平家パイの名前の由来と源氏パイの違いについて!気になるカロリーも!

平家パイを知っていますか?静岡県浜松市にある三立製菓のお菓子です。平家パイの画像を見て思い出される方も多いのではないでしょうか?スーパで見かけるレーズンたっぷりで美味しそうなそのパッケージは、ついつい買い物カゴに放り込みたくなります。そしてその隣に並んでいる、源氏パイとの違いを細かく解説し、ふたつのパイの名前の由来、気になるカロリーや再現レシピを紹介します。

平家パイの名前の由来と源氏パイの違いについて!気になるカロリーも!のイメージ

目次

  1. 1平家パイと源氏パイの違いを知っている?
  2. 2平家パイの名前の由来は?
  3. 3源氏パイと何が違う?
  4. 4冷凍パイシートで平家パイを簡単再現!
  5. 5平家パイと源氏パイあなたはどっち派?

平家パイと源氏パイの違いを知っている?

まず最初に、お菓子の世界にも源氏と平氏による「源平合戦」があることを知っていますか?「平家パイ」と「源氏パイ」は、どのようにしてできたのでしょうか?ネーミングの由来は?ライバルなのか?友達なのか?それともファミリーなのか?など、詳しく解説していきたいと思います!

平家パイの名前の由来は?

平家パイは静岡県浜松市に本社を置く、非常食の定番「カンパン」で有名な菓子メーカーの三立製菓のお菓子です。他にも三立製菓には「チョコバット」や「かにぱん」など、子どもから大人まで大好きなロングセラー商品がたくさんあります。そこで生まれた「平家パイ」の由来とは、どういったものなのでしょうか?

三立製菓株式会社

「平家パイ」は幾層にも折り重ねたパイ生地に洋酒漬けレーズンをトッピングし、ていねいに焼きあげたホームメイド感覚のパイです。フワフワした食感のこんなに優しいイメージのパイが、なぜこんなに力強い「平家パイ」というネーミングで呼ばれるようになったか、その由来について解説します。

もともとは「レーズンパイ」だった?

画像のように、1993年の発売当初は「平家パイ」という名前ではなく、「レーズンパイ」という名前で発売されたそうです。それではどのようにして「レーズンパイ」から「平家パイ」に改名されたのか、詳しく由来を見ていきたいと思います。

大河ドラマがきっかけで「平家パイ」に改名

2012年のNHK大河ドラマが『平清盛』になったことを受けて、1993年からそれまで親しまれた「レーズンパイ」を「平家パイ」に改名したのが由来だそうです。ただしそこで変わったのはパッケージと名前のみで、味と中身はレーズンパイがそのまま受け継がれました。

以前からお客様に「源氏パイがあるのだから、平家パイもあれば良いのに…。」と言われることがあったそうです。その要望を実現させるための改名でもあったそうです。発売から10年以上かけて、いよいよ平家が名乗りを上げてきたことになります。

平家パイのこだわり

幾層にも折り重ねたパイ生地に洋酒漬けレーズンをトッピングし、ていねいに焼きあげたホームメイド感覚のパイです。レーズンの香りをたっぷり味わうことができる、高級感たっぷりなパイに仕上げられています。

ひとつずつ個包装されていますが、袋から出してお皿に並べるだけで、上品なティータイムのお供になります。今は袋から手づかみで食べられるお菓子が手軽で、買い求めやすくついつい選んでしまいがちですが、こちらの画像のように紅茶を淹れて、ゆったりとした優雅な時間を楽しみながら高級パイを食べるという夢のようなティータイムが、平家パイならとても気軽に楽しめるのです!
 

そして気になる平家パイの希望小売価格は、通常サイズ(8枚入)で260円(税抜)、お徳用サイズ(13枚入)で500円(税抜)です。1枚ずつ個包装されているので、持ち歩きにも便利です。そして何より、プラスチックトレーに入っているので、崩れにくいのがありがたいところです。

袋を開けてみると、平家パイの裏側にはこの画像のように真ん中に線があり、ふたつに割って食べることができます。小さなお口のマダムのお茶会にもおすすめできる、やっぱりおしゃれな高級パイなのです!

この画像を見て、「フランス人がパンをちぎって食べるのは、食べながら会話を楽しむため」と聞いたことがあるのを思い出しました。ひと口で食べきることは難しいかも知れませんが、小さな口で食べることは可能です。大切なお客さまを家にお招きして、少し贅沢な気分で存分に会話を楽しみたい時に、平家パイは大活躍してくれそうです。そして、楽しいホームパーティーでお友達と大笑いしても、もちろん大丈夫です!

