2018年07月16日公開
2024年07月24日更新
中野の居酒屋ならここ!激戦区で見つけたうまい肴と酒を味わえる店を調査
中野にはとにかく居酒屋が多い!近年の再開発もそれに拍車をかけています。中野が居酒屋の聖地となりつつあるのには、理由があります。中野区の夜間人口は、昼間のそれよりも、3万人近くも多いのです。居酒屋が多いというよりも、居酒屋が多くなるしかない背景があります。そんな激戦区の中野で、うまい肴や酒を出す人気の居酒屋を調べました。東京で稀有の、オールラウンドな繁華街中野で、今おすすめの居酒屋を紹介します。
目次
- 1東京の繁華街で居酒屋聖地としての中野の魅力
- 2中野の居酒屋一番バッターは「焼とりよね田中野店」
- 3中野の居酒屋は原点である立ち飲みの「やきや中野店」
- 4中野の居酒屋はうなぎ串の「川二郎」
- 5中野の居酒屋は魚料理が自慢の「魚の四文屋」
- 6中野の居酒屋は人気のスペインバル「煮込み屋ぐっつ」
- 7中野の居酒屋はベトナム料理の「モッハイバー」
- 8中野の居酒屋でジンギスカンを堪能「ゆきだるま中野部屋」
- 9中野のリーズナブルな居酒屋「打越酒場」
- 10中野の絵に描いたような居酒屋「リズ」
- 11中野の一品料理が旨い居酒屋「与太呂」
- 12中野の居酒屋は洒落た創作料理の「鈴屋」
- 13中野の居酒屋は網レバ焼鳥の「居酒屋万喜」
- 14中野の日本酒バルと創作料理の居酒屋「中野青二才」
- 15中野の居酒屋でおしゃれな餃子は「餃子バルぴこれ」
- 16中野のせんべろ系居酒屋を訪ねてみよう
- 17中野の立ち飲みながら旨い居酒屋「おかやん」
- 18中野にも沖縄がある居酒屋は「海神」
- 19中野の居酒屋で鮪を堪能させる「マグロマート」
- 20中野で魚介が一押しの居酒屋「第二力酒造」
- 21中野の高級料理を味わう居酒屋は「日本料理さくら亭」
- 22中野の居酒屋を楽しもう
東京の繁華街で居酒屋聖地としての中野の魅力
東京に数多ある繁華街のなかで、中野は、銀座とはもちろん、新宿、六本木、渋谷、池袋などとも違います。一番の違いは、そこに住む人がそこで酒を飲んでいる感が強い街だからです。もちろん、中野にも、地区外からの人々も、あるいは国外からの人々も大勢います。そんな人々をも含めて、中野の繁華街は、そこに居住する人々が創り出すエネルギーに満ち溢れています。種々雑多なプチ文化が開花するわけです。
その文化の一つが、居酒屋文化です。居酒屋とは、居続けて酒を飲む行為を指して、その名が称されるようになったものです。そうであれば、昼間人口より夜間人口が多い中野に、居酒屋が多いのは不思議なことではなく、当たり前のことなのです。その特徴の一つと言えるのが、中野には超高級料理店はありません。ある意味で、必要とされないからです。中野にあるのは、ありとあらゆる居酒屋です。
中野区には、2,000軒近くの飲食店があります。もちろん、アルコールを提供しないような店も、すべて含めてのことです。調べ甲斐のある軒数です。それらの中から、ふつうの居酒屋、べらぼうに安い居酒屋、ちょいと高いが旨い居酒屋、変わった趣向の居酒屋などを、肝臓を鍛えながら探して、紹介いたします。
中野の居酒屋一番バッターは「焼とりよね田中野店」
居酒屋を紹介するのに、トップバッターはなぜか焼鳥屋になりました。居酒屋=焼鳥屋の、マインドコントロールが効いていますかね。それはともかく、東京は中野で焼鳥なら、人気の「よね田中野店」をおすすめします。営業時間は、17:00~23:30で、定休が日曜日です。予算は、3,000円です。このよね田では、いろいろな焼鳥串も旨いのだけれども、ジャンボな「つくね」280円「牛すじと大根の煮込み」(小)380円が人気です。
