仙台の牛タンランチのおすすめをランキングで紹介！人気のお店は？

東北地方の入り口、宮城県は仙台のおすすめ名物料理と言えばやはり皆大好きな「牛タン」です。今では全国で食べることが出来ますが、地元のグルメランキングで常に上位に位置する名物として、「牛タン通り」と呼ばれる名所まで存在するほどの人気です。そんな仙台で牛タンを食べられるおすすめのお店ランキングを、牛タン通りにある有名なお店も含めて25店舗を紹介します。今度仙台へ行かれる方は是非参考にしてみて下さい。

仙台で牛タンと言えば、一番手っ取り早く行けておすすめなのが「牛たん通り」です。というのも、仙台駅直結の建物3階というアクセスの良さだからです。仙台駅は地上4階あり、3階が新幹線の改札口と飲食フロアになっています。そのフロアの一部に牛たん通りはあります。牛たん通りには仙台の牛タン店を代表する4つの名店が入っています。それは、牛たん炭焼利休、たんや善治郎、伊達の牛たん本舗、味の牛たん喜助の4店舗です。

仙台の駅ビルには「牛たん通り」以外にも、実は「すし通り」「ずんだ小径」という仙台を代表するお店の集まるエリアもあるので尚更おすすめなんです。この牛たん通りの入口を飾る装飾は「水玉模様陣羽織」で、実は伊達家ゆかりの模様がデザインされています。金色なのは宮城が黄金産出の地であることに由来しています。何でも日本で初めて金を産出したのは、陸奥国小田郡と言われ、東大寺大仏建立の際にも金を献上したそうです。

タンが牛の舌の部位なのは誰もが知る有名な話で、牛1頭あたり1～2kg程取れます。牛の身体全体を考えると希少です。牛タンの中でもタン先は脂肪が少なく非常に硬い部位です。焼肉に使われることもありますが、多くはタンシチューやタンカレー、牛タンハンバーグや牛タン煮込みなどで使われることの方が多いです。焼肉屋でタンを頼むと出てくることが多いのはタン中です。また、タンの外側は硬く、真ん中は柔らかくなっています。

「タンサガリ」や「タン下」とも呼ばれるこの部位は、舌の根っこの下部を指します。タン下は筋が多く非常に硬いので、焼肉にはあまり向いていませんが、筋肉質ゆえに弾力と食感があって主に挽肉にされ、よく牛たんハンバーグなどに使われます。タン元は、一般的には上タンと呼ばれている事が多いものの、特上タンやタン芯、タンカルビなどと呼ぶ店もあります。タン元はタン下と違って、脂がのっていて柔らかく人気の部位です。

「白タン」「黒タン」という言葉は一般的にはあまり聞く機会が少ないかも知れませんが、こう呼ばれる事があります。白タンはホルスタインなどの牛の舌のことを指します。黒タンは主に黒毛和牛のタンのことを指し、写真のようにタンの表面の皮が黒いことから、こう呼ばれています。黒毛和牛は牛全体から見て希少性がとても高く、値段も高級です。あくまで、白タンも黒タンも表面の話で、皮を剥いたら中身は同じ色です。

このページでは、仙台で牛タン料理をランチから楽しめるお店を特集しています。ディナーよりリーズナブルに食べられる牛タンランチは、どのお店もディナーと同じ自慢の牛タンを使っていますのでお得でおすすめです。店によって少しずつ異なる牛タンの肉質やテールスープの味、麦飯か白飯か、などなど比較してランキング付けしています。牛タン焼き以外の創作料理などにも注目して、お気に入りのお店を見つけてみて下さい。

2004年に仙台で創業の「牛たんのせんだい国分町店」は、女性でも気軽に立ち寄れる、居酒屋風の店舗となっています。メインの牛タン料理を始め、コラーゲン豊富で女性に好評のレタスしゃぶしゃぶ等、創作料理も人気で、テールスープには九条ネギを使うこだわりようです。中でも「牛タンの竜田揚げ850円」が人気で、長時間煮込み、秘伝のたれで熟成しました。定番の牛タン定食1580円と一緒に注文することをお勧めします。

「牛たんかねざき」を運営する母体企業の鐘崎は、もともと仙台で老舗の笹かまぼこ店です。お土産品として、笹かまと一緒に販売していた鐘崎の牛たんも、ぜひ出来立てで美味しく味わってほしいという思いから、お店を創業しました。牛たんは、自然の牧草で育ったオーストラリア産で、旨みが濃く肉本来の味が楽しめます。長時間熟成させ、職人が一枚一枚、備長炭でじっくり焼き上げた牛たんは、旨みが染み込み柔らかいです。

