カレールーの保存方法と保存期間！余ったカレールーで作るレシピも

子供から大人まで大人気の食べ物、カレー。スーパーではさまざまなカレールーが販売されており、その種類の多さはどれを買おうか迷ってしまうほどです。お気に入りのルーを買い置きしている家庭も多いのではないでしょうか？

本記事ではカレールーの保存期間や保存方法について詳しく紹介します。余ったカレールーの保存の仕方にも触れているので「残りのカレールーを使ったアレンジレシピは？」「カレールーの残りの保存方法は？」などの疑問を持つ方は必見です。カレー好きの方もぜひチェックしてみてください。

まずはカレールーの保存方法と保存期間について紹介します。カレールーは開封前と開封後では保存方法が異なります。いつも同じ方法で保存しているという方は、ぜひこの機会に正しい方法を学びましょう。手作りのカレールーの保存に関してもあわせて解説します。

市販のカレールーは開封前であれば常温で保存します。賞味期限は1年以上と長く、メーカーによっては1年半保存できるものもあります。なぜカレールーが常温でも腐らないのかというと、殺菌加工したものを容器に密閉しているからです。

最近では半分使って残りを常温で保管できるように、カレールーを2分割して容器密閉している商品も多くあります。ただし直射日光があたる場所や高温の場所に置いておくと、油脂が溶けて変形することもあるので気をつけましょう。

開封後のカレールーは冷蔵庫で保存します。固形、フレーク問わず、残りのカレールーは容器に入れるかジッパー付き袋に入れてから冷蔵庫へ入れましょう。そのまま保存すると冷蔵庫の臭いが移ったりカレーの香りが他の食材へ移ったりすることがあるため注意が必要です。開封後のカレールーの保存期間は約3か月です。

カレールーは冷凍保存することも可能です。ただし保存期間は冷蔵保存と同じく3か月ほど。冷凍する場合はカレールーをラップで包んでジッパー付き袋に入れるか密閉容器に入れてから冷凍庫へ移します。なお大きな塊の状態で冷凍すると使い勝手が悪いので、あらかじめ割っておくか砕いておくことをおすすめします。

冷凍したカレールーは解凍せずにそのまま料理に使うことができます。どうしても解凍してから使いたい時は冷蔵庫で解凍するとよいでしょう。間違っても電子レンジでは解凍しないようにしてください。カレールーは水分量が少ないため、レンジで解凍すると焦げたり発火したりする恐れがあります。

手作りのカレールーは冷蔵庫で保存します。保存期間の目安は2～3週間ほど。意外と簡単に手作りできるうえ好みのスパイスでアレンジできるのも自家製ルーの魅力です。冷凍も可能なので気になる方はぜひ手作りしてみるとよいでしょう。

買い置きにも便利なカレールーですが、保存方法を誤ると美味しく食べることができなくなります。ここからは市販のルーが食べられなくなる目安を紹介します。

基本的に市販のカレールーは長期間の保存が可能です。それは製造過程で加熱殺菌しているからだけでなく、カレーのスパイス自体に殺菌作用があるからです。代表的なスパイスがターメリック（うこん）や生姜などです。カレーには他にも抗酸化作用や免疫力アップなど嬉しい効果がたくさん期待できます。

市販のルーは賞味期限を過ぎていても状態が悪くなければ食べることができます。メーカーごとに違いはありますが、賞味期限から1.1～1.2倍した期間内であれば食べても問題ないとされています。ただしカビが生えてしまったものは処分することをおすすめします。

冷蔵庫に入れたカレールーが白っぽくなることがありますが、これは油脂が固まっただけなので食べても問題はありません。またルーを常温に置いておくとターメリックなどのスパイスが溶けて油脂が黄色く浮き出ることがあります。この場合も問題なく食べられるので安心してください。

