ジャーサラダとはなに?作り方や食べ方・日持ちなどの注意点を調査
今インスタグラムでも大流行中の『ジャーサラダ』。ジャーサラダとは一体何なのでしょうか…?そこで今回は、インスタで流行中のジャーサラダについて調査するとともに、レシピや食べ方・日持ちなどの注意点についても徹底調査してみました!
目次
インスタで大流行中の『ジャーサラダ』!
健康にも美容にも最適なサラダ。ダイエット中の方や健康のために欠かせないサラダは、日々アレンジレシピがどんどん紹介されています。そんな中でもインスタグラムで「見た目が可愛い!」「おしゃれ!」と注目を集め、大流行中のサラダが『ジャーサラダ』です!
『ジャーサラダ』ってどんな食べ物なの…?
人気SNS・インスタグラムで今大流行中の『ジャーサラダ』ってどんな食べ物なのでしょうか…?やっぱり、インスタで流行しているってことは見た目が華やかなんでしょうか…?まずは、ジャーサラダがどんな食べ物なのかについて学んでみましょう!
『ジャーサラダ』はこんな食べ物!
『ジャーサラダ』は、大流行中の『メイソンジャー』を容器に使用した保存が可能なサラダです。透明の容器に詰め込まれた色鮮やかな野菜は、見た目もおしゃれで華やか。そのため、インスタグラムでも爆発的大流行となっているようです。
また、ジャーサラダは見た目がカラフルでおしゃれなだけでなく、密封された容器なのでドレッシング漏れもせずに持ち運びが可能な点や日持ちするといった点からも評価されています。最近ではカフェでも食べられたり、デパ地下などでも販売されているようです。
見た目も抜群なジャーサラダのレシピは?
ドレッシング漏れの心配もなく持ち運びできて、見た目も抜群なジャーサラダ。見た目が華やかなため、「作るの難しそう…」と思われるかもしれませんが、とっても簡単に作ることができます。そこでお次は、ジャーサラダのレシピについてチェックしてみましょう!
ジャーサラダのレシピ
メイソンジャーにサラダを入れただけですから、レシピというレシピではないのですが、ジャーサラダを作る上で注意しておきたいのが入れる順番です。まず、ドレッシングを入れます。通常のサラダではドレッシングを野菜の上にかけるのが一般的ですが、メイソンジャーではドレッシングがそこに来るようにします。そうすることでサラダ全体がビシャビシャになるのを防ぎます。
野菜に対し、「少し多いかも…?」と思うくらいの量のドレッシングを入れます。次に、ドレッシングをあまり吸収しない固めの野菜(きゅうり・にんじん・セロリ・ミックスビーンズなどの豆類など)を詰めていきます。次に詰めていくのがトマトやアボガドなどの柔らかめの固形野菜(茹でたマカロニなどもおすすめ)です。具材同士の隙間を作らない様に意識しながら詰めましょう。
最後は、食べやすく切った葉物野菜をたっぷりつめて隙間をなくせば完成です!完成させたら容器の蓋をしっかり締めて冷蔵庫に入れて保存しましょう。ジャーサラダは詰め込む食材の順番だけ意識しておけばとっても簡単に作ることができます。
ジャーサラダってどれくらいの日持ちする?
通常のサラダと比べて日持ちすると言われているジャーサラダ。一体どれくらいの日持ちするのでしょうか?様々なメディアでも「保存性が高い!」「1週間日持ちする!」などと言われていますが、実際のところはどうなのか調査してみました。
ジャーサラダは当日〜3日以内に食べきるべし!
ジャーサラダの日持ちについて調査してみたところ、安全面を考慮した場合、当日から3日以内には食べきった方が良いとされているようです。「ジャーサラダは日持ちするはずじゃないの?これじゃ通常のサラダと変わらないじゃん…」と思う方もいるでしょう。
一体なぜ3日以内にはジャーサラダを食べきるべきなのかというと、コンビニやスーパーなどでよく見かけるカット野菜の消費期限がキーポイントとなってきます。これらのカット野菜の消費期限は開封されていない状態で保存した場合も大体3〜4日が限度とされています。
よく考えてみると、衛生環境の整った専門の工場で加工・生産されたカット野菜が3〜4日の日持ち目安とされているのに一般家庭で素人が作ったサラダが1週間も日持ちする事ってなんだかおかしく感じませんか?華やかさに加え、日持ちするという点から大流行したジャーサラダですがあまり日持ちするという事を過信しすぎるのは良くないと言えるでしょう。
しかし、レシピサイトなどで「5日〜1週間ほど日持ちする」などと記載されているジャーサラダのレシピを多く見かけるのも事実です。これほど日持ちするとされているジャーサラダのレシピは加熱処理してある食材を使ったマリネサラダに近いものが多いです。75℃以上の加熱を1分以上すると殆どの菌は不活化するので加工処理されている事によって日持ちがされるのです。
容器内で細菌が大繁殖する…?
