乾燥昆布の人気レシピ！定番和食の煮物・佃煮からおつまみにも！

乾燥昆布を使った人気料理のレシピをまとめました。旨味成分であるグルタミン酸を豊富に含む乾燥昆布は、出汁としてはもちろん、料理やおつまみでも大変美味しく頂くことができる食材です。本記事ではこの乾燥昆布を使った人気料理の中から、特に抑えておきたいおすすめのレシピを紹介します。

【材料】（レシピ：6人分）

• 乾燥昆布（細切り）…15g
• 細切りこんにゃく…1パック（180g前後）
• ニンジン…1/2本
• 大豆の水煮…100g
• 油揚げ…1枚
• ごま油…適量

• 醤油…大さじ3
• みりん…大さじ2
• 砂糖…大さじ1
• だしの素…小さじ1
• 水…300cc

1. 乾燥昆布を水で洗い、冷水に約10分間漬け置く。
2. こんにゃくを水洗いしてレンジにかける。
3. ニンジンは千切りに、油揚げは細切りにする。
4. 熱した鍋にごま油をひき、ニンジンを炒める。
5. こんにゃく・油揚げ・大豆・水気を切った乾燥昆布を加えて更に炒める。
6. 全体がしんなりしてきたらAを加え、水気が減るまで一煮立ちさせる。
7. 器に盛り付けて出来上がり。

最初のレシピは、乾燥昆布とこんにゃくや油揚げ等を煮付けた「細切り昆布の炒め煮」です。優しい味わいと深い旨味が特徴の一品で、ごはんのお供やおつまみとしても人気があります。作り置きも効くので、お弁当のおかずにもピッタリの一品です。

【材料】（レシピ：1人分）

• つるの子大豆…100g（乾燥）
• 乾燥昆布…10g（日高昆布）
• 水…500ml（浸け置き用）
• 〈A〉
• 醤油…30ml
• みりん…15ml
• 砂糖…15g
• 水…100ml

1. つるの子大豆を水洗いする。
2. ボウルにつるのこ大豆と水を入れる。
3. 6〜8時間ほど浸けおきする。
4. 別のボウルに水を張り、乾燥昆布を5分ほど浸ける。
5. ボウルから乾燥昆布を取り出し、1cm角に切る。
6. 3を戻し汁ごと鍋に入れ、そのまま沸騰させる。
7. 沸騰したら中火に落とし、30〜60分ほど煮る。
8. 好みの硬さになったら火を止め、お湯を捨てる。
9. 鍋に5と9、そしてAを入れる。
10. 弱火で10分程煮込む。
11. 器に盛り付けて出来上がり。

続いては、つるの子大豆と乾燥昆布を煮付けた「つるの子大豆と日高昆布の煮物」のレシピです。サッパリとしつつも味わい深いこちらは、大豆の香りと昆布の旨味を楽しめる一品です。ヘルシーな上に栄養も豊富で、ダイエットにはうってつけの料理といえます。

【材料】（レシピ：1〜2人分）

• 乾燥昆布（だしがらでOK）…100g
• 白ゴマ…小さじ1
  〈A〉
• 水…500cc
• 酢＿大さじ2
• 砂糖…大さじ3
• 醤油…大さじ4
• 酒…大さじ1
• みりん…大さじ1

1. ダシに使った乾燥昆布をザルにあげ、水を切っておく。
2. 昆布を2cm角に切る。
3. 鍋に水と昆布と酢を入れ20分弱火で煮る。
4. さらに砂糖を入れて10分煮る。
5. 醤油、酒、みりんを加えて更に20分煮る。
6. 火を強めて煮詰めていく。
7. 鍋を傾けて、煮汁の量が大さじ1くらいになったら火を止める。
8. 白ゴマを加えて和える。
9. 鍋の中で冷まして出来上がり。

こちらは出汁を取った後の乾燥昆布を捨てずに、昆布の佃煮へと仕上げた「昆布の佃煮」レシピです。本来なら捨ててしまうはずのだしがらを、絶品の佃煮に仕上げました。その濃厚な旨味と味わいは、まさに昆布ならではです。

【材料】（レシピ：1〜2人分）

• 乾燥昆布…数枚（だしがらでOK）
• 椎茸…数枚
• だし汁…適量
• 濃口醤油…適量
• たまり醤油…適量
• 砂糖…適量
• お酢…適量

1. 出汁を取った後の乾燥昆布を、適当な大きさに切る。
2. 椎茸も適当な大きさに切る。
3. 鍋に入れ、出し汁を注ぐ。
4. 全ての調味料を加える。
5. 中火にかけ、沸騰したら弱火に落とす。
6. 昆布と椎茸に煮汁をかけながら煮付けていく。
7. 煮汁が殆ど無くなるまで煮詰めたら出来上がり。

続いてもだしがらの昆布を使用したレシピ「椎茸昆布」です。出汁を取った後の昆布は、旨みと風味が抜けています。そこで、干ししいたけの戻し汁を加えて、旨みを足し加えました。椎茸には旨味成分であるグアニル酸が豊富に含まれており、双方の美味さが加わることで爆発的な美味さを持つ佃煮となります。

