豚タンの人気レシピ！煮込み・シチュー・塩焼き・茹で等！下処理も紹介

豚タンは豚の舌部分で、牛タンと同じく美味しい部位です。牛タンは焼肉屋さんのメニューでよく見かけますが、豚タンは食べたことがない人も多いかもしれません。しかし、豚タンは脂肪分が少なく、さっぱりとしつつも肉本来の旨味を感じられ、牛タンに引けを取らないくらいの美味しさです。

それは、一度食べると病みつきになるという人もいるほどです。最近では、スーパーでも見かけるようになった豚タンですが、煮込みなどの人気レシピなども紹介しますので、参考にしてみてください。
 

豚タンはそれほどメジャーな部位ではありません。どんなお肉なのか、牛タンとの比較や、その栄養素などについて調べてみます。また、美味しく食べるための下処理や焼き方についても紹介します。

豚タンは牛タンと比べると、脂肪分が少ないのでさっぱりしており、肉質が柔らかいという点です。そのおかげで、厚切りでも食べることもできます。一方、牛タンは脂肪分が多く肉質も硬いため、焼肉にするときは薄切りにします。シチューなどの煮込み料理の場合は、とろとろになるまでしっかり煮込む必要があります。

値段を比較すると、豚タンは牛タンよりもかなり安く、その点でも使い勝手の良いお肉と言えるのです。

豚タン含まれる特筆すべき栄養素はビタミンB12とナイアシンの2つです。ビタミンB12は貧血を予防する効果があります。また、ナイアシンには二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを消費する作用があります。お酒が好きな方には、ぜひ豚タンを使ったレシピをおすすめします。

豚タンを美味しく食べたいなら、下処理をしっかりすることをおすすめします。まずは血抜きです。豚タンは血をあまり含まない部位ではありますが、臭みの原因になりますので、しっかり処理しましょう。血抜きの方法は豚タンを水にしばらく漬けて、ペーパーで拭くだけです。

それでも臭みが気になる場合は、大きい鍋にたっぷりの水を入れ、生姜、にんにく、ねぎなどとともに3時間程度じっくりと煮込みましょう。その後、豚タンの表面の皮は硬いので、包丁で削いでください。

 

豚タンを美味しく焼くには、フライパンの場合、油を敷いてからそのまま焼けばいいだけです。それでは硬さが気になる場合は、蓋をしてから蒸し焼きにしてください。

焼き網で焼く場合のポイントは焼き過ぎず、さっとひっくり返すことです。薄くスライスした豚タンはすぐに火が通りますので、焼き過ぎには気をつけましょう。タンにネギのみじん切りが乗っている場合には、タンで巻いてから網に乗せましょう。これでネギが落ちずに食べることができます。

【材料】

• 豚タンスライス
• にんにく
• レモン
• 万能ネギ
• 岩塩
• ハイミー
• 胡椒
• ごま油
• 七味唐辛子

1. 大きめのボウルに岩塩、ハイミー、胡椒、ごま油、すりおろしにんにく、レモンの絞り汁を入れます。
2. そこに豚タンスライスを入れ、よく揉み合わせます。
3. これにラップをかけ、冷蔵庫で1日寝かせましょう。
4. 万能ネギを輪切りにします。
5. フライパンを火にかけ、ごま油を敷きます。
6. そこへ3を入れてよく炒めてください。
7. 火が通ってきたら裏返して、また焼きます。
8. 皿に盛って、上から4を散らし、8分の１にカットしたレモンを添えれば出来上がりです。お好みで七味唐辛子をかけてお召し上がりください。

豚タンのネギ塩焼きにんにくとごま油の風味が食欲を誘う一品です。こちらのレシピのポイントは、豚タンの表面をこんがりと焼目をつけることです。カリッとした食感がさらに豚タンを美味しくしてくれます。

