2018年07月02日公開
2024年07月22日更新
チョコレートの賞味期限を調査!賞味期限切れて半年過ぎたのは大丈夫?
チョコレートは腐らないから賞味期限なんて気にしなくても大丈夫なんじゃないの?と感じている方も多いかと思いますが、実は、チョコレートの種類によっては、賞味期限が数日しかないものもあります。そこで今回は、「チョコレートの賞味期限を調査!賞味期限切れて半年過ぎたのは大丈夫?」と題しまして、チョコレートの賞味期限から特徴や正しい保存方法、注意点などを詳しくお伝えしていこうと思います。
目次
- 1賞味期限切れのチョコレートは食べられないのか?
- 2賞味期限切れのチョコレートでも食べることはできる
- 3賞味期限に関わるチョコレートの保存期間とは?
- 4賞味期限も心配だけどチョコレートは腐らないの?
- 5チョコレートの賞味期限はあくまでも美味しく食べられる目安
- 6賞味期限以内のチョコレートの保存は常温でも大丈夫?
- 7チョコレートの保存は冷蔵庫がおすすめ?
- 8賞味期限以内のチョコレートの冷凍保存について
- 9手作りチョコレートの賞味期限について
- 10ガナッシュチョコレートの賞味期限と保存期間
- 11生チョコレートの賞味期限と保存期間
- 12ナッツ入りチョコレートの賞味期限と保存期間
- 13その他のチョコレートの賞味期限と保存期間
- 14その他注意点など
- 15チョコレートの賞味期限はチョコレートの種類により違う
賞味期限切れのチョコレートは食べられないのか?
チョコレートは季節を問わずいつでも食べられる美味しいお菓子ですが、四季を通してみると、寒い時期のチョコレートが最も美味しくいただけます。チョコレートの製造に関しても、秋から春先にかけてがピークとなっています。チョコレートは暑さに弱く、夏場だと冷蔵庫で保存しなければ風味が損なわれてしまいます。ただ、暑さに弱いチョコレートですが、賞味期限が1年以上のものもあります。これはどういうことなのでしょうか?
チョコレートは基本的に賞味期限が長い
チョコレートは一般的なクッキーなどのお菓子と比較した場合、賞味期限が長いものが多いので、そのまま放置してしまい、引き出しの奥から忘れた頃に出てきたなんてこともよくあります。一般的に牛乳や卵を使ったお菓子の賞味期限は短いものですが、チョコレートはどれくらいの期間美味しく食べられるのか気になります。また、いつまでに食べなければいけないのかという疑問もあります。そもそも賞味期限とは何なのでしょうか?
そもそも賞味期限とは何なのか?
賞味期限切れのものは食べるとお腹を壊してしまいそうなイメージがありますが、賞味期限とは、簡単に言えば「美味しく食べることができる期間」のことです。よく間違うのが消費期限と賞味期限の違いです。消費期限は「期限が過ぎたものは腐っている可能性が高い」ことなので、この辺りの誤解は避けたいところです。では、賞味期限切れのチョコレートは食べることができるのかどうか次に詳しく見ていくことにしましょう。
賞味期限切れのチョコレートでも食べることはできる
注意が必要なのは生クリームを使った生チョコなど
基本的にチョコレートの賞味期限は長いのが特徴です。一般的な板チョコなどのチョコレートの賞味期限は短いもので6カ月、長いものだと1年以上のものまであります。お伝えした通りですが、賞味期限と消費期限とは違うので、賞味期限切れのチョコレートを食べたら直ぐにお腹を壊したりするようなことはありません。ただ、これはあくまでも一般的な板チョコなどの場合のみで、生クリーム入りのチョコレートは注意が必要です。
板チョコなどの一般的なチョコレートは水分が少ない
チョコレートは種類や製造方法などによって賞味期限が違ってきます。この辺りの話は後程詳しくお伝えしていきますが、一般的な板チョコなどは賞味期限切れだから食べられないといったことはありません。その理由の一つとして、一般的な板チョコなどは水分が殆ど含まれていないからです。しかし、賞味期限というものは、美味しく食べられる期間ということなので、できれば賞味期限までに美味しくいただきたいものです。
食べることに問題はないが風味が損なわれている場合もある
賞味期限切れのチョコレートがもし引き出しなどから出てきた場合は、中身を出してみてみましょう。その際、チョコレートの表面が白っぽくなっていることがあります。これは決して腐っているのではなく、急激な温度変化により砂糖が再結晶されてできたものです。食べても問題ありませんが、風味が落ちている場合もあります。チョコレートは放置してしまうとこのようなことが起きてしまうので、やはり早めにいただきたいものです。
賞味期限に関わるチョコレートの保存期間とは?
