麦茶の効能がすごい！健康に効果的な飲み方と注意点を詳しく解説

夏の暑い日には氷を浮かべた涼しげな麦茶が恋しくなります。香ばしい香りで爽やかな優しい甘みの麦茶をぐいっと飲むと、喉は潤い熱い体もスーッと冷えていくので暑いときには欠かせません。カフェインがないので小さな子供でも飲むことができ、夏の暑い時期によく飲んだなぁと子供の頃の夏の日を思い出して少し懐かしい気持ちになる方もいると思います。

そして、実は麦茶は美味しいだけでなくて様々な効能もあります。ミネラル麦茶という商品名の麦茶があるためミネラルたっぷりというイメージを持つ方が多いですが、実際はそれだけではなく様々な栄養素が入っていて、とても体にやさしい効能と美容効果もあります。ただし、飲み方を誤れば体に悪影響を及ぼすこともあるお茶ですが意外にそれを知らない方もとても多いです。

そこで、麦茶にある健康に良い効果効能や美容効果と、更に健康に良い効果的な飲み方、更にいくつかある重要な注意点を紹介します。また、水出しで麦茶を作るときのコツや、一風変わった飲み方ですがとても美味しい飲み方も紹介します。麦茶の効能と正しい飲み方を知って、暑い夏を乗り切りましょう！

早速気になる麦茶の効果効能について詳しく紹介します。麦茶に含まれる栄養成分や、それらが体にもたらす効能など麦茶が好きなら知っておいて全く損はない情報です。健康だけでなく美容効果もあるのも注目ポイントです。

麦茶の主な栄養成分は、麦茶独特の香ばしい香りの正体でもアルキルピラジン。このアルキルピラジンという成分は、麦茶の原材料となっている大麦を焙煎することによって生まれます。アルキルピラジンの香りは癒し効果も期待できます。

最近よく目にするGABAという成分。このGABAは、気持ちを落ち着かせ、ストレスを軽減させる働きがある栄養成分です。PMS（生理前）の症状にも効きます。また、コレステロールや中性脂肪を下げる効果もあり、血圧を正常に保つ効果もあるので高血圧の方にはおすすめ栄養成分です。

そして、日常にもよく登場するおなじみの栄養成分カリウムも麦茶には含まれています。カリウムとはミネラルの一種で、体内のナトリウム（塩分）を排出する働きがあり、むくみや高血圧の予防などに効果的です。

最後に、大麦に多く含まれるp-クマル酸という成分。この成分は発ガン性物質を抑制することで知られています。p-クマル酸には虫歯を予防する効果もあり、虫歯のもととなっている菌の生成を妨げる効能があります。ですが、麦茶に虫歯の予防をまかせて歯磨きをおろそかにしてはいけません。虫歯のもとの糖類をしっかり落としましょう。

麦茶には血液をサラサラにして血流をよくしてくれる効果があります。多くの女性にみられる、むくみや冷え性といった症状の大きな原因になっているのが、血流の滞りによって引き起こされるものです。血流がよくなることで冷え性が改善されて体がぽかぽかと温まってきたり、むくみが改善されて長い立ち仕事などをしても足がすっきりする嬉しい効能があります。

血液がサラサラになると、血栓予防や心筋梗塞などの血管系の病の予防につながるので予防策としては血液をサラサラにしてくれる食べ物や飲み物ははおすすめです。なかでも麦茶は特にお手軽なのでぜひ活かしましょう。どろどろの血液だと血栓もできやすいですし体にはとても悪いです。

また、血液がサラサラになって血流が良くなることによって、疲労の回復効果が期待できます。血流がよくなると疲労物質である乳酸を排出することができ、代謝がよくなり体にたまっている老廃物が外に流れてくれるので、疲労が回復しやすくなりおすすめです。先ほど紹介したGABAという成分は血液をサラサラにして血圧を下げる働きがあり、血圧の正常化を期待できるので血圧の高い方には高血圧予防としておすすめです。

普段飲んでいる麦茶に美容効果があるなんて知っていましたか？実は美肌効果やアンチエイジングなどの、美容に気を使う人にはうれしい効能があります。麦茶には亜鉛やケイ素といったミネラル分が豊富に含まれていて美肌維持にはぴったりです。また、アンチエイジングをすることで体内の老廃物が排出され、肌だけでなく髪や体も美しくなります。ぜひこの機会に麦茶の美容効果について詳しく知っておきましょう。

