日本酒を使ったカクテルを厳選紹介!飲みやすい簡単な炭酸割りも紹介!

日そのまま飲むか冷酒や熱燗など温度に変化をつけて飲むことが一般的なイメージの日本酒。しかし最近は、そんな日本酒を使った日本酒のカクテルがちょっとしたブームになっています。今回は日本酒を使ったカクテルを厳選紹介します。また、併せて日本酒カクテルの基本的な話や、日本酒カクテルとは別ですが、飲みやすく簡単な作り方の炭酸割りも紹介しますので、今回の記事で自宅で日本酒カクテルを作ったり、日本酒カクテルを飲んでみたいと思った人は是非参考にしてみてください。

日本酒を使ったカクテルを厳選紹介!飲みやすい簡単な炭酸割りも紹介!のイメージ

目次

  1. 1日本酒について
  2. 2日本酒のイメージを覆す飲み方
  3. 3日本酒カクテルの基本的なことについて
  4. 4厳選!日本酒を使ったカクテル
  5. 5女性に人気の日本酒カクテル
  6. 6変化球的な日本酒カクテル
  7. 7果実を使った日本酒カクテル
  8. 8日本酒の炭酸割りのメリットや作り方について
  9. 9日本酒の炭酸割りのその他の豆知識
  10. 10日本酒をカクテルや炭酸割りで飲んでみて

日本酒について

日本酒とは、白米を蒸して麹(こうじ)と水を加え発酵、熟成させ作った飲み物です。飲み物としてだけでなく、料理の調味料としても使われることがあります。日本全国でたくさんの種類の日本酒が作られていて、日本各地で作られる地酒はそれぞれ特色があり人気の高い商品も多くあります。近年では「SAKE」として海外での評価も高くなり、国内消費が伸び悩む一方、海外の売り上げは伸びてきています。

日本酒は「燗してよし、冷やしてよし」という世界でも珍しいお酒です。飲用温度も他のお酒と比べると5℃~55℃と広範囲の幅があります。また、日本酒の定義として、使用できる原料が決められています。それは必ず「米」を使うことです。そして必ず「こす」という工程を入れなければなりません。これは酒税法第3条第7号に規定されています。こうした定義に沿い且つ、日本独特の気候と風土の中で生まれ育つお酒が日本酒なのです。

日本酒のイメージを覆す飲み方

日本酒を何かに混ぜて飲むのではなく、冷酒か熱燗でそのまま飲むイメージが強いお酒です。それ故に、何となく家飲みのお酒としても、飲みづらく敬遠してしまいがちな人もいます。しかし、実は日本酒は洋酒のようにカクテルに使っても美味しく飲めるお酒です。今回は今まで日本酒が得意でなかったでも飲みやすい、日本酒のカクテルを厳選して紹介します。併せて更に飲みやすい炭酸割りも紹介するので是非参考にしてみてください。

日本酒カクテルの基本的なことについて

日本酒を使ったカクテルにはいくつか基本的なことがあります。ここでは3点ほど記載しておきます。まず1つ目、カクテルのレシピとして日本酒と割り物の比率は1:1が基本ということ。この比率にすると日本酒カクテルとしての味に統一感が出るのでおススメです。2つ目、カクテルにリキュール類を入れるときはティースプーン1杯を上限にすること。これは、リキュールを多めにしてしまうと「日本酒感」が薄れてしまうためです。

3つ目、日本酒カクテルのベースとなる日本酒は少しいいものを使いましょう。カクテルとはいえ、日本酒の風味がベースとなりますので、美味しい日本酒を使わなければ美味しいカクテルに仕上がりません。購入するさいに、大体720mlで1500円位は最低ラインとしてみておきましょう。また、日本酒のうま味が出すぎる吟醸酒、大吟醸酒はなるべく避け、辛口の純米酒やキレのいい本醸造酒を選んでカクテルを作ってください。

厳選!日本酒を使ったカクテル

定番日本酒カクテル!「サムライ・ロック」

「サムライ・ロック」はライムの酸味で清酒の麹の匂いを抑えてあり、日本酒が苦手な人でも飲みやすい日本酒のカクテルです。ライムジュースと日本酒があれば、自宅でも気軽に作ることができるので人気です。作り方は、グラスに氷をいっぱい入れ、日本酒をグラスの半分以上注ぎ、残りの容量にライムジュースを注ぎ、ステアしたら完成です。1:1の比率だけ守れば後は好きなように作っても大丈夫なので、気軽に作ってください。

「サケティーニ」はアレンジ日本酒カクテルの王道

「サケティーニ」はカクテルの王様と呼ばれ、世界中で愛されているカクテル「マティーニ」で使われているベルモットを日本酒にして和風アレンジしたカクテルです。ベルモット特有の香草系の香りの代わりに、日本酒の豊潤な香りが楽しめます。日本酒とドライジンをステアして冷えたグラス入れた後、オリーブを入れたら完成です。オリーブの代わりに梅を入れると和テイストが更に上がります。また、アルコール度数はやや高めです。

気軽に楽しめる日本酒カクテル「緑茶割り」

焼酎や他のお酒でも楽しむことができる「緑茶割り」は、日本酒でもおいしく飲むことができる人気です。日本酒の味わいが残りながら、緑茶のさわやかな味わいが楽しめ、食事との相性もいいので食中酒としてもおススメのカクテルです。カクテルとして作る際のポイントとして、グラスはオンザロックグラス、すぐに水っぽくなるのを防ぐために氷は溶けにくいかち割り氷を使い、日本酒と緑茶の比率を他のカクテルと同じで1:1します。

カクテルに使う日本酒は、割り水していない酒でアルコールが18~20度程度の「原酒」が日本酒感が味わえておススメです。「吟醸系」はフルーティーさが緑茶の香りと合わない場合があるために「純米酒」や「本醸造」などを使ってください。カクテルを作るとき、水に溶けやすい「粉茶」を混ぜると緑茶の濃さが際立つので、お好みで混ぜてください。飲みやすいカクテルですので、ぜひ食事などに合わせてみてください。

色味が素敵な日本酒カクテル「清流」

「清流」は、日本酒、ブルーキュラソー、レモンジュース、ライムジュースを使った日本酒カクテルです。ブルーキュラソーの爽やかな見た目がキレイですが、酸味が強いのが特徴のカクテルです。日本酒の味を感じながら楽しみたいので、なるべく味がしっかりとした日本酒を使って作ってください。また、酸味が強くさっぱり感が味わえるので、脂っこい食事のあとなどの口直しとしてもおススメしたい人気のカクテルです。

ブラジル人に人気の日本酒カクテル「サケピリーニャ」

海外では定番のカクテルとなっている「カイピリーニャ」の日本酒アレンジカクテルが「サケピリーニャ」です。主にブラジル人から人気の日本酒カクテルで、カシャッサというブラジル特産のスピリッツの代わりに日本酒で割って作ります。作り方は多様で、フルーツと混ぜてシェイクしたり、フローズンタイプのカクテルもあります。日本酒で作るほうが、カシャッサで作るよりもサラっとしていて飲みやすいと評判のカクテルです。

「サケニック」は爽やかな日本酒カクテル

「サケニック」はジン・トニックの代わりに最初の1杯にもなる、爽やかな日本酒カクテルです。ベースとなる日本酒を変えることによって、様々な味の変化を楽しむことのできるカクテルです。作り方は氷をグラス一杯に入れ、日本酒を半分まで注ぎ、トニックウォーターを残り半分まで注ぎ、更にソーダをグラス一杯まで注ぎます。炭酸が抜けないように軽くステアして、仕上げにオレンジを軽く絞ったら完成の簡単カクテルです。

女性に人気の日本酒カクテル

トマトの赤が映える日本酒カクテル「レッドサン」

トマトジュース好きに人気のビールベースのカクテル「レッドアイ」を日本酒に変えて作るのが日本酒カクテル「レッドサン」です。飲みやすい日本酒カクテルで、トマトジュースがあれば簡単に作ることができるので、日本酒カクテル初心者にもおススメです。作り方はとても簡単で、日本酒とトマトジュースを1:1の割合で合わせたら完成です。自宅で簡単に作れ、トマトの酸味で飲みやすいカクテルですので、1度試してみてください。

鮮やかな見た目が人気の日本酒カクテル「撫子」

「撫子」は濃いピンク色をした見た目がとてもキレイなので、女性に人気の日本酒カクテルです。優しく甘酸っぱい風味は、優雅な食後のカクテルとしておススメです。カクテルの作り方は氷を入れたシェイカーに日本酒、グレナデンシロップ、レモンジュース、シュガーシロップ、卵白を入れシェイクし、冷やしたグラスに入れます。砂糖、生クリーム、卵白を使ったカクテルは混ざりにくいので少し長めにシェイクするのがポイントです。

変化球的な日本酒カクテル

日本酒と甘酒のカクテル

好みの日本酒で作る「甘酒のカクテル」は口あたりがよく、お酒が苦手な人もあまり抵抗なく飲むことのできるカクテルです。使う日本酒は辛口よりも、甘味の強めのものを使うのがベター。米麹で作った甘酒を適量、日本酒も適量グラスに注ぎ、ステアしたら完成の簡単なカクテルです。比率や量は好みで色々と試してみてください。日本酒、甘酒ともに美肌効果があると言われているので、美容を気にする女性にもおススメのカクテルです。

ヨーグルト日本酒カクテル

「ヨーグルト日本酒カクテル」は、お酒の弱い人でも美味しく飲むことができるさっぱりとしたカクテルです。作り方は、グラスにヨーグルトと日本酒を入れてステアします。少しカクテルに甘みが欲しい人はハチミツを加えて混ぜたり、炭酸や牛乳、豆乳、ショウガなどを好みで入れても美味しいです。ヨーグルトの風味がさっぱりとして飲みやすいカクテルですので、飲みすぎには注意してください。自宅カクテルとしてもおススメです。

さくらSAKEカクテル

「さくらSAKEカクテル」は、ほんのりとさくらが香る見た目も和風な日本酒カクテルです。作り方も簡単で、自宅カクテルとしても人気です。まず、桜の塩漬けを水に5分ほど漬けて塩抜きをします。グラスに氷を入れて、日本酒とソーダを1:1の割合で入れ、そこに塩抜きをした桜の塩漬けを入れたら完成の簡単カクテルです。お好みでガムシロップで甘みをつけても美味しく飲めます。和と春を感じるおススメの日本酒カクテルです。

果実を使った日本酒カクテル

ハチミツと柚子のホットカクテル

寒い冬の夜などにぴったりなカクテルが、この「ハチミツと柚子のホットカクテル」です。作り方は、グラスに柚子を絞り入れ、ハチミツを加えてお湯を少し入れ混ぜて溶かした後、好みの日本酒を適量加えて、更に適量のお湯を加えステアしたら完成の簡単カクテルです。カクテルで使う日本酒やハチミツは、自分好みの味になるように色々と量を試して変えてみてください。ビタミンたっぷりで、体が温まるホットな日本酒カクテルです。

すりりんごと八朔の日本酒カクテル

すりおろしたりんごと八朔が入ったフルーティーな日本酒カクテルは、さっぱりとしていて食前酒としてもおススメのカクテルです。作り方は、りんごをすりおろし、剥いた八朔の実を切って入れ、日本酒を入れたら軽くステアしたら完成の簡単カクテルです。果実を使ったカクテルは日本酒が苦手な人でも飲みやすいのが嬉しいポイントです。日本酒を飲みなれていない人にも、ぜひ1度試してみて欲しいフルーティなカクテルです。

日本酒の炭酸割りのメリットや作り方について

日本酒の炭酸割りのメリット

日本酒を飲むのが苦手な人におススメの飲み方はカクテルだけではありません。さっぱりと爽やかなお酒を飲みたいときなどには日本酒の炭酸割りはぴったりです。日本酒は苦手だけど、カクテルは飲んだときの爽快感に欠けるなどといった人には特におススメです。また、日本酒スパークリングとはまた違ったテイストの飲み物となり、作り方も簡単ですので、炭酸割りをまだ試していない人はぜひ1度作って飲んでみてください。

日本酒を炭酸で割ることのメリットはいくつかあります。主なメリットとしては、度数が下がるので飲みやすくなったり、酸化が進み味が変わってしまった日本酒でも美味しく飲むことができるという点です。アルコール度数が下がるということは「味が薄くなる」ということと同義ではありますが、結果としてカクテルよりも様々な食事と合わせやすくなりますし、夏場などであまり強いお酒を飲みたくないときなどには嬉しいメリットです。

また、酸化が進んで味が変わってしまった日本酒も炭酸で割り、更にレモンやライムなどを絞って入れることで味の劣化が気にならなくなります。炭酸で割るという簡単アレンジによって、日本酒を長く楽しむことができるというメリットには大いに注目したいところです。その他にも、味の癖が少なくなり日本酒が苦手な人でも飲みやすくなるなどのメリットもあります。

日本酒の炭酸割りの作り方

日本酒の炭酸割りを作るときには少しだけコツがあります。まず作り方ですが、初めにグラスに氷を敷き詰めます。次に日本酒とソーダを1:1の割合で割ります。割合はカクテルと一緒です。最後にマドラーでそっとかき混ぜます。コツは、日本酒の味が薄くなりすぎないように日本酒とソーダを半々で割る点です。また、炭酸が抜けてしまわないように、マドラーで混ぜるときはそっと1回だけ混ぜるという点には気をつけてください。

日本酒の炭酸割りのその他の豆知識

炭酸割りに合う日本酒は?

日本酒の炭酸割りに合う日本酒は、「原酒」か「無濾過」のものがおススメです。これは、原酒や無濾過の日本酒の場合、炭酸で割っても味のバランスを崩さず、風味もしっかりと残るためです。あとはカクテルと同じで、自分の好みの飲み味のものを用意しても大丈夫です。辛口タイプの日本酒を炭酸で割ると、キレのある飲み口が楽しめますし、甘口なものやフルーティーなものを炭酸で割ると爽やかで飲みやすくなります。

柑橘類でカクテルのようにアレンジ自在

また、お好みで自宅にある場合にはライムやレモン、すだちなどの柑橘類を絞って加えるのもおススメです。酸化による味の劣化が気にならなくなりますし、爽やかな飲み口がより際立ち、フレッシュさ溢れる飲み物になります。もっと手軽に味わいたい場合は、自宅にある市販のレモン果汁や、柑橘類のジュースなどを入れても美味しくできますので、カクテルなどを作る要領でお好みに合わせて色々と試してみてください。

日本酒をカクテルや炭酸割りで飲んでみて

日本酒は他の酒類と比べ、飲みやすいイメージがあまりありません。ですが、カクテルや炭酸割りにすることで簡単にアレンジすることができ、より身近でカジュアルなアルコール飲料として楽しむことができます。ぜひ今回の記事を参考に、自分好みで簡単な日本酒カクテルや炭酸割りから試してみてください。きっと、飲みやすいお気に入りのカクテルが見つかり、今まで知らなかった新しい日本酒の魅力に気がつくはずです。

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