ほとんどの人が、この二つを注文しています。やはり、おじさんが多い店ですが、けっして、女性が不似合いな雰囲気でもありません。ヘルシーな焼鳥で、おじさんにチヤホヤされるのも、たまにはいいかもしれません。中野のよね田は、人気の焼鳥居酒屋です。
中野の居酒屋は原点である立ち飲みの「やきや中野店」
これまた、居酒屋の原風景である、東京は中野の立ち飲み居酒屋「やきや中野店」です。イカ刺し200円が好評のせんべろスタイルです。営業時間が、16:00~23:00で、定休日は、日曜です。予算は、2,000円です。夫婦二人で取り仕切っている店ですが、夫婦の接客態度が好評で、通うファンも多いようです。0次会もしくは1次会でちょい飲みならば、1,000円でしのげます。立ち飲みというのは、意外と大人の飲酒スタイルに思えます。
イカ刺しもですが、イカ塩辛も旨い一品で、イカと陽気な大将がウリの立ち飲み居酒屋、やきやです。この、やきや中野店は、後の章で紹介するつもりの、せんべろ系居酒屋に加えたほうが、よかったかもしれません。やきや中野店は、そんな居酒屋です。
中野の居酒屋はうなぎ串の「川二郎」
居酒屋としては、ちょいと異種類に入るかもしれませんが、東京は中野のうなぎ串焼屋「川二郎」です。人気店ですので、なかなか席に着くのがむつかしいかもしれません。営業時間は、17:00~21:00で、定休日は、日曜です。予約は不可となっています。予算は、3,000円です。この店の流儀は、「ひととおり」という串焼き5本セットを、まずはお願いすることになります。郷に入っては郷に従え、です。
うなぎしかないのは、当たり前ですが、どれもやはり旨い串焼です。開店前に並んで入店を果たすのも、納得の味でした。居酒屋は、旨くて、安くて、人気はそこそこが一般大衆の願いですけれど、まあ、そうもいかないでしょう。
中野の居酒屋は魚料理が自慢の「魚の四文屋」
東京は中野の魚料理がウリの、「魚の四文屋」です。魚の刺身5点盛りが、1,500円です。この日は、鮪、ヤリイカ、ホッキ、赤海老、真蛸でした。営業時間は、15:00~24:00で、年中無休です。予算は、3,000円になります。刺身だけではなく、焼魚、煮魚もうれしい味です。ジューシーな出汁があふれた、出汁巻き卵も絶品です。惣菜ではなく、この卵焼きはおつまみです。営業時間は、15:00~24:00で、年中無休です。
予算は、3,000円になります。やっぱり、魚介にかぎるなら、刺身ばかりではなく、煮魚、焼魚を含めて、ここ魚の四文屋はきわめてリーズナブルです。中野の、魚の四文屋は、魚介がおすすめの人気居酒屋です。
中野の居酒屋は人気のスペインバル「煮込み屋ぐっつ」
次は、東京は中野の居酒屋、スペインバルの「煮込み屋ぐっつ」です。営業時間は、17:00~24:00で、定休日が、月曜日になります。予算は、4,000円です。店名どおり、もつ、牛頬肉、牛タンなどの煮込み料理が評判です。しかし、煮込み料理ばかりではありません。「つぶ貝にんにくバター」や「アンチョビきゃべつ」など、メニューは豊富で、いずれもがレベル以上の味です。
驚くのは、何十種類とあるメニューのすべてが、800円以下なのです。コスパの良さが、若い男女客を中心に、強い支持を得られる理由でしょう。人気店というのは、安いと旨いが必要条件になるようです。いかにも、中野らしいバル、煮込み屋ぐっつでした。
中野の居酒屋はベトナム料理の「モッハイバー」
東京は中野で、スペインの次には、ベトナムへ飛んでみましょうか。ベトナム料理の「モッハイバー」です。営業時間は、平日が、17:30~23:00で、日曜は、17:30~22:00です。定休日は、月曜になります。モッハイバーは、エスニックを敬遠がちな人にも、受け入れられるベトナム居酒屋です。たっぷりと時間をかけて煮込まれたスープで作るフォーや、手造りの皮で巻く絶品の春巻きなど、代表的なベトナムの料理が自慢の店です。
出典: https://retty.me
