2018年04月15日公開
2024年07月03日更新
ケンタッキーのビスケット再現レシピ!とっても簡単・サクサクの作り方
ケンタッキーのビスケットと言えば、サイドメニューの中でも人気のアイテムです。あつあつサクサクのビスケットをおうちで再現できるレシピを探ります。ここで紹介する簡単レシピをマスターすれば、いつでも好きな時にケンタッキーのお店と同じ味を楽しめます。
目次
ケンタッキーのビスケットのレシピをマスター
ケンタッキーに行ったら、ハンバーガーやフライドチキンの他に何を注文しますか?コールスローサラダと並んで、ケンタッキーならではのサイドメニューと言えば、やはりビスケットではないでしょうか。パン屋さんやスイーツのお店に行ってもなかなか見かけないビスケット、実は家で簡単に再現できるレシピがあるんです。ケンタッキーのお店で食べるビスケットのようにサクサクにする作り方のコツも一緒に紹介します。
ビスケットはスイーツ?ケンタッキーのビスケットの秘密
そもそも、なぜコールスローやポテト、コーンと並んで「ビスケット」がサイドメニューにあるのか知っていますか。ケンタッキーの公式ページではビスケットはデザートではなく、サイドメニューに分類されています。「ビスケット」と言えば一般的には、お菓子を想像しますが、このケンタッキーのビスケットはスイーツというより、どちらかというと食事の付け合わせです。その理由はアメリカ南部の食文化に由来します。
ケンタッキーフライドチキン発祥の地は、アメリカ南部のケンタッキー州です。南部ではパンの代わりに、この「ビスケット」をグレービー(肉汁)たっぷりの肉料理と一緒に食する習慣があり、「アメリカンビスケット」とも呼ばれます。見た目も食感もイギリスのスコーンと似ていますが、アメリカンビスケットに使われる砂糖はごく少量で、食事パンの位置づけです。
このアメリカン「ビスケット」を肉料理と一緒に食べる文化は近年北部にも広まり、現在ではニューヨークやシアトル等、アメリカの他の都市でも食べられるようになりました。塩気とスパイスの効いたケンタッキーのフライドチキンを食べながら、甘いハニーメープルが染み込んだビスケットを食べても違和感がないのはこのためかもしれません。では、次の章でさっそくレシピを見ていきましょう。
おうちでサクサクケンタッキーのビスケットを再現【基本レシピ】
ケンタッキーのビスケットの再現レシピは、驚くほど簡単です。コツさえ気をつければ、お店のような外がサクサクで中がふんわり柔らかいビスケットを作ることができます。まず最初に、薄力粉130g、強力粉120g、砂糖大さじ1、ベーキングパウダー大さじ1.5、塩一つまみをボウルに入れて、泡だて器でかき混ぜます。又は全てをビニール袋の中に入れて空気を入れてシャカシャカ振ってもよいでしょう。
再現レシピ:作り方のポイント1・材料を冷やす
混ざった粉類を冷蔵庫に入れて30分ほど冷やします。寒い冬場は省略しても構いませんが、夏場は生地がダレるのを防ぐために必ず冷やしてください。生地がダレるとふわふわ感がなくなり、どっしり目の詰まった仕上がりになってしまいます。バター・70gを1㎝角に切り、冷蔵庫で冷やします。粉類もバターも冷えたら、バターを粉類のボウルに入れて、スケッパーで細かくボロボロになるまでバターを切ります。
再現レシピ:作り方のポイント2・生地を練らない
良く冷やした牛乳140㏄をボウルに加え、スケッパーでサクサクと切りながら混ぜていきます。まだ粉っぽさが残り完全に混ざり切っていない状態で、今度は手で上から押すように、一つにまとめます。空気が入らないようにラップで生地をピッタリと包み、再度冷蔵庫で30分から1時間ほど寝かせます。
再現レシピ:作り方のポイント3・生地を伸ばして重ねる
寝かせた生地を綿棒で伸ばして三つ折りにします。さらに伸ばして、三つ折りにします。これを4回繰り返します。最後の生地の伸ばしで1.5から2㎝ぐらいの厚さに伸ばします。ドーナツ型や、丸いコップなどで型抜きをします。そのまま正方形に包丁で切ると、ケンタッキーのビスケットとは形状が違いますが、無駄なく生地も使え早くて簡単です。
型抜きした生地にハケやフォークで牛乳を塗ります。クッキングシートを敷いた天板、またはバターを薄く塗り、薄力粉をうっすら振るった天板に生地を並べます。200℃のオーブンで、13-17分程焼いて出来上がりです。生焼けで焦げそうな場合には、アルミホイルをかぶせて焼いて下さい。作り方のコツは材料を冷やして生地ダレを防ぎ、生地は決して練らずにまとめること、そして何層にも重ねて伸ばす作業を繰り返すことです。
おうちでサクサクケンタッキーのビスケットを再現【ホットケーキミックスのレシピ】
より簡単なケンタッキーのビスケット再現レシピが、ホットケーキミックスを使った作り方です。フードプロセッサーを使った場合の手順も合わせて紹介します。ホットケーキミックス150g、強力粉100gを混ぜて、冷蔵庫で冷やします。1㎝角に切り、冷やしたバター70gと粉類をフードプロセッサーに入れて、ボロボロになるまで混ぜます。フードプロセッサーやスケッパーの代わりに指でバターをすりつぶしても構いません。