平家パイと源氏パイは姉妹関係

そして、平家パイの源氏パイの間柄ですが、実は平家パイと源氏パイは姉妹関係です。どちらも静岡県の三立製菓で作られているお菓子です。この画像をよく見るとパッケージのデザインも本当の姉妹のように色違いに作られています。もしスーパーでふたつ並べて売られていたら、嬉しくなって両方買ってしまいたくなるのは当然です。

源氏パイと何が違う?

同じ三立製菓で作られている、パッケージも色違いの姉妹商品、平家パイと源氏パイでは何が違うのでしょうか。中身や味、そしてどのような由来で「源平合戦」になったのかも合わせて比較してみたいと思います。

源氏パイと平家パイ形の違いを画像で紹介

画像の左側の平家パイはふわふわのパイ生地に洋酒漬けのレーズンがたっぷりのせられているのに対し、右側の源氏パイはハート形でサクサクな食感です。シンプルな源氏パイとリッチな平家パイという、対照的な印象を受けますが、どちらも三立製菓の形や主原料に対する「こだわり」を感じることができます。

画像の左側、平家パイの形は「源氏の放った矢を受ける平らな盾」と見立てているそうです。そして、レーズンは矢を何本も受けたあとをイメージしているそうです。そして右側の源氏パイは「那須与一が一発で射落とした扇の的」をイメージしているとか…。どちらも源平合戦をイメージして作られた、歴史好きにはたまらない形だったのです!

源氏パイはヨーロッパのお菓子をイメージ

そして「源氏パイ」はフランスの「パルミエ」というお菓子がもとになっています。「パルミエ(palmier)」とはフランス語で「ヤシの葉」という意味だそうです。画像の「feuilleté(フイユテ)」は「薄く重なった層」という意味で、「doré(ドレ)」は「黄色の」という意味があるそうです。 ヤシの葉の形を逆にするとハート形にも見えることが、源氏パイがハート型になった由来と言われています。

1965年の源氏パイ発売当初は形が整っていないものもあったそうですが、現在ではすべてきれいなハート形になっています。三立製菓の開発担当の方がフランスに行かれた時、「このお菓子を、なんとかお手ごろな価格で多くの人に味わってもらうことはできないか」と考え、日本に戻って作られたそうです。

源氏パイと平家パイの味とカロリー

源氏パイは何度もモンドセレクション(世界菓子・食品コンテスト)の金賞に輝いている、世界から認められた高級パイです。その理由は源氏パイの可愛らしい見た目にもあると思いますが、その濃厚な味わいからは想像ができないカロリーの低さとその主原料にもあると思います。ここではそんな源氏パイと平家パイの主原料・味・カロリーなどを説明したいと思います。

源氏パイのカロリーは、1枚59キロカロリーだそうです。あのサクサク感は、卵不使用だからだそうです。小麦粉・砂糖・マーガリンを主原料にていねいに焼き上げられています。マーガリンも乳成分不使用のものらしく、アレルギーも考慮されたパイなのですが、想像以上に低いカロリーに驚きます。

そして気になるのが、高級感あふれる平家パイのカロリーですが、1枚なんと76キロカロリー。あのリッチな味わいは、卵と牛乳からできているそうです。こちらもあれだけのレーズンを使っているとは思えない、とても少ないカロリーです。ちなみに1袋あたりの計算では、源氏パイは1袋に2個入りなので118キロカロリー、平家パイは1袋に1枚入りなので76キロカロリーとなります。

源氏パイは商品種類が豊富

大人から子どもまで、幅広い年齢層に人気の「源氏パイ」は、商品の種類がとにかく豊富です。三立製菓のホームページで紹介されているものの中には、期間限定のものや静岡県内限定販売のものもあります。よく見るものからレアなものまで、源氏パイのすべてをチェックします!

スーパーでいちばんよく見かけるのはこちらの通常サイズのものです。16枚(2枚包×8個)入りのもので、ついつい手に取ってカゴに入れてしまいたくなるサイズです。希望小売価格260円(税抜)で売られています。「非常食のカンパン」で有名な三立製菓の商品だけあって、賞味期限が製造日より365日とかなり長めに作られているのは、とてもありがたいところです。

こちらは少し小さめの12枚(2枚包×6個)入りのものです。テレビを見ながら一気に食べてなくなってしまいそうなサイズです。ミニ源氏パイを除く他の源氏パイは、乳成分使用のマーガリンで作られているそうです。甘い砂糖でコーティングされた、濃厚な味のサクサクパイが卵も乳製品も使っていないのはとても嬉しくて、いろいろな人におすすめしたくなります。

