「鯛あら」を活用した人気レシピ集!あらの簡単下処理も紹介!

鯛のあらってどうやって調理したらよいのかわからず捨ててしまっていたことはありませんか?実は鯛のあらには栄養がたくさん含まれています。今回『「鯛あら」を活用した人気レシピ集!あらの簡単下処理も紹介』と題しまして、紹介していきます。鯛のあらの簡単な下処理方法を知ることで、たくさんの料理にも活用することができ、美味しく、栄養もたくさん取れる鯛のあらを堪能しましょう。

「鯛あら」を活用した人気レシピ集!あらの簡単下処理も紹介!のイメージ

目次

  1. 1鯛はあらまで無駄なく食べられる
  2. 2鯛あらとはどんなものなの?
  3. 3鯛あらを活用した美味しすぎる絶品レシピ集
  4. 4鯛のあらはしっかり下処理しよう
  5. 5鯛のあらは捨てずに美味しく調理しよう

鯛はあらまで無駄なく食べられる

鯛のあらとはどこのことをいうのでしょうか?それは鯛の刺身をする際に使わなかった部分の頭、尾びれ、腹の身、背骨などのことを言います。しかし、この部分が実は魚の美味しい部分でもあります。今まで、鯛のあらの部分捨てていませんでしたか?色々な料理にも活用でき、美味しく食べられるあらの部分を無駄なく食べましょう。

鯛あらとはどんなものなの?

鯛のあらとは、漢字で書くと粗と書きます。良い部分を大体撮ってしまった残りを言います。おろし方にもよりますが、おろして不要になった部分の頭、尾びれ、腹の身、背骨など切り捨てる部分があらとなります。切り捨てる部分と言いますがあらを使った料理はあら汁あら煮などなどたくさんあり、煮物にすれば骨まで食べられるものや新鮮な物の場合は身をそぎ落としネギトロのように食べることもできます。

鯛は栄養価が優れている

鯛には良質なたんぱく質、ビタミンA、ビタミンD、リン、DHAやRPAが豊富です。鯛に含まれるたんぱく質の効能には、皮膚を作る働きや健康な髪を作る働きがあります。また、免疫力を高める効果もあります。ビタミンAの効果として、抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果や、視力の低下を抑える効果などもあるので、視力が落ちてると感じた方は食べるようにすると良いかもしれません。

鯛にはビタミンDも含まれていて、体内のカルシウムやリンの吸収を助ける働きをしてくれます。健康で丈夫な骨を作るのには必要な物になります。また、ミネラルの1つリンも含まれていて、リンはマグネシウムやカルシウムと結合して丈夫な骨や歯を作るのに必要な栄養素です。

その他にも、鯛には良質な脂質、DHAやEPAを多く含んでいます。DHAには脳の機能を高める効果があり、記憶力アップやアルツハイマーの予防、認知症予防にも効果があるといわれています。EPAには血管を柔らかくする働きやコレステロールを減少されて、血液をサラサラにする効果があります。鯛はDHAとEPAを一緒に取ることがでいるので、相乗効果も期待できます。

鯛のあらにも旨味と栄養がたっぷり

鯛の身には脂肪が少ないですが、あらの部分にDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を多く含んでいます。養殖の鯛はトロと同じくらいのDHAが含まれていて、頭や目などの脂肪の多い部分に不飽和脂肪酸を多く含んでいます。たくさん摂取できる料理として、鯛のかぶと焼きやあら煮などが栄養素をたくさん食べることができるのでおすすめのメニューです。ただ、あら自体にも塩分を多く含んでいるので味付けの塩分には気をつけましょう。

鯛あらを活用した美味しすぎる絶品レシピ集

あらの部分は魚の中で一番旨味がある部分です。ただ生臭いことや下処理がたいへんと思うこともあるかもしれませんが、簡単な下処理方法を知ることで、どんな料理にも嫌な臭みを感じることなく使うことができます。鯛のあらを使った人気レシピあら煮、かぶと焼き、あら汁などを紹介します。

全ての旨味が凝縮された鯛のあら汁

あら汁のレシピの紹介です。材料は、鯛のあら1kg、水1500cc、昆布または昆布のだしの素適量、塩小さじ1.5、薄口しょう油小さじ1、ねぎ、生姜など適量です。あらは適当な大きさに切って、塩を振り一晩おいておきます。あらの骨の細かい部分はキッチンハサミを利用してください。お湯を沸かし湯通しします。頭は大体20秒から60秒ほど、その他の部分は10秒から20秒ほどつけた後冷水に冷やしましょう。冷水で熱を取ります。

冷水で滑りや血合いを取り、綺麗にしたあらを鍋に水を1500ccと昆布と入れて強火で煮始めます。あら汁がだんだんと濁ってきますがそのまま火にかけ、沸騰する直前で弱火にします。ボコボコと煮立てないように火を加減しアクを丁寧に取ります。丁寧に取ることであら汁が透明になります。あら汁が透き通ってきたら、塩を入れて最後に醤油を入れてあら汁の完成です。トッピングにお好みでねぎや生姜などをあら汁にのせましょう。