どれくらいでいつまでが保存可能なのか?
チョコレートの保存期間はどれくらいでいつまでなのか?お伝えしている通りですが、板チョコなど水分の少ないチョコレートの保存期間は6カ月くらいで、長いものだと1年以上のものまであります。これは、常温で保存した場合の保存期間ですが、夏場など気温が高い時期を含めたものではありません。また、スーパーやコンビニエンスストアなどの板チョコは、常温の場合でも一カ月ほどで風味は損なわれていきます。
保存期間はチョコレートの性質を知ることが大切
ただ、スーパーやコンビニの板チョコは、冷蔵庫で保存した場合なら2カ月程度風味を損なわず美味しくいただくことが可能です。しかし、この保存期間というものはあくまでも目安に過ぎません。市販のチョコレートには必ず賞味期限が明記されていますが、その期間までに消費すれば問題ないということではなく、できれば購入後直ぐにいただきたいものです。どれくらいでいつまでが保存可能なのかはこの辺りを意識することが大切です。
賞味期限も心配だけどチョコレートは腐らないの?
チョコレートが腐らない理由はチョコレートの原料にある
チョコレートには賞味期限がありますが、この賞味期限は「美味しく食べることができる期間」のことです。チョコレートの場合ですが、賞味期限を切れても殆ど腐ることはありません。その根拠と理由はチョコレートの原料にあります。チョコレートは、カカオマス、ココアバター、砂糖、ミルクといった原料から作られるため水分が殆ど含まれていません。それ故にチョコレートは腐ることが滅多に起きないというわけです。
腐りにくいチョコレートは保存食に適している
ただし、チョコレートの原料に生クリームを使用しているものに関しては、賞味期限が過ぎると腐りやすくなります。また、いくら腐らないからと言って、何年も放置したものは流石に美味しくいただくことはできません。しかし、チョコレートが保存食に適している理由はここにあります。栄養価も高く、非常時にとても役に立つチョコレートですが、普段は、賞味期限以内に美味しくいただきたいものです。
チョコレートの賞味期限はあくまでも美味しく食べられる目安
これまでチョコレートの賞味期限についてお伝えしてきましたが、賞味期限はあくまでも目安に過ぎません。美味しくいただきたい場合は、やはり購入して直ぐに食べ切ることです。ただ、チョコレートはお伝えしている通り殆ど腐ることがありません。常温の状態を維持した環境なら風味が損なわれることも滅多にありません。これはチョコレートだからこそのメリットだと言えます。
いつまでに食べてどれくらい保存できるのか?
チョコレートは腐りにくいので、いつまでに食べてどれくらい日持ちするのか?といった余計な心配をする必要はありません。賞味期限切れのチョコレートがもし出てきた場合は、これまでお伝えしたことを思い出して対処してください。では、続いてチョコレートの保存方法について詳しく見ていくことにしましょう。チョコレートの保存方法は、チョコレートの性質を理解することで上手に保存することができます。
賞味期限以内のチョコレートの保存は常温でも大丈夫?
チョコレートの最適温度は15℃~22℃
チョコレートの最適温度は15℃~22℃です。この数字を見ると、春と秋がチョコレートにとって最も適した季節だと言えます。これは、あくまでも常温でチョコレートを保存する場合での話ですが、チョコレートは寒すぎると滑らかな舌触りが損なわれ、硬くて美味しさの味覚まで失われてしまします。また、チョコレートは28℃を超えると溶けだしてしまうので、夏場は冷蔵庫で保存して、適温のころ合いを見ていただきましょう。
チョコレートの保存場所は冷暗所が適している
チョコレートを常温で保存する場所は、湿気の少ない冷暗所が最も適しています。いくら腐りにくいチョコレートはいえども、湿気の多い場所だとカビが付く可能性もあります。また、チョコレートは熱に弱いので、日光が当たる場所も避けるようにしましょう。冷暗所とは直射日光が当たらない場所のことです。ただ、マンションやアパートは湿気が溜まり易いので、除湿剤などで工夫すれば一定の温度と環境が保てるようになります。
チョコレートの保存は冷蔵庫がおすすめ?