麦茶に含まれるミネラル分の一つの亜鉛には、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の沈着を抑える効果があります。亜鉛が不足すると新陳代謝が活発に行われず肌トラブルが起きやすくなります。亜鉛は人間の体に必要不可欠な成分ですが体内で生成されることはなく食事などで摂取するほか亜鉛を体に取り入れることはできません。

ケイ素はコラーゲンを構成するのに必要な成分ですが、コラーゲンは年とともに減少していきいます。また、現代人はケイ素不足ともいわれていますが、ハリと潤いのある肌をキープするために質のいいコラーゲンは必ず必要な成分なので、コラーゲンを作るサポートをするケイ素を日常生活に取り入れて、麦茶からお手軽に美容成分を摂取しましょう。

麦茶は茶葉ではなく大麦を焙煎した抽出液なので、カフェインが含まれていません。緑茶やコーヒーはもちろん、ウーロン茶や紅茶にもカフェインは含まれていますが麦茶には含まれていないので小さいお子さんにもとても飲ませやすいです。

また、大人でも就寝前のリラクゼーションタイムに温かい麦茶を飲めば、麦茶の香ばしい香りに癒され、ストレス軽減成分が作用して気持ちを落ち着かせてくれる上に、虫歯を予防してくれるのでいいこと尽くしです。

コーヒーや紅茶のようにカフェインが強いと利尿作用も強く、トイレに頻繁にたたなくてはなりませんが、麦茶はそれほど強力な利尿作用がないのもおすすめポイントです。トイレに行きすぎて逆に水分不足になってしまう心配もありません。

カフェインが入っていないということで胃にもとてもやさしい飲み物で、更に胃の粘膜を守る効果もあります。ストレス社会で生活することで、ストレスにより胃がやられている方も少なくないので、お手軽に日常生活に取り入れることのできる麦茶を活用してみてはどうですか？

本来胃酸は食べたものを消化するようにコントロールされていて、胃の粘膜がその胃酸から胃を守ってくれていますが、ストレスによって自律神経の乱れなどが起こり、胃自身を溶かしてしまうことがあります。これを胃潰瘍といいます。ですが麦茶の成分は胃の粘膜を保護する効果があるので、胃酸で胃が溶かされにくくなり、胃の動きを正常にしてくれる効能があります。

ここ最近胃の調子がよくないという方は麦茶を飲むように心がけるのも良いかもしれません。ですが、麦茶に頼ってあまり放置していると大ごとになるので、心配だなと思ったら病院できちんとした診断をしてもらいましょう。

麦茶がいくら健康に良くても、飲み方が間違っていたり保存方法が間違っていたりすると逆に体に悪いことや、デメリットが増えてしまいます。健康に良い飲み方や、この飲み方はNGという注意点などについて紹介するので、麦茶の効果効能とセットで覚えて、健康的に麦茶を美味しく飲用しましょう。

ついつい冷蔵庫に常備している方もとても多いと思いますが、麦茶は実はとても腐りやすくて美味しく保存できる期間が短い飲み物です。なのでほかの飲み物よりも注意して保存しなければいけません。少しでも長い期間美味しく保存するためには清潔な容器で作り、容器に直接口をつけるのは絶対に避けてコップに移して飲みましょう。

まず、家庭で作った麦茶を常温保存する場合。麦茶を常温で飲みたい、冷蔵庫にスペースがないという理由で常温保存をしたい方もいると思いますが、基本的に麦茶は常温保存には向きません。涼しい夜に一晩常温で保存するくらいならもちますが、気温の高い夏になると、夜でももたずに腐らせてしまいます。麦茶の常温保存は雑菌の繁殖もしやすいので極力避けるようにしましょう。

麦茶の保存期間は、煮出した麦茶か水出しの麦茶かによっても変わってきます。煮出した麦茶は煮沸効果があるので水出しの麦茶よりも比較的長持ちします。ただし、煮出した後に常温で冷めるまで待ってから冷蔵庫に入れると雑菌の繁殖につながったり、もしくは熱いまま冷蔵庫に入れることによって冷蔵庫内の他の食べ物を傷ませてしまいます。煮出した後はすぐにやかんごと氷水につけるなどして早く粗熱をとるようにしましょう。

水出しの麦茶の場合、一度も熱を通していないので保存期間は煮出した麦茶よりも劣ります。しかし、いくつかの注意点を守れば保存期間は伸びます。まず、一つ目の注意として清潔なきれいに洗った容器で作ること、二つ目の注意点は、パックは好みの濃さになったらすぐに取り出すこと、三つ目の注意点は水出しパックを取り出す際には素手ではなく菜箸などを使って雑菌が入らないよう工夫することです。

