いくらの偽物と本物の見分け方!作り方や成分は?回転寿司のいくらは本物?

いくらの偽物と本物の見分け方について解説しました。人造いくらの作り方や成分について説明しています。回転寿司のいくらが本物か人工かどうかも紹介しています。回転寿司で天然のいくらか偽物のいくらかを調べたい時の参考にしてみてください。

いくらの偽物と本物の見分け方!作り方や成分は?回転寿司のいくらは本物?のイメージ

目次

  1. 1いくらに本物(天然)と偽物がある!?
  2. 2いくらの偽物の見分け方
  3. 3いくらの偽物の成分と作り方
  4. 4回転寿司のいくらは偽物か本物か?
  5. 5いくらの本物と偽物のまとめ

いくらに本物(天然)と偽物がある!?

いくらといえば高級食材の定番ですが、安い値段で家庭に出回るようになったのは、偽物の存在があったからです。いくらの偽物はどのようなものなのか説明していきます。

偽物は化学工業が開発した人工いくら

お皿に盛られたいくら

いくらの偽物というのは化学工業が開発したものです。セラミックやフィルム電子素材等の製品を開発している「日本カーバイド工業」が生みの親です。

人工いくらは医療用のカプセルを開発中に偶然発見されたのが始まりです。現在ではさらに技術が進んでおり、ヨーロッパの調理方法で製造されています。

日本の技術を基盤となり、最近では海外の技術も駆使して製造しています。偽物だとしても、元々は日本が生み出したものですし。安心して食べることができます。

人工いくらは現在も流通している

人工いくらは、現在も市場や家庭に出回わっています。例えば、業務用のスーパーネットショッピング等では人工いくらを見つけることができます。

人工というだけで悪いイメージが先行してしまいます。ましてや、新鮮さが売りでもある魚卵類に関しては、なるべく天然のものを食べたいと思う人は大多数を占めています。

人工いくらは、以前は割と見かけることも多かったですが、最近ではネガティブイメージによって見かけることが少なくなっています。しかも、海外からの輸入量も増えてるため、従来よりも天然のものが安く手に入りやすいです。

人工いくらを食べた人の口コミ

いくらが天然だろうと偽物だろうと、気になるのはその味です。実際に味覚は人それぞれですから、偽物でも「本物だ!」と感じる方もいます。人工いくらの口コミを見てみると、「本物みたいにうまい!」「普通のいくらみたいに美味しい」という声も多いです。「人工=まずい」という概念に捕らわれる必要はありません。

人工いくらを製造する技術が発達し、いつでも新鮮な状態を保つことができています。安い値段で高級食材を食べることができるので、経済的にも安心でポジティブな口コミも増えています。現在では、加工食品がスーパーや食卓に出るのが当たり前になっています。偽物の方が親しみを持って美味しいと感じる方もいます。最終的には好みの問題です。

いくらの偽物の見分け方

いくらをすくう

いくらが本物か偽物かを、見極める方法があります。しかも、比較的簡単な方法で判明させることができます。「今食べてるのは天然?」と気になった方は一度試してみてください。

いくらを水やお湯につける

手元にあるいくらを水やお湯に浸けます。白く濁れば、そのいくらは本物です。白くなる原因はタンパク質によるもので、天然だからこそタンパク質が水やお湯を濁される要因となっています。

ちなみに、回転寿司のいくらが偽物かどうかを調べたいなら、お茶を注ぐお湯で試すことができます。ただし、店員さんに本物か確認しているのを、見られる可能性もあることを覚えておきましょう。

いくらの偽物はお皿に落とすと跳ねる?

「いくらの偽物はお皿に落とすと跳ねる」という噂があります。実際に跳ねるのを想像すると、びっくりする方もいるのではないでしょうか。跳ねる原因として考えられるのが、皮の部分が硬くなっているということです。

人工的に作られているいくらの皮の部分は、ゼラチンや油によって、天然のものよりも硬くなっています。そのため、お皿からいくらがポロンと落ちた時に跳ねることもあります。天然でもお箸を入れただけでプチッと弾けることもあるので、跳ねるのを想像しにくいのが現状です。