賞味期限に関わず基本は常温での保存がベスト
チョコレートはいつまでに食べてどれくらいの期間保存できるのか?賞味期限切れのチョコレートは問題なくいただくことができるのか?といった内容でチョコレートの保存についてお伝えしていますが、チョコレートの賞味期限に関わらず、チョコレートの保存は基本的に常温で全く問題ありません。というのも、チョコレートは常温で販売されているからです。常温で保存できるものを敢てわざわざ冷蔵庫に移す必要はありません。
冷蔵で販売しているチョコレートは冷蔵庫で保存
ただ、暑い夏場で冷暗所がない時は冷蔵庫を使うようにしましょう。また、チョコレートの種類によっては、冷蔵で販売されているものもあります。例えば、ガトーショコラやガナッシュチョコレート、生チョコレートなどがそれです。このように、冷蔵で販売されているチョコレートに関しては、冷蔵庫で保存するようにしましょう。保存の際は、ジップロックなどにチョコレートを入れ、湿気やニオイ移りに気を付けましょう。
賞味期限以内のチョコレートの冷凍保存について
基本的にチョコレートは常温で販売されているのがポイント
お伝えしている通り、チョコレートは基本的に常温で販売されているものが殆どです。チョコレートは冷蔵で販売している一部のチョコレートや夏場の高温の時期などは別として、常温で保存するのがベストです。冷凍庫でチョコレートを保存するのはもちろん可能なのですが、チョコレートは冷凍庫に入れると、チョコレートの脂肪分が固まってしまい、風味が損なわれ、味そのものも落ちてしまいます。これはチョコレートの性質です。
どうしてもチョコレートを冷凍保存したい場合の方法
ただ、どうしても冷凍庫でチョコレートを保存したい場合は、お伝えした通り、チョコレートの脂肪分が固まらないように工夫する必要があります。これは、とても手間が掛かります。なぜチョコレートを冷凍保存することをおすすめしないのかと言いますと、結露ができやすいからです。結露は急激な温度差によって生じます。常温からいきなり冷凍庫に移すと、ほぼ間違いなく結露が生じます。ではどうすればいいのでしょうか?
チョコレートの冷凍保存方法は、①チョコレートをアルミ箔で包みます。②フリーザーバッグに入れ、しっかり空気を抜きます。③まず冷蔵庫で温度を下げ、約1時間後に冷凍庫へ入れて保存します。この方法なら結露を防ぎチョコレートの脂肪分が固まるのを防げます。ただし、解凍方法はさらに大変です。①冷蔵庫へフリーザーバッグを移し1日ゆっくり解凍させます。②冷蔵庫から取り出して1時間後にチョコレートをいただきます。
手作りチョコレートの賞味期限について
チョコレートはいつまでに食べてどれくらい保存が可能なのか。また、賞味期限切れのチョコレートは食べることができるか。チョコレートの保存方法を含めてお伝えしてきましたが、ここでは手作りチョコレートの賞味期限についてさらに詳しくお伝えしていきたいと思います。手作りチョコレートはいつまでに食べれば良いのでしょうか?また、手作りチョコレートはどれくらいの期間保存が可能なのでしょうか?
手作りチョコレートはいつまでに食べればいいのか?
さて、手作りチョコレートはいつまでに食べればいいのでしょうか?手作りチョコレートは、一般的にスーパーやコンビニなどで市販されているチョコレートと比較すると、添加物(保存料)が少ないので、できるだけ早めに食べた方が良いでしょう。見方を変えれば、手作りチョコレートは市販のチョコレートよりも健康的だと言えます。これはチョコレートに限った話ではなく、添加物が少ない食べ物全てに共通します。
手作りチョコレートはどれくらいの期間保存が可能なのか?
手作りチョコレートはどれくらいの期間保存が可能なのでしょうか?先にお伝えした通り、手作りチョコレートは市販のチョコレートより添加物が少ないので、保存期間は長くはありません。もし、材料に生クリームを使用した場合は冷蔵庫で2~3日程度保存が可能です。プレーンのチョコと砂糖で作ったチョコカップなどは常温で保存が可能ですが、保存の際はアルミ箔で包み、ジップロックなどに入れて1週間以内で食べきりましょう。
ガナッシュチョコレートの賞味期限と保存期間
ガナッシュチョコレートはいつまでに食べなければいけない?
基本的にチョコレートは6カ月から1年くらい保存が可能です。また、賞味期限切れのチョコレートに関しても、それほど味が損なわれず食べることができます。ただ、チョコレートの種類によっては、賞味期限を注意しなければいけないものもあります。日持ちに注意しなければならないチョコレートの一つにガナッシュチョコレートがあります。ガナッシュチョコレートはいつまでに食べないといけないのでしょうか?
ガナッシュチョコレートの保存期間はどれくらい?
ガナッシュチョコレートは見た目が長持ちしそうなイメージのものもありますが、ガナッシュチョコレートに使用する材料によって賞味期限が変わってきます。同じガナッシュチョコレートでも、材料に生クリームを使用しているものは2~3日しか日持ちしません。また、1カ月くらいは常温で保存可能なものもあります。ポイントは、材料に使用されているものをよく確認することです。生クリーム使用のものは冷蔵庫で保存しましょう。
生チョコレートの賞味期限と保存期間
生チョコレートはいつまでに食べないといけない?