他にも、ベトナムのお好み焼バインセオやタイ風のトムヤム鍋など、さまざまなアジアンテイストが用意されています。このモッハイバーも、中野らしいおすすめの居酒屋です。予算は、3,000円です。
中野の居酒屋でジンギスカンを堪能「ゆきだるま中野部屋」
東京は中野で、プチ北海道を味わうのなら、「ゆきだるま中野部屋」です。ときどき、無性に食べたくなるのがジンギスカンです。牛でも豚でもなく、羊でなけれないけません。営業時間は、17:00~24:00で、年中無休です。予算は、5,000円になります。使用している肉は、アイスランドシープという、ヘルシーかつ美味な羊だそうです。生食も可という、そのアイスランドシープは能書き通り、良い味を出していました。
飲み放題コースが、4,980円であり、お得感たっぷりです。いま、中野でジンギスカンといえば、一押しのおすすめ店ゆきだるま中野部屋です。人気の居酒屋ですから、予約は必須でしょう。
中野のリーズナブルな居酒屋「打越酒場」
東京は中野のリーズナブルな居酒屋、「打越酒場」です。営業時間は、17:00~翌5:00で、年中無休です。予算は、4,000円になります。この打越酒場は、一押しというおすすめが、実はないのです。メニューは、刺身から煮物、焼物、揚げ物、鮨などと、無いものを探したほうが早いかもしれません。酒も豊富にそろっています。トビッキリもない代わりに、ハズレもありません。すべてが、リーズナブルなのです。
いろいろな意味で、居酒屋らしい居酒屋です。一人でも、小人数でも、プチ宴会でも、すべての場面にOKが出せます。何々を食べに行こう、とはならない場合に、無目的、無計画で飛び込んでも、後悔することのない打越酒場です。こういう、オールラウンドな居酒屋の存在は、意外に貴重だと思います。
中野の絵に描いたような居酒屋「リズ」
東京は中野の居酒屋「リズ」です。営業時間は、17:00~24:00で、定休日が、日、祝日になっています。予算は、4,000円です。リズは、東京も山手線の内側では、絶滅に近くなっている形態の居酒屋です。リズという店名とは、予想外の、おでん、カラオケ、少しワケアリのママがウリの居酒屋といえば、想像がつくでしょうか。中野ならではの、存在ともいえる店です。アゴ出汁のおでんも美味しいけれど、味わうべきは雰囲気です。
初見で、一人となると、さすがに敷居をまたぎにくいリズですが、入って靴を脱げば、あとは小太りのママに身をゆだねるだけで、常連気分にさせてくれます。興が乗れば、シャミも弾いてくれますよ。かつては、日本全国津々浦々にあったはずの居酒屋が、ここ中野に有形文化財として保存されています。こんな店を、一軒くらいキープしておくのも、酒のみの嗜みかもしれません。おすすめのリズです。
中野の一品料理が旨い居酒屋「与太呂」
東京は中野の、味で勝負する正統居酒屋「与太呂」です。営業時間は、17:00~24:00で、定休日は、月曜です。予算は、4,000円です。旨いつまみで、美味しい酒をとのぞむなら、ていねいな仕事をする与太呂が、おすすめです。魚介のいろいろな刺身もちろん、「海老のグラタン」や「アンコウの唐揚げ」、魚介たっぷりの「カリブサラダ」など、どの一品もコスパのよい料理に仕上がっています。締めの「鯛めし」は人気の絶品です。
ディナーデートにも接待にも、相手の顔がほころぶことは、まちがいありません。ちょっと上質な居酒屋も、たまにはよろしいのではないでしょうか。それにしても、中野の居酒屋は、レパートリーに富んでいます。こんな店があったら、などと悩むことはありえません。選り取り見取り、すべてそろっています。
中野の居酒屋は洒落た創作料理の「鈴屋」
東京は中野の創作料理居酒屋は、「鈴屋」です。営業時間は、ランチが、11:30~15:00で、ディナーが、17:30~23:30です。定休日は、日曜になります。予算が、8,000円です。少し値段は高めの設定ですが、山形牛や山形豚を使用した、肉料理は質が高く、妥当な気がします。その山形牛の「山形牛炙りステーキ」「姫にぎり」や「山形牛お刺身」は、人気の一品になっています。
