コーヒーフィルター・ケースの種類を紹介!ハンドドリップのやり方も解説

ハンドドリップでおうちコーヒーを楽しんでいる方は多いと思いますが、使っているコーヒーフィルターに意識を向けたことはありますか?実はコーヒーフィルターにはペーパーや布、金属などいろんな種類があり、それぞれに味わいや香りが異なるコーヒーが抽出されるんです。コーヒーフィルターそれぞれの気になる特徴を一挙にまとめています。また、コーヒーフィルターを切らしていた!というピンチを乗り切るための裏技も紹介。コーヒー好きなあなたに読んで欲しいです!

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目次

  1. 1コーヒーフィルターでコーヒーの味が変わる?
  2. 2コーヒーフィルターを使ったハンドドリップの方法
  3. 3コーヒーフィルター:ペーパー
  4. 4コーヒーフィルター:ネル
  5. 5コーヒーフィルター:金属
  6. 6コーヒーフィルター:陶器
  7. 7コーヒーフィルターの代用:お茶パック
  8. 8コーヒーフィルターの代用:キッチンペーパー
  9. 9コーヒーフィルターケースも気になる!
  10. 10コーヒーフィルターを選んで自分好みの一杯を

コーヒーフィルターでコーヒーの味が変わる?

人気のハンドドリップコーヒーをおうちで楽しんでいる方も多いと思います。ハンドドリップでは、豆の状態やお湯の温度、道具などの違いによってコーヒーの味が異なることは有名ですが、コーヒーフィルターの素材の違いによってもコーヒーの風味が変わることは知っていましたか?ハンドドリップで用いられるコーヒーフィルターには、ペーパー、ネル、金属などの種類があり、違った特徴があり、どれを選ぶかでも味が異なります。

最近登場した陶器のコーヒーフィルターも話題になっていて、気になる存在です。今回はペーパー、ネル、金属、陶器、それぞれのコーヒーフィルターの特徴を紹介しますので、自分好みのドリップスタイルを見つけていきましょう。また、ハンドドリップでコーヒーを淹れようと思った時、うっかり切らせていた!というピンチを乗り切るための、代用品も調査しました。これさえ知っていれば、いざという時も代用できて安心です。
 

コーヒーフィルターを使ったハンドドリップの方法

コーヒーフィルターを紹介する前に、ハンドドリップの基本をおさらいしておきます。自己流でハンドドリップを淹れているという方が多いのですが、ハンドドリップの抽出メソッドを知っていれば、段違いにおいしいコーヒーが淹れられます。一番ポピュラーなペーパードリップの淹れ方を紹介します。用意するものは、ペーパーフィルター、ドリッパー、サーバー、細口ドリップポット、メジャースプーンです。

必要な道具を用意したら、汲みたての水道水を沸かします。お湯が沸騰したら火を止め、表面のボコボコした泡が静まった時が抽出に最適な温度95℃前後になります。サーバーにコーヒーフィルターをセットしたら、メジャースプーンを使ってコーヒー粉を入れます。目安は1杯分で10gです。ドリッパーを軽く振って粉の表面を平らにならしておきます。初めにコーヒーに少量お湯を載せるように注ぎ、粉全体に均一にお湯を含ませます。

この工程が蒸らしと言って、20秒ほどこの状態をキープするとおいしいコーヒーが抽出できます。コーヒーの中心に「の」の字を描くようにお湯を何度かに分けながらやさしく注いでいきます。水面が上から1/3程度に減ったら、次のお湯を足すようにしましょう。サーバーに書いてあるメモリを参考に、1杯分のお湯を注いだら、雑味が出ることがあるのでコーヒーが落ちきらないうちに引き上げます。後はカップに注げば出来上がりです。

コーヒーフィルター:ペーパー

コーヒーフィルターの中でも、最も手に入りやすく使いやすいのがペーパーフィルターです。ペーパーフィルターを使って淹れたコーヒーは、ペーパーの細かな繊維質によって、コーヒー豆の余分な油分が濾過され、すっきりとした味わいに仕上がります。また、他のコーヒーフィルターと違って、使い終わったらポンとゴミ箱に捨てるだけで処分できるので、手軽で余計な面倒がいらず、後片付けが楽な点もメリットです。

また、ペーパーフィルターには真っ白な漂白と、パルプ色の無漂白タイプがあります。漂白タイプの方が、無漂白のものに比べて紙臭さが少ないですが、その違いは意識しないと分からないくらい僅かなものです。どちらかというと、エコが気になる方は無漂白、リーズナブルさを求める方は漂白、といったように好みや予算に合わせて選ぶとよいでしょう。紙臭さが気になる時は、使う前に広げて2~3回湯通ししてから使うと効果的です。

