ゆで卵の離乳食レシピまとめ!食べ始めの時期や注意するべきポイントは?

ゆで卵を使った離乳食レシピについてまとめました。ゆで卵を食べ始める時の大切なポイントや、気になるアレルギーについても、詳しく解説しましょう。赤ちゃんがゆで卵を喜んで食べるような、離乳食の簡単人気レシピをピックアップしています。

ゆで卵の離乳食レシピまとめ!食べ始めの時期や注意するべきポイントは?のイメージ

目次

  1. 1ゆで卵を使った人気離乳食レシピを紹介!
  2. 2ゆで卵を離乳食で使うときのポイント
  3. 3基本の固ゆで卵の作り方と保存方法
  4. 4ゆで卵を使った人気離乳食レシピ
  5. 5ゆで卵を使った離乳食の人気レシピを作ってみよう!

ゆで卵を使った人気離乳食レシピを紹介!

離乳食に卵を使えるようになると、レパートリーが広がり楽しくなります。赤ちゃんが最初に食べられる卵料理は、ゆで卵です。しかし、赤ちゃんにゆで卵を与え始める時は、いくつかの注意事項があります。本記事ではゆで卵の離乳食について、大切なポイントをまとめました。

白身や黄身を食べさせる時期や量の進め方、ゆで卵の冷凍保存方法なども解説しましょう。ゆで卵を使った離乳食の簡単レシピも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

ゆで卵を離乳食で使うときのポイント

ゆで卵を食べられるのはいつから?

離乳食のゆで卵の始め方には、大切なルールがあります。卵には卵黄と卵白がありますが、一度に赤ちゃんに食べさせてはいけません。まず最初に卵黄から食べさせてみてください。赤ちゃんが卵黄を食べ始められる時期は、離乳食が慣れてきた生後6ヶ月頃を目安にすると良いでしょう。固ゆで卵の黄身の部分を、少量から与えてみてください。

卵黄が食べられるようになって、1ヶ月後くらいから卵白を与えます。赤ちゃんの離乳食の進み具合は、個人差があるので、慌てずに様子を見ながら食べさせましょう。離乳食中期、後期、完了期のいずれも、必ずしっかりと加熱するようにしてください。

卵は離乳食中期からOKの食材とされていましたが、2019年3月に厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」が改定され、卵黄のみ離乳食初期から食べられる食材となりました。

アレルギーに要注意

ゆで卵を食べさせる時に、一番気を付けておくことは卵アレルギーについてです。卵アレルギーは、3歳未満の子どもに発症しやすいとわれています。消化器がまだ発達していない赤ちゃんは、消化しにくい卵白の方がアレルギー反応が出やすいそうです。

主なアレルギー症状は、蕁麻疹や咳、嘔吐、下痢などがあります。食べてすぐに症状が出る場合と、数時間後に出る場合があるので、注意して見ておきましょう。また、卵アレルギーのような症状が出た場合は、自己判断をせずに、かかりつけの病院に相談してみてください。

良質な卵を選ぶ

ゆで卵にする卵は、新鮮なものを使用しましょう。卵を購入する時は、賞味期限や産卵日を確認し、殻がひび割れていないかもチェックしてください。スーパーや小売店では、常温で販売されていることがほとんどです。直射日光を避けて、涼しい場所に置かれている卵が良いでしょう。また、商品の回転率が良い店で購入してください。

新鮮な卵は光に透かした時に、明るい部分が小さいのが特徴ですまた、塩水に入れたら沈みます。ゆで卵を作る場合はチェックできませんが、新鮮な卵は割った時に白身が盛り上がっており、黄身にはシワが寄っていません。チェックしやすい方法で、新鮮な卵を選ぶように心掛けてください。

しっかり加熱する

卵はしっかり加熱することで、アレルギーの原因菌の一部が死滅し、症状が出にくくなる特徴があります。初めて離乳食に卵を取り入れる時は、しっかり火を通した固ゆで卵が基本です。ゆで卵にすることで、白身と黄身をきっちり分けることができて、区別するのも簡単になります。長く火を通した固ゆで卵を、少しずつ食べさせていきましょう。

初めて卵を与えるときの注意点

初めて赤ちゃんに卵を与える時は、万が一アレルギー症状が出たことを考慮して、小児科が営業している時間帯が良いでしょう。アレルギー反応は食べてから数時間後に出る場合もあるので、午前中に食べさせた方が無難です。

複数の食材を一度に与えると、アレルギー症状が出た時に、どの食材が原因なのか分かりにくくなります。よって、初めて卵を与える時は、複数の食材を使わないようにしてください。初めて食べる卵の量は、耳かき1杯の少量の黄身から試してみても良いです。アレルギー反応の様子を見ながら、少しずつ量を増やしていきましょう。

基本の固ゆで卵の作り方と保存方法

固ゆで卵の作り方

鍋に卵と、卵がかぶるくらいの水を入れます。鍋に火をかけて、箸で卵を転がしながらゆでましょう。お湯が沸騰してきたら、弱火にして15~18分ほどゆでてください。鍋を火からおろして、卵を冷水に浸します。固ゆで卵の殻を剥いて、白身と黄身に分けましょう。

ゆで卵の黄身はパサパサした食感のため、少し食べにくいかもしれません。慣れるまではお湯を足してのばしてあげたり、お粥に混ぜてあげたりすると良いでしょう。

保存方法について

ゆで卵自体は冷凍保存に向いていません。しかし、卵黄をミモザ卵風にこすと、冷凍保存をすることができます。1食分ずつ分けてラップに包み、密封袋に入れて冷凍してください。白身は水分が飛んで固くなってしまうため、冷凍保存はできません。ちなみに、炒り卵や錦糸卵に調理して冷凍したものは、比較的美味しく食べられます。

ゆで卵を使った人気離乳食レシピ

【離乳食後期】ミモザポテトサラダ

【材料】

  • じゃがいもマッシュ:大さじ3
  • 固ゆで卵:1/3個分
  • ほうれん草:葉先を1枚
  • 人参:10g
  • 鶏ささみのすり身:小さじ1
  • プレーンヨーグルト:小さじ2

【作り方】
  1. ほうれん草、人参、固ゆで卵の白身を、5mm角に切ります。
  2. 小鍋で人参をゆでて、柔らかくなったらほうれん草を加え一緒にゆでます。
  3. 2をざるに上げて粗熱を取ります。
  4. ボウルにじゃがいもマッシュ、プレーンヨーグルトを入れます。
  5. さらに固ゆで卵の白身、鶏ささみのすり身、3を加えて、よく混ぜ合わせます。
  6. 固ゆで卵の黄身を裏ごし器で裏ごしします。
  7.  器に5を盛って、裏ごしした黄身を乗せたら完成です。

ゆで卵の黄身で彩った、ミモザサラダの離乳食人気レシピです。食感の良いじゃがいもマッシュと組み合わせて、赤ちゃんが食べやすいように仕上げました。卵黄の量は離乳食の進み具合に合わせてください。ゆで卵の白身は、入れなくても構いません。簡単に作れて見た目もおしゃれな、おすすめの離乳食サラダです。

【離乳食後期】ハートのロールサンド

【材料】各具材2本ずつ

  • サンドイッチ用食パン数:6枚
(A)
  • ゆで卵:1個
  • 牛乳:大さじ2
(B)
  • じゃがいも:小1個
  • 人参:20g
(C)
  • いちごジャム:大さじ1

【作り方】
  1. 牛乳は600Wのレンジで10~20秒加熱します。
  2. じゃがいもは600Wのレンジで約3分、人参は約1分加熱します。
  3. ボウルにAを入れて、潰しながら混ぜ合わせます。
  4. 別のボウルにBの人参を先に入れて潰します。
  5. 4にじゃがいもを加えて、潰しながら混ぜ合わせます。
  6. サンドイッチ用食パンに、両端を1cmずつ空けてA、B、Cの具材を乗せて広げます。
  7. 中心に向かって真ん中を1cm程度空けて折ります。
  8. 折った部分を合わせてハートに整えます。
  9. ラップに包んでしばらくなじませ、好みの長さに切って完成です。

手づかみで簡単に食べられるサンドイッチの離乳食人気レシピです。いつものサンドイッチをひと工夫して、可愛いハート型に仕上げました。具材の水分が足りずパサつく時は、白湯や加熱した牛乳を少量ずつ加えて調整しましょう。中身の具材を変えれば、簡単にアレンジすることができます。

【離乳食中期】野菜たっぷりおでん

【材料】大人用も含めて4人分

  • ゆで卵:4個
  • 大根:1/4本
  • 人参:1/2本
  • 玉ねぎ:1/2個
  • キャベツ:1枚
  • こんにゃく:1/2枚
  • はんぺん:1枚
  • ウインナー:4本
(A)
  • 水:1L
  • ほんだし:大さじ1
  • 出汁昆布:約10g
(B)
  • 醤油:小さじ1
  • 塩:小さじ1/4
  • 味りん:大さじ1(入れなくてもOK)

【作り方】
  1. 大根は2~3cmの厚さの輪切りにして、皮を厚く剥きます。
  2. 1の両面に十字に切り込みを入れ、耐熱容器に入れてふんわりとラップをします。
  3. 600Wのレンジで8分程度加熱します。
  4. 人参は皮を剥いて乱切りにし、玉ねぎはくし切りにします。
  5. キャベツは3cm角程度のざく切りにし、はんぺんは食べやすい大きさにカットします。
  6. こんにゃくは半分の厚さに切って、両面に格子状に切り込みを入れます。
  7. 6を食べやすい大きさに切り下茹でします。
  8. ウインナーは切り込みを入れ、下茹でして油を抜いておきます。
  9. 鍋にAを入れ、大根、人参、玉ねぎ、キャベツ、ゆで卵、こんにゃくを入れます。
  10. 蓋をして中火で煮込みます。
  11. 野菜が柔らかくなったら、B、はんぺん、ウインナーを入れます。
  12. 弱火で15分以上煮込み、味が染み込んだら完成です。

野菜の甘みと旨みを活かした、おでんの離乳食人気レシピです。大人の分と一緒に作ることができて、簡単に離乳食が作れます。2の工程が終わった時点で、取り分けたい具材を離乳食用に取り出してください。ほんだしはBに移してもOKです。はんぺんは1歳以降から食べれますが、塩分が多く含まれる食品のため、与えすぎに注意しましょう。

ゆで卵を使った離乳食の人気レシピを作ってみよう!

ゆで卵を使った離乳食の簡単人気レシピを紹介しました。ゆで卵の離乳食を開始する時は、まず黄身から始めて、様子を見ることが大切なポイントです。大丈夫そうなら約1ヶ月後に、ゆで卵の白身を与えます。それでアレルギー症状が出なければ、安心して離乳食にゆで卵を取り入れることができるでしょう。

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