うなぎの名店・成田山特集！おすすめ名店人気ランキングTOP20！

成田駅を降りると、成田山新勝寺の表参道が約800mにわたり続いています。そこには情緒あふれる建物が並び、お土産やさんや旅館に混じり、たくさんのうなぎやさんがあります。成田山の参道沿いには、「秘伝のタレ」を代々受け継ぐ老舗のうなぎ店もたくさんあり、今でも江戸時代の面影を色濃く残していて魅力的な街です。

成田の食の名物と言えばうなぎです。うなぎを焼く香ばしい美味しそうな香りがあちこちから漂い、思わず立ち寄りたくなります。これだけの密度でうなぎやさんが集まっている場所は成田以外になかなかありません。

なぜこんなに成田にうなぎやさんがあるのか。成田のうなぎには古い由来があります。今のようにうなぎが養殖され、どこでもうなぎが手に入るようになる遥か昔から、成田に住む人達は印旛沼で獲れた川魚料理を食べていました。中でも栄養価の高いうなぎ料理は、成田近辺の食文化として定着していました。江戸時代中期になると江戸の庶民たちの生活が豊かになり、成田詣に行く人たちの数も増え、成田は繁栄しました。

成田山の門前町の旅館では、その頃、江戸で人気がだんだん高まってきていたうなぎ料理を名物として、参拝客をもてなし喜ばれました。当時、江戸から成田までの長い旅路を徒歩で往来していました。その疲れには、うなぎ料理は最適でした。美味しいうなぎを食べてもらって、元気になってもらおうという成田の人達の想いを感じます。この名残で、成田山周辺にはうなぎ料理のお店が今でも数多く残ってます。

ランキング20位は成田山から少し離れた、イオンタウン成田の中にあるテイクアウトメインのうなぎやさんです。テーブルが3卓あり、店内でも食べることもできます。蒲焼きが1600円、肝焼きが2本で600円、そのほかうな重などのメニューもあります。手軽に低価格でうなぎを食べることができ、おすすめです。営業時間は10:30～20:30で休みはイオンタウン成田の休みと一緒で不定休になります。

ランキング19位は成田の隣の駅、京成公津の杜駅より徒歩約10分の場所にある鰻処さかたです。安食にある老舗のうなぎ屋　”鰻さかた”の分家になります。外はカリッと炙られており、中はふわっとあっさりとした感じです。そのあっさり加減に秘伝のタレがマッチしています。脂が抜けない程度にうなぎの身を蒸して柔らかくし、炭火で炙って香ばしくしています。ご飯が少し固めで、鰻に合っています。

お昼は特上のうなぎに料理の前菜の盛り合わせとデザートで4500円です。営業時間は11:00～14:30、17:00～21:00で定休日は水曜日です。

ランキング18位は成田山から少し離れ、印旛沼近くにある甚兵衛茶屋です。かなり大きなお店で座敷席が多めの店内です。ここはうなぎ屋ですが、手打ちのうどんやそばも提供しています。うなぎのメニューはうな重2340円、うな天重といううなぎの天ぷら丼が1590円です。営業時間は11:30～20：00で金曜が定休日です。

ランキング17位は成田山新勝寺の参道にある大野屋旅館です。ここは創業300年の元旅館で、建物は成田山の参道にあるうなぎ屋では唯一、国の登録有形文化財に指定されています。現在はうなぎ屋とお土産やになっています。うな重の上が4600円、並が3300円、うな茶漬け上が4800円、並が3500円です。要予約で建物の見学をすることもできるようです。営業時間は10:00〜16:00で休みは不定休になります。

ランキング16位は成田山から随分離れ、印西市にある岩本余白亭です。印旛沼近くの田園風景の中に現れるうなぎののぼり、一見民家のような一軒家のうなぎ屋です。注文を受けてからうなぎを蒸すので、時間がある時にはおすすめのうなぎやさんです。

メニューはうなぎの肝などの先付けが数点と椀物とうな重に赤だしで、松が3500円、竹が3000円です。窓からの見晴らしも良く、気持ちの良い店です。営業時間は11：30～14：00、17：00～21：00で金曜日が定休日です。