コーヒーフィルター:ネル

ネルフィルターとは、ペーパーフィルターの布版です。服地などにも使われる起毛のコットン生地が使われています。ネルフィルターで淹れたコーヒーは、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーに比べると風味がハッキリしていて、金属フィルターよりもマイルドな味わいです。コーヒーの成分がネルフィルターだと通り抜けやすく、コーヒー豆の微粉がしっかりキャッチされることで、雑味がなく、舌触りの良いコーヒーに仕上がります。

ペーパーフィルターに比べると、ろ過スピードが速いため、抽出には少し技術が必要です。勢いよくお湯を注ぐと薄くなってしまうため、少し粗めに引いた粉にゆっくりと時間をかけてお湯を注ぐとよいでしょう。また、ネルフィルターは洗って何度も繰り返し使えるため、エコという点もメリットです。使ったネルフィルターをそのままにしておくと雑菌が繁殖する恐れがあるため、使用後は速やかに洗うように心がけてください。

 

コーヒーフィルター:金属

金属製のコーヒーフィルターは、コーヒーの成分がダイレクトに抽出されるので風味の強いコーヒー本来の味わいを楽しむことができます。ペーパーフィルターやネルフィルターの場合、コーヒーの油脂や微かな甘味が紙や布に吸収されるのですが、金属フィルターは酸味や繊細な甘味がそのまま抽出される仕組みになっています。また、使い捨てとは違って半永久的に使え、ネルフィルターより洗浄がラクということもメリットです。

金属フィルターには、台形型の金属フィルターと、円錐型の金属フィルターが販売されています。それぞれサーバーなどがセットになったものもありますし、単体で購入することもできます。ケメックスなど専用の金属フィルターも販売されています。金属製のコーヒーフィルターは、見た目もシンプルでスタイリッシュなものが多いので、インテリアにこだわりのある方にもおすすめです。人気のある金属フィルターを紹介します。

金属のコーヒーフィルター「KINTO」

「スローという贅沢」がコンセプトのKINTOは滋賀に本社を置くキッチンプロダクトメーカーです。KINTOの金属フィルターはステンレス製で、耐熱ガラスカラフェに金属フィルターがセットになって販売されています。KINTOの金属フィルターで淹れたコーヒーは、旨味成分であるコーヒーオイルが多く抽出されるので、コーヒー本来のアロマをダイレクトに楽しめます。全てのパーツを重ねられ、コンパクトに収納することができます。

金属のコーヒーフィルター「Kone」

Koneは、愛用者も多いケメックス専用の金属製コーヒーフィルターです。細かなメッシュ状の加工が施された金属フィルターは、紙のコーヒーフィルターよりも若干水を早く通すことで、豆本来の渋みや雑味を拾わずにコーヒーを抽出してくれるので、すっきりとした味わいのコーヒーを淹れることができます。使い終わったらさっと洗うだけで手間いらず。お値段は6480円と少々値が張りますが、半永久的に使えるので結果お得です。

コーヒーフィルター:陶器

最近登場して話題なのが、陶器製のコーヒーフィルターです。陶器製のコーヒーフィルターは、ペーパー式のコーヒーフィルターと違って、繰り返し何度も使えてエコロジカルなこと、多孔質の陶器セラミックを素材に使用していることで、水を美味しくしてくれるというメリットがあります。陶器の無数に空いたミクロの穴が、水のカルキ臭や不純物を取り除き、まろやかでおいしいコーヒーを抽出することに一役買ってくれます。

陶器のコーヒーフィルター「コーヒーハット」

佐賀県の嬉野市で作られる陶器、備前吉田焼を使って陶器のコーヒーフィルターを作ったのが224porcelainです。ころんとした陶器のフィルターに、シンプルで可愛らしいクローバーデザインの受けをセットにしたデザインが特徴になっています。紙と同じ速度でドリップできるように陶器の厚みにこだわり何度も試作を重ねただけあり、後味のすっきりとしたおいしいコーヒーを入れるための秘密が陶器フィルターには詰まっています。

コーヒーフィルターの代用:お茶パック

コーヒーを淹れようと思って収納ケースを見たら、コーヒーフィルターを切らしていた!でもコーヒーが飲みたい!そんな時はコーヒーフィルターを代用する裏技があります。それがお茶パックを使った代用です。ドリッパーにお茶パックをセットしたら、コーヒーを注ぐだけでコーヒーフィルターの代用の役目を果たしてくれます。ものによっては、注ぎ口が小さくなってしまうため、代用として使うときはゆっくりお湯を注いでください。