仙台は広瀬通り駅から徒歩1分、家庭的な雰囲気で人気の牛タン会席「おやま」は、きさくなオーナー夫妻と息子さんの3人で切り盛りしています。アットホームな空間でゆったりとした中で美味しい牛タン焼き、牛タン会席料理を頂くことができます。牛タン焼きは、産地を特定した厳選素材を使用し、昔ながらの手造り製法。写真は牛タン定食1400円（通常は1500円）で、牛たん焼き、麦飯、漬物、テールスープ、小鉢が付きます。

平成13年開業と牛たん店の中では歴史は新しいものの、仙台でも評判のお店が「牛タン料理雅(まさ)」です。自慢の牛タン焼きは、牛一頭から2人前しか取れないお刺身用のタンを使用し、天然塩で味付け、片面ずつ丁寧に焼き上げられています。ぶりっとした歯ごたえと、口の中でとけていく食感には脱帽します。牛タン焼き以外にも、タン煮込みや、タンのたたきなど、良い素材ゆえに堪能する事ができるメニューがあります。

平日ランチはサラリーマン中心、金土祝日は観光客で賑わう「まるたん」は、気さくな親方が作る牛たん料理が人気です。お客様のアイディアを取り入れて商品開発していて、自慢の牛タン焼きは手造りにこだわった塩味、味噌味、極上たんの3種類を提供しています。なんと味付けによって違う部位のたんを使用し、厚みがありながらも噛み切れる程良い食感を実現しています。厚みのある極上たんを塩焼きしたものは一度食べる価値あり。

こちらのお店はこのランキング店のラインナップの中では観光客があまり行かない、知る人ぞ知る牛タン屋さんです。仙台駅から徒歩5分の立地で、カウンター席と小上がり席だけの比較的こじまんりとしたお店です。ランチタイムには1000円で、牛タン焼き、テールスープ、麦ごはんに、サラダまでつくというコスパの高さが人気。夜になると単身赴任らしきおじさま達がお酒を飲んでいたり、牛たんをおかずにご飯を食べていたりします。

平成元年、大学病院前に開店した炭火焼牛タンの店「たかせ」は、創業以来、極上の霜降り芯タンを、手造り仕込み調理にこだわってきました。芯タンはタンの中でも脂がのっていて柔らかい部位です。お店の場所は、仙台の中心部からは少し離れていますが、食通の常連客が多いのが実力の裏付けです。強力な炭火で一気に焼き上げる牛タンメニューで人気なのは「牛タン定食1580円」で、塩味で食べる牛タンにその自信を感じます。
 

平成13年創業とこの中では歴史は比較的新しいお店ですが、厚くて臭みのない手仕込み牛タンが人気の「牛タンの一仙」です。店内は赤と黒を基調とした内装で、ゆったりとくつろげる空間。フレンチの世界で長年「牛タン」を知り尽くしたシェフが生み出すメニューは秀逸、焼き方もミディアムからレアまでお客さんの好みに応じて選べます。ランチの人気メニューは「牛タン焼き定食1450円」で、シェフ自慢の牛タンが堪能できます。

仙台駅から徒歩3分、あおば通駅から1分と、アクセス便利な場所にある「御酒印船・仙台店」では、海と山に恵まれた土地の素材を生かした各種メニューを提供してます。仙台名物の牛タン焼きは、厚切りの肉を炭火でじっくり丁寧に焼き上げた逸品で、ランチ限定「牛タン定食1520円」はそんな自慢の牛タンを塩焼で味わうことが出来ます。お店は広く、最大100名様までOKの座敷席もあるので、団体様でも安心して利用できます。

「牛たん焼助」は、一枚一枚手切りにこだわり、店内で丁寧に熟成させた厚切りの牛たんを贅沢に備長炭で焼き上げます。自慢の「牛たん定食1680円」は、牛タン（塩か味噌か選べます）、麦飯、漬物、本日の小鉢、テールスープから成る。牛たんの量は1人前で、3枚6切れと適度な分量。厚めにカットしてあるにも拘わらず柔らかく、噛めば噛む程旨味が滲み出て来ます。テールスープは肉の塊がゴロゴロ入っていて、食べ応えあります。

仙台駅東口から徒歩約8分、牛タン料理と串焼きが自慢の「牛たん串やきダイニング・備前」があります。オーストラリア産の牛タンを炭火で焼いたボリュームのある「たん焼き定食1200円」は、程よい歯ごたえで安定の美味しさです。オーナーさんのイチ押しは、わさび醤油で食べる「たん刺」で、他にも様々な牛タン料理が楽しめます。酒のアテとして、たこ刺や帆立串焼等の海鮮料理、串焼き、湯豆腐、漬物なども置いています。