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「朝摘みグリーンサラダ」とか「焼き立てアップルパイ」「蟹トーストオーブン焼き」などの、女性が喜びそうな一品も、ちゃんと用意されています。店の外観も、大人を惹きつける魅力にあふれています。大人が集う居酒屋なら、中野の鈴屋がおすすめです。
中野の居酒屋は網レバ焼鳥の「居酒屋万喜」
東京は中野の人気有名焼鳥屋は、「居酒屋万喜」です。営業時間は、18:00~24:00で、年中無休です。予算は、3,000円になります。メディア露出も多い店ですから、今さら、紹介の必要もないかもしれません。備長炭と溶岩を組み合わせて、遠赤効果をより強力にした焼鳥で有名です。また、溶岩によって焼かれた「あみレバー」は、知らない人はいないであろう看板メニューです。
一人鍋があるのも、嬉しいですね。「熟成地鶏ちゃんこ鍋」972円~、「モツ鍋」白1,058円~で、それぞれ、鍋の種類も数があります。「鶏カワ」「鶏ハツ」が、97円。看板の「網レバー」は、162円です。焼鳥で、一番高い「手羽先」が、194円です。まずくても文句を言えない値段設定で、旨いからどうしようもありません。安くて旨いのが人気店の必要条件といわれますが、中野の万喜は、地で行ってます。
中野の日本酒バルと創作料理の居酒屋「中野青二才」
東京は中野で、日本酒と創作料理を楽しむのなら、「中野青二才」です。世に創作料理をうたう店は数多ありますが、青二才の料理は創作の二文字に恥じないものです。日本酒の品ぞろえも、半端じゃありません。営業時間は、17:00~翌1:00です。定休日は、不定休です。予算は、5,000円になります。まずは、一押しの「牛すじと根菜の煮込み」です。牛すじの煮込みなら、どこにもあります。取り立てて言うほどのことはありません。
煮込みを一口、食べてみればすぐに了解できます。創業当時よりの継ぎ足しタレの旨さは理屈抜きです。牛筋と根菜を、トッピングした温泉卵とともに、別次元の煮込みに引き上げています。また、「勘八としば漬けの和風カルパッチョ」も、イケる一品です。新鮮な勘八を、昆布やしば漬けによって、刺身ではおさまらない料理に創作しています。ハツという風変わりな素材を用いた「中野青二才レンガ坂メンチ1ケ」も、ゆるせる創作です。
落ち着いた木目調の店内は、大人が飲みかつ食べる場として、ふさわしい雰囲気が保たれています。創作料理も独りよがりなものではなく、コンセプトの日本酒によくマッチしています。中野の日本酒バル青二才は、人気でおすすめの居酒屋となっています。
中野の居酒屋でおしゃれな餃子は「餃子バルぴこれ」
東京は中野の餃子バルは、「餃子バルぴこれ」です。中野のレンガ坂は、おしゃれな飲食店が、集っている感があります。ぴこれも、そんなおしゃれな餃子バルです。営業時間は、月~金が、17:00~23:30で、土、日、祝日が、17:00~23:00です。定休日は、月曜になります。予算は、3,000円です。餃子オンリーの居酒屋は、以前から都会には存在していました。ぴこれは、餃子がメーンですが、他にもおすすめの料理はあります。
出典: https://aumo.jp
ぴこれの餃子の特徴は、ニラやニンニクが使用されていないことです。「山盛りクレソン」などのサラダもうれしいメニューです。インテリアも、ディナーデートや女子会向きの雰囲気です。メニューは、「ぴこれ餃子6ケ」380円~で、ロシアン餃子、水餃子、泡とエビの水餃子、チーズの羽根つきぴこれ餃子、ぴこれ揚げ餃子と、豊富にそろっています。この餃子とビールやワインで、女子会は、中野のぴこれで十分に盛り上がります。