いくらを転がしてみる

スプーンに乗ったいくら

天然のいくらの中には胚のような丸い点があります。膜にその丸い点がくっついているので、転がしてもあまり動かないのが特徴です。偽物のいくらは、丸い点を油で作っています。アルギン酸の中に油を注入することで目玉を再現しています。

違う重さのものが同じ空間で浮いているので、軽いものは浮き上がり、重たいものは沈んでしまいます。偽物を実際に転がすと、丸い点の部分が徐々に上がっていきます。見た目だけでは、わかりにくいですが、実際に転がしてみて天然か偽物かチェックしてみましょう。

1粒お箸でつまんで回してみて、
中の目胚が、表皮と一体となって動くのが天然。
常に上に向いたまま移動するのが人工です。
人工のはアルギン酸のなかにオイルを注入しており、
比重が違うものが浮いているので、軽ければ浮き上がるし、
重ければ沈んだままだからです。

いくらの偽物の成分と作り方

人造いくらの成分

人造いくらは、「アルギン酸ナトリウム」という海藻から抽出した成分を使用しています。天然物から抽出されたアルギン酸ナトリウムは、残留農薬等の影響がない物質です。人造とはいえ、安全に食べることができます。

他にも、ゲル化させる成分となる「カラギーナン」や鮮やかな赤色となる着色料の塩化カルシウムが含まれています。さらに、丸い点を表現するために、サラダ油やサーモンオイル等の油分も必要不可欠な成分です。

人造いくらの作り方

人造いくらは自宅でも簡単に作ることができます。主な材料となるのが「アルギン酸ナトリウム」「塩化カルシウム」です。某大手ホームセンターにも簡単に作れる実験キットが売っています。作る手順は、アルギン酸ナトリウムとアルギン酸を調製して、アルギン酸ナトリウム水溶液に塩化カルシウム水溶液を滴下するというシンプルな方法です。

実際に販売されている人造いくらには、旨味成分や目玉のように見える赤い点を表現する為に、油分を入れます。自宅で簡単に作るのではあれば、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムだけで、作ることができます。

アルギン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液と植物油脂なんかを使うといわゆる人工イクラがつくれます。

回転寿司のいくらは偽物か本物か?

回転寿司は安価で美味しいいくらを食べることができます。手軽だからこそ、偽物か本物かが気になる消費者も多いです。回転寿司ではどちらが使用されているのか説明します。

いくらの回転寿司は偽物?

いくらを手軽に食べられる場所として親しまれている回転寿司は、家族や友達と食べたり、一人でも気軽に入りやすいので、大人気です。いくらが比較的安い値段で食べられることもあり、「もしかして偽物?」と思う方もいるでしょう。スーパーで買う時のように原産地を確認できないので、偽物と思ってしまう消費者も多いです。

実は、回転寿司では天然のいくらを取り扱っている店が大半を占めています。安くて天然ですので、コスパの良さにも定評があります。〇〇産とメニューに表示していたり、目玉商品として掲げることもあり、天然にこだわっているお店が増えています。

回転寿司のいくらの値段が安い理由

いくらは回転寿司で100~300円程です。高級食材が、なぜ安い値段で食べることができるのでしょうか?その理由は、大量受注をしていることです。回転寿司では数多くのお客様が来ますし、消費する量も計り知れません。大量に仕入れることで、より多くのいくらを取り出すことができて、商品として活用することで利益も見込めるのです。

高価なものですが、大量に消費する場所があれば、大量に受注することができます。これから回転寿司でいくらを食べる際には、天然の旨味を存分に感じてみましょう。

値段が安くなる理由として、大量受注している点が大きいです。

イクラは鮭の卵で、1匹の中には大量に入っていることがあります。

成熟具合で硬さなども変わってきますが、ある程度成長した鮭からイクラを取り出していくと、大量に出てくることもあります。

いくらの本物と偽物のまとめ

白いご飯にいくらを盛る

いくらの偽物と本物の見分け方、人造いくらの作り方や成分、そして、回転寿司のいくらは本物かどうかについて説明しました。本物か偽物かを確認する方法は、水やお湯につけて白い濁りを見たり、実際にいくらを落として跳ねるかどうかチェックできます。

また、安い値段で食べられる回転寿司では、天然のいくらを使っていることがほとんどです。偽物と思われがちですが、回転寿司のような身近な場所で、天然の美味しさを味わえることを覚えておきましょう。

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