牛タン店の老舗「太助」からののれん分けのお店「牛たん焼ヤマジョウ」は、カウンターが5席位で、小上がりが3テーブルとこじんまりしたお店。平日のランチは、11:30より営業開始。 牛タン定食は牛タンの量により、小、並、大と選べます。ちなみに並は牛タン3枚と書いてありますが、3枚をカットして出されるのでボリュームは充分でしょう。 麦とろは200円プラスで付けられます。柔らかく美味しい牛タンはさすがの逸品です。

仙台駅前のアーケード街に店を構える福助は、元祖タンしゃぶの店として人気の老舗店です。ランチのおすすめは、「牛タン焼き定食 並  塩  1580円」で、牛タン、浅漬け野菜、テールスープ、麦飯が付きます。ちなみにプラス200円で、山芋の追加が出来ます。浅漬けは濃い目の味付けで、ご飯が進みます。牛タンは3cm位にカットされていて、中がほんのりピンク色で優しい塩味です。その分唐辛子味噌は結構辛いので、調整可です。

仙台駅近くのアーケード街クリスロード地下にある「牛たん牛兵衛」は、確かな味とおもてなしを提供してくれると人気かつ穴場のお店です。おすすめメニューが、塩味、たれ味、味噌味と3種類の牛タンがなんと同時に楽しめる「三色盛定食2380円」です。地元のお客さんが多い店としても有名で、牛タンやサイドメニューとお酒を楽しむ常連さんでいつも賑わっています。ランチだけでなく、ディナーにもお邪魔したいお店です。

仙台市内には数多くの牛タン店がありますが、「べこ政宗」は牛タンをお土産用に売り出した仙台の中でも元祖のお店です。仙台駅から近くの名掛丁アーケード街にあるこちらのお店では、牛タン料理は勿論、東北の郷土料理や横手焼きそばなど幅広い郷土料理とお酒を取り揃えています。化学調味料を使わない牛タンが人気の秘密で、味はタンパクでも、肉質の良さを感じることが出来ます。ミディアムレア感が売りの牛タンは最高です。

仙台にある「青葉亭エスパル店」の外観は一見牛タン屋には見えず、店名の青葉のパネルが壁一面に広がっていて爽やかなカフェ風な店構えになっています。オープンスペースで入りやすく、お1人様でも全く問題なしです。スタッフはすごく丁寧で居心地が良い。カウンター席の前で牛タンが焼かれます。数量限定の青葉亭セット980円が人気で、牛タンとテールスープ、麦ご飯が付きます。炭火で焼かれた牛タンは柔らかくて美味です。

牛たん定食がリーズナブルに食べられるお店、泉中央の牛たん屋さんが仙台東口へ進出しました。キッチンに面したカウンター席では、牛タンが炭火で炙られる様子が見えます。他にテーブル席もあるのでグループでの来店も勿論OKです。牛たん定食1160円が人気メニューで、麦めし、テールスープ、牛タン8切れに、白菜の漬け物が付きます。牛タンは柔らか過ぎず固過ぎず程良い弾力です。テールスープもあっさりしていておすすめ。

仙台駅ナカ、アクセス抜群の牛タン通りにある「牛たん炭焼 利久 仙台駅店」の紹介です。牛タン通りには伊達の牛たん本舗や喜助などの有名店が並んでいます。利休ではカウンターの目の前で牛タンを焼いているので迫力もワクワク感もあります。定番は「牛たん定食1782円」で、牛タンは3枚6切れ付き、噛むほどに牛タンの旨みが染み出てきます。牛タン「極」は普通の牛タンよりも脂が乗っていて、厚みがあり特に柔らかいです。

炭焼牛たん東山では、職人さんが丁寧に牛タンを手仕込みし、3日間熟成させた厚切り牛タンを使用しています。定番の牛タン焼のほか、様々な牛タン料理があり、中でも「トロゆでたん」は人気メニューです。東北6県の地酒に、宮城の酒肴も用意しているので、色々なシーンで活用できる仙台の人気店です。定番メニューは、牛タン定食、1580円。牛タン定食には牛タンのほか、麦飯、とろろ、牛テールスープ、お新香が付いてます。

仙台のこちらのお店で人気なのは、極厚芯たん定食1890円です。数量限定で、1頭の牛タンから少量しか取れない希少部位を食べることが出来ます。一度は食べたい一品です。大きく切れ目が入った牛タンは、肉厚ながら柔らかく、ジューシーさがあります。味もしっかり付いていて、ごはんも進みます。ちなみにごはんはおかわり自由です。テールスープは、塩加減が丁度良く箸休めにもってこい。ちゃんと大き目のお肉も2つ入っています。