豪華で旨味満点鯛のかぶと焼き

かぶと焼きのレシピの紹介です。材料は鯛のあら1つ、レモンまたはスダチ、塩です。あらの部分の両面に塩を振り一晩おきます。次の日に流水であらを洗い血合いやぬめり、鱗を取ります。洗い終わったら水分を拭き取りましょう。この時に匂いが気になる時は酒を振りかけましょう。ヒレなどは焦げやすい部分なので焼け落ちないように、ヒレにも化粧塩をします。念のためにアルミホイルも巻きましょう。

アルミホイルには油を塗ってから巻き付けましょう。それでは、魚焼きグリルで焼いていきます。魚焼きグリルを予熱し鯛のあらを入れ焼いていきます。この時塩は振らなくても大丈夫です。グリルの上には火があるので皮目を上にして焼きます。グリルの火は魚との距離が近いので弱火でじっくり焼きます。ひっくり返して、もう片側も焼いて抱きあがりです。焼きすぎには注意しましょう。

あらの旨味が染み渡るかぶと入り鯛飯

かぶと焼きのレシピの紹介です。材料は米2合、水1.7カップ、塩1/2弱、酒大さじ1、鯛あら頭1つ、生姜適量です。米と水を用意し、鯛からも水分が出るので水の量はいつもよりも少なめにする。鯛のかぶとについている血合いや汚れ、ぬめりなど流水で洗う。お湯をかけて鱗を取る。鯛かぶと、千切りにしたしょうが、塩、酒を入れて炊きます。土鍋ではなく炊飯器でも炊くことができます。鯛のだしが利いていて美味しいご飯になります。

根菜と一緒に甘辛鯛のあら煮

甘辛鯛のあら煮のレシピの紹介です。材料は鯛のあら1尾分、ごぼう1/2~1本、酒1/2カップ、みりん1/2カップ、水1カップ、さとう大さじ3、しょう油大さじ4と小さじ1です。大きめのボールに水を入れごぼうが入るぐらいの長さに切り、皮をこそげ取ります。その後、ごぼうを5cmの拍子切りにしてきれいな水につけアクを取ります。鯛の頭がそのまま入る鍋の大きさの物を用意し、お湯をたっぷり沸かします。

沸騰したら鯛のあらを入れ1分程表面が白きなるまで湯がきます。鯛を取り出してすぐに冷水にさらし水を注ぎながら血合い、滑り、鱗を丁寧に取り除き水分を拭き取ります。酒、みりん、水、砂糖、切ったごぼうを鍋に入れて沸騰させ、沸騰したら弱火にして、鯛を鍋にそっと入れます。鯛がひたひたにならない場合は水を足しましょう。ごぼうが柔らかくなるまでアクを取りながら弱火で煮ます。醤油大さじ4を加えて落し蓋をします。

途中でアクを取りながら、煮汁を鯛にかけ、煮汁が1/3程度になるまで煮ます。火を止め蓋をして、20分から30分程度味をなじませましょう。再び火をつけ強火で沸騰させ、小さじ1の醤油を足して鍋全体に行きわたらせて甘辛鯛のあら煮の完成です。ごぼうの風味があらの臭みを感じなくさせてくれます。ご飯が進むあら煮をぜひ、食卓の一品へ並べましょう。

煮込んでふわとろ鯛のあら煮

ふわとろ鯛のあら煮のレシピを紹介します。材料は鯛のあら頭2つ分、水200cc、しょう油大さじ2、白だし大さじ1、さとう大さじ1、みりん大さじ2、酒大さじ1です。まずはじめに、鯛の鱗を取ります。鍋に水としょう油、白だし、さとう、みりん、酒などの調味料を入れ良く混ぜ火をつけます。鯛を入れて鍋に入れた調味料をまわしかけながら1分ほど煮ます。落し蓋をして、3分ほど煮ます。

次に鯛を裏返しにして同じように5分ほど煮て中まで火が通るまで煮ましょう。1度冷ますと味が染み込みます。これでふわとろ鯛のあら煮の完成です。白だしで煮ることで味が優しくとろとろ脂ののった身が美味しいです。あらを選ぶときはなるべく身のたくさんついている物を選び、硬くて大きいうろこは刺さりやすいので気を付けましょう。

鯛そうめん

鯛そうめんのレシピを紹介します。材料は鯛のあら2切れ、そうめん2束、しょう油大さじ3、みりん大さじ2、酒大さじ3、水120ccです。そうめんは硬めに茹でて置きましょう。鯛のあらは鱗などを洗い、熱湯で湯通しして冷水につけ、きれいに洗いましょう。しょう油、みりん、酒、水を鍋に入れ湯通しした鯛のあらも入れ火にかけます。火が通ったら鯛のあらを取り出し、残った煮汁の中に茹でたそうめんを入れさっと煮ましょう。

