2019年11月05日公開
2024年10月02日更新
コーヒーフィルターの代用品!ない時でも身近なものが代わりに使える!
コーヒーフィルターがない時は、茶こしやキッチンペーパーなどの身近な生活用品で代用できます。また代わりがない時は、金属フィルターなどが一つあればコーヒーを淹れられます。本記事では手軽に代用できるコーヒーフィルターを紹介しましょう。
コーヒーフィルターの代用品を紹介
美味しいコーヒーを飲みたいと思った時、考え付くのはドリッパーにコーヒーフィルターをセットし挽いた豆にゆっくりとお湯を注ぐという光景でしょう。こだわりのある人は自宅に専用の器具を用意しているかもしれません。来客があった時などは大変便利です。
しかし急にコーヒーが飲みたいと思った時、コーヒーフィルターがないと飲めません。正確に言うとコーヒーフィルターの代用品で飲まなければいけません。本記事ではコーヒーフィルターの代用品を沢山紹介します。代用品の方が自分の好きな味わいのコーヒーだと絶賛している人もいるので、コーヒー好きの方はぜひ挑戦してください。
コーヒーフィルターの代用品一覧
まずは代表的なコーヒーフィルターの代わりを紹介します。基本的にコーヒーフィルターとは紙製のペーパーフィルターで、家庭で最も使われているフィルターです。ペーパーフィルターでも濾紙を使うことが多く、コーヒー豆の油分をしっかり濾過してくれます。
本記事で紹介する代用品の他にもアイデア次第でまだまだありそうですが、口コミなどでも紹介されている4種類の代用品を動画を交えてまとめてみました。この4種類の代用品の使い方を覚えておけば、コーヒーフィルターがないと焦ることはなくなるでしょう。
コーヒーフィルターの代用①ティッシュ
コーヒーフィルターに近いものと言えば家庭で必ず常備してあるティッシュです。できれば固めのティッシュを代用に使うのが良いですが、薄くて柔らかいティッシュなら3、4枚重ねて使うと代用品になります。使い方はティッシュを三角形に折り、ナプキンをたたむように台形を作ります。最後に三角点の頂点を下に折り曲げれば完成です。
コーヒーフィルターの代用②キッチンペーパー
代わりにするならティッシュよりキッチンペーパーの方がしっかりとして使いやすいかもしれません。これもティッシュと同じように折ればコーヒーフィルターと変わりません。キッチンペーパーは油こしとして料理をするときよく使われるので、すっきりとしたコーヒーの味を楽しみたい人はコーヒー豆の油分を取り除いてくれるキッチンペーパーを代用するのがおすすめです。
コーヒーフィルターの代用③お茶パック
料理に使う出汁や麦茶、紅茶などにも使えるお茶パックはコーヒーフィルターの代用として使えます。ドリッパーにお茶パックをセットして使うのも良いですが、夏の暑いときは水出しコーヒーとして水筒にお茶パックでコーヒーを淹れておけば、簡単に美味しいアイスコーヒーを飲むことができます。
コーヒーフィルターの代用④茶こし
茶こしはコーヒーフィルターの代わりに使うというよりは、敢えて茶こしでコーヒーを淹れる人がいるくらい味わい深いコーヒーを飲むことができます。茶こしは細かい網目状になっているためコーヒーフィルターより粗く、インドやアフリカのコーヒーの様に粉も落ちます。その風味がコーヒー通には人気でわざと粗めにコーヒー豆を挽いて楽しむ人もいます。
茶こしを使用する時のコーヒー豆の分量
コーヒーフィルターを切らして仕方なく茶こしで淹れてみたのですが、なんだか違う飲み物みたいな味がします。(これはこれで悪くない。)
— ツルコケモモ (@spcd65b9) May 19, 2019
茶こしを代用して入れる時のコーヒー豆の分量はコーヒーフィルターと変わりません。しかし、コーヒーの油分も微粉もダイレクトに落ちるので、かなりずっしりとした強い風味のコーヒーが出来上がります。コーヒー豆の分量を少なくしてしまうとコーヒー本来の風味がなくなってしまうので、強い風味が苦手な人はおすすめできません。
茶こしを使用する時のコーヒーの入れ方
