豚肉のソテー徹底解説！柔らかく焼くコツやソースのアレンジを紹介！

シンプルな味付けの豚肉ソテーは、アレンジもしやすく人気料理の1つです。しかし、ただソテーするだけでは失敗の原因となってしまいます。豚肉ソテーは少しのコツをおさえるだけでお店のような味に仕上がります。基本的なソテーの作り方をマスターし、様々な人気アレンジレシピを楽しんでみましょう。

「豚肉ソテーに初めて挑戦したい」「以前作った時に失敗してしまった」という人は、豚肉ソテーの基本レシピからマスターしましょう。材料や作り方もシンプルなソテーのため、料理初心者でも安心です。

【材料】

• 豚ロース肉120g
• 小麦粉適量
• 塩コショウ適量
• (A)ポン酢大さじ1
• (A)しょうゆ大さじ1/2
• (A)みりん大さじ1/2
• (A)しょうがすりおろし1/2片

1. 豚肉を10分ほど室温に置く
2. 焼いた際の反りかえり・縮みを防ぐ為、筋切りとたたき伸ばしをする
3. 両面に塩コショウを振る
4. 両面に小麦粉を振る
5. フライパンに油を適量入れ、中火で予熱する
6. フライパンに手をかざし十分な熱を感じたら、豚肉を入れ強火で30秒焼く
7. 中弱火に落とし、3分程度焼く
8. 裏返し再度強火で30秒焼く
9. 中弱火に落とし、ホイルをかぶせ2分程度焼く
10. 豚肉を一旦取り出し、Aの調味料を全て入れ中火で熱する
11. 煮立ったら豚肉を戻しタレを絡めて焼いた後、アルミホイルに取り出す
12. アルミホイルで豚肉ソテーを包み、10分程度休ませる
13. 休ませたソテーをカットして完成

はじめに室温に置く理由は、加熱時のムラを防ぐ為です。小麦粉を振る際は、粉ふるいを使用すると薄く綺麗に付けられておすすめです。ソテー時間はあくまでも目安となります。肉の厚さによってソテー時間を調整してください。さっぱりと食べたい人は、Aの調味料を省いて塩コショウのみで仕上げても良いでしょう。

焼きあがった豚肉ソテーは、盛り付けを工夫することでより美味しくなります。ポイントは豚肉を斜めにカットすることです。直角にカットするよりもソテーの見た目が綺麗に見えます。肉を皿に並べたら付け合わせの野菜を盛り付けましょう。赤や黄色など鮮やかな野菜を取り入れることで華やかな仕上がりのソテーになります。

豚肉ソテーを美味しく仕上げるには、焼き方のコツを抑えましょう。基本のレシピでも加熱時間を解説しましたが、強火でソテーするのは最初のみです。必ず途中で中弱火に落としましょう。

長時間強火でソテーすると豚肉の水分が飛んでしまい、パサパサした食感になります。もし生焼けが心配な場合は、途中で竹串を通してみてください。透明な肉汁が溢れてくれば火が通っている証拠です。

焼き方にもコツが必要ですが、下ごしらえも重要です。豚肉の筋切りとたたき伸ばす工程は、セットと考えてよいでしょう。筋切りは肉の反り返りを防ぎ、たたき伸ばすのは加熱時の縮みを防ぐ効果があります。たたき伸ばしたら必ず元の大きさに成形し直してから焼きましょう。多少面倒な工程ではありますが、仕上がりが断然柔らかくなります。

筋切りとたたき伸ばしを終えたら豚肉に調味していきます。厚切り肉を焼くソテーの場合、柔らかい食感に仕上げる為の下ごしらえが大切です。小麦粉をまんべんなく振りかけることで加熱時に肉汁が流れ出るのを防ぎます。肉汁が閉じ込められ食べた時の味わいがジューシーになります。

小麦粉を振りかける際は、薄く振りかけるのがポイントです。大量に振りかけてしまうと舌ざわりが悪くなります。基本レシピでも解説しましたが、粉ふるいや茶こしを使用すると良いでしょう。

十分な下ごしらえを行い焼き上げた後、ソテーを休ませることも大切です。焼き上げてすぐにカットすると肉汁が流れ出てしまうので、熱伝導の良いアルミホイルでソテーを包み肉汁を閉じ込めるのがおすすめです。10分程度しっかりと休ませると柔らかく美味しいソテーになります。

基本の豚肉ソテーを覚えたら人気のアレンジレシピにチャレンジしてみましょう。アレンジといっても簡単なものばかりで、子供から大人まで美味しく食べられるレシピを集めました。