中野のせんべろ系居酒屋を訪ねてみよう
ここで、紹介する居酒屋は、すべて中野のせんべろ系です。一人でスマートに飲むならば、1,000円札1枚と別れるだけですみます。連れと少しはしゃいで飲んでも、夏目漱石2人と別れるだけです。中野の、そんなおすすめの居酒屋をならべてみます。
中野の居酒屋「ゆむゆむ(YumuYumu)」
東京は中野の居酒屋、「ゆむゆむ」です。せんべろ系といっても、ナメたらいけません。ゆむゆむは、中野で知る人ぞ知る、人気の有名店です。「生ビール中ジョッキ」が、380円。「するめいかのわたバター炒め」や「ゴーヤチャンプルー」が、400円。以下同文です。それ以下のものはあっても、それ以上の品はありません。せんべろ協会から、指定店としてリストアップされています。
営業時間は、月~木が、17:00~翌1:00で、金、土が、17:00~翌4:00です。定休日は、日曜です。予算は、不必要だから書きません。独り飲みに、最適店です。男性であろうと、女性であろうと、連れに異性を誘って訪れるのは、避けたほうがよろしいかと、思います。
中野の鶏刺し「丈ちゃん」
東京は中野の焼鳥居酒屋、「丈ちゃん」です。実は、この丈ちゃんを、せんべろ系に入れるかどうかで、迷いました。焼鳥もさることながら、丈ちゃんの刺身類は絶品です。ハツ、とろレバー、砂肝、ささみ、むね霜降りなど、刺身の種類も豊富なのです。つまり、鶏が新鮮であることを、実証しているわけです。それでも、丈ちゃんは鶏肉が無菌ではないことを、注意書きにて客に周知しているのです。良心的と言えます。
「体調がすぐれないないなど、自信のない方はご遠慮ください」というわけです。そんな焼鳥と鶏刺しを目の前にして、せんべろはどだい無理な話です。けれども、客本人が1,000円で納めることは、不可能ではありません。つまり、お客さんしだい、自己責任ということで、せんべろ系に認定したようなわけです。いずれにしても、この丈ちゃんも人気店ですから、予約してからの来店をおすすめします。
営業時間は、17:00~24:00です。定休日は、日、祝日になります。どうしても、丈ちゃんでのおすすめは、鶏刺しに傾きますが、焼鳥も、煮込みも、スープも十二分におすすめですから、念のために申し上げておきます。
中野の立ち飲み居酒屋「パ二パニ」
東京は中野の立ち飲み居酒屋、「パ二パニ」です。営業時間は、月~木が、17:00~24:00で、金、土が、17:00~翌1:00です。定休日は、日曜になります。立ち飲みのせんべろ店です。瓶ビールが、500円と、せんべろとしてはイタいけれど、美味しいつまみが「はねつき餃子」や「パ二パニトースト」など、ほとんどが290~390円です。十分にせんべろでイケます。このパ二パニも、残念ながら超人気店です。
こうなると、あるはずもない、安くて旨くて人気のない店を、探し求めたくもなります。また、パ二パニは、ただ人気があるのではなく、女性が立ち飲みするのに、きわめて自然な店でもあります。このあたりも、中野の居酒屋のディープさかもしれません。いずれにしても、老若男女が一人で飲むのにおすすめの居酒屋が、パ二パニです。
中野の居酒屋はほとんど角打ちの「鎌倉酒店」
東京は中野でほとんど角打ちの世界になる、居酒屋「鎌倉酒店」です。営業時間は、月~土が、16:00~23:00で、日曜が、15:00~22:00です。年中無休です。この店では、「串焼き」100円とビールでも構わないけれど、「前割り焼酎」290円と「肉豆腐」380円が、似合います。前割とは、焼酎をあらかじめ水割りして寝かせています。麦と芋の2種類があって、味がまろやかになるらしいです。
真偽のほどは知りませんが、安いことだけはたしかです。肉豆腐はボリュームもあって、旨い味を出しています。これ一品で、せんべろのベテランなら、相当量の前割りが飲めるはずです。前割りが2杯として、夏目漱石1人と別れる代わりに、小銭がポケットに帰ってきます。中野の人気角打ち、おすすめの鎌倉酒店でした。
