2020年04月04日公開
2024年10月15日更新
アドボのレシピ!男子ごはんでも人気の本格フィリピン料理の作り方!
アドボのレシピを紹介します。人気アジアン料理のアドボの、豚肉や鶏肉を使用した通常のレシピに加えて、魚介を使用したアレンジレシピなども紹介します!本格的なアドボのレシピから時短レシピまで、ぜひ参考にしてみてください。
アドボのレシピを紹介!
アドボは、フィリピンの代表的な家庭料理の一つであり、骨付きの豚肉や鶏肉と野菜を煮込んだものが主流となっています。食材や味付けは日本でも馴染みのあるものを使用するため、日本人にも好まれる人気料理です。
アドボの特徴と基本レシピ
アドボはフィリピンの代表的な家庭料理
フィリピンの家庭料理には、酸味のあるスープのシニガンや、細かく刻んだ豚肉を唐辛子で炒めたシシグなどがあります。その中でもアドボは代表的な家庭料理といえるでしょう。フィリピンはおかずと一緒にご飯を食べる文化があるため、アドボはご飯に合う味付けとなっています。
アドボは日本の角煮のようなイメージです。豚バラブロックなどを使用するのが基本的なレシピですが、鶏肉や魚介などを使用して作ることもできます。
スペインのアドボとの違い
鶏肉のアドボハーブグリル(アドボとはスペイン語で「漬ける」の意味。鶏もも肉を数種類の香草で漬け込みオーブンで焼き上げるとハーブの香りが食欲をそそる一品です)おいしい pic.twitter.com/FUHTLV7NoE
— おばたたかし (@washret_da_) September 6, 2014
もともとスペインの植民地だったフィリピンは、料理に関してもスペインの影響を受けています。アドボもその一つであり、スペインでもアドボは家庭料理として作られていますが、味付けやレシピは異なります。
スペインのアドボは、酢やレモン汁を含んだマリネ液に漬けた食材を焼く、揚げるといった手法で調理します。一方、フィリピンのアドボは、煮込んで調理します。
アドボの基本レシピ
【材料】
- 豚バラブロック 300g
- ニンニク(チューブも可) 3片
- ローリエ 1~2枚
- A粒コショウ 適量
- A醤油 大さじ2~2.5
- A酢 大さじ1.5
- A水 1/2カップ
- 砂糖 大さじ1
- 塩 適量
【手順】
- 豚肉は一口大、ニンニクはみじん切りにしておきます。
- 熱した鍋に油をひき、豚肉を入れて色が付くまで炒めます。
- Aとローリエを加え、40分~1時間程度煮込んでいきます。
- 味が足りなければ、塩、砂糖で調整し、完成となります。
アドボは酸味が大切な料理となりますので、酢を少し多めに入れていきます。また、醤油の量を多くして、味を濃いめにしてもご飯とよく合うので、男子ごはんとしても人気です。醤油の代わりにナンプラーを入れると、より本場のアドボの味に近づきます。炒める前に調味料を合わせ、漬けておくのも良いでしょう。
アドボの本格人気レシピ
アドボの味付けは日本の調味料を主に使用していますが、ハーブやナンプラーなどで本格的な味付けにすることもできます。時間をかけてしっかりと作り上げるレシピを含め、時間短縮のレシピなども紹介していきます。
ポークリブのアドボ
【材料】2名分
- 豚肉骨付きリブ 250g
- ゆでたまご 2個
- 玉ねぎ 大1個
- ニンニク 2片
- しょうが 半分
- 醤油 大さじ4
- お酢 大さじ2
- 水 適量
【手順】
- 玉ねぎはみじん切り、しょうがは薄くスライス、ニンニクは潰しておきます。
- 袋に豚肉、醤油、ニンニク、しょうがを入れ、揉んでから一時間程漬けます。
- ゆでたまごを作っておきます。
- 熱したフライパンに油を入れ、玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒めます。
- 漬けておいた肉と、漬けダレを加えて、色が付く程度に炒めます。
- 材料の半分が浸かる位の水を加え、30分程煮込んでいきます。
- ゆでたまごを加え、水分を飛ばすように煮立てます。
- 最後にお酢を加え、ひと煮立ちすれば完成です。
アドボといえば豚バラブロックが主流ですが、こちらのアドボは、骨付きリブを使用した人気のレシピです。ゆでたまごを追加することでボリューム感も出るので、しっかりと食べることができます。最後に酢を加えるのが、本格的な仕上げ方となります。
鶏ももとナスのアドボ
なすのアドボ pic.twitter.com/wkbO43NKOi
— Jake (@jakegam) September 28, 2013
鶏もも肉とナスを使用したアドボです。こちらのアドボはトマトで酸味を加えているので、食欲増進作用のあるレシピとなります。ナスに火を入れすぎないように仕上げるのがポイントとなります。
鶏手羽元のさっぱりアドボ
【材料】
- 鶏の手羽元 6本
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク 3片
- ローリエ 1枚
- 胡椒の実 適量