ランキング15位は成田山新勝寺の参道にあるひかたや第二支店です。うなぎ重はありますが、特上3000円1種類しかありません。天ぷらや鴨鍋、刺身定食もあるので、うなぎ屋というより和食屋さんです。玄関で靴を脱いで上がるスタイルなので、家に帰ったかのようです。他にこの店の姉妹店がひかたや本店とひかたや第一支店が成田にあります。営業時間は11:00～14:00、17:00～19:00です。

ランキング14位は水産センターです。18位甚兵衛茶屋の向かいにあり、ここも印旛沼の辺りです。このあたりはうなぎ屋街道と呼ばれていて、うなぎ屋さんの多いところです。この店は名前の通り漁協の直営店です。市場の中の食堂という外見で、メニューはうなぎの他にも川魚が豊富です。タレは甘めですが、皮はじっくり焼かれています。肝吸いの肝も焼かれています。

ここの特筆すべきことは何と言ってもその料金。うな重特上4000円、上3000円、並2500円、うな丼2060円でボリューム満点、コストパフォーマンスがすごく良くて、おすすめです。営業時間は11:00-18:00、木曜日定休です。
 

ランキング13位はまた印旛沼の辺り、うなぎ街道にあるかどかわです。窓からは成田・印旛の風景が楽しめます。店内は、カウンター4席とテーブル3席と小上がり4席があるこぎれいな和食屋さんです。メニューはうな重は1種類で2800円。その他に白焼き、蒲焼きがあります。こちらのうなぎは成田辺りでは珍しい蒸さない直焼きです。表面はパリパリで皮が香ばしく、中はふっくらです。タレは甘辛く、ご飯の量が多めです。

かどかわはうなぎ屋さんですが、鯉料理も美味しいと評判です。印旛沼でとれた極上ものの鯉で、特に冬はドロ臭さが全くなく身も柔らくてジューシーです。成田、印旛沼らしいお店で、都会から来た人たちにも喜ばれるおすすめのお店です。営業時間は11:00～15:30、水曜、木曜が定休日です。

ランキング12位は印旛沼の辺りで、13位のかどかわの近くにある又兵衛です。この辺り、うなぎ街道では焼き方やタレに個性を出している店が多い中、こちらの店では蒸し焼きと直焼きのどちらか好みの方を選べます。蒸し焼きはふっくらと柔らかく、直焼きは香ばしく、食感がしっかりしているという特徴で、タレはさっぱり目です。こちらもコストパフォーマンスが良く、大きめうな重が2500円、うな重が2000円です。
 

他にうな肝重、うな玉重、うな月見重、うなぎ蒲焼、白焼きとあり、ラインナップが豊かです。穴場のおすすめ店です。営業時間は11:00～14:30ですが、うなぎが終わり次第閉店です。定休日は火曜日です。

ランキング11位は成田山新勝寺のある成田山公園の池のほとりにある名取亭です。こちらは大正時代から続く料亭ということで、お座敷の窓からは綺麗に手入れされた中庭が見えます。うなぎは注文を受けてからさばいて炙るので、少々時間がかかります。表面はしっとりしていて香ばしく、タレは若干甘めです。うな重は1種類のみで3900円です。

名取亭は無料駐車場もあり、店内もかなり広く、ゆったりした気分で食事ができます。そのあたりが成田山新勝寺の参道にある店との違いです。大切な人をお連れするなど、特別な時にはおすすめのうなぎ屋さんです。営業時間は11:00～15:00、休みは不定休になります。

ランキング10位は成田山新勝寺の参道にある鰻福亭です。まんぷくていと読みます。成田山の参道にある店の中では遠い方になります。こちらの店舗にはうなぎの他にそば・うどん・天ぷら・カレーなど豊富な定食メニューがあり、うなぎ屋というよりも庶民的な食堂です。1階はテーブル席と小上がり席、2階は座敷の個室になっています。うなぎの特徴は軽く蒸してから炭火で炙っています。タレは甘めでお子様でも食べられそうです。

上うな丼が3500円、並が2800円、蒲焼きや白焼きもあります。人気なのがうなそばセットでそば一人前と小さめのうな重が付いていて1600円です。軽くうなぎを食べたい時にはおすすめのメニューです。営業時間は10:00～19:00で休みは不定休になります。

