アメ横センタービルってどんなとこ?地下食品街で揃う世界の食材を紹介
皆さんは、アメ横は行った事はありますか?年末になると、人があふれて歩けないような状態のアメ横の様子を見たことがあるかと思います。アメ横通りはよくテレビで流れますが、『アメ横センタービル』がどんなところかはご存知でしょうか?建物の中は衣料品店や装飾品などのショップが入っているのですが、アメ横センタービルにはとてもディープな世界である『地下』があります。まるで海外に来たようなディープな世界を少し覗いてみましょう!
目次
『アメ横センタービル』ってどんなとこ?
皆さんは、『アメ横』に行った事はあるでしょうか?行った事は無くても、年末になるとニュース映像などで人がごった返している様子は見たことがあると思います。お菓子の安売りなどをしている様子などを見たことがあるのではないでしょうか。そして、その中にある『アメ横センタービル』を知っていますか?ビルの中は洋服店や装飾店などが入っているのですが、注目すべきはビルの中ではなく、その地下にあります。
アメ横センタービルの地下は、他の店ではなかなかお目にかかれないような、世界の食材を取り扱っているお店が揃っています。そこにはまるで他の国に来たような、とてつもなくディープな世界が広がっており、特にアジアン料理の食品や食材の種類が豊富となっています。自分で本格的なアジアン料理を作ろうとした時、他では見つからなかった食材もここでなら見つかるかもしれません。
始めての人が足を踏み入れるには少し入るには勇気が要りますが、食材目当ての人以外もディープな世界が好きな人ならきっと興味を持つのではないかと思います。一体どのような食品が売られているのか、どのような世界が広がっているのかを少し覗いてみましょう!
アメ横センタービルの地下に行ってみよう!
それでは、早速アメ横センタービルの地下が一体どのような感じなのかを見てみましょう。上の写真は、アメ横センタービルの地下に行くための階段を写したものです。あまり入りやすそうな雰囲気ではありません。
間違っても、特に地下に用事の無い人が『少し立ち寄ってみようかな』と気軽に立ち寄ったりはしないでしょう。しかし、この階段の先には他のお店ではなかなかお目にかかれないような世界が広がっています。少し勇気を出して、階段を降りてみましょう!
アメ横センタービルの地下の様子とは
出典: https://bbp.jp
階段を降りていけば、そこはもうアジアンな世界が広がっています。雰囲気も相まって、見たことが無いような食品の数々に圧倒されてしまうかもしれません。それでは、一体どのような食品が売られているのか、少し見てみましょう!
アメ横センタービルの地下で買えるもの『野菜』
まずは、アメ横センタービルの地下で購入出来る『野菜』類の紹介です。他のお店ではなかなか入手できないような、珍しい野菜を見つけることが出来ます。どんなものがあるのか、早速見ていきましょう!
アメ横センタービルの地下で買える野菜『レモングラス』
レモングラスは日本でもかなり使われている野菜なので、知っている方も多いかと思います。『それほど珍しくないのでは?』と思われるかもしれませんが、生のレモングラスを手に入れられるお店はなかなか無いので、レモングラスが好きな方には是非チェックして頂きたいです。
生のレモングラスはとても香りがよく、味も名前のとおり、レモンのような風味を感じることが出来るので、料理に使用すれば爽やかな酸味を感じることが出来ます。胃腸の調子を整えたり、食欲増進の効果もあるようなので料理に使用するにはおすすめです!