仙台で最もポピュラーな牛タン店の1つが「利久」の西口本店です。牛タンつくねや、寿司もある豊富なメニューで、牛タンの様々な魅力を味わうことができます。ランチでおすすめなのは牛タン定食1200円。適度な弾力で旨味がある牛タンとご飯の相性は抜群。テールスープを一緒に頂くことができます。入口に近いテーブル席からは、仙台駅を眺める事ができるのでおすすめです。席数は82席あり、掘りごたつの席もあるのは嬉しい。

「牛タン焼専門店司」は、JR仙台駅東口から徒歩2分とアクセスの良い場所にあり、とても便利です。牛タンを炙る木炭には、岩手県産のナラ炭を使用し、強い火力で旨味を逃さず焼き上げます。牛タン定食1650円が定番メニュー。テールスープは、柔らかくなるまで約5時間煮込んでいます。こがし麦めしには、宮城県登米産ひとめぼれを使用し、栃木県足利市産二条大麦をブレンド。香ばしくモチモチとした食感が味わえます。

仙台駅直結という嬉しい立地で、駅ビル3階の「牛たん通り」にあります。部位の選別から、切り込み処理、漬け込み、そして熟成と、手間ひまかけて焼き上げた牛タン焼きが自慢です。宮城の地酒のほか、生かまぼこなど仙台名物も豊富にメニューにはあります。定番は、牛たん定食1500円です。牛タン3枚（カットして6枚付いてきます）、テールスープ、麦飯、とろろ、漬物が付きます。牛タン通りの中でも、一番並んでいる人気店です。

「喜助」は言わずと知れた昭和50年創業の仙台の老舗牛タン店です。その老舗の味が、アクセスの良い仙台駅ナカで食べることが出来ます。人気メニューは「牛たん炭火焼定食1620円」で、炭火で焼かれた牛タンは、旨味がギュッと閉じ込められ、余分な脂などは落ちているので非常に美味しいです。肉厚な牛タンですが、口に入れて噛めばすぐ切れるほど柔らかいです。麦飯と会うのは勿論、ビールと一緒に食べるのがおすすめです。

仙台が牛タンで有名になったのは昭和23年、「太助」で佐野啓四郎さんが牛タン焼き専門店を開いたのが発祥と言われてます。創業以来、「旨味 太助」では沢山のお客様で賑わい、手造りと変わらぬ美味しさで多くのファンを魅了しています。ノスタルジックな雰囲気の店内で、一番人気のメニューは「牛タン定食A1500円」で、牛タン4枚、テールスープ、漬物、麦飯が付きます。歴史に裏付けされた牛タンは、裏切らない美味しさです。

仙台で牛タン焼きが名物となった由来はどこにあるのでしょうか？その発祥の歴史は大きく2つ説があるのですが、1つは戦後にまでさかのぼります。第二次世界大戦後、仙台にGHQが進駐した際、大量の牛肉を消費する駐留米軍が残した牛タンとテールを活用するために、1948年、仙台の焼き鳥店「太助」の初代店主である佐野啓四郎さんが、研究を重ね、牛タン焼き専門店を開店したことが仙台牛タンの始まりという説がそれです。

佐野啓四郎さんが東京で料理修行をしていた時に、知人のフランチのシェフから牛タンシチューなどの料理を学び、それ以降、日本人向けに牛タンの食べ方の研究も始めました。戦後を迎え、佐野さんは屋台で焼き鳥店を営んでいましたが、誰にも真似できないような料理を考え出すべく、牛タン焼きを生み出しました。ただ、牛一頭から一本しか取れない舌を戦後に安定入手することは困難で、牛タン入手のために駆け回ったそうです。

一般の焼き肉屋の牛タンと仙台の牛タンの一番の違いは、「熟成作業」にあります。まず塩を振り、寝かせるという一見シンプルな工程に見えますが、ここには一筋縄で行かない職人の経験に基づいた仕込が必要になります。生みの親である佐野さんをもってしても「いつになっても牛タンの仕込は難しい」と言わせるほどに、熟成作業は高度な技術を求められます。

以上、仙台で人気の牛たんランチが楽しめるお店を紹介してきましたが、気になるお店は見つかりましたか？どのお店も厳選された牛タンを熟成させ、炭火で焼き上げるというスタイルが基本のようです。味付けは塩がスタンダードで、独特な辛みそが添えられているのでお好みで付けて食べます。テイルスープがランチセットに付くお店がほとんどで、白ネギに牛骨、塩味のスープが良いアクセントになり、白菜の漬物もご飯が進みます。