ちなみにこれはブルーミングと呼ばれる現象で、チョコレートの油脂が浮き出して白っぽくなるのと同じ原理によるものです。

ここからは中途半端に余ったルーを使うアレンジレシピを紹介します。残りのカレールーを最後まで美味しく食べられるアイデアが満載です。ぜひ参考にしてみてください。

• 合いびき肉70g
• ニンニク1片
• 玉ねぎ1/4個
• カレールー（フレークタイプ）大さじ2
• 水大さじ1
• じゃがいも3個
• ベビーチーズ適量
• 小麦粉適量
• 卵適量
• パン粉適量
• サラダ油適量

1. 玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにします。
2. フライパンにサラダ油を引き、ニンニクを香りが立つまで炒めます。
3. ひき肉を加えて色が変わったら玉ねぎを入れ、しんなりしてきたらルーと水を加えて全体をなじませます。
4. 水洗いしたじゃがいもをラップで包み、500Wの電子レンジで6分加熱します。温かいうちにキッチンペーパーでこすって皮をむき、なめらかになるまでつぶします。
5. 4で3とベビーチーズを包みます。小麦粉、卵、パン粉の順で衣をつけます。
6. 170℃に熱した揚げ油で5をキツネ色になるまで揚げたら完成です。

残りのルーで作るカレー味のコロッケです。ここではフレークタイプのルーを使っていますが、なければ固形のルーを刻んで使うとよいでしょう。じゃがいもの甘みが引き立つカレー味は、いつもと違うコロッケが食べたい時にもおすすめ。ぜひ熱々の揚げたてを頬張ってみてください。

• マカロニ200g
• お湯（茹で用）1000ml
• 塩（茹で用）小さじ2
• ソーセージ5本
• 玉ねぎ1/2個
• 水180ml（A）
• カレールー40g（A）
• ウスターソース大さじ1（A）
• ピザ用チーズ60g（B）
• チェダーチーズ4枚（B）
• 有塩バター20g
• 卵2個

1. チェダーチーズは6等分に切ります。玉ねぎは薄切りに、ソーセージは斜め薄切りにします。
2. お湯を沸騰させた鍋に塩を入れ、マカロニをパッケージの表記通りに茹でます。茹で上がったらザルに上げて水気を切っておきます。
3. 中火に熱したフライパンに有塩バターを溶かし、玉ねぎとソーセージを入れて炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら（A）を入れ、ルーが溶けてなじんだら火を止めます。
4. 耐熱皿に2を敷き詰めて3をかけます。（B）を順にのせてオーブントースターでチーズが溶けるまで5分焼き、いったん取り出します。
5. 真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れます。再度オーブントースターで卵が白っぽくなるまで3分ほど焼いたら完成です。

とろとろチーズがクセになる焼きカレーグラタンのレシピです。材料はシンプルですがカレーが全体を上手くまとめているので物足りなさは感じません。とろけるチーズにマカロニと卵を絡めながら焼き立てを味わいましょう。

• パスタ150g
• 水600cc
• ひき肉100g
• 玉ねぎ1/4個
• オリーブオイル大さじ1
• 塩こしょう少々
• 醤油小さじ1（A）
• ケチャップ小さじ1（A）
• カレールー1片（A）
• 粉チーズ大さじ1（A）

1. 玉ねぎをみじん切りにします。
2. フライパンにオリーブオイルを引き、ひき肉と玉ねぎを炒めて塩こしょうで下味をつけます。
3. フライパンに水を注いでパスタを半分に折り入れ、水分が8割ほど飛んだら（A）を加えます。水分がなくなったら完成です。

たまにはカレー味のスパイシーなパスタはいかがでしょうか？フライパン1つで作れるワンパンパスタは短時間で作れるのが魅力です。ひき肉の代わりにかたまり肉を使ったり、残り野菜を入れてボリュームアップさせたりしてもよいでしょう。

本記事はカレールーの保存方法や保存期間などを紹介しました。安くて使い勝手の良いカレールーは、アレンジレシピにも使える便利な食品です。賞味期限が1年以上と長いため、安い時に買いだめしておくのもおすすめ。

ただし開封前、開封後では保存方法が異なるため、正しい方法で保管するようにしましょう。ぜひ使いかけのルーを使ってさまざまなレシピにも挑戦してみてください。