そしてレモングラスは、食用としてももちろん楽しめる野菜なのですが、ハーブとしてもよくしようされています。ハーブティーとして使用するのが一番お馴染みの使用法ではないでしょうか。レモングラスはその香り成分により、血行を改善したり、眠気覚ましなどにも効果があるといわれています。
アメ横センタービルの地下で買える野菜『バイマックルー』
続いては、バイマックルーという野菜を紹介します。バイマックルーとは聞き馴染みの無い野菜かもしれませんが、『こぶみかんの葉』というと聞いたことがある人も居るのではないでしょうか?こぶみかんは果実として活用されていますが、こぶみかんの葉は野菜、特にハーブとして活用されています。本場であるタイでは、こぶみかんの葉が入っていないグリーンカレーなどは邪道とされることもある、重要な野菜のようです。
バイマックルーはライムのような香りが特徴で、煮込みや炒め料理などに使用するとその香りが移り、バイマックルーの爽やかな香りを楽しむことが出来ます。乾燥タイプの物は見かけるようになりましたが、やはり生の物を使用した方が良い香りが楽しめる様です。
近年タイ料理がブームとなり、日本でも気軽にタイ料理を食べられるようになりました。タイ料理が好きだという人の中には、自分で作ってみたいという人も居るかもしれません。しかし、なかなか材料が揃わないという人も居るのではないでしょうか。このこぶみかんの葉も、その一つだと思います。タイ料理が好きな人にもアメ横センタービルの地下はおすすめです。
アメ横センタービルの地下で買える野菜『カー』
続いては、『カー』と呼ばれる野菜を紹介しましょう。こちらも、あまり聞いたことが無い野菜だと思います。カーとは、日本では『南姜(なんきょう)』と呼ばれるショウガ科の香辛料の一種です。ショウガに似た見た目をしているのですが、より香りが強くこちらもタイ料理に使用されており、タイカレーなどにも使用されています。
使い方は、根の皮をむいて薄くスライスして使用します。そして、トムヤムクンやタイカレーに香りづけとして使用します。タイ料理らしい香りが付きますよ。やはり乾燥したものよりも、生の物を使用した方がより高い香りが楽しめます。
アメ横センタービルの地下で買えるもの『スパイス』
続いて紹介する食材は、アメ横センタービルの地下で購入出来るスパイスです。スパイスは近年品揃えの良いショップも増えてきましたが、こちらにもたくさんのスパイスが並んでいます。一体どのようなスパイスがあるのか、チェックしていきましょう!
アメ横センタービルの地下で買える『シナモンスティック』
まずは、アメ横センタービルの地下で買えるスパイスである『シナモンスティック』を紹介します。シナモンパウダーはよく目にしますが、シナモン丸ごとを売っているところはなかなか見ないのではないでしょうか?パウダーを色々な製菓に使用できるのと同様に、こちらのスティックタイプも様々な調理に利用できる食材です。少し一例を紹介しましょう。
シナモンスティックの活用方法『飲み物』
シナモンスティックが棒状なのを利用して、コーヒーや紅茶を頂くときにシナモンスティックで数回混ぜてみましょう。シナモンの香りが移り、スパイスの効いたカフェメニューとなります。ほのかに香りをつけたい時は数回混ぜるだけで良いのですが、チャイティーなど『シナモンを十分気効かせたい』という時には飲み物に入れて、一緒に煮だすと良いです。
シナモンスティックの活用方法『カレー』
シナモンスティックという食材は、カレーなどにも活用することが出来ます。食材と一緒に煮込むことで、香りのよいカレーを楽しむことが出来ます。スティックは、ルーを入れるタイミングで取り除くようにしましょう。あまり煮込みすぎると、不味くなってしまうので自分の好みに合うタイミングを見つけましょう!
アメ横センタービルの地下で買える『メース』
続いては、『メース』というスパイスを紹介します。こちらも少し珍しいスパイスではないでしょうか。実は、皆さんがよく知っている『ナツメグ』ととても関係が深いスパイスなのです。ナツメグの木からとれる果実を割って、中にある膜を乾燥させたものがメースです。因みにナツメグは、その中の黒い種子を割った中身の部分になります。メースは、ナツメグよりも繊細で、上品な香りがするそうです。
ナツメグやメースは、調理の際に臭い消しのような役割も果たしてくれる食材です。例えば、ハンバーグを作る時、生地をこねる際に一緒にメースを入れてあげると肉臭さが消えるとともに、ほんのり甘みがプラスされ一石二鳥です。料理だけでなく、ケーキやフレンチトーストなどのお菓子を作る時にも使用されたりします。世界中で、様々な調理の際に活用されいる食材です。
アメ横センタービルの地下で買えるもの『魚介類』
続いては、アメ横センタービルの地下で購入出来る魚介類について紹介しましょう。他の食品と同じく、やはり魚介類も珍しい食品の宝庫となっています。それでは、どんな魚介類が手に入るのか早速見てみましょう!
アメ横センタービルの地下で購入出来る魚介類『カエル肉』
最初から少しびっくりしてしまうような食品ですが、まずはカエル肉から紹介します。現在、日本では食品としては馴染みのないカエル肉ですが、アジアだけでなくフランス料理でもカエル肉は魚介類として扱われていたり、と意外と食べられている食材です。
味はタンパクで、とりささみに近いようで、栄養成分も鶏ささみと同じく高タンパク低脂肪なようです。中国では唐揚げにして食べられており、他の国ではソテーなどにして楽しまれているようです。なかなか購入する機会のない食材ですので、行った際には購入してみてはどうでしょうか?