家に有り余ってるホットケーキミックスでスコーン?ビスケット?みたいなの作ってみました〜🍴💓
— 恋鞠🍎 (@komarindes328) August 29, 2019
味的にはケンタッキーのビスケットみたいで美味しかったです(*´ч ` *) pic.twitter.com/oDraxqLh00
冷やした牛乳70㏄とヨーグルト60㏄をよく混ぜ合わせ、フードプロセッサーに加えて、粉っぽさが少し残る程度で混ぜるのを止めます。ヨーグルトを加えるとしっとりとした仕上がりになります。生地を取り出し、手で一つにまとめて、ラップで包んで冷蔵庫で30分から1時間冷やします。冷やした生地を伸ばして折りたたんでを4、5回繰り返したら、型抜きをして、牛乳を塗り、200℃に予熱したオーブンで13分ー17分焼きます。
ホットケーキミックスを使う作り方もそうでない場合も、もし生地がベタベタして扱いにくい場合には、手や作業台に薄力粉を振ってください。バターの油分が解けてベタベタすることもあるので、その場合は冷蔵庫に入れて少し生地を寝かせてみてください。特に夏場は気温が高くて生地がダレやすいので、必要な材料、道具はあらかじめ揃えておき、作業を素早く行いましょう。このコツは他のスイーツにも使えるテクニックです。
おうちでサクサクケンタッキーのビスケットを再現【冷凍方法】
食べきれないビスケットは冷凍しておけば、簡単にあたため直して食べることができます。焼きあがったビスケットを一つづつ、空気が入らないようにラップで包みます。ジップロックに入れて冷凍します。食べるときは、ラップに包んだまま自然解凍して、トースターで温め直すだけです。より本格的にケンタッキーのお店の食感に近づけたい場合は、次のひと手間を試してみてください。
ビスケットよりも、一回り小さいお皿(醤油皿やココットなど)に少し水を張り、解凍したビスケットを載せます(ビスケットは水に浸らないようにして下さい。)電子レンジで30秒ほど温めたら、ビスケットをトースターに移し、1-2分温めれば、中はふんわり、外はカリカリのケンタッキーのビスケットが出来上がりです。夜に冷蔵庫に移して解凍していおけば、翌日の朝ご飯にすぐに準備できて便利ですね。
ケンタッキーのビスケットに必須!ハニーメープルのレシピ
ケンタッキービスケットファンの中には、お店のハニーメープルのを愛して止まないファンも多く、一部店舗ではハニーメープルだけをボトルで販売しており、人気の商品です。そんなハニーメープルファンのために、簡単にお家で再現できるケンタッキーのハニーメープルの作り方を紹介します。
ケンタッキーのハニーメープルを店頭に並んどる分全部買い占める暴挙 pic.twitter.com/cAOmTFS4Ng
— カンテラ@シロタエ団長 (@pinasuke11825) March 16, 2018
メープルシロップ大さじ3、お湯大さじ2、はちみつ大さじ1.5、パルスイート大さじ1をすべて混ぜるだけです。砂糖を入れると固まってしまうため、人工甘味料のパルスイートを使います。とろみはお湯の量で調整し、甘さはパルスイートで調整してください。色を濃くしたい場合は黒蜜を適宜加えてみてください。この自家製ハニーメープルがあれば、お家でもケンタッキー気分が十分に味わえます。
ケンタッキーのビスケットを食事と一緒に食べるレシピ
スイーツとして食べるレシピ
\今日はスイーツの日♡/
— ケンタッキーフライドチキン (@KFC_jp) March 12, 2016
ケンタッキーのスイーツと言えばビスケット!ですよね♪
アイスやチョコレートで豪華にしてもおいしいですよ~(*´﹃`*)休日のお供にぜひ♡
➡https://t.co/13UawG6S0T pic.twitter.com/0QwzuzegoS
ケンタッキーのビスケットをお家で再現出来たら、スイーツとして色々な食べ方に挑戦してみてはどうでしょうか。ビスケットは甘い生クリームや甘酸っぱいイチゴとも相性がよく、甘さ控えめの生地なのであっさりと食べられてしまいます。ブルーベリーやバナナ、アイスクリームやチョコレートソース等お好きなものと一緒にトッピングして、いつもとは一味変わったスイーツを楽しんでみてください。
新たな発見!食事パンとしてのビスケット
スイーツとしてのビスケットに飽きてしまったら、今度はお食事パンとしてのビスケットレシピを試してみましょう。ケンタッキーのフライドチキン(骨なし)と家にあるレタスやトマトを一緒に挟めば、ビスケットサンドが出来上がりです。タンドリーチキン等スパイスの効いたお肉との相性もいいでしょう。デリの総菜やスープのお供としても、大活躍するビスケットです。
ケンタッキーのビスケットレシピのまとめ
ケンタッキーのビスケットの再現レシピはいかがでしたか。作り方のコツは、生地を冷やす、練らない、何層にも重ねて伸ばすことです。このコツを抑えれば、ケンタッキーのお店のビスケットのように、厚みのある焼き上がりになり、中がふわふわで外がサクサク!の食感を再現できます。ちょっと甘さ控えめのスイーツとして、ケンタッキーフライドチキンのお供として、ビスケットを作ってみてください。