バルサミコ酢の効果は？栄養成分や健康に役立つ使い方・人気レシピも

バルサミコ酢はイタリアで生まれた調味料です。日本でも近所のスーパーで、手軽に手に入ります。また、各料理のアクセントにもなり、その使い道は多岐に渡るでしょう。栄養成分が多く含まれているため、健康食品としても扱われます。

この記事では、バルサミコ酢の効果や製法をわかりやすく掘り下げます。さらに、含まれている栄養成分をピックアップして、それぞれ詳しく説明します。

加えて、バルサミコ酢を使ったレシピもまとめているため、バルサミコ酢の使い方を覚えて活用してみてください。

バルサミコ酢の原料はブドウです。ブドウを煮詰めて、樽の中で長時間発酵させることで出来上がります。しかし、バルサミコ酢は同じ樽内に長く仕込んでいると、自然に拡散し量が減ってしまいます。

そのため、別の樽に何回か移し替えることで、拡散を防ぐとのことです。バルサミコ酢は移し替える回数や樽の木材で味が決まるため、作る場合は移し替える回数や木材の種類を計算する必要があります。また、長く発酵させることで味の深みが増します。

その場合、製造するにあたって時間と労力もかかるため、希少価値が上がり高級品として扱われることも多いです。

バルサミコ酢は、アンチエイジングの効果がみられます。バルサミコ酢には、豊富な種類の栄養成分が含まれているからです。老化や動脈硬化の予防や心疾患の予防の効果があり、健康食品として扱われます。

ほかに貧血や虫歯の予防の効果もあるため、身体には良いことだらけの魅力的な調味料といえるでしょう。美肌効果もあるため、これまで、バルサミコ酢を使用したことがない人はこの機会に、ぜひとも購入してみてください。

バルサミコ酢にはビタミンも含まれています。ビタミンの効果で疲れにくい身体になるでしょう。身体のバランスを整え、細胞を活性化する効果があるからです。

また、ビタミンは貧血を予防し、コレステロールを減らす効果も期待されます。多くのビタミンを摂取出来るため、日頃のビタミン不足を補えるでしょう。

バルサミコ酢にはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールの効果で生活習慣病の予防になり、血の巡りを良くしてくれます。肌質改善の効果も期待でき、美肌の効果も抜群です。

また、アレルギー症状を軽減するため、アレルギーで悩んでいる人はぜひ料理や飲み物に取り入れてみてください。

バルサミコ酢には複数のミネラルが含有しています。中でもクロムは血圧、コレステロールを下げる効果があるとされており、身体全体の代謝を良くしてくれるでしょう。同時に、血糖値のバランスも保つ効果もみられます。

身体の調子が優れない場合は日頃からバルサミコ酢を摂取することで、身体の不調を改善してくれるでしょう。

バルサミコ酢に含まれているカリウムを摂取することで、身体機能を維持する効果があり充実感を得られるでしょう。カリウムは細胞を元気にさせ、酵素を調整する効果があるためです。

その結果、内臓の働きも活発にさせ、心身ともに不調を取り除きます。身体全体のバランスを整えるのに、うってつけの栄養素といえます。

モリブデンは、ほかの食品でもそれほど多くは摂れないミネラルです。また、尿と一緒に排出されるため過剰に摂取したとても、身体に異常をきたすことはないといわれています。モリブデンの効果は貧血予防、脂肪の代謝などです。疲労回復にも最適です。
 

バルサミコ酢に含まれているタンニン酸は、整腸効果が期待されます。腸の動きを活発にし、下痢を防ぐ効果があるからです。腸をきれいにする働きがあるため、肌荒れを改善し美肌効果も期待できるでしょう。

バルサミコ酢を摂取し続けると、ハリのある肌になるともいわれています。また、タンニン酸は動脈硬化を防ぐ作用もあります。

バルサミコ酢の効果的な使い方は、飲み物に入れて飲むのが効果的です。飲み物に入れることで、効率よくバルサミコ酢を摂ることができるからです。また、直接飲むと濃いため胃に負担がかかる恐れがあります。

バルサミコ酢は、水で薄めて手軽に飲むことが可能です。夏は爽快感も得られ美味しく飲めるため、炭酸割りもおすすめです。冬はお湯で割るのも良いでしょう。さらに、酸味がどうしても苦手な人はハチミツを入れると飲みやすくなります。

牛乳や豆乳も推奨されているため、お好みに合わせて飲んでみてください。バルサミコ酢は1日大さじ1～2が適量といわれています。

バルサミコ酢は独特な酸味があるため、肉料理や魚料理などの濃い味にぴったりの調味料です。料理に加えて使う方法もあります。そのままだと酸味が強すぎる場合は、鍋に入れて火を通し酸味を飛ばすことで食べやすくなります。

また、赤ワインを適量入れて火を通せばコクが加わり味がまろやかになるでしょう。オリーブオイルと混ぜることでドレッシングにもなります。そのため、サラダとも相性が良いです。

甘味を抑えるためにスイーツに利用することもあります。バルサミコ酢は、各料理のアクセントになり万能の調味料といえるでしょう。

【材料】

• 鶏もも肉 1枚
• プチトマト 適量
• レタス 適量
• ニンニク（スライスされたもの） 適量
• ローズマリー 適量
• A砂糖 大さじ1
• Aみりん 大さじ1
• A醤油 大さじ1
• Aバルサミコ酢 大さじ2
• 塩 適量
• コショウ 適量
• 薄力粉 適量

1. 鶏もも肉に塩、コショウで下味をつける
2. 1に薄力粉をまぶす
3. 2をフライパンで両面を焼く
4. 3へプチトマト、ローズマリー、ニンニクを入れる
5. しばらくしたら、Aを入れて煮込む

鶏もも肉は、初めに余分な脂を取り除きましょう。口当たりが悪くなるからです。また、厚さにばらつきがあると均等に火が通りません。切れ目を入れて、全体が同じ厚みになるように調整してください。

薄力粉をまぶす際は、ビニール袋に鶏もも肉と薄力粉を一緒に入れて振ったり揉んだりしましょう。効率良く鶏もも肉全体に、薄力粉をまぶすことができます。

鶏もも肉を焼く際は、皮目から焼きましょう。焼き時間の目安は片面3分前後です。様子を見ながら、焼くようにしてください。

【材料】

• しめじ 1パック
• 舞茸 1パック
• エリンギ 1パック
• ニンニク（みじん切り） 3g
• アンチョビペースト 2g
• 顆粒かつおダシ 5g
• 白ワイン 5g
• バルサミコ酢
• オリーブオイル 8g
• 塩 適量
• コショウ 適量

1. キノコはほぐしておく
2. オリーブオイルを敷いたフライパンにニンニクと、アンチョビペーストを入れ火を入れる
3. 2に1と塩を入れて炒める
4. 3に白ワインを入れて再度炒める
5. 4に顆粒かつおダシを入れたら全体に味が行き渡るように炒める
6. 5にバルサミコソースを入れて、酸味を飛ばすように炒める
7. 塩、コショウで味を整える

キノコはイシヅキを取り除きほぐしておいてください。ニンニクとアンチョビペーストをオリーブオイルで炒める際は、焦げないように弱火でゆっくりと火を入れましょう。キノコの水分を出すために、塩を適量加えて炒めてください。

バルサミコ酢を使う場合は、鍋で一度火を通してとろみをつけてから使用しましょう。バルサミコ酢は、そのままだと酸味が強すぎるからです。器に盛ったら、お好みで塩、コショウを振りかけてください。

ごぼうはカットしたら、水に漬けてアク抜きをしてください。アクが原因で、切り口が空気に触れると変色するからです。

しかし、長時間漬けすぎるとごぼうの旨味や風味が水に溶け出てしまい、味気ないものになるため手短にアク抜きは行ってください。お酒のおつまみにもぴったりのため、ぜひ家庭で一度作ってみてください。

カットした具材にバルサミコ酢と、オリーブオイルを和えただけのお手軽レシピです。トマトとアボカドは1cm角にカットしてください。カットする際は、同じサイズにカットするように心がけましょう。

サイズがそろっていないと、口当たりが悪くなるからです。簡単に作れるため、あと一品欲しいときに重宝できる副菜です。

バルサミコ酢は、摂取すると身体に良い効果をもたらします。多種多様な栄養成分が含まれているからです。身体のバランスを整え、健康面にうってつけです。

また、さまざまな料理にも合う調味料のため、汎用性も高く利用しやすいでしょう。バルサミコ酢に含まれている栄養成分や健康効果を把握し、ぜひとも家庭で利用してみてください。