【材料】

• 豚タンスライス
• サラダ油
• 塩
• ブラックペッパー
• 味の素
• 日本酒
• ガーリックパウダー
• レモン
• ネギ

1. フライパンを温め、サラダ油を敷きます。
2. 豚タンスライスをそこに入れ、強火で炒めます。
3. 2に塩とブラックペッパー、味の素を振りかけながら焼き続けましょう。
4. 日本酒もかけて水気がとぶまで炒めます。
5. 最後にガーリックパウダーをかけてからお皿に盛りつけます。
6. 輪切りのネギを上に振りかけ、レモンのカットを添えれば出来上がりです。

シンプルな塩味のレシピです。豚タンのご飯のおかずとしても、お酒のおつまみにもおすすめの一品です。

【材料】

• 豚タンブロック
• サラダ油
• 塩
• ブラックペッパー
• 味の素
• 日本酒
• マヨネーズ
• スイートチリソース

1. 豚タンのブロックを縦長に薄切りにします。（切りにくい場合は冷凍してからカットしてください）
2. フライパンを温め、サラダ油を敷きます。
3. ここに1を入れて強火で炒めます。
4. 3に塩とブラックペッパー、味の素を振りかけながら焼き続けましょう。
5. 色が変わってきたら日本酒を振りかけ、マヨネーズとスイートチリソースで味付けします。
6. 味が馴染んだら出来上がりです。

マヨネーズのこってりさとスイートチリの甘辛さがあとを引くレシピです。ビールにもぴったりです。

【材料】

• 豚タンスライス
• 塩
• 胡椒
• 砂糖
• ピチット（脱水シート）
• スモークチップ
• ザラメ

1. 豚タンスライスに塩、胡椒、砂糖を振りかけ、よく揉み込みます。
2. 1をピチットで挟み、冷蔵庫に1時間ほど入れて乾燥させましょう。
3. 網に2を並べます。
4. 鉄製のプライパンにアルミホイルで作ったお皿を入れ、そこにスモークチップを入れ、上にザラメを振ります。
5. これを強火で加熱し、煙が出てきたら、アルミホイルで汁避けを作ってかけてましょう。
6. この上に3を乗せ、蓋をしてから強火で2分、弱火で8分くらい燻煙します。
7. その後、豚タンスライスを裏返し、さらに2分燻煙すれば出来上がりです。

香ばしくてビールにぴったりの燻製です。簡単にできますので、アウトドアなどでも楽しめる人気のレシピです。

こちらのレシピではルーを使用しない、本格的な豚タンの煮込みレシピです。赤ワインに一晩つけておくことで、お肉が柔らかくなるので、長時間煮込まなくても柔らかく仕上げることが可能です。野菜とともに肉を煮込んだあと、野菜をミキサーで粉砕するので、とろみのついたシチューになり美味しいです。

生クリームを最後にかけることでコクが出ますので、お好みでかけてみてください。赤ワインにぴったりの寒い日に食べたくなる人気の煮込みレシピです。

豚タンも使い方次第ではおしゃれな前菜になります。こちらのレシピはトマトと玉ねぎの入ったイタリア風の前菜で、シャキシャキの玉ねぎとコリコリの豚タンの食感が楽しい一品です。レモンの味付けが爽やかで、タバスコとブラックペッパーを入れることで、ピリ辛風味に仕上がります。

豚タンは塩茹ですることで臭みが消えます。しっかり冷やして食べるのが美味しさのポイントになります。イタリアンメニューの前菜の一品として作ってみてください。ワインにもぴったりのレシピです。

豚ハツは豚タンには共通点が多いです。食感がコリコリしており、高タンパクで低カロリー、ビタミンBをはじめ、体に良い栄養素がたくさん含まれています。

こちらは豚タンとその豚ハツの両方が入ったレシピになります。ニラや玉ねぎ、にんにくなどスタミナ食材の入った栄養満点のメニューで、ビールにぴったりのおかずです。豚タンと豚ハツのコリコリの食感とブラックペッパーがこのメニューのアクセントとなっていて美味しいレシピです。

豚タンは牛タンと比べても、まだあまり食べられていない部位のお肉です。しかし栄養価が高く、貧血や二日酔いの予防にもなります。また、コストパフォーマンスも良いので、ぜひ食べていただきたいです。シンプルなレシピやスタミナ系のもの、おしゃれな前菜レシピ、煮込み料理などを紹介しましたので、参考にしてみてください。