コーヒーフィルターの代用:キッチンペーパー

コーヒーフィルターの代用としてお茶パックすら家にない!という時はキッチンペーパーで代用しましょう。キッチンペーパーを1枚用意します。対角線で折り曲げて三角形にしたら、三角形の底辺の両側を内側に折り曲げます。ドリッパーの底の長さに合わせておくと、セットした時に収まりが良くなります。最後は三角形の頂点を外側に向かって折り曲げます。これでペーパーフィルターの代用になります。困ったときの代用技です。

お茶パックも、キッチンペーパーもない、という方はティッシュでも代用する技がありますが、こちらは破れやすく、上手にコーヒーを抽出できないためおすすめしません。お茶パック、キッチンペーパーの代用で乗り切りましょう。

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コーヒーフィルターケースも気になる!

これまでコーヒーフィルターの種類や素材、コーヒーフィルターを切らしていた時の代用品について紹介してきましたが、最後にコーヒーフィルターを収納しておくための収納ケースもまとめていきます。コーヒーフィルターの収納ケースはなくても問題ないのですが、コーヒー好きならば細部までこだわって選びたいものです。コーヒーフィルターケースがあるだけで、キッチンがおしゃれな雰囲気に早変わりしますよ。

コーヒーフィルターの収納には、ケースタイプとホルダータイプがあります。また、材質も木製、鉄類、プラスチックなどさまざまな種類の収納ケースがあるので、インテリアや好みの合わせてチョイスしてください。コーヒー器具メーカーからもコーフィーフィルターの収納ケースが販売されているので、シリーズで揃えるのも手ですね。

おすすめ収納ケース「トスカ」

スチールを使ったキッチンアイテムを中心に扱うトスカのコーヒーフィルター収納ケースは、磁石がついているので冷蔵庫にくっつくスグレモノ。コーヒーフィルターを使いたい時にさっと手を伸ばして取ることができるので、便利です。内容量は約50枚収納できるので、たっぷりとコーヒーフィルターを収納しておくことができます。スチールのクールな本体に、やさしい風合いの木を組み合わせたおしゃれなデザインもポイントです。

おすすめ収納ケース「tower」

キッチンで使えるシンプルでおしゃれな収納グッズを展開しているtowerのコーヒーフィルターケースも、マグネット式になっているので、どこでも好きな場所にぴたっと貼り付けてコーヒーフィルターを収納することができます。シンプルですっきりとしたデザインになっているので、スペースを取らず、インテリアを邪魔することもありません。クールなブラックと、清潔感のあるホワイトの2色展開なので、お好みで選んでください。

おすすめ収納ケース「fog linen work」

ナチュラル感のあるリネンアイテムで有名なfog linen workのコーヒーフィルター収納ケースは、アンティークな雰囲気のアイアン素材。壁掛けできるようにフックが付いているので、使いやすい場所にどこでもひっかけておくことができます。ナチュラルなインテリアが好きな方に特におすすめの収納ケースです。コーヒーフィルターだけでなく、コーヒースプーンやブラシなど、コーヒー周りのグッズを収納しておいても良いですね。

おすすめ収納ケース「ZACK」

ZACKはドイツ生まれのステンレス製ハウスウェアブランドです。スタイリッシュな印象のステンレス製のコーヒーフィルター収納ケースは、キッチンを洗練されて雰囲気にしてくれます。ずっしりと安定感があり、錆びにくく耐久性に優れているので、長く使えます。収納ケースの裏にはビスが付いているので、お好みの場所につけて使いましょう。クールなインテリアが好きな方におすすめのコーヒーフィルター収納ケースです。

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コーヒーフィルターを選んで自分好みの一杯を

コーヒーフィルターの違いによって、抽出されるコーヒーの香りや味わいに変化が出ることがおわかりいただけましたか?コーヒーフィルターそれぞれに長所があるので、ハンドドリップコーヒーを極めたい方は、コーヒーフィルターをいろいろ試してみて自分好みの味を追求してみるのもいいかもしれません。コーヒーフィルターを切らしていた時の代用方法も紹介しましたので、覚えておくといざという時に役立つはずです。

また、コーヒーフィルターを収納しておくための収納ケースも紹介しました。コーヒーフィルターの収納ケースはなくても問題ないですが、あるといつでもさっと取り出しができて便利です。残量もわかりやすいので、補充もしやすいですね。キッチンに合うお気に入りのデザインを選んでください。たかがコーヒーフィルター、されどコーヒーフィルター、コーヒーフィルターは奥が深いアイテムです。

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