中野の準せんべろ系串焼き「ももや」
東京は中野の串焼き居酒屋、「ももや」です。せんべろには、わずかに高めの値段設定の店ですが、工夫次第で、十分にせんべろもイケます。営業時間は、16:00~24:00で、年中無休です。串焼きは、「焼鳥も「焼トン」も1本単位で注文できますし、19:00までは酒を250円で飲めるのが、うれしいですね。早めに行って、安い酒をグイグイ飲んで、サラリと引き上げる、せんべろスタイルに適っています。
中野の準せんべろ居酒屋、ももやでした。客層も老若男女幅広く来店しています。ももやもやはり、人気店です。
中野のせんべろもつ焼「五丁目大衆酒場極楽屋中野店」
東京は中野のもつ焼居酒屋、「極楽屋中野店」です。営業時間は、月~土が、16:00~翌1:00で、日、祝日が、15:00~24:00です。定休日は、不定休です。「焼トン」が、80円~。一品が、250円~。ホッピーセットが、380円。生ビールは、最初の一杯が280円、サワーが19時までは190円です。調子に乗らなければ、十分にせんべろできる。いま、椅子に腰かけて、なおせんべろができる、という店はそれほど多くはありません。
ディープな飲み屋街、中野でおすすめの極楽屋でした。ため息が出るほど、中野の居酒屋の深さ、広さに感心します。もう少し、せんべろ店を探ってみます。
中野から少し離れた荻窪の激安せんべろ「居酒屋とんぼ」
東京は荻窪の激安せんべろ居酒屋は、「居酒屋とんぼ」です。とんぼの何が激安か、というと、つまみではありません。つまみは、通常単価と言ってよいでしょう。生ビールやハイボールだけが、激安なのです。生ビールは、ジョッキ1杯80円です。何杯飲んでも、80円で、飲み残した場合だけ、通常の290円を取られます。それにしても、驚異的です。お通しが、300円と割高ですが、十分に帳消しになります。
営業時間は、月~木が、17:00~翌1:00で、金、土が、17:00~翌5:00、日曜が、17:00~23:00です。年中無休です。お通しだけで、飲み続けたら、せんべろどころか、ワンコインべろになりそうです。中野の飲み屋街とは少し離れますが、特例の激安居酒屋として、とんぼは、生ビールを好きな方に、特におすすめの居酒屋です。
中野の立ち飲みながら旨い居酒屋「おかやん」
東京は中野の立ち飲み居酒屋「おかやん」です。このおかやんは、立ち飲み居酒屋ですが、せんべろ系ではありません。魚介類を中心にした、旨いつまみで飲ませる居酒屋です。営業時間は、17:00~23:00で、定休日が、火、水曜になります。予算は、3,000円です。「刺身おまかせ三点盛」が、600円など、コスパにすぐれています。鯨料理も、出されることがあります。「くじら軟骨胡瓜梅だれ」などは、人気の一品です。
「金目鯛のかぶと煮」や自家製の「小アジの開き中野干し」などの、洒落た一品もあります。立ち飲みのおかやんは、中野でおすすめの居酒屋です。
中野にも沖縄がある居酒屋は「海神」
東京は中野にも沖縄がありました。沖縄料理の居酒屋「海神」です。営業時間は、火~木が、17:00~翌0:30で、金、土曜が、17:00~翌2:30、日曜は、16:00~23:30です。定休日は、月曜です。予算は、4,000円です。「島らっきょうの天ぷら」「ラフテー」「ゴーヤチャンプルー」「海ぶどう」「ソーキそば」などの、定番はそろっています。うれしいのは、本日のおすすめで、北国の刺身が登場することもあります。
「泡盛」と「紅麹豆腐よう」の組み合わせなんかは、たまりませんね。沖縄の明るさが、中野ではじけている感じです。中野で沖縄料理のおすすめ店、海神です。
中野の居酒屋で鮪を堪能させる「マグロマート」
