2018年04月20日公開
2024年07月06日更新
朝マックメニューにポテトがない理由を調査!販売は何時から?
マックのの魅力はアクセスの良さと気軽さ、そして美味しいものを手軽に食べられることです。その根強い人気の一つがマックに行くとあたり前のように注文してしまうフライポテトです。ところが朝マックのメニューにはフライポテトが見当たりません。フライポテトに代わってあるのはハッシュポテトです。どうして朝マックのサイドメニューにはフライポテトがなくてハッシュポテトなのでしょうか?食べたいときは何時に行けばいいのでしょうか?そのあたりの事情を調べてみました。
目次
ファーストフードの一番人気はマクドナルド
若い女性に人気なファーストフード
ファーストフードの人気は根強いものがあります。ほとんどの人が利用した経験があるのではないでしょうか。そのうちの半分近くが月に一度以上利用のリピーターです。月1回以上利用している人のなかで6割が20代~30代の若い女性という調査もあります。好まれている店は清潔、メニューが豊富、一人で入りやすい、子連れでも安心、安くて美味しい、メニューが豊富などです。
ファーストフードの中でもマクドナルドは高い人気
ファーストフードの中で最近1年間で利用したことがある店のトップがマクドナルドでした。もっとも好きなファーストフード店でもマクドナルドが3割を超える人気です。その人気は値段が安い、味が良いは当然として、子連れのママには子どもの遊び場が魅力です。また昔からの定番メニューがあって味に慣れ親しんでいることも大きいと言われています。フライポテトももちろん、その一つです。
マクドナルドの定番メニュー
マクドナルドの身近な定番メニュー
食べたい定番メニューといえばボリューム感のあるビックマックやダブルチーズバーガーなどのバーガーメニュー。ファンの多いポテトフライやチキンマックナゲット、コーンやサラダといったサイドメニューも食べたい定番です。すっきリ・爽快な飲み物、オシャレなラテ類などのドリンクメニューもそうです。それと女性や子供たちの心をわしづかみするスイーツメニューも見逃せません。
バリューセットも身近な定番メニュー
カウンターに立つと必ず教えてくれるのがバリューセットメニューです。バーガー+サイドメニュー+ドリンクの三点セットにして注文するとお得です。(例)単品だとダブルチーズバーガー(320円)+マックフライポテトM(270円)+ホットミルクティ(M220円)で810円のところ690円と安くなります。単品よりもバリューセットの注文が圧倒的に多いのもうなずけます。マックで買い物するときの定番となっています。
マクドナルドのその他のメニュー
来客の時間帯のニーズに合わせたメニュー
来店者の時間帯のニーズに合わせたメニューとして朝マック・昼マック・夜マックがあります。夜マックは夕食ですからボリュームアップのメニューが用意されています。例えば倍ビックマックは普通のハンバーガーの何と4倍のすごさ。倍グランベーコンチーズは2倍と圧倒されます。嬉しいのは、こちらもお得な価格のバリューセットメニュー(500円~790円)があります。食欲や体調に合わせていろいろな組み合わせができます。
ぞくぞく登場する人気メニュー
価格にやさしい”おてごろマック”として200円均一のおいしいメニューが今人気です。ネーミングも可愛らしい、たまごプルップルの「エグチー」、しょうが醤油がジユワート香ばしい「ヤッキー」、チキンがザクザクいっぱいの「チキチ」。もう一つ味も最高でリッチな気分が味わえマックカフェブランドを専門のバリスタがいれてくれるコーナーがあります。どれも女性に評判です。
お子さまに喜ばれるハッピーセット
一日を通してハッピーセットのメニューがあります。ハッピーセットはお子さま向けのセットで、男の子が大好きな消防車やスポーツカーのミニカー、女の子が大好きなハローキティのファッションメガネやカチューシャなどから選べるグッズがついていて、子どもたちに人気なセットです。2週間ごとにグッズが変わります。セットメニューの(例)お子さまが喜ぶチキンナゲット5ピース+マックフライポテト+ミルクで500円です。
マックフライポテトのおいしさの秘密
フライポテトのおいしさは材料の品質
マクドナルドには美味しさへのこだわりがあります。アメリカで収穫後にしっかりした温度・湿度管理の下で保管されて品質が保たれて加工工場へ出荷されます。揚げるムラがないようにポテトの色や長さが合わせられ、店舗で短時間ですぐに揚げられるように下揚げされ、劣化しないように急速冷凍して世界中に出荷されます。マックフライポテトをカリッと食べたい、そんな思いをかなえます。
フライポテトのおいしさの秘密は7分ルール
お店でも、いつも揚げたてを提供できるように心がけています。下揚げしたものといっても急速冷凍したものを揚げる一定の時間を要します。揚げる量とタイミングが求められます。しかもマクドナルドには売れ残って冷めてしまったポテトを提供することがないように、揚げてから7分で廃棄するルールがあります。これもおいしく食べたい、食べてもらいたい、店舗と客のハーモニーの結果です。
朝マックの特徴は?
朝マックの時間帯
マクドナルドは基本的に24時間営業なので、朝の5時~10時30分の時間帯の営業を朝マックと呼んでいます。朝マックの時間帯の前半の8時くらいまでは出勤前のOLやサラリーマン、通学前の大学生が朝食に利用しているのを見かけます。朝マックの10時頃から午前中にかけては子供たちを連れたママたちが客層です。朝マックは子どもたちがにぎやかに遊具で遊び、ママは息抜きの場になっています。
朝マックのメニュー(1)
朝だからこそ食べたい、そんな朝マックだけの新メニューが出ました。OLやサラリーマン800人に朝食の意識調査をした結果(例えば朝食は元気の源、仕事への影響も大きい、食べなければ!でも300円以内で)を反映したメニューです。朝食定番の卵とベーコンを使い、触感も希望を反映して、ふんわり好きのためにベーコンエッグマックサンド、もっちり好きの人にエッグマックマフィン、ともに200円です。
朝マックのメニュー(2)
もちろん、これまでの朝マックメニュも現役バリバリです。卵、ソーセージ、チキン、フィッシュとチーズと組み合わせたマフィンやサンドはどれも食欲をそそります。お得なバーガー+サイド+ドリンクセットのマックバリューセット(330円~490円)もあります。ただ残念ですが朝マックのサイドメニューはフライポテトの代わりにハッシュポテトが入ってます。お子さまとご一緒の方はハッピーセットがおすすめです。
朝マックにフライポテトがない理由(1)
フライポテトとハッシュポテトの両方の提供は困難
朝マックメニューにフライポテトがない理由を調べてみると諸説がありました。先ずはマクドナルドの公式サイトの説明です。フライポテトとハッシュポテトの両方を提供することはキッチンのシステム上困難なので朝マックはハッシュポテトだけにしているそうです。ではどうして朝マック用にハッシュポテトが開発されたのでしょう。キッチンのシステム上の困難とはどいうことか調べてみました。
どうして朝マックのハッシュポテトが開発された?
フライポテトはマックの中では不動の人気商品です。でも起きてあまり時間が経ってない朝食には、こってり感があり過ぎて敬遠するという声もあります。そこで朝マックに登場したのが、あっさりした感覚で低カロリー、しかも腹持ちが良いポテト商品としてハッシュポテトだったのです。カロリーでみるとハッシュポテト146kcalに対してフライドポテト(M)454kcalで、低カロリー・ヘルシー志向の女性たちから大きな支持を得ています。
システム上の困難とは?
もう一つのフライポテトがない理由はキッチンの調理器具に由来するものです。狭いキッチンスペースに温めるグリル、揚げるフライヤー、揚げ物を一時置きするバギングステーションなどが配置されています。これを朝マックメニューとレギュラーメニューが共用しています。スタッフが少ない中で揚げ時間の違い、塩をまぶす、塩を使わないという調理法の違いを同時進行させるのは至難なことです。
朝マックにフライポテトがない理由(2)
おいしさを追及した7分ルールの結果
マクドナルドは、独自のオペレーションシステムによって「美味しい」「早い」「安い」を実現してきました。フライポテトもそうです。フライヤーに入れる1回の量は自動的に決まっています。一番おいしい揚げ上がりを出せるように、揚げてから7分経ったポテトは廃棄しています。良質なフライポテトの提供と廃棄のバランスの中でコストパフォーマンスを考えた結果が朝マックはハッシュポテトにしたと言えるでしょう。
一つずつ調理できる朝マックのハッシュポテト
ハッシュポテトの原材料は「フライポテトの魅力」で説明したアメリカで収穫したジャガイモです。これを現地の加工工場で洗浄・皮むき・カット・味付け・成形したものを軽く素揚げし急速冷凍したものが世界中の各店舗に送られてきます。フライポテトと違い一つずつ揚げられることで、スタッフの少ない朝マックの時間帯でカリッとした味わいの揚げたてのハッシュポテトを提供することができるのです。
まとめ:マクドナルドの新目標「ハッピーミール」
低カロリー・ヘルシーメニューを志向するファーストフード
ファーストフードは今変わろうとしています。肥満体国のアメリカでファーストフードでの高カロリーの食事普及が原因の一つと公衆衛生上の課題となり、低カロリーでヘルシーなファーストフードが求められています。日本でも呼応して吉野家の「べジ丼」やモスバーガーの各種のヘルシーメニューが登場しています。客の食べたいニーズを先取りしたものです。
米国マクドナルドもバランスのとれた食事の提供を決断!
米国マクドナルドは2018年2月に国内の子ども向けメニュー「ハッピーミール」をヘルシーな内容に変更すると発表しました。示された5つの目標には「バランスのとれた食事の提供」が掲げられています。しかもグローバルの規模で展開するとしていますから、いずれは日本の子ど向けの「ハッピーセット」が変わるだけでなく、大人向けのメニューもヘルシーメニューが増えていくことでしょう。
いずれフライポテトと朝マックのハッシュポテトは人気を二分するかも
朝マック限定のハッシュポテトを他の時間帯でも食べたいという声が広がっています。朝マックの他のメニューも総じて低カロリーなものが多いのですが朝だけの限定です。低カロリーでヘルシなメニューが本格化していく中で、今は朝マックだけのハッシュポテトがレギュラーメニュとして登場することも遠い話ではないでしょう。その時は二つのポテトは人気を二分するのではないでしょうか。