加工処理された食材を使用したマリネサラダに近いものなら多少は安全面にも配慮されてきますが、生の野菜をただ容器に詰めていくようなジャーサラダはすぐに食べきるようにするのが好ましいです。特に高温多湿になる6月〜8月は作り置きではなく、すぐに食べきるようにしましょう。
多くの人は「持ち運びできる」「長期保存が可能」であることをジャーサラダの魅力としていますが、メディアからの情報を過信しすぎると食中毒を引き起こす可能性も高まってきますので注意することが大切です。自分の身は自分で守れるように、正しい知識をつけて安全面にも考慮しましょう。
ジャーサラダは華やかな反面、食べ方への注意点も多い…?
ジャーサラダは華やかな反面、先ほどご紹介した様な安全面への心配もあります。そのため、実は食べ方への注意点も多いサラダとも言えるのです。そこでお次はジャーサラダの食べ方注意点をまとめてみました。ジャーサラダを食べる上で知っておくべき、食べ方注意点をしっかり学んでおきましょう!
ジャーサラダの注意点①手で詰めない
料理をする際に手洗いをするのは当然ですが、しっかり洗ったつもりでも指先や手首・爪・指と指の間など自分では気付かない汚れや菌が残っていたりする場合があります。
ジャーサラダを作り置きしておきたいと考えている場合、容器に具材を入れる際には手を使わず、トングや菜箸などの清潔な器具を使うようにしましょう。なるべく素手で触れずに手袋や箸などを使う事で細菌の繁殖を防止してくれます。
ジャーサラダの注意点②使用する容器
ジャーサラダで発生しやすい食中毒の原因菌は『病理性大腸菌』です。しっかりと使用する容器への対策を行っていないと、O-157やO-111などといった食中毒が容器内で大繁殖してしまう可能性があるので注意しましょう。では、どうすれば良いのかというと、使用する容器を煮沸消毒しておく事です。
使用する容器をまず洗剤や流水でキレイに洗います。次に、メイソンジャーが充分に入る大きさの鍋を用意し、ビンとフタ・ビンとかぶる程度の水を鍋に入れ、強火で加熱し、沸騰した水で容器を煮沸します。目安時間は75度以上で15分以上・95度以上で5分以上・100度以上で30秒間です。
煮沸後、清潔な菜箸やトングを使用して鍋から容器を取り出します。その後、ふきんを使用せず、清潔なキッチンペーパーなどの上において余熱で自然乾燥させましょう。メイソンジャーは基本的に耐熱性があるので煮沸消毒が可能なのですが、商品によっては耐熱性がなく、熱湯を注いだり火の近くに置いたりすると破損する可能性もありますので煮沸消毒前に確認しておきましょう。
ジャーサラダの注意点③使用する食材
ジャーサラダに使用する食材は、新鮮なものを使用することを心がけましょう。また、生ハムやベーコン・鶏肉・ツナ・魚介類(エビ・イカ・タコ・ホタテ・アサリなど)・半熟玉子・温泉卵・海藻類などといった傷みやすい食材は避ける様にしましょう。
少しでも日持ちさせたいと考えている方は、75℃以上の加熱を1分以上するようにしましょう。加熱調理をすることで菌の繁殖を防げます。また、野菜も生野菜ではなく、加熱調理をすることで、保存性を高めることができます。加熱した食材は完全に冷めてから容器に詰める様にしましょう。
また、野菜はしっかり流水できれいに洗う事も大切です。洗った野菜の水気はしっかり切って野菜の切り口から出る汁をこまめに拭き取と、より細菌が繁殖しにくくなる環境になります。「洗わずに食べられます」と記載されている市販のカット野菜も、作り置き目的のジャーサラダを作る場合はしっかり洗っておく必要があります。
《まとめ》ジャーサラダの食べ方・注意点・レシピ調査
ジャーサラダの食べ方・注意点・レシピ調査まとめのご紹介はどうでしたか?とっても見た目がおしゃれなジャーサラダはインスタグラムでも話題を集めていますが、正しい知識をつけておかなくては食中毒の恐れもあり大変危険です…。正しい知識を身につけ、正しい調理方法で新鮮・安全なジャーサラダを楽しみましょう!