水出しパックを早めに取り出したほうがいい理由は、パックを入れたまま放置するとどんどん濃い麦茶になってしまうから、もう一つは、腐りやすい原因の一つであるデンプンがパックからどんどん出て行ってしまい、傷みやすくなるからです。また、腐っているときの見分け方は、少しドロッとしてきてツンとした酸っぱいにおいがすることです。違和感を感じたら飲むのをやめましょう。

そして、水出しや煮出した場合のそれぞれの保存期間ですが、煮出した麦茶の保存期間が清潔な容器に入れて冷蔵庫で約4日ほどです。水出しの麦茶は清潔な容器に入れて冷蔵庫で約2日ほどです。麦茶は時間がたてばたつほど味も落ちるので極力早めに飲み切ったほうがおすすめです。

麦茶は体を冷やしてくれるので、のどの渇きを潤して火照った体を冷ますのに水分補給としてよく飲みます。そして、爽やかな風味でクセのないことから食事の邪魔にならないので、ついつい食事中にもたくさん飲んでしまいますが、実は食事中に麦茶をたくさん飲むのは健康や体にはよくないことなのです。

美味しくて食事も進むのに、なぜ食事中に大量に飲むのはいけないのでしょうか？その理由は、麦茶が消化不良の原因になってしまうからです。お白湯などは食事中に飲むことで体温が上がり消化の助けになりますが、麦茶を食事中に飲むと胃液を薄めてしまい、消化能力が落ちて消化不良を引き起こします。せっかく健康と美容に良い麦茶を飲んでいるのに、消化不良を起こしてしまっては健康とは正反対です。

ですが、食事の際にタイミングをずらして麦茶を飲むことによって簡単なダイエット法にもなります。注意するのは食事中ではなく食事の前に麦茶を飲むことです。飲んだ麦茶で適度に胃を膨らませることができ、その分食事の量を減らすことができて簡単ではありますがダイエット効果があります。また、麦茶で水分補給することによって新陳代謝がアップし、食べたものをすっきり消化しやすくなります。

せっかく美味しい麦茶ですが、食事中は我慢したほうが体には優しいです。麦茶の代わりに体を温めて消化を促してくれるお白湯を飲むのもおすすめです。麦茶を食事中にガバガバと飲むのは控え、食事の前にコップ一杯ほどの麦茶を飲んで健康だけでなくダイエットも成功させてみましょう！

麦茶と言えば、透明のグラスにたくさんの氷をカランコロンと浮かべたキラキラした麦茶を想像する方が多いのではないでしょうか？ですが、実は氷で冷やした冷たすぎる麦茶は体には優しくないのです。美容や健康と、いいところがたくさんある麦茶ですが、この冷たすぎる麦茶についてはとても重要な注意点なので、ぜひ覚えておいてください。

ではどうして、冷たい麦茶は体によくないのでしょうか？その理由は、本来麦茶は体を冷やしてくれる夏の飲み物だからです。つまり、麦茶自体を氷でキンキンに冷やさなくても、すでに体温を下げる効果はあるということです。あまり冷やしすぎるとやはり体には良くないです。冷え性の原因になってしまうことも考えられます。また、せっかくの夏の飲み物なのに夏バテの原因になってしまうこともあります。

冷たい麦茶を更にグラスに氷を入れて冷やして飲むことにより、必要以上に体温が下がり腹痛を引き起こしてしまうことがあります。更に、代謝や消化力が落ちることが夏バテの原因になったり、体が頑張って体温を上げようとエネルギーを使い、余計に暑さや疲れを感じて体力の回復が遅くなるという悪循環になり、それもまた夏バテにつながることがあります。

せっかくの夏の飲み物で夏バテになってしまっては台無しです。氷で冷やした麦茶を一気にグイっと飲みたい気持ちもありますが、夏バテ予防と体と健康のために、冷蔵庫で冷やしたくらいの冷たさにとどめてあげましょう。

麦茶の効果効能や注意点を紹介しましたが、更に麦茶の美味しい飲み方を紹介します。美味しい飲み方を知って、想像以上に奥深い麦茶がますます手放せなくなることでしょう。

水出しでも十分美味しく味わえる麦茶ですが、たったひと手間を加えるだけで驚くほど美味しくなる方法があります。水出しは楽だけど煮出したものよりも香ばしさや味が薄い気がするというデメリットがあり、煮出す作り方は少々面倒で冷ますのに時間がかかるというデメリットがあります。ですが、水出しなのに香り高く味のしっかりとした麦茶を作る方法があるのなら試さない手はないので、ぜひ実践してみてください。