アメ横センタービルの地下で購入出来る魚介類『上海ガニ』
続いては、上海ガニを紹介しましょう。上海ガニは、通年食べられるものではありませんが、秋のシーズンにはアメ横センタービルの地下で購入出来ます。上海ガニという名前はよく聞きますが、実際に調理に使用したことがある人は少ないのではないでしょうか。上海ガニとはどのようなレシピに使用できる食品なのでしょうか?
上海ガニのレシピは色々とありますが、『酢蟹』という名前の料理を紹介しましょう。酢蟹とは、上海ガニの老酒(ラオチュー)漬けのことです。別名を、酔っ払いガニとも呼ばれます。上海ガニを、老酒に漬けたものです。蟹の身と、漬け込んでいた老酒とが一体となって美味しく食べることが出来ます。
アメ横センタービルの地下で購入出来る魚介類『すっぽん』
アメ横センタービルの地下なら、なんと食材としてのすっぽんまで手に入ってしまします。『すっぽんの調理法なんて知らない』と思うかもしれませんが、すっぽんを使用した鍋料理である、すっぽん鍋とも呼ばれるまる鍋は有名でしょう。すっぽんは滋養強壮に効果があるほか、コラーゲンが豊富で美容にも良いことは、もはやよく知られたことだと思います。
まる鍋を作るのは難しそうに感じますが、意外とシンプルな方法で作ることが出来ます。1.鍋に水をはったら、すっぽんを水の中に入れ、沸騰させます。2.砂糖、醤油などで味の濃さを調節します。3.野菜を鍋に加えます。基本的には、この手順で完成です。興味のある方は、詳しい作り方を是非調べてみてください。
アメ横センタービルの地下で買えるもの『肉類』
最後に、アメ横センタービルの地下で購入出来る肉類を紹介します。肉類がずらーっと並んでいる様子を見ると普通のお肉屋さんのようにも見えますが、よく見るとそこはやはりアメ横センタービルの地下らしく、珍しい食材が揃っています。一体どのような食品が並んでいるのでしょうか。
豚・鶏類の足や頭
肉類もハードな内容からになってしましますが、最初は豚、鶏などの足や頭です。足や頭が普通に店頭に並んでいるのはなかなかショッキングな映像ですが、普通のお店で見かけることはまずないでしょう。鶏の足は祖の見た目から『モミジ』とも呼ばれ、煮込み料理にすると良いそうです。調理後も足の形そのままなので最初は少しためらうかもしれませんが、味は美味しいようです。
因みに、豚の鼻なども売られています。豚の鼻がそのままパッケージされているような状態なので、店頭に並んでいればすぐに見つけることが出来るでしょう。『豚の鼻を食材にする』という発想は日本にいたらなかなか出ない発想だと思います。珍しい食材は、食の新たな可能性に出会うかのようですね。調理法は、長時間煮込むとトロトロになって美味しいそうです。お目にかかった時は、一度試してみてはいかがでしたでしょうか?
アメ横センタービルの地下で買える肉類『ハチノス』
続いては、ハチノスの紹介です。一度見たら忘れることのない衝撃的なビジュアルで、見た目から名付けられたのがよく分かります。因みにハチノスとは、牛の第2胃のことです。牛の胃袋は4つあり、他はミノ、センマイ、ギアラと呼ばれます。中でもミノはよく聞くのではないでしょうか。牛の内臓まで取り揃えているとは流石です。
ハチノスを調理に使用する際、下処理に少し時間がかかるようなのでもしほしい時は、時間に余裕がある時に購入するようにしましょう。ハチノスを柔らかくするため、そして臭み抜きのために、香味野菜などと一緒に1~2時間ゆでましょう。少し面倒ですが、ハチノスを美味しく頂くためには重要な工程のようです。
アメ横センタービルの地下で異国気分を味わおう
如何でしたでしょうか?アメ横センタービルの地下では、他のお店ではなかなか手に入らないような食品やスパイスなどを手に入れることが出来ます。乾燥させたものしか手に入らないと思っていたスパイスでも、こちらでは新鮮な状態で手に入れることが出来るかもしれません。『食材が手に入らないから無理だ』と思っていた料理でも、きっとアメ横センタービルの地下に来れば手に入れることが出来るでしょう。
始めは階段を降りていくのに少し勇気が要るかもしれませんが、一度中に入ってしまえばそこは珍しい食品の宝庫で、ディープな世界が広がっています。世界中の様々な食材が手に入る、アメ横センタービルの地下で異国気分を味わってみましょう!