【材料】

• 豚肉ロース200g
• (A)酒大さじ1
• (A)みりん大さじ1
• (A)砂糖小さじ1
• (A)しょうゆ大さじ1
• (A)マヨネーズ大さじ2

1. 豚肉を筋切りし、厚切り肉の場合はたたき伸ばす
2. フライパンに油を入れて、中火で予熱する
3. 豚肉を入れて両面に焼き色が付くまで中火で焼く
4. (A)の調味料を入れ、絡めるように焼く
5. 全体にタレが絡まったら完成

こってり濃厚なソテーで子供にも人気のレシピです。動画では豚ロース薄切り肉を使用していますが、トンカツ用の厚切りロース肉でも美味しく作れます。より簡単に仕上げる為にあらかじめ調味料は合わせておきましょう。

【材料】

• 豚肉ロース1枚
• 塩麹大さじ1～2
• 漬け込み用の器

1. 豚肉を筋切りし、たたき伸ばす
2. 漬け込み用の器に塩麹を入れ、まんべんなく塩麹を付ける
3. 冷蔵庫で一晩程度寝かせる
4. フライパンに油を入れ、中火でじっくりと焼いていく
5. 豚肉を裏返したら弱火にし、フタをして2分程度蒸し焼きにする
6. 取り出してカットしたら完成

簡単にプロの味が出せると人気の塩麹を使ったソテーレシピです。塩麹は市販品で十分ですが、米麹・塩・水で簡単に手作りすることもできるので、挑戦してみてください。麹で漬け込むことで柔らかくジューシーになりますが、塩麹で漬けた豚肉は大変焦げやすいので注意が必要です。強火にすることなく中火でじっくりとソテーしましょう。

【材料】

• 豚肉ロース2枚
• ガーリックひとかけら
• 小麦粉適量
• (A)赤ワイン大さじ1
• (A)しょうゆ大さじ1
• (A)砂糖小さじ2
• (A)酢大さじ1/2
• (A)水大さじ2
• 塩コショウ適量

1. 豚肉を筋切りし、たたき伸ばす
2. 塩コショウをし、小麦粉を薄く振りかける
3. ガーリックを薄切りにしておく
4. フライパンに油とガーリックを入れ、中火にかける
5. ガーリックの香りが立ってきたら、豚肉を入れて両面中火で焼く
6. ガーリックは色が付いてきたら一旦取り出す
7. 豚肉が焼けたら(A)の調味料を入れ、フタをして蒸し焼きする
8. 汁気が飛び肉にタレが絡まったら皿に取り出す
9. 上にガーリックを散らしたら完成

ガーリックを使った濃いめの味付けで男性に人気のレシピです。蒸し焼きで肉汁を閉じ込めてジューシーな食感に仕上げましょう。使う油をオリーブオイルにすると香りが良くなります。パンチのある味付けが好きな人は、ガーリックを多めに入れるのもおすすめです。

【材料】

• 豚肉肩ロース200g
• 塩コショウ適量
• 小麦粉小さじ2
• レモンのしぼり汁大さじ1
• りんご1/2個
• (A)おろししょうが15g
• (A)しょうゆ大さじ1
• (A)白ワイン大さじ1
• (A)はちみつ小さじ1

1. 豚肉に塩コショウで下味を付け、レモンのしぼり汁をよく絡ませる
2. りんごはすりおろしておく
3. 豚肉に小麦粉を薄く振りかける
4. フライパンに油を入れて予熱する
5. 豚肉を入れて両面強火で焼き上げる
6. 一旦取り出す
7. フライパンにりんごと(A)の調味料を入れ、煮立たせる
8. 豚肉を戻し入れ、タレに絡めるように焼き付ける
9. 豚肉にしっかりタレが絡まったら完成

子供でも食べやすいりんごを使った人気レシピです。りんごに含まれる酵素は、食材を柔らかくする力があります。その他にも、果物のビタミンが一緒に摂れるのも嬉しいポイントです。厚切り肉ではなく豚肩ロースを使うことで生焼けを心配することなく調理できます。調味料に白ワインを使いますが、家にない場合は料理酒で代用しましょう。

バルサミコ酢を使ったイタリアンソテーです。玉ねぎを多めに使うことで自然な甘みも感じられます。バルサミコ酢のみだと香りが強くなる為、醤油でまろやかさを出しましょう。

豚肉ソテーの基本レシピや調理のコツ、人気のアレンジレシピを紹介しました。安くて美味しいのも豚肉のメリットです。ポイントをおさえれば簡単に美味しいソテーを作ることができます。基本を踏まえた上で是非アレンジレシピにも挑戦してみましょう。