お徳用の28枚(2枚包×14個)のものです。スーパーの特売の棚でよく見かけるサイズです。希望小売価格は500円(税抜)です。これからの季節、パーティーやアウトドアに持って行くと、喜ばれてあっという間になくなってしまいそうです。プラスチックトレーで真っ直ぐに立てて置くことも可能なので、家で置き場所を誤ると通りすがりに取っては食べてしまい、一瞬で消えてなくなってしまいそうな、とても危険なパッケージです。

こちらはポイポイつまめるひとくちサイズのミニ源氏パイです。コンビニや売店などでよく見かけます。希望小売価格は80円(税抜)です。小腹を満たしたい時、いつもお世話になっています。源氏パイの中でこちらの商品だけは乳成分使用のマーガリンを使用しているそうなので、アレルギーのある方は気を付けてください。

ロングセラー商品の「源氏パイ 食べきりパック」です。スーパーの駄菓子売り場でよく見かけます。子どもの遠足や週末のお出かけなどの、おなかが空いた時のおやつとして持ちあるきたいサイズです。ちなみに、大人の女性の帰りの通勤電車にのおやつとしても、このサイズは便利です。

こちらは秋冬限定商品の源氏パイチョコです。サクサクの源氏パイにチョコレートをコーティングしてあります。もともとの形がハート形なので、バレンタインデーは簡単アレンジで手作りチョコができそうです!三立製菓のホームページにデコ源氏パイのレシピが載っているので、ぜひ参考にしてみてください!

デコ源氏パイ | 源氏パイ | 三立製菓株式会社

そして次は、源氏パイにチョコを練り込んだ、「源氏パイ 練り込みチョコ」。希望小売価格は14枚入り260円です。サクッとしたパイの中に優しいチョコが染み込んでいて、1枚なんと43キロカロリーです。パイ好きの人にもチョコ好きの人にも、ダイエッターにもたまらない商品になっています。ここだけの話ですが、一度袋を開けてしまうと、止まりません!

こちらは画像でしかお目にかかれませんが、静岡県限定の「源氏パイ ピアノブラック」。ピアノ輸出量が日本一の静岡県のお土産にふさわしい、ピアノの箱が可愛らしい、チョコレートが薫る風味豊かな源氏パイです。

そしてこちらも画像のみとなりますが、静岡県限定販売の「源氏パイ ピアノブラウン」。木目調のピアノの優雅なデザインのパッケージと、メープルを練り込んだパイが特徴の静岡土産にふさわしい源氏パイです。通信販売はされていないそうですので、ぜひ静岡に行かれた時は買ってみてください。

「源氏パイ」の名前の由来も大河ドラマがきっかけ

そして、実は1965年発売の「源氏パイ」の名前も大河ドラマがきっかけだそうです。源氏パイが発売される時に翌年の1966年のNHK大河ドラマが「源義経」に決まり、そのヒットを願って「源氏パイ」と名付けられたのが由来だそうです。平家パイの発売が2013年とのことなので、50年近くもの間、敵の登場を待っていたことになります!
 

お菓子界の「源平合戦」

そして、本当にお菓子界の「源平合戦」はあるのでしょうか?歴史好きにはたまらない、この源氏と平氏の戦い…。どのようにツイッターで紹介されているのか、いくつか取り上げてみたいと思います。

家族内で平家派と源氏派に分かれています!朝ご飯の甘いレーズンは,集中力をアップさせてくれそうです!

もし両方あったなら、写真に収めたい気持ちがものすごくわかります。そしてつぶやきたい気持ちも見ている人まで幸せな気分になれるツイートです。

机の上で源平合戦が起きているはずなのに、なぜか楽しそうです。勉強しながらの食べ比べは、最高に幸せなひとときです。

冷凍パイシートで平家パイを簡単再現!

そして、調べていて気づいたことなのですが、関西で平家パイを見かけることは珍しいそうです。そこで関西在住の方にぜひ試してもらいたい、冷凍パイシートで作る平家パイのレシピを紹介します。

パイシートに練乳を塗るのを想像するだけで、美味しいに違いないと思ってしまいます。こんなに簡単に、家でもできたてアツアツの平家パイが食べられるのなら、ぜひ作ってみたいと思います。レーズン好きにはたまらないレシピであること間違いなし!です。

平家パイと源氏パイあなたはどっち派?

最後に、シンプルで手軽に食べられるサクサクパイの「源氏パイ」と、高級感があるしっとり食感の「平家パイ」、あなたならどちらを選ぶでしょうか。ぜひぜひ両方とも食べ比べをしながら、美味しくて楽しい「源平合戦」をしてみてくださいね!

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