煮汁が少ない時は水や酒などで調整しましょう。そうめんと鯛のあらを盛りつけて出来上がりです。そうめんが煮汁も吸うのでボリュームが出ます。薬味に生姜などを入れて食べると、魚の臭みも消え一層美味しくなります。

鯛のあら鍋

鯛のあら鍋のレシピを紹介します。鍋の汁はあら汁のようにだしが出ていて美味しいです。材料は、鯛のあら1パック、昆布、白菜1/4、シイタケ1パック、豆腐1丁、えのき1パック、しょう油適量、酒適量、塩適量、ポン酢適量です。鍋に水と昆布を入れてだしをとる。鯛のあらは塩を振ってしばらく置いておく。水分が出て来たら、熱湯をまわしかけ、血合いや滑りなどを取り除き、鍋に入れる野菜を切っておきましょう。

鯛のあらを鍋に入れ、沸騰直前で昆布を取りましょう。野菜を鍋にいれ、アクが出て来たら丁寧にアクを取り除きます。味を見ながら、しょう油、酒、塩を加える。野菜などに火が通ったら完成です。ポン酢などをかけたりしながら食べましょう。鯛のあらのだしが出ているのであら汁のようにスープまで美味しくいただくことができる鍋です。

鯛のあらの酒蒸し

鯛のあらの酒蒸しのレシピを紹介します。材料は鯛のあら1匹、塩小さじ1、酒1/4カップです。鯛の鱗をきちんと取りましょう。血合いを洗い流して、鯛にまんべんなく塩を振りかけ、キッチンペーパーにくるんでしばらく置きましょう。鯛のあらをさっと水で洗い流して、耐熱容器に重ならないように並べましょう。酒を振りかけて、ふんわりとサランラップをかけます。電子レンジで500wで10分で出来上がりです。

鯛のだしがたっぷり出た酒蒸しです。魚の臭み取りなどを使っていないので、血合いなどはきれいに洗い流し、塩をかけ十分に余分な水分を出すようにしましょう。顔の鱗の部分はしっかり取り除いた方が食べるときにとっても食べやすいです。食べるときに、スダチやレモンをかけて食べるのも美味しいです。

鯛のあらはしっかり下処理しよう

鯛のあらを使って料理をしようと思ったけど臭みが気になって作れないを感じたことはありませんか?しっかりあらの下処理をすることで美味しくだべることができます。今回は鯛のあらの下処理の仕方を紹介します。

まずはじめに、あらに塩を振っておきましょう。この時塩は少量ではなく、しっかり塩振りするのがポイントです。ざるの上で塩を振ってから一晩おいておきましょう。塩を振っておくことで、鯛からの余分な水分を抜くことができます。この余分な水分が臭みの素となります。この作用を脱水作用を言います。塩をかけすぎてしょっぱくなってしまうのでは?と思うかもしれませんが余分な水分として出るので塩辛くはなりません。

次に魚に熱湯をかけるもしくはさっと熱湯にくぐらせましょう。その後、流水や氷水で冷やすようにしましょう。熱湯の処理が終わった後浮き出てくる滑りや血合いをしっかRい掃除しましょう。最後に水気をしっかりと拭き取って終わりになります。下処理をしっかり行うことで、嫌な臭みを感じることなく、料理に活用することができます。

鯛あらの臭みを取るポイント

下処理の時にも使う塩は臭みを引き出す効果があります。魚特有の臭みを取るためには、煮る前に熱湯をかける霜降りという作業を行うことが多いですが、霜降りの前にもしっかり塩を振っておくことで、塩の浸透圧の影響で魚の内側からでる水分が抜け、同時に臭みもしっかり抜けます。霜降りをすることで汚れも浮き上がり、きれいに洗い流すことでさらに臭みを取ることができます。

鯛あらの臭みを取るのに秘密兵器をして、根菜のごぼうが効果的です。香りが強いごぼうと一緒に煮ることで、魚の臭みをカバーしてくれます。ここのポイントとして、香りを大切にしたいので、ごぼうは下茹ではしません。こうすることで、あら煮などを作る際にはごぼうは必需品となっています。

鯛のあらは捨てずに美味しく調理しよう

『「鯛あら」を活用した人気レシピ集!あらの簡単下処理も紹介』と題しまして紹介してきましたが役に立てたでしょうか?鯛のあらと言うとどうしても今までは処理が大変と感じたり、どうやって食べたら良いのかわからないこともあったと思いますが、簡単な下処理の方法を知ることで、色々な料理にも活用することができ、価格も鯛を丸ごと購入するよりも安く手に入ることが分かりました。

鯛のあらは買い求めやすく、あら汁、あら煮、かぶと焼きなどなど色々なレパートリーで食卓の一品として並べましょう。

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