼の部分がとても硬いため、研ぎ直しが難しいとされています。一方、合わせの刃は切れ味も良く研ぎ直しがし易いため普段使いに適しています。

お手入れに自信のない人におすすめの選び方は、錆びにくい素材と研ぎ直しがしやすいことを中心に選んでみてはいかがでしょうか?ワンランクアップのお料理を目指している方には、切れ味重視の素材をおすすめします。

サイズを選ぶ

刃渡りの長さは21~30cm前後になります。長い包丁に馴染が無いと扱いが難しくなりますので、ご家庭用にはやや短めの21~27cmくらいが適しています。それに柄がつくともう少し長くなりますから、全長を確認して収納場所を決めてください。

ブランドで選ぶ

多くのプロの料理人が良いと言っているとか、巷ではとても切れ味がよいと聞いたことがある、というのは実際に使った人の口コミということで参考にしたいものです。和包丁については関の孫六などのように、メーカー名の前に産地が付いて広まっています。このように地域がブランドになっている場合もあります。

ブランドで選ぶということは、そのメーカーが培ってきた包丁づくりの技術を選ぶということです。ブランドの歴史・コンセプト・デザイン性を確かめた上で自分の刺身包丁を決めるのも選び方の1つではないでしょうか?

刺身包丁のおすすめランキングTOP11を紹介

新潟の燕・三条市、岐阜の関市、大阪の堺市などいくつかの有名な包丁の産地があります。長年に渡って培われた技術は、れぞれの地で各メーカーによって古い伝統を守るだけではなく新素材や現代のライフスタイルにマッチするようなデザイン等、更に研究・開発が進められています。続いておすすめランキング11を紹介しますので、数ある刺身包丁の中からご自分の1本を選ぶ参考にされて下さい。

刺身包丁のおすすめランキング第11位:富士カトラリー

刃身に平成作の刻印がある刃渡り12cmの柳刃包丁です。錆びにくい ステンレスと鋼の合わせ素材となっていてお手入れも簡単なことと手ごろな価格で人気があります。業務用包丁の藤次郎株式会社で刃付け・検品・木柄とのセットを行っていることから安心の製品です。

刺身包丁のおすすめランキング第10位:築地正本

プロの料理人に人気があり、メディアでも取り上げられる人気の築地正本の刃渡り24cmの柳刃包丁です。素材は不純物が少なく炭素を多くした強い白紙1号(安来鋼白銅)を採用し、たいへん切れ味のよい包丁です。鋼と軟鉄の部分に霞の模様をつけ、刀身には菊正本の刻印と口輪に水牛を用いた美しい和包丁となっています。

刺身包丁のおすすめランキング第9位:築地有次

築地有次は大正7年に京都有次から独立したメーカーで、築地という場所柄もあって多くの料理人に愛用されてきました。素材には白紙2号(安来鋼白鋼)を使った刃渡り24cmの柳刃包丁です。一度研ぐとシャープな切れ味が続くことからプロの方にも人気があります。良いものを長く使いたい人におすすめです。

刺身包丁のおすすめランキング第8位:日本橋木屋

1792年に創業の日本橋木屋は、昔ながらの手作りのさえを今に伝える老舗です。素材に安来鋼白鋼を使い、刀身に江戸時代からの商標いづつきの銘を入れた刃渡り21cmの柳刃包丁は、研ぎやすさとよい切れ味で業務用にもおすすめの刺身包丁です。

刺身包丁のおすすめランキング第7位:吉田金属工業

吉田金属工業の刃物ブランド、グローバル・イストのスタイリッシュな和包丁です。刀身から持ち手までオールステンレス製で、繋ぎ目がないので衛生面にも安心な刃渡り24cmの柳刃包丁です。また細身のスタイルは現代のキッチンによく合うフォルムで、引き切り・削ぎ切り・皮引きを自在にコントロールしてご家庭でもプロの気分を味わって下さい。
 

刺身包丁のおすすめランキング第6位:藤次郎

新潟・燕三条のメーカー藤次郎の刃渡り24cm、ステンレス製柳刃包丁です。刀身には摩耗しにくいモリブデンバナジウム鋼(ステンレス)を使用し、錆びにくさと手入れの簡単さで人気の包丁です。握り部分は和包丁の柔らかさを再現し、片面にはトルネード模様をつけて滑りにくい設計になっています。調理する人の快適さを重視して2000年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

刺身包丁のおすすめランキング第5位:包丁工房サダフサ

新潟県三条市の庖丁工房タダフサが作る刃渡り21cmの柳刃包丁は、刀身にSLD鋼(ステンレス)を使い切れ味を重視しています。握り手は栗の抗菌炭化木で、1丁1丁木目や色合いが違うので同じものは出来きないというオリジナリティが嬉しい包丁です。

刺身包丁のおすすめランキング第4位:土佐刃物

400年の歴史がある土佐刃物は、鍛造から仕上げまでを職人が一貫して行います。これは素材に硬度と耐摩耗性の高い安来鋼青鋼1号を使い両刃の切れ味を補った、刃渡り24cmの柳刃包丁です。焼き入れによって黒くなった表面を刃の部分だけ削り、側面は磨かずに黒打ち仕上げとなっているため錆びにくいという利点があります。磨く手間がないので価格が抑えられているもの人気の理由です。

刺身包丁のおすすめランキング第3位:堺一文字光秀

大阪道具屋筋に店舗を持ち、食い倒れの街の料理人から直接の声を聞きながら包丁作りに取り組んできたブランドです。素材はSK鋼から不純物を取り省いた安来鋼黄鋼で、刃渡り21cmの柳刃包丁です。鋼と軟鉄を合わせた包丁は接合部分に美しい霞の模様が表れています。手ごろな価格の割にしっかりと作られていて、ちょっと良い包丁を探している人におすすめできます。

刺身包丁のおすすめランキング第2位:貝印

貝印の関孫六シリーズで、刃渡り24cmのステンレス製柳刃包丁です。折れ曲がらずよい刀を作ったと名高い関の孫六27代目による刻印の入った刺身包丁で、伝統工芸の本格刃付けにより研ぎ直ししやすく切れ味のよい仕上がりとなっています。口輪をナイロン製にするなどして価格を抑え、本格的な刺身包丁としてはコストパフォーマンスが高く初心者の方にもおすすめできます。

刺身包丁のおすすめランキング第1位:下村工業

新潟の三条刃物伝承の技術をベースに、継ぎ目のないステンレス一体成形の21cmの柳刃包丁です。流れるような美しいフォルムは手に馴染むデザインで、小ぶりの刺身包丁として使いやすく切れ味も長持ちします。お手入れが簡単なうえにコストパフォーマンスの高さで、イチオシの刺身包丁です。

さっそく刺身包丁を使ってみよう

いかがでしたでしょうか?紹介した選び方や使い方は参考になったでしょうか?素材によって手入れ回数や方法が違い、刃渡りのサイズによって使い勝手が異なります。柄の握り具合や切れ味は、それぞれのブランドが継承した技術を長年に渡って培ってきた結果と言えます。刺身包丁は刺身に特化した包丁で、初心者の方には特別なものに思うかもしれませんが、実際に使ってみるとすぐに使い方をマスターできます。

安価で取扱いの簡単な刺身包丁がたくさんありますので、マイ刺身包丁を手に入れて自宅でも気軽に美味しい料理に挑戦して下さい。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