【材料】（レシピ：3人分）

• 乾燥昆布…60㎝
• 水…1,000ml
• かんぴょう…20g
• 塩…少々
• 酒…30ml
• 砂糖…30g
• みりん…30ml
• 醤油…30ml

1. 乾燥昆布を30分水に浸けて戻しておく（昆布の戻し汁は捨てない）
2. かんぴょうを5分水に浸けて戻しておく。
3. かんぴょうに塩を加えてよく揉み込み、塩を水で洗い流す。
4. 20cmごとに分けた昆布を縦半分に切る。
5. 昆布を巻き、爪楊枝で止めておく。
6. 巻いた昆布をかんぴょうで結ぶ。
7. 爪楊枝を外し、余分なかんぴょうを切る。
8. 鍋に昆布を並べ、昆布の戻し汁を加え、中火で加熱する。
9. 沸騰したら酒、砂糖、みりん、しょうゆを加え、落し蓋をして弱火で20分煮詰める。
10. 昆布が柔らかくなったら落し蓋を取り、煮汁がなくなるまで中火で煮詰める。
11. 器に盛り付けて出来上がり。

続いてはおせち料理には欠かせない「昆布巻き」のレシピです。昆布が固くなってしまうので、調味料は後から入れましょう。使用する乾燥昆布は真昆布でも根昆布でも構いませんが、もし入手が可能であれば羅臼昆布がおすすめです。

【材料】（レシピ：5〜6人分）

• 乾燥昆布…80g〜90g
• 豚こま肉…50g位
• ニンジン…1本（約200g）
• めんつゆ…大さじ2
• 醤油…大さじ1
• 砂糖…大さじ1と1/2
• 塩…小さじ1
• サラダ油…小さじ2
• いりごま…適量

1. 水を張ったボウルに乾燥昆布を入れる。
2. ラップをして600Wの電子レンジで10分間加熱する。
3. ニンジンを細切りにする。
4. 豚こま肉をみじん切りにする。
5. 加熱した昆布を千切りにする。
6. 熱したフライパンに油をひき、豚肉を炒めていく。
7. 火が通ったら昆布とニンジンを加える。
8. 強火でサッと炒めたら調味料を加える。
9. 炒め合わせたら皿に盛り付けて出来上がり。

続いては、昔懐かしい味わいが楽しめる「昆布と人参と豚肉のきんぴら」のレシピです。こちらの料理は、何と1人前65円という大変コスパに優れた一品です。豚肉を少量加えることで動物性の旨味が加わり、味わいに奥行きが生まれます。見た目は確かに地味ですが、意外と若者層からの人気も高い料理です。

【材料】（レシピ：4人分）

• 木綿豆腐…2丁
• 水…1.5L
• 乾燥昆布…12cm（だし昆布）
• 〈A〉
• つけだれ…適量
• かつおぶし…適量
• 刻みネギ…適量
• おろし生姜…適量

1. 固く絞った濡れ布巾かペーパータオルで乾燥昆布の表面を軽く拭く。
2. 乾燥昆布の両端に2～3箇所の切れ目を入れる。
3. 豆腐1丁につき6等分に切る。
4. 土鍋に水を入れる。
5. 乾燥昆布を入れて火をつける。
6. 沸騰直前で乾燥昆布を一度取り出す。
7. 湯をグラグラとするまでしっかりと沸騰させる。
8. 火を消して再び昆布を入れる。
9. 6等分に切った豆腐2丁分を入れる。
10. 蓋をして余熱で5分ほど温める。
11. Aのつけダレと薬味を添えて出来上がり。

続いては冬の定番「湯豆腐」のレシピです。熱燗と共に味わう冬の湯豆腐には格別なるモノがあります。おいしい湯豆腐を作るためには、グラグラと沸騰させないことが何より重要なポイントです。火を消してから蓋をして5分蒸らすことで、しっとりとした最高の湯豆腐に仕上がります。

【材料】（レシピ：5人分）

• 玄米ごはん…500g
• 紅生姜…50g
• 油揚げ…5枚
• 乾燥昆布…適量（だしがら昆布でOK）
• 生姜 …1片
• 水 …2カップ
• 醤油 …大さじ3
• 手水（赤梅酢＋水）…適量

1. 油揚げをまな板にのせ、麺棒で押して半分に切る。
2. 内側を剥がして袋状にする。
3. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、油揚げを入れて油抜きする。
4. 油揚げをザルに取り、水気を切る。
5. 鍋に乾燥昆布を敷き、油揚げを切り口を下にしてまとめて並べる。
6. 水、醤油、生姜を入れ、落し蓋をして対流が続く火加減で煮含める。
7. 煮汁がほとんどなくなったら、火を止めて冷ます。
8. 温かい玄米ごはんに、みじん切りにした紅生姜を混ぜる。
9. 10等分にして俵型にまとめておく。
10. 油揚げにご飯を詰め込んでいく。