コーヒーフィルターのように茶こしに入れたコーヒー豆にお湯を直接注いでも良いですが、蒸らしがありません。コーヒーの香りを楽しみたい人は、コーヒー豆を茶こしに入れる前に違う容器にコーヒー豆と少量のお湯を入れて蒸らす方法があります。それを茶こしにゆっくり注ぎ通常通りお湯を注げば美味しいコーヒーが出来上がります。
コーヒーフィルターを使わない方法
次にコーヒーフィルターを使わずにコーヒーを入れる方法を紹介します。上記で紹介した代用品だと1回使ったら処分しなくてはいけません。これから紹介する方法は、何度でも使えるコーヒーフィルターの代用品になります。ひとつでも家に常備していたら、いざという時に大変便利です。
また、違ったコーヒーの風味も味わう事が出来るので、コーヒーフィルターの代わりというよりはコーヒーを楽しむための道具として家に常備している人もいます。コーヒーを楽しもうと考えている人はぜひ参考にしてください。
金属フィルター
金属フィルターは茶こしと少し似ていて濾紙のようにコーヒー豆の油分を吸い取ってくれるものがないので、コーヒー本来の酸味や風味がダイレクトに味わうことのできる商品です。またスタイリッシュな円錐型のフォルムはデザイン性にも優れていてインテリアとしても大人気です。
ステンレスなどの金属製のフィルターはコーヒーの色がつきやすいので洗う時は面倒ですが、何回でも使う事が出来るのでエコ的な要素があり最近は需要が増え続けています。
不織布フィルター
今日の珈琲豆はグァテマラ。#coffee
— ナチュリブ naturliv (@naturliv) November 1, 2014
新鮮な豆がふわっと膨らんできました。
不織布のフィルターで今日もたっぷり三杯分の珈琲をいれています♡http://t.co/OEzBga9tIr pic.twitter.com/Sics2LqUfC
ポリプロピレン不織布フィルターは無印良品からくりかえし使えるコーヒーフィルターとして、ミルカフェはデンマーク生まれの不織布フィルターとして売られています。ミルカフェに関しては繰り返し1000回使えるとうたっており、最近注目のコーヒーフィルターです。
洗うのも簡単でコーヒー豆を捨てた後、水洗いをして乾かすだけです。携帯用としてもキャンプなどのアウトドアにはもってこいです。普通のコーヒーフィルターより落ちる速度が遅いので、ゆっくりお湯を注ぐのがポイントです。
有田焼ニューセラミックフィルター
今日届いたコーヒー用品
— はにわぁ (@haniwano828) January 27, 2019
コーヒーフィルター:東洋セラミックス 有田焼 ニューセラミックフィルター
ドリッパー:三洋産業 THREE FOR
コーヒーメジャースプーン:TSUBAME & Kalita ステンレスブラストL
sarasa design スプーンS&ミニスプーンスクエア
そんじゃあコーヒー☕淹れますかぁ! pic.twitter.com/y944xzOl9o
少し商品の値段が高額になりますが、有田焼のセラミックフィルターは使うとコーヒーの味がまろやかになると評判です。メーカーの紹介文によるとコーヒーの粉だけではなく水に含まれている不純物やカルキ臭まで吸い取ってくれるというので、一度は試してみたいコーヒーフィルターです。
ドリッパーも使わずに直接マグカップに置けるのも便利です。後処理もそれほど面倒ではなく、ある程度のコーヒーを捨てたら水で洗い流すだけです。
陶器製ドリッパー
大和郡山の山本陶器店さんで買った陶器製ドリッパー。鮮やかな色が好みなのと1つ穴でも3つ穴でもない2つ穴なのが決め手。少し経年劣化した具合が逆にいい味(^O^)サントス、メキシコ、ジャマイカの次ロブスター?海老?いやいや珈琲の産地っす。 pic.twitter.com/sqy6I7XXs6
— なべしま (@nbsmnoshg) July 3, 2015
最近ではプラスチックのドリッパーが多く出回っていますが、陶器のドリッパーも見た目がおしゃれで少し高級感を出してくれます。プラスチックと陶器のドリッパーの違いはあまりないですが、ポイントはドリッパーに空いている穴の数や形でコーヒーの風味が左右されるでしょう。
また、プラスチック製より劣化速度は遅く、保温性も高いのであえてアンティークの陶器ドリッパーを使う人もいます。高価で落とすと割れてしまいますが、コレクