ハゼ料理は天ぷらが美味しい!基本的な作り方・レシピと上手な捌き方!

ハゼ料理はやっぱり天ぷらにして食べるのが美味しいです!ハゼは河川や海岸に生息しているので、非常に馴染みのある魚です。堤防から釣ることが出来るので、釣りの初心者や、子供たちと楽しみながら家族で釣りをする時に狙いやすい魚です。10センチ前後の小魚ですが天ぷらにするとホクホクとしていて、丸ごと食べることが出来るので、ハゼの味を余すことなく楽しむ事が出来ます。そんな美味しいハゼの天ぷらの作り方やレシピを紹介します。

ハゼ料理は天ぷらが美味しい!基本的な作り方・レシピと上手な捌き方!のイメージ

目次

  1. 1ハゼってどんな魚?
  2. 2釣りに人気のハゼ
  3. 3ハゼの値段は?
  4. 4ハゼは栄養がいっぱい!
  5. 5ハゼの天ぷらのレシピ:下処理の仕方
  6. 6ハゼの天ぷらのレシピ:捌き方
  7. 7ハゼの天ぷらのレシピ:骨を取る
  8. 8ハゼの天ぷらのレシピ:天ぷら粉のつけ方
  9. 9ハゼの天ぷらのレシピ:揚げ方
  10. 10ハゼの天ぷらのレシピ:食べ方
  11. 11ハゼの天ぷらを作るコツ
  12. 12天ぷら以外の美味しいハゼの食べ方
  13. 13美味しいハゼの天ぷらを食べよう!

ハゼってどんな魚?

ハゼは全国各地に生息しているので、非常に身近な魚の種類の一つです。大きく分類するとスズキの仲間でハゼの種類自体は2100種類以上もあります。一般的に目にするハゼは、マハゼと呼ばれる種類のものです。また、アゴハゼ、ヨシノボリという種類のハゼも釣りで人気の種類で、天ぷらにして食べらることが多いのもこの三種類です。

ハゼは、淡水域や浅い海域に生息しているので、港や堤防、テトラポッド周辺で釣れるため、馴染みがある魚です。ハゼは、常に泳ぎ回っている魚というより、浅い海の底でお腹を付けたまま生活していることが多く、短い距離を俊敏に動きながら移動を繰り返して生活しています。

種類の多いハゼは、干潟を這って移動する姿に特徴があるムツゴロウも同じ仲間です。鑑賞用にされるような見かけのきれいなハゼもいます。

釣りに人気のハゼ

ハゼのほとんどの種類は、積極的に餌を捕食する肉食の魚なので釣りやすい魚と言えます。一年中釣ることが出来るハゼですが、初夏ぐらいからが釣りの幕開けと言った感じで、一番のシーズンは真夏から秋ぐらいまでです。夏には、よく見るサイズの10cmぐらいのハゼが釣れるので天ぷらにして食べると美味しいですし、釣るのが難しくなる真冬は脂がのっているので同じ天ぷらにしても一味違います。

ハゼ釣りの仕掛けは、先端にオモリを付けた胴付き仕掛けが一般的で、ハゼ釣り用の道具として売られていますが、キスやカワハギ用の道具を使くことも出来ます。餌はミミズのような形をした青イソメがよく使われていて、一匹そのままだと餌だけを食べられてしまう可能性があるので3cmぐらいに切って使います。

オモリが付いているので、ちょい投げをして海底のハゼを誘いながら釣ります。活きた青イソメを餌にするのが苦手な人や準備が面倒な人のために、ワームがあったり、釣りを楽しむためにルアーで釣ったりといろいろな釣り方があります。自分で釣って作る天ぷらは格別に美味しいものです。

ハゼの値段は?

ハゼはスーパーなどではなかなか見かけることのない魚です。甘露煮などの加工されたハゼは見ることがあるとしても、生のハゼは漁港周辺の魚市場ぐらいでないとなかなか無いですし、値段は高いです。簡単に釣りやすいハゼですが漁をするような場所に生息していないので流通する量が少ないため値段が高いと考えられます。

時期や場所により様々ですが、100gで2000円以上も値段がすることもあります。ハゼの天ぷらは有名ですが、ほかにもから揚げや佃煮など食べ方が豊富なので、小料理店などでも提供される事があります。そのため値段が高く、またスーパー等まで出回らないのです。

ハゼは釣りやすいので、値段の高いハゼを買うより、値段の安い餌を買ってハゼを釣った方が楽しく美味しく食べられるのでおすすめです。

ハゼは栄養がいっぱい!

ハゼに多く含まれる栄養素は、カリウム、カルシウム、ナトリウム、たんぱく質、リンで、カリウムは細胞の活動を正常にするための働きをするので、身体の酸化を防いでくれます。カルシウムも多く含まれいる為、骨の成長や強化に役立ちます。小さな魚なので骨ごと食べられるので、栄養素を余すことなく摂取できる為、身体、骨に非常に良い影響を与えます。

小さなハゼは骨ごと食べられる為、栄養が多く摂取出来ますが、天ぷらで食べることが多いので、油を多く摂りすぎてしまう事があるので気を付けてください。

ハゼの天ぷらのレシピ:下処理の仕方

ハゼには独特のヌメリがあり、天ぷらにした時の舌触りに影響が出てくるのできれいにヌメリを落とします。天ぷらの作り方としては非常に大事なひと手間です。ハゼをボールなどに入れて、上から塩を振って良く揉んでヌメリを取っていきます。

それほどしつこくないヌメリなので、長時間揉む必要はありません。あまり力強く揉んでしまうと身がつぶれてしまったり、手の温度でハゼが傷んでしまう事があるので、優しく短時間で揉み、水で洗い流します。海の底にお腹を付けて生活をしていることが多いため、表面にヌメリと一緒に泥がついている可能性があるので2回ぐらい繰り返した方が良いです。

ヌメリが取れた後は、そのままにせずに素早く水分を拭き取ります。キッチンペーパーなどで挟んで、指先でトントンと水分を取ります。ヌメリや、水分があると捌き方が難しくなるので、気を付けましょう。特に小さな魚は、捌き方や骨の処理が難しいので、下処理をしっかりとした方が捌き方が楽になります。

ハゼの天ぷらのレシピ:捌き方

次に捌き方ですが、ハゼをまな板に置いたときにまだ少しヌメリや鱗が感じられた場合は包丁の先を使って、包丁を立てたまま尻尾の方から頭の方にかけて表面をなでるようにしてきれいに処理してください。特に、ヒレの周りに残りやすいので気を付けてください。

背開きにする捌き方で捌いていきます。まず、頭をおとしますが、ヒレの後ろあたりか包丁を入れる時にエラも頭側に残るように包丁を入れてください。小さい魚なので、出来るだけ食べられるところを残したいのですが、頭を落とした後からエラを落とす作業をしてしまうと二度手間になってしまいます。

頭を落とすときに、お腹の方を切り落とさずに頭を包丁で抑えながら引っ張り、内臓を一緒にとってしまう捌き方もあります。慣れれば意外と簡単なので参考にしてみてください。頭と一緒に内臓が取れない場合は、お腹に少し包丁を入れて、内臓を包丁の先を使って取り除いてください。お腹に包丁を入れる時にお腹を捌かないように注意してください。

天ぷらの作り方として、3枚に捌く捌き方は必要無いので、1枚に開いていきます。ハゼの背中に頭の方から包丁を入れて、尻尾まで捌く捌き方で開きます。この時、包丁の先で中骨を感じながら、中骨に沿って捌きます。この捌き方をするときは、包丁をお腹側まで貫通させてしまい、身を切り離してしまわないように注意してください。

一度の包丁で開くよりも、一度中骨まで包丁を入れて、2回目でお腹のあたりまで包丁を入れる捌き方の方が簡単です。また、尾びれの付け根まで捌く捌き方をした方が、天ぷらの作り方が楽になるので慎重に捌いてください。

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ハゼの天ぷらのレシピ:骨を取る

小さなハゼは中骨を取らなくてもあまり気にならないので、そのまま天ぷらにする作り方もありますが、少し大きくなってくると食べづらくなってくるので、一般的には中骨を取り除きます。中骨の取り除きかたは、包丁の先を使い、中骨のすぐ下に包丁を入れて頭の方から尻尾の方まで削ぎ取るようにして切り取ります。

始めのうちは難しく感じるかもしれませんが、良く切れる包丁であれば意外と簡単に切り離すことが出来ます。ハゼを軽く押さえて、包丁にハゼの骨を感じながらスライドさせていくときれいに骨を取れます。尻尾の方まで骨が取れたら、最後は尻尾を落とさないようにして中骨を切り落としてください。

ハゼの天ぷらのレシピ:天ぷら粉のつけ方

次のレシピとしては天ぷら粉を付けて天ぷらを作っていきますが、捌き終ったハゼは十分に水気を取っておいてください。水分が残っていると油に入れた時に油が跳ねたり、上手に天ぷら粉が付かない事があります。

天ぷら粉を水で溶いて、下味を付けるために塩を少々入れます。天ぷら粉の準備が出来た所にお酢も少量加えます。ハゼの天ぷらの作り方だけではなく、野菜の天ぷらの作り方の際も同様ですが、お酢を足すことにより天ぷらがサクッと揚がりやすくなるので是非、お酢を少々入れて下さい。

ハゼの天ぷらのレシピ:揚げ方

ハゼの両面に天ぷら粉を付けたら、180℃に熱した油の中にゆっくりと入れてください。一度にたくさん入れてしまうと急激に油の温度が下がってしまい、サクッと揚がらなくなってしまうので、ハゼ同士が重なり合わないように、数回に分けてハゼを揚げていきます。

油に入れる際はまずは皮の方を下にして揚げます。こうする事で皮がパリっとキレイに上がります。また、油の温度が高すぎると、ハゼの皮が縮んでしまい反り返り、丸まってしまいます。食べづらくなってしまうのと、見かけが悪くなってしまうので、ハゼの状況を確認しながら温度の調節をしてください。

天ぷらの作り方で大事なことは、短時間でサクッと揚げる事です。両面の衣の色がキツネ色になる前の黄色くなったぐらいで引き揚げましょう。長時間揚げてしまうと身のふっくらとした食感が無くなってしまいます。特に釣ったばかりの新鮮なハゼはせっかくの柔らかさと風味が損なわれてしまうので、気を付けてください。

揚がったハゼは、キッチンペーパーの上などにおいて余分な油をとっておきます。こうすることによって、たくさんのハゼを揚げたとしてもサクッとした食感が残り、高価な値段のするハゼの天ぷらのようになります。

ハゼの天ぷらのレシピ:食べ方

ハゼの天ぷらの作り方は一般的な魚の天ぷらとよく似ています。そのため食べ方も、塩を振って食べたり、麺つゆにつけて食べたりすると美味しいです。また、塩だけでなくコショウを振りかけてもグッとしまった味になりおすすめです。

レモンをかけてさっぱりと食べるとビールにもよく合います。ほかにも、一味唐辛子を少し振ってピリッと食べたり、ケチャップを付けると、魚が苦手な子供も食べやすくなり美味しいです。

ハゼの天ぷらを作るコツ

ハゼの天ぷらを作るコツ:揚げすぎない

あまり市場に出回らなく値段も高いので、釣ってきて食べることが多いハゼですが、せっかく釣ってきたハゼを美味しく食べるためには、揚げすぎないことがポイントです。新鮮なハゼは生でも食べらるほど美味しいので、火を通しすぎないようにすることが大事です。

特に小さな魚はすぐに火が通ってしまい、ハゼのふっくらとした味わいが楽しめなくなってしまうので、ハゼの天ぷらの作り方は揚げる時に注意しながら、早めに引き上げてふっくらした触感を残しながらサクッと揚げてください。

ハゼの天ぷらを作るコツ:骨を素揚げにする

せっかく釣ってきたハゼの骨を捨ててしまうのももったいないので、骨を素揚げにする骨せんべいの作り方を紹介します。特にカルシウムが豊富に含まれている部分なので是非食べてみてください。

作り方は簡単で、捌いたときに取り除いた中骨を残しておいて、天ぷら粉を付けずに素揚げにします。骨はすぐに上がるので、ハゼの身の天ぷらが終わってから揚げると楽でいいです。作り方はとても簡単ですが、骨がカリッと食べられるぐらいまでしっかりと揚げた方が美味しく食べられます。軽く塩を振って食べるのがおすすめで、おつまみやおやつのような感覚で楽しめます。

捨ててしまうような値段のかからない部分も美味しく食べられるので、小さな魚ですが栄養をたっぷりと摂取することが出来ます。

天ぷら以外の美味しいハゼの食べ方

ハゼは天ぷらのイメージが非常に強く、確かに美味しい食べ方ですが天ぷら以外にも美味しいハゼ料理はあるので、レシピを紹介します。

天ぷら以外にも美味しいハゼ料理:ハゼの南蛮漬け

南蛮漬けはさっぱりと食べられ、食欲が減りやすい暑い季節にも食べやすい一品です。まず、野菜をスライスして準備をしておきます。ピーマン、玉ねぎ、にんじん等が彩りも良いのでおすすめです。次に、下準備が終わり、開いたハゼに片栗粉をまんべんなく付けて、フライにしていきます。あまり揚げすぎずにキツネ色になる前に引き上げた方がハゼの味をより楽しむことが出来ます。

ハゼが揚がったら、お皿にスライスした野菜とハゼを入れてその上から、お酢、麺つゆ、白だしを同量ぐらいづつ入れて軽く混ぜます。お酢は、らっきょう酢を使っても酸味がマイルドになるので美味しいです。混ぜ合わせた後に冷蔵庫で冷やして味を染み込ませて食べる食べ方もありますが、せっかく釣ってきたハゼであれば、揚げたてのハゼを温かいうちに食べるのもおすすめです。

出来立ての南蛮漬けはお店でもなかなか食べられることが出来ないですし、値段の高い高級な料理になります。是非ハゼを釣ってきてお家で作ってみてください。

天ぷら以外にも美味しいハゼ料理:ハゼの煮つけ

ハゼの煮つけも骨を丸ごと食べられるので美味しい一品です。レシピは、白身魚の煮つけと似ていますが、ハゼを多めに鍋に入れることにより、ハゼからの出汁も出てきて美味しくなるのが特徴です。

下処理をして頭を落としたハゼを中骨を取らずに鍋の中に入れます。煮汁は、水、酒、しょうゆ、みりんを同量の割合で混ぜ、砂糖とニンニクを少し加えます。煮汁をハゼの入った鍋の中に入れて、10分から15分ぐらい弱火で煮つければ完成です。灰汁を取りながら丁寧に煮つけるとハゼの美味しさがよくわかります。圧力なべを使って調理をすると時間短縮だけでなく骨がさらに柔らかくなるので非常に食べやすくなります。

天ぷら以外にも美味しいハゼ料理:ハゼのつみれ鍋

ハゼでつみれを作ってお鍋に入れると子供も食べやすくなり、カルシウムの豊富な身体の温まるつみれ鍋が出来ます。ハゼのヌメリを洗い落とし、頭と内臓を取ってミキサーなどに入れてミンチ状にします。ミキサーの中に味付けのための味噌を少々と、長ネギ、ショウガを入れると食感も楽しめます。

片栗粉をつなぎに入れて再びミキサーで練り、水分がなくなればハゼのつみれが完成です。スプーンなどで形を丸くして、鍋に入れればつみれからの出汁も鍋に染み出して美味しいお鍋が出来上がります。市場では値段の高いハゼなので非常に贅沢なお鍋が食べられます。ハゼがたくさん釣れた時などにおすすめの一品です。

美味しいハゼの天ぷらを食べよう!

ハゼの天ぷらやハゼ料理のレシピ、捌き方について紹介してきました。市場ではあまり見かけませんが、初心者でも釣りやすい魚なので、是非自分で釣りに行って美味しいハゼの天ぷらを作って楽しんでみてください。

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