東京は中野の海鮮居酒屋、「マグロマート」です。営業時間は、月~土が、17:00~23:15で、日、祝日が、16:00~22:15です。定休日は、不定休です。予算が、4,000円になっています。「本まぐろマグロマート盛り」880円。手巻き鮨にするための、酢飯と海苔が330円。「カマリブ」880円。「ツナポテサラ」400円。「本まぐろのヒレカマと大根の煮付け」780円。と、箸休めの一品もいろいろあります。
たしかに、リーズナブルな値段です。しかし、コスパが良いかと言われれば、少しだけ首をひねります。テレビ露出が増えたことで、値段が少し上がり、品質は少し下がって、コスパ的に問題を感じました。けれども、人気はあいかわらず高く、マグロマートにはもうひと頑張りしてもらいたいと思います。
中野で魚介が一押しの居酒屋「第二力酒造」
東京の中野で魚介がウリの居酒屋、「第二力酒造」です。第二、となっていますが、第一や第三があるわけではありません。生ビール、瓶ビールはもちろん、日本酒も銘酒をそろえています。「にごり酒」も「ヒレ」酒もあります。けっして安くはありませんが、味はたしかです。営業時間は、14:00~23:30で、定休日は、日曜です。予算は、8,000円になります。
出典: https://retty.me
「キンキの煮付け」「子持ちシャコ」「あら煮」「鱚の天ぷら」。「穴子押し寿司」「メゴチ天ぷら」「ふぐさし」「あわびステーキ」。刺身は、鮪、すずき、しまあじ、真鯛、鯵、北寄貝、赤貝、青柳、帆立貝、白イカなど、目移りがします。
「たこわさ」「〆鯖」「生うに」「このわた」「海老塩焼き」「はまぐり焼き」「江戸前穴子白焼き」「川海老唐揚げ」など、無いものを探したほうが早いでしょう。中野の人気居酒屋、おすすめの第二力酒造は、無敵です。
中野の高級料理を味わう居酒屋は「日本料理さくら亭」
東京は中野の高級料理を味わう居酒屋、「日本料理さくら亭」です。さくら亭が居酒屋かどうかという、議論もないわけではないが、安いから居酒屋で高いから居酒屋ではない、という考えも根拠はありません。「酒を居続けて飲む店が居酒屋」であるなら、このさくら亭も、居酒屋と呼ぶのになんの問題もないはずです。営業時間は、17:00~翌2:00で、年中無休になります。予算は、10,000円です。
最高の素材を、最高の技術で賄って客に提供する。それに高い値段がつくのも、ある意味では致し方のないことです。けれども、高いから旨いとの、逆は必ずしも真ではありません。そのあたりの分岐点を見極めるのは、客自身、あなた自身です。誰でもない、あなたが満足すれば、事はそれ以上でも、それ以下でもなく、さくら亭は美味しかった、いや、それほどの味ではなかった、で、済む話です。
お造りにしても、松茸ご飯にしても、美味しいと思われました。素材も活かされていました。それに同意するかは、あなたがさくら亭を訪れて、食べてみるほかはありません。中野のさくら亭は、おすすめの居酒屋です。
中野の居酒屋を楽しもう
中野の居酒屋をまとめたいのですが、どうまとめたらよいのでしょう。中野の居酒屋は、数もむろん多いけれど、その形態も広く、深いものがあります。中野の居酒屋は、これこれこうです、とは、なかなか言い切れません。値段の高い店、ひたすら安い店、旨い店、エスニックな居酒屋、スパニッシュな居酒屋、沖縄料理の店、座敷に座ってじっくり臨む店、立ち飲みの居酒屋、大勢が立ち働く店、おばちゃんが一人の居酒屋、等々。
焼鳥の店、ジンギスカンの居酒屋、鰻の店、餃子だけの店、肉がウリの店、魚がウリの居酒屋、伝統ある老舗の店、創作料理の居酒屋、立ち飲みせんべろ店、立ち飲みの旨い居酒屋、など、数えきれません。これらの、居酒屋がぜんぶそろって、中野の飲み屋街を形成しているのです。中野には、日本一なる店はないかもしれません。しかし、ここ中野にない形態の店もありません。それが中野の魅力です。