生チョコレートはいつまでに食べないといけないのでしょうか?生チョコレートは材料に生クリームをたくさん使用するので賞味期限は2~3日のものが殆どです。プレゼントに生チョコレートを選ぶ際は賞味期限が短いことを頭に入れておく必要があります。また、生チョコレートは常温での保存ができません。常温だと購入したその日に食べきらないと腐ってしまいます。よって、賞味期限切れの生チョコレートは食べることができません。
生チョコレートの保存期間はどれくらい?
生チョコレートの保存期間はお伝えしている通り冷蔵庫で2~3日のものが殆どです。長くて1週間程度のものもありますが、添加物が多い可能性があります。生チョコレートをどうしても長期間保存したい場合は、冷凍保存という方法もあります。手順はガナッシュチョコレートの保存方法を参考にしてみてください。ただし、生チョコレートはガナッシュチョコレートよりも結露が生じやすいです。あまりおすすめの方法ではありません。
ナッツ入りチョコレートの賞味期限と保存期間
ナッツ入りチョコレートはいつまでに食べないといけない?
ナッツ入りチョコレートはいつまでに食べないといけないのでしょうか?ナッツ入りチョコレートの多くは、通常の板チョコにクランチしたアーモンドやマカデミアナッツなどが入っているものが主流です。お伝えしている通り、板チョコに関しては殆ど腐ることはありませんが、ナッツ入りチョコレートの場合は、各ナッツの賞味期限に左右されます。殆どのナッツ入りチョコレートの賞味期限は製造から3~6カ月程度となっています。
ナッツ入りチョコレートの保存期間はどれくらい?
ナッツ入りチョコレートの保存期間はどれくらいかと言いますと、常温ならお伝えした通り3~6カ月程度のものが殆どです。また、冷蔵庫だと長期間保存できる場合もありますが、ナッツによっては傷みが早まるおそれもあるようです。1年くらいは大丈夫といった口コミもありますが、添加物の量にも左右されるので、ナッツチョコレートは賞味期限以内で食べきるのが無難だと言えます。賞味期限切れのものは避けた方がよさそうです。
その他のチョコレートの賞味期限と保存期間
プラリネとリカーボンボン
プラリネは主にヘーゼルナッツやアーモンドを加熱した砂糖に加えてカラメル状に仕上げたペーストです。チョコレートの詰め合わせなどでよく見かけます。このプラリネは加熱処理されているので常温での保存は可能です。保存期間は2~3カ月となっています。リカーボンボンはチョコレートにお酒が入ったものです。このリカーボンボンは劣化すると液漏れするので早めにいただきましょう。保存期間は常温で2~3カ月程度です。
ピールチョコレート
ピールチョコレートはドライフルーツなどにチョコレートをコーティングしたもので、賞味期限は、ドライフルーツの状態によって左右されます。基本的に、ドライフルーツの賞味期限は6カ月ありますが、中には1カ月のものもあるので注意が必要です。保存は常温でも問題ありません。冷蔵庫で保存する場合はニオイ移りしないよう工夫が必要です。
その他注意点など
チョコレートはニオイ移りに注意が必要
チョコレートはニオイが移りやすい食べ物なので、冷蔵庫や冷凍庫で保存する場合は、ニオイ移りを防止する対策が必要です。特に冷蔵庫内には味噌やキムチなどのニオイが強いものを保存している場合も考えられます。ニオイ移りの対策としては、チョコレートをアルミ箔で包み、ジップロックなどに入れ、しっかり空気を抜いてから冷蔵庫に保管するようにしましょう。生チョコレートなどはこの方法で保存することをおすすめします。
一度溶けてしまったチョコレートは冷蔵庫で固めない
チョコレートは熱に弱い性質があります。もちろん、溶けたチョコレートはそのまま食べると美味しいのですが、一度溶けてしまったチョコレートを無理やり冷蔵庫で固めると風味が損なわれ味も落ちます。これをファットブルームと呼びますが、急激に冷やされたチョコレートは、脂肪分がチョコレートの表面に浮かびやすくなります。糖分と脂肪分が分離したチョコレートは、食べられないことはありませんが美味しいとは言えません。
チョコレートの賞味期限はチョコレートの種類により違う
「チョコレートの賞味期限を調査!賞味期限切れて半年過ぎたのは大丈夫?」と題しましてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?基本的にチョコレートは腐りにくいので、いつまでに食べて、保存期間はどれくらいなのか?といった心配は無用です。ただ、チョコレートの性質を知ることがとても大切なので、それぞれのチョコレートに合った保存方法で美味しくいただきましょう。皆さんの参考になれば嬉しいです。