ランキング9位は印旛沼近くのうなぎ街道にある名鳥です。一軒家の隣にプレハブがありその中で営業しているので、気をつけていないとまず見過ごしてしまいます。ここのうなぎは物凄く良質なものを使っていると言われています。肉厚でしっかり脂がののっており、それを蒸してから炙っています。成田近辺のうなぎ屋さんの中で、最も柔らかくて、あっさりしたうなぎが食べられて、知る人ぞ知る成田の穴場店です。

白焼きは薄塩で、わさび醤油でいただきます。香ばしくて美味です。うなぎ以外にもザリガニもおいてあります。営業時間は11:00～15:00、17:00～20:00で木曜日が定休日です。

成田に飲食店の中で、わざわざここのうなぎを食べに他の市町村から来るランキングベスト3に入る名店中の名店と言われています。辺鄙な場所にも関わらず、各界の著名人のサインが壁に飾られています。外見はただの掘立小屋ですが、まさかの美味しさです。それを知ってか大人気店で、相当待ち時間は長いようです。うなぎは昔は天然物を使っていましたが、現在は利根川の養殖物を使っているそうです。

今まで食べていたものはうなぎなのかと思うくらい、素人にもうなぎの味の違いがわかります。タレは若干甘めで、それがかえってうなぎ本来の味が味わえるようになっています。この絶品のうなぎ重が2500円、うな丼が1785円で食べられます。一度は食べてみたいおすすめ店です。営業時間11:00～15:30で水曜日が定休日です。

ランキング19位鰻処さかた の本家が7位にランクイン、うなぎさかたです。場所は成田から少し離れた印旛沼の北、利根川が印旛沼に流れ込んでいるところにあります。ここのうなぎは利根川で育った天然物を使っています。江戸前の蒸しと関西の焼きを調和させた、独自の調理法で作っています。タレは受け継がれたもので、砂糖を使っていないあっさりとした味です。うな重は特上が4000円、上が3300円です。

他に蒲焼き、白焼きもあります。うなぎの他には鯉やザリガニも食べれます。店内にはテーブル席と小上がりの席があります。その奥には座敷席と座敷の椅子席もあって広々とした店内です。お土産に川エビ、あみ、しじみなどの佃煮も売られています。営業時間は11:00～21:00、休みは不定休になります。

ランキング6位はうなぎ新川イオンタウン成田富里店です。20位にランクインしたうなぎ新川のレストランで、同じイオンタウン成田富里店の2階にあります。本店は成田空港の近くにある有名店です。新川はうなぎの問屋さんの直営店のため、リーズナブルなお値段でうなぎを提供しています。店内も比較的広く、本店に比べればずいぶん入りやすい店なので、並ぶ時間のない方などには手軽に新川の味を味わえるお店でおすすめです。

メニューはうなぎが一尾半入っている新川重が3600円、うな重が2900円、うな丼が2400円、蒲焼き定食、白焼き定食が松2900円、竹2750円、梅2250円とお財布具合によって選べて嬉しいです。この他にうなぎ弁当も松、竹、梅と3種類あります。営業時間は10:30～20:00で定休日はイオンタウン成田富里店の休みに合わせています。

ランキング5位は20位と6位に入ったうなぎ新川の本店です。こちらのお店は成田空港第二ビル近くにあります。ここはプレハブで営業しており、しかも店内には3卓しかありませんので、行く場合は予約をしておいた方がいいかもしれません。こちらのうなぎは国産にとらわれず、海外からのものも使っていますが、全て厳選された生きた鰻を生きたまま仕入れているそうです。注文を受けてから捌くので少々時間はかかります。
 

新川の名物の新川重は1.5尾のうなぎを使っていますので、すごいボリュームです。器からはみ出ています。うなぎはフワフワで炙りは弱めです。ご飯の量が比較的多く、脂は十分すぎるくらいのってます。値段、メニューのラインナップともイオンタウン成田富里店店と同じです。営業時間は11:00～14:00で土曜日が定休日です。

ランキング4位は川豊西口館です。成田のうなぎといえば川豊と言われる大御所です。こちらは成田山新勝寺の参道にある川豊本館の支店です。JR成田駅西口から歩いて5分ほどの距離にあります。個室がとても充実しているので、宴会やちょっとした食事会など対応してくれます。ここも他の成田にあるうなぎ店と同じく、うなぎの他に川魚料理が豊富で、かつ和食メニューも充実しています。

 

うなぎのあまり得意でない方がグループにいる場合にはおすすめのお店です。お子様セットやヘルシー膳もあります。駐車場も25台ほどあります。うな重は2600円、上が3400円です。他に蒲焼きや肝焼きもあります。営業時間は11:00～14:30、17:00～20:00で水曜日が定休日です。

ランキング3位は4位にランクインした川豊の本店です。成田山新勝寺の参道にある超人気店です。何度もテレビで放送されている有名店で、いつも混み合っています。繁忙期には整理券が発行されるほどの盛況ぶりです。川豊のうなぎを食べるために成田山新勝寺にきたけれど、行列が凄すぎて、諦めて空いてる別のお店に行ったというのはよく聞く話です。

川豊のうなぎはふっくらと蒸してあり柔らかく、炭火で炙った香ばしさが絶品です。タレは創業以来の薄甘口のものを継ぎ足し継ぎ足しして使っており、何度もうなぎがくぐったそのタレはうなぎのエキスが溶け込み、独特の深みとまろやかさがあり、たまりません。これが川豊のうなぎを唯一のものにしています。うな重は特上が4630円、上が3333円、並が2500円です。その他蒲焼きや白焼きもあります。

肝焼き、う巻き、鯉こくなどの一品料理もあり、お持ち帰りもできます。営業時間は10：00～17：00で定休日はありません。

ランキング2位は創業270年の老舗菊屋です。うなぎはもちろん、それ以外の和食も美味しくて有名な上品なお店です。場所は成田山新勝寺の参道にあります。成田山の他のうなぎ屋は17時頃には閉店しますが、ここは唯一夜まで営業しています。著名人の来店も多く、スピルバーグやトムクルーズもここでうなぎを食べたと言われています。

国産のうなぎを基本的には使っていますが、日によって産地は変わるようです。外は香ばしく、中身はふんわりしていますが、歯ごたえはあります。余分な脂がなく、タレもサッパリしています。ご飯は成田近郊の多古米を使用しています。うな重は3800円、うな丼は2500円、国産うな丼3000円です。他にもかなりのメニュー数があります。和食のメニューも宴会メニューもたくさんあります。営業時間は10:00～21:00で年中無休です。

堂々1位は成田のうなぎの大人気店の駿河屋です。成田山新勝寺の門前の一番近くにあるうなぎ屋さんです。成田のうなぎといえばここです。お店の外で鰻を捌いており、見学することができます。職人さんが慣れた手つきで次々におろし、その後しっかり炭火で炙ります。店内は日本家屋で1階はテーブル席、2階はお座敷の大広間席です。2階の窓側の席からは成田山新勝寺の参道と商店街が見渡せて風情があります。

駿河屋のうなぎは幻の共水うなぎと言い、大井川の南アルプス伏流水と厳選された飼料によって育てられ、薬品は不使用。天然物に負けない甘い香りと味を持っている養殖うなぎです。味はしつこく無く、肉厚で脂肪の層が全体に広がっているので、口の中でとろける美味しさです。タレは成田下総の伝統的な醤油をベースにしています。ご飯は千葉県産のコシヒカリを横芝小堤の名水で炊いているこだわりぶりです。まさに成田のうなぎです。

うな重3350円、特上が4650円で他に蒲焼きや白焼きがあります。それ以外にも一品料理もあります。こだわりのうなぎの名店の味、ぜひおすすめです。営業時間は10:00～17:00で木曜日が定休日です。

成田山新勝寺といえば初詣で日本で2番目の人手の集まるところです。参道にはたくさんのお店にまじってうなぎ屋さんがあります。でも初詣時に参道のうなぎ屋さんはとてもとても混んでいて、2.3時間待ちは当たり前です。しかし、参道以外にもうなぎの名店がたくさんあることがわかりました。また、成田には初詣以外にもお祭りがあったり、それ以外の時にも成田山新勝寺では季節折々の美しさを見せてくれます。

そんな普通の時に成田山参詣をして、ゆっくり参道を見て、うなぎを堪能して帰るっていうのもいいですね。成田のうなぎは蒸してから炙る、蒸さないで炙るなど店によって随分違うようです。また、タレの味も甘め、濃いめ、あっさりめと個性がありますので、自分のお気に入りの店を見つけるのも楽しいのではないでしょうか。成田に来たらぜひ、うなぎを食べて帰ってください。