続いては昆布の旨味を吸った激ウマのお揚げがたまらない「おいなりさん」のレシピです。だしがらを再利用して、旨味たっぷりの油揚げに仕上げました。紅生姜が苦手な人は、代わりにたくあんや昆布の佃煮を刻んで入れると良いでしょう。幅広い世代に人気の一品です。
 

【材料】（レシピ：3人分）

• あたたかいごはん    茶碗2杯分
• 乾燥昆布（塩昆布）…大さじ2
• スライスチーズ…1枚
• 片栗粉…適量
• サラダ油…大さじ4

1. あたたかいごはんに塩昆布を入れて混ぜる。
2. ラップを広げてごはんをのせ、小さく切ったスライスチーズを折って乗せる。
3. しっかりめに握ったおにぎりを作る。
4. 片栗粉をまぶす。
5. フライパンにサラダ油を入れて熱し、おにぎりを揚げ焼きにする。
6. 転がしながら全体を焼き、こんがりと色づいたら出来上がり。

続いては、カリッとした食感が楽しめる揚げおにぎり「揚げ塩昆布チーズおにぎり」のレシピです。中からとろりと蕩け出る絶妙なチーズの旨味と、カリカリとした揚げ餅のような食感が楽しめます。塩昆布の塩気が強いと感じる方は、予め塩抜きを行うと良いでしょう。

【材料】（レシピ：4人分）

• 豚足…2本分
• 乾燥昆布…20個 (結び昆布)
• 大根…1/2本
• 厚揚げ…1丁
• かつおだし…1,000 ml
• 焼酎…300 ml (泡盛でも代用可)
• 塩…小さじ1
• 醤油…大さじ1

1. 豚足をそれぞれ半分に切る。
2. 大根の皮を剥いて、厚さ2cmの半月切りにする。
3. 厚揚げを2cm程の厚さに切る。
4. 鰹節の厚削りを使い、濃い目のかつおだしをとっておく。
5. 圧力鍋に豚足、乾燥昆布、大根、かつおだし、焼酎を入れて火にかける。
6. 圧がかかったら15分程加圧する。
7. 土鍋に6を汁ごと移して厚揚げを加える。
8. 必要に応じて水分量を調節する。
9. 塩で味を整え、風味付けに醤油を入れて火にかける。
10. 蓋をして一煮立ちさせたら出来上がり。

続いては沖縄の食材である「てびち（豚足）」を使った鍋「てびち鍋」です。かつおだしに結び昆布や大根などを浸して、おでん風に仕上げています。脂肪が少なくコラーゲン豊富なてびちは、美容を求める女性からの人気が高い食材です。プルンとした独特の食感を堪能してください。

【材料】（レシピ：1〜2人分）

• 乾燥昆布…20g or 大きめサイズのもの3〜4枚
• 砂糖…小さじ1/2
• 塩…適量
• 炒りごま…適量
• ごま油…大さじ4

1. 乾燥昆布をハサミなどで3〜4cmに切る。
2. フライパンにごま油を熱し、乾燥昆布を煎るように炒める。
3. 弱火に落とし、ふっくら香ばしくなるまでさらに炒める。
4. 炒めた乾燥昆布の油を軽く切り、砂糖・塩・炒りごまをかけて混ぜ合わせる。
5. 器に盛り付けて出来上がり。

続いては簡単でしかも美味い「自家製こんぶチップス」のレシピです。乾燥昆布を使って仕上げたこのチップスは、ごま油の香ばしい香りがクセになる一品です。どんなお酒にも合いますが、中でも日本酒との相性は飛び抜けて良いとのこと。日本酒好きの方はぜひ一度味わってみてください。

【材料】（レシピ：2〜3人分）

• 乾燥昆布…100g（切り昆布）
• きゅうり…1本
• とびっこ…1/2パック
• ポン酢…大さじ2
• ゆずこしょう…少々

1. 乾燥昆布を水に戻す（生昆布の場合はそのままでOK）
2. 沸騰したお湯の中に昆布を入れる。
3. サッと一煮立ちしたら水で洗う。
4. ボウルにポン酢とゆずこしょうを入れ、水を切った昆布を加える。
5. スライスしたきゅうりととびっ子も加えて和える。
6. 器に盛り付けて出来上がり。

最後は切り昆布を使った簡単な和え物「切り昆布のポン酢和え」のレシピです。こちらは茹でた切り昆布をキュウリととびっこで和え、ポン酢を回しかけただけの超簡単料理です。しかしながらその味はというと、実に奥深く深い味わいが楽しめます。作り方も簡単ですので、お酒を飲む方はぜひとも覚えておきましょう。

乾燥昆布を使った人気レシピを紹介してきました。どの料理も手軽に作れて美味しい物ばかりです。旨味のみならず栄養も豊富で、ヘルシーな料理も多く、まさに言うこと無しといったところでしょう。紹介したレシピを参考に、美味しい昆布料理を楽しんでください！