野毛で昼飲みできるおすすめ店は?平日・日曜でも朝から楽しめる人気店

野毛という街は、酒飲みにとって、プチ悪ができるエリアです。ワイルドで、ディープで、マニアックで、と形容詞に事欠きません。大衆的なのに人を飽かせることもなく、おじさんも若者も女性も、全部まとめて受け入れてくれる街である。数多の魅力的な飲食店のなかから、野毛で昼飲みができる人気店を探索してみました。酒飲みには、夜の酒も美味いけれど、昼飲みもまた格別なのです。横浜は野毛の、酒飲みの聖地にある、昼飲み人気店を紹介します。

野毛で昼飲みできるおすすめ店は?平日・日曜でも朝から楽しめる人気店のイメージ

目次

  1. 1横浜は野毛の立地
  2. 2野毛で昼飲み
  3. 3昼飲みの魅力
  4. 4野毛でふつうに昼飲み
  5. 5野毛で女性に人気の昼飲みスポット
  6. 6野毛でディープな昼飲み店
  7. 7野毛のリーズナブルな店で昼飲み
  8. 8野毛の専門店で昼飲み
  9. 9野毛のハイレベルな店で昼飲み
  10. 10野毛の昼飲みはいかがでしたか?

横浜は野毛の立地

東京の世田谷区にある野毛もそうですが、野毛というのは「ガケ」という意味合いがあります。ここ横浜の野毛も、そんなガケ地に発展してきた街です。住民が2000人余の野毛町に、その10倍ではとてもきかない人々が、昼夜押し寄せてきます。夜は夜飲み、昼は昼飲みのために、酒飲みの聖地である野毛の飲食店をめざして、全国から老若男女が訪れるのです。そんな野毛の魅力を、これから解き明かしていこうと思います。

野毛で昼飲み

東京なら浅草など、大阪なら新世界などと、都会には昼夜問わず酒飲みが集う街が、必ずあります。それらに共通するのは闇市の匂いです。横浜では、この野毛がそんな街です。昼飲みということでいえば、同じ都会の主なターミナル駅の地下街にも、昼飲みできる店は数多あります。が、それとはちょっと違います。駅地下には、プチ悪な気分にさせてくれる雰囲気は、街にも店にもありません。ここ野毛にはプチ悪な気分が漂っています。

昼飲みの魅力

野毛には飲食店がいっぱいあります。いっぱいあるだけではなく、平日も日曜も、夜も昼も酒を飲むことのできる店が、ふつうにあるのです。20歳をすぎていれば、酒を飲む行為は違法でもなんでもありません。多くの人がアルコールをたしなまない時間帯に、それを飲むという同じ行為が、人をアウトローな気分に、つまりプチ悪な気分にさせてくれるのです。この気分が、つまみや酒をより旨いと感じさせてくれます。

また、野毛で飲む酒は、1軒だけでは帰してくれそうもありません。1軒目を出た足は、かならずといってよいほど、2軒目へと向きます。そんな野毛の、600ほどの飲食店のなかから、朝から飲めて、安いおすすめの店を紹介します。ただ、いろいろおすすめな店が数あるなかで、今回は15:00以前に開店している店、プチ悪な店を条件に紹介しています。つまり、昼飲みの聖地です。野毛の懐の深さを堪能していただきます。

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野毛でふつうに昼飲み

野毛の蕎麦屋「東京庵」で昼飲み

全国的に、昼飲みならばラーメン屋に蕎麦屋に寿司屋が定番でしょう。ここ野毛でも、一番におすすめするのは蕎麦屋の東京庵です。11:00から翌朝6:00まで通しの営業は、野毛の蕎麦屋そのものです。しかも、メニューが野毛です。刺身におでん、ホルモン煮、鯖の味噌煮、蛸の酢の物、カキフライだって。これでは、朝まで酔いどれるしかないでしょう。本番の蕎麦は、ツユは関西風の少し甘めだが、シコシコしてて半端ない代物です。

この東京庵の奥深さを説明するなら、たとえば、全国的に蕎麦屋は昼間は営業しているが、夜はまったく営業しないか、早くに暖簾を下ろしてしまう、といったところがほとんどではないでしょうか。ここがラーメン屋とは異なる点です。大阪には夕霧蕎麦という、深夜まで営業している店もあります。野毛の東京庵は表彰物です。飲み助にとって、飲んだ挙句の締めに蕎麦をかきこむのは、たまらないものがあります。

野毛の天麩羅屋「なりた」で昼飲み

この天麩羅屋なりたも野毛です。刺身に金目や銀鱈の煮つけ、さざえの壺焼きに青柳のぬた。ほんとうに天麩羅屋か?といいたくなります。けれども、それらの一品がどの程度のものかは、本業の天麩羅を見てください。見るからに、薄衣でサクッと揚がっています。この天麩羅を揚げる、おすすめの職人が、いい加減なお造りや煮物、焼物を出すわけがありません。昼飲みとしては、平日を除き土、日曜だけ限定で11:00からです。

もうひとつ野毛の天麩羅屋「あぶら屋」で昼飲み

この野毛の天麩羅屋は、昼飲みというよりは、昼しか営業していません。開店時間は、日曜、祝日を除く、11:30~14:00です。天麩羅と天丼、天重だけの店です。愛想も何もありません。けれども、この天丼をはじめ天麩羅が美味しいのです。昼飲みには、どうなのか?といわれると返答に窮します。じっくり飲むというような雰囲気はありませんが、天丼を待つあいだに、恵比寿ビールで一杯というのも蕎麦屋に居るようでよろしいかも。

野毛の中華料理屋「萬里」で昼飲み

萬里は定休日の月曜をのぞく毎日、平日も日曜も12:00から営業しています。ハーフサイズの中華料理もグーですが、やはり、この萬里でおすすめの餃子は、はずせません。しかも、安いのです。1人前356円。この横浜は餃子発祥の地でもあります。餃子とビールは、切っても切れません。野毛でのはしご酒は、萬里の安い餃子とビールで開始するのがプチ悪の定番かもしれません。

野毛で女性に人気の昼飲みスポット

野毛の「ピンクホリデー」で昼飲み

言わずと知れた、今おすすめのピンクホリデーです。年中無休で平日や日曜も12:00から営業しています。おじさんばかりじゃなく、女性だって昼飲みしたいですよね。少人数でも、団体さんのパーティーでも、安い値段で引き受けてくれます。料理もドリンクもピンクが売りです。カレーにパスタにサラダ、アルコール類からノンアルコールまで、どれもこれもピンクです。

野毛の「ITARIAN BAR BAJIL」で昼飲み

このITARIAN BAR BAJILは、日曜平日とも14:00からの営業です。昼飲みには少し遅い気もします。が、姉妹店のAMERIKAN BAR BAJILが夜だけの営業ですから、昼飲み族の対象としておすすめします。イタリアン料理のワインバーで、リーズナブルなイタリアン料理が豊富に揃っていて、ワインも赤、白ともに目移りするくらいです。CPもグーで、昼飲みや夜飲みを問わず、ちょい飲みに最高です。女性同伴なら、なおさらです。

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野毛でディープな昼飲み店

野毛の「ゴールデンもつ」で昼飲み

ビールもいいが、ここではホッピーが似合いますね。競馬や競輪の臭いを孕んだおじさんたちが、ここでは主役です。しかし、若者や女性も遠慮する必要はありません。おじさんたちだって、プチ悪ですが、安いホッピーやもつ煮が好きなだけで、良い人ばかりなのです。これが野毛です。浅草あたりもそうですが、闇市のなごりが消えない、ディープな雰囲気も一緒におすすめします。日曜、平日も11:30から営業しています。

野毛の「桐のや水産」で昼飲み

桐のや水産は、土、日、祝日だけ13:00からの、昼飲み営業をしています。平日は16:00からです。屋号のとおり、魚介類がおすすめの、立ち飲み居酒屋です。一品一品の量はけっして多いとはいえませんが、安いのがウリです。新鮮な魚介刺身もすべて、300円均一なのがうれしいですね。角打ふうの安い居酒屋ですから、基本的に長居は無用で、二軒目に移るための下準備を、ここでするのが野毛のツウかもしれません。
 

野毛の「国民酒場じぃえんとるまん桜木町店」で昼飲み

じぃえんとるまんは、立ち飲み現金居酒屋です。年中無休で、12:00から営業していますから、昼飲みの条件は完璧です。とにかく安い!サッポロ大瓶ビールが390円です。ランチもありますが、なんとワンコインの500円で食べられます。じぃえんとるまんは、プチ悪な雰囲気は薄くて、つまみもけっして旨いとはいいがたい店ですが、昼飲みのスタートにはよいかもしれません。

野毛のリーズナブルな店で昼飲み

野毛の「キンピラキッチン」で昼飲み

店名から受けるイメージとは違って、キンピラキッチンはイタリアンダイニングバーです。定休日は月曜。昼間の営業時間が12:00~15:00で、昼飲みにはもってこいでしょう。さすが野毛です。出てくる料理の質に比してCPは、申し分ありません。おすすめのオムライスが、サラダとスープもついて1000円です。入店するのに女性も大丈夫です、ではなくて、女性とぜひとも訪れたい店です。しかも、野毛らしく気取ることなく。

野毛の「一ノ蔵」で昼飲み

一ノ蔵の昼の営業時間は、日曜平日とも無休の11:30~14:00です。名前は、宮城の銘酒一ノ蔵から許しを得ての店名です。安い魚介類が主の居酒屋ですが、昼の料理もなかなかのものといえます。おすすめのランチが900円ですよ。揚げたての鯵フライに天然鰤の刺身。これだけで、昼飲みがイケちゃいます。魚介ばかりではなく、牛すじ煮や肉じゃが、焼鳥、ゴーヤチャンプルーなどと、リーズナブルな一品のオンパレードです。

野毛の専門店で昼飲み

野毛の「でんがな」で昼飲み

でんがなは、大阪によくある串揚げ専門のチェーン店です。基本的に無休で、日曜も平日も12:00から営業しているのがうれしいですね。牛豚鶏から魚介や野菜にいたるまで、ありとあらゆる串揚げがそろっています。揚げあがりも軽い感じで、アルコールもすすみます。軽くて安い串揚げのほかには、どて焼きとか牛肉吸いなどの、大阪そのものの一品もおすすめです。

野毛の「村田家」で昼飲み

野毛で鰯料理の専門店である村田家は、昭和20年の創業の老舗です。定休日は日曜ですが、平日と土曜は昼の営業時間が11:30~14:00で、昼飲みには申し分ありません。鰯の刺身やフライ、つみれ、梅肉揚げなど、安い食材である、鰯を使用した料理はもちろん、その他の魚介類も用意されていて、すべてがリーズナブルな値段設定です。ちょい飲みもよし、じっくり飲みもよし、プチ悪おやじ次第といった感じでしょうか。

野毛のハイレベルな店で昼飲み

野毛の「あうん酒房楽」で昼飲み

昼飲みとしては、日曜、祝日のみ12:00から営業しています。客平均単価が5~6000円と、少し高めですが、それだけの味は豊富なメニューのすべてに生かされています。魚介類の仕入れも確かなようで、出されたお造りを見れば、新鮮さがうかがわれるものばかりです。自家製からすみとか、時には炙り白レバー刺身、ソフトシェルクラブの唐揚げといった珍しい一品に至るまで、レパートリーの広さも感じさせてくれます。

「本日のおすすめ」だけ眺めても、十分にこの店を堪能できます。野毛にある、少し野毛らしくないかもしれないハイレベルな店で、落ち着いて昼飲みを楽しむのも一興ではないでしょうか。おすすめしたい一軒です。

野毛の「石松」で昼飲み

石松は、野毛にある、魚介を中心とした渋めの居酒屋です。平日は14:00~、日曜は12:00~と、昼飲みにはうってつけの店でもあります。お通しにアサリのスープが出てきて、こちらの意表を突いてきます。そのスープは、出汁がきいていて、けっこういけます。〆鯖とか鰯の造りといえば、新鮮さが命です。鯖の〆方も浅めで、きれいな鯖独特のピンク色が上品に保たれています。

鰯も、新鮮なだけでなく、脂ものっていて丁寧な仕事を感じさせてくれます。この石松も、落ち着いて昼飲みができる一軒といえます。

野毛の「叶家」で昼飲み

叶家は、野毛にある、創業67年になる老舗居酒屋です。叶家の昼飲みは、土曜、日曜と祝日のみの営業で、14:00からとなっています。樹木希林さんの実家だそうで、老舗らしく落ち着いた雰囲気ですごせます。魚介類が自慢のようですが、焼鳥をはじめ煮物や焼物も豊富にそろっていて、注文に悩むかもしれません。飛びぬけたレベルの味ではありませんが、すべてが及第点といった優等生的な居酒屋です。

小鍋で供される肉豆腐は、一度は注文してみる価値のある一品です。野毛の叶家は、安心感のある、おすすめの一軒になります。

野毛の「魚貝パルHAMAJIRUSI」で昼飲み

野毛のHAMAJIRUSIは、イタリアンワインバーです。営業時間が、平日は17:00から、土、日、祝日が15:00からと、昼飲み族にとっては少々難点があります。ただ、CPにはひじょうに優れていて、無視しがたいものがあるので、紹介します。たとえば、箱うにの丸ごとバター焼きがあります。たっぷりのうにをバター焼きして、ガーリックトーストの上にのせていただくメニューで、これが、驚きの1,080円なのです。

他にも、えびのアヒージョや魚貝どっさりのブイヤベース鍋、ムール貝の香草焼きなどにも、安い値段が設定されています。また、女性に嬉しい白ワインを中心に、豊富なドリンクも用意されています。やはり、野毛は懐が深いようです。

野毛の昼飲みはいかがでしたか?

初めのほうの章で述べたように、夜飲みと昼飲みとを問わずに、美味しいつまみと美味しいお酒、美味しい雰囲気は、人を酔わせます。なかでも、昼飲みは夜飲みにはない、魅力があると思いませんか?それは、中学生か高校生のころに、犯したかもしれない喫煙や飲酒の想いです。そんなプチ悪な気分を、野毛の街は満たしてくれます。一度はつぶれかかった野毛の飲食街ですが、今の野毛は、そんなしたたかさも持ち合わせています。

おじさんも、若者も、女性も野毛の街に、今日も引き寄せられてきますが、それぞれが通う店で展開されているであろうプチ悪なドラマを、それぞれが自分なりの味付けをして、また、明日へと漕ぎついてゆくために、この野毛の街は存在します。酒飲みの聖地である、野毛でみつけた癖も愛嬌もある店で、自分探しをしてみませんか?

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