- ゆでたまご 2個
- A酢 70cc
- A酒 大さじ2
- A醤油 70cc
- Aみりん 大さじ2
- A水 2カップ
- Aキビ砂糖 大さじ1/2
【手順】
- あらかじめ手羽元にフォークで穴を空けておきます。
- 鍋に調味料Aを全て入れて良く混ぜます。
- 鍋に手羽元を入れ、30分程度漬け込んでおきます。
- 鍋を熱し、スライスした玉ねぎ、潰したニンニク、ローリエ、胡椒の実を入れます。
- ある程度煮立ったら、ゆでたまごを加え、30~40分程度煮込めば完成となります。
こちらのアドボはスパイスとして胡椒の実を使用しています。コショウの辛味が苦手な方は入れる量を調整しましょう。本格的なアドボの味付けを求めるのであれば、少しスパイスを強めに効かせるとよいでしょう。キビ砂糖が無ければ、普通の砂糖やはちみつなどでも代用可能です。
鶏手羽元の本格アドボ
【材料】4名分
- 鶏手羽元 1kg
- 皮付きニンニク 7片
- 粒胡椒 小さじ1
- ローリエ 4枚
- 醤油 1/2カップ
- 酢 1/4カップ
- コリアンダー 適量
- 砂糖 適量
- オイスターソース 小さじ1※お好みで
【手順】
- 鍋に鶏肉を敷き、ニンニク、粒コショウ、醤油、酢を入れ、馴染ませます。
- ローリエを加え、お好みでコリアンダーを入れ、30分程寝かせます。
- 鍋を火にかけ、蓋をして中火程度で煮ていきます。
- 鶏肉が火が通ったら、鶏肉やニンニクを取り出し、たれも器に入れておきます。
- 再度、鍋に軽く油をひき、手羽元を揚げていきます。
- 再び、鶏肉を取り出し、残った油でニンニクを揚げて、香りを出します。
- たれを戻し、お好みで砂糖、オイスターソースで味を整えます。
- 鶏肉を戻し、水分を飛ばすように煮詰めたら完成となります。
一度、油で揚げる事で皮がクリスピーに仕上がります。コリアンダーや、オイスターソースはお好みで調整しましょう。アドボはシンプルな作り方が主流ですが、ひと手間かける事で食感や味わいが大きく変わります。こちらも試してみてください。
イカのアドボ
海のそばのレストランでイカのアドボ🦑予想外にイカスミで真っ黒。でも深い味わいで美味! pic.twitter.com/doR5gH01rK
— パラワンの海から 𓆛 KEI (@palawan_japan) November 24, 2018
イカのアドボに使用するイカは、冷凍やカット済みでも問題ありませんが、できればまるごと使用しましょう。肝や墨を使用することで、より味わい深い一品となります。イカの墨袋は破れやすいので、下処理をする際には注意してください。
鶏レバーのアドボ
【材料】
- 鶏のレバー
- 赤玉ねぎ 1/2個
- 青唐辛子 5本
- ニンニク 3片
- 胡椒 適量
- オイスターソース 大さじ4
- 醤油 50cc
- 油 適量(多め)
【手順】
- 赤玉ねぎを薄切り、ニンニクをみじん切り、青唐辛子は両端を切っておきます。
- 鍋に多めの油を入れ、火にかけます。温度が上がったら赤玉ねぎ、ニンニクを加えます。
- 鶏レバーを入れて揚げ焼きしていきます。
- 胡椒を加えた後、青唐辛子を入れて、醤油で味を入れていきます。
- 蓋をして10~15程度中火で煮ていきます。
- ある程度水分が減ったタイミングでオイスターソースを加えて、さらに煮立てます。
- 全体的にとろみがついたら鶏レバーのアドボの完成となります。
鶏のレバーを使用したアドボのレシピです。レバーは生の部分が無いように、しっかりと揚げ焼きをするのがポイントです。また、アドボに使用する青唐辛子は大ぶりの物を使用すると良いでしょう。フィリピンの青唐辛子は辛味が少ないため、アドボだけではなく、様々な料理に入れる文化があります。
圧力鍋で簡単調理アドボ
今日どっちも晩飯作る時間無いと思って惣菜買って帰ってきてんけど、思ったより時間できたから明日の晩飯仕込んでる。#料理 #アドボ #圧力鍋 #instagram https://t.co/gazNxG6FLF pic.twitter.com/MSzu3xuHnG
— かなで (@kanadeelec) January 9, 2019
アドボは圧力鍋を使用することで、手早く料理することも可能です。こちらのレシピでは紹興酒なども使用していますが、食用酒などでも代用可能なレシピとなっています。アドボは酢が重要な料理ですので、酢の量を調整して、好みの味付けにすると良いでしょう。
アドボのレシピまとめ
アドボ作ったーー!
— りさ松 (@yuming1954) March 29, 2020
タンドリーチキンは明後日まで漬け込むから今日の夜ご飯はこれです😋 pic.twitter.com/4QyEYYZjuM
アドボは豚肉を使ったシンプルな作り方だけではなく、食材や調味料次第で本格的なアレンジも簡単にできる人気のフィリピン料理です。あっさりとした味付けのため、追加の一品としても活用できます。また、ご飯にもよく合う味付けにすれば、メインのおかずになる万能料理です。ぜひ試してみてください。