手順も簡単で道具もいりません。まず、麦茶のパックを耐熱性の容器に入れて麦茶のパックがかぶるくらいのお湯を注ぎ、一分ほど蒸らします。そして、蒸らし終わったら麦茶を作りたい容器に、水と蒸らした麦茶のパックとそのお湯を入れ、冷蔵庫で1～2時間程冷やしたら完成です。麦茶のパックをそのまま放置すると水出しパックの中に残った「えぐみ」や「苦み」が出てしまうので、必ず取り出すようにしましょう。

美味しく作るときの注意点としては、必ず60秒間の蒸らし時間を入れることです。蒸らすことでパック内の粒が膨らみ、抽出がとてもスムーズになります。コーヒーをドリップするときも、必ず最初に蒸らすのと同じく麦茶も蒸らすことで香りや味が抽出されて、断然美味しい麦茶を作ることができます。

麦茶を作りたい容器が耐熱性の場合は、そこに麦茶のパックを入れてお湯をかけて蒸らしてそのまま作ってもかまいません。耐熱性の容器があればますます時短で片付けも減るのでおすすめです。これほど簡単な手順を加えるだけでぐんと美味しい麦茶が作れるので、次作るときに試してみてください。

牛乳と麦茶なんて合うの？と心配になるかもしれませんが、牛乳のカルシウム効果と麦茶の効果を合わせた、意外に人気のある飲み方です。コスパがよくて、味わいはまるでコーヒー牛乳のようなのにノンカフェインということでお子さんや妊婦さんも飲むことができます。作り方も材料も簡単なので、その美味しく作るための割合やコツを紹介します。ぜひ一度、麦茶ミルクティーを試していつもと違う麦茶を楽しんでみてください。

まず材料は、牛乳と麦茶と砂糖（ガムシロップでも可）で出来るので、家にあるもので揃えられるかと思われます。作り方も何通りかありますが、まずは最初に、一番簡単で市販のペットボトルの麦茶でも普段飲んでいる麦茶でも作ることができるお手軽な作り方を紹介します。麦茶と牛乳を1:1くらいで混ぜ合わせ、お好みで砂糖を加えて完成です。

次に、少し手間がかかりますが簡単な麦茶のパックを使った作り方を紹介します。麦茶のパックをマグカップに入れ、お湯を半分くらいまで入れて電子レンジで温めて煮出します。パックを取り出し、牛乳と氷を加えて砂糖も好みで混ぜて完成です。この作り方の方が、麦茶の香りが出て麦茶の味の濃さも調節できるので更に麦茶ミルクティーの味わいが楽しめます。

味の濃さはパックを取り出すときに揺らして調節します。また、氷を入れずに再度温めてホットで楽しむのもおすすめです。たくさん作りたいときは、鍋に入れて煮出した方が多い量を早く作れます。自分の好みの濃さの麦茶ミルクティーの割合を見つけ出すのも楽しみ方の一つなので、いろいろと模索してみましょう。

スーパーなどでもよく見かける、はくばくの丸粒麦茶は、安価でコスパが良くてそのうえとても美味しいので人気おすすめ商品の一つです。二種類の六条大麦をブレンドしていて、麦茶好きの方はもちろん麦茶初心者の方にもとても人気です。麦茶の甘みや香りのいいところをたくさん引き出しており、その麦茶独特の香ばしさにファンとリピーターがとても多い商品です。

ただし、パックが煮出しタイプなので多少面倒に感じるかもしれませんが、他の麦茶やペットボトルの麦茶では味わうことのできない美味しさと、香り高い香ばしさです。一度試せば手放せなくなるかもしれません。麦茶といってもその値段はピンキリです。その中でもコスパがよくてこれほど美味しい丸粒麦茶をぜひ一度試してみましょう。

普通の麦茶よりも少し色が薄く、黄金色をしているのが特徴のはと麦茶もおすすめです。古くから健康や美容にいいという理由で愛されてきたハトムギを使った麦茶です。見た目の薄い色とは反して、しっかりとした香ばしさと甘みのある癖になる味です。はと麦茶は煮出しだけでなく水出しもできるのでお手軽で、作り方は裏面に書いてある通りに作るのがおすすめです。

普段から親しみのある麦茶の、健康にいい効能や美容効果、より効果的に飲む方法や飲み方の注意点、美味しく飲むための水出しのコツ、そしておすすめ銘柄まで紹介しましたがいかがでしたか？今後、麦茶に対する気持ちが変わりそうではないでしょうか？普段麦茶を飲まない人も、飲んでいる人も麦茶の効果効能を理解して、麦茶でお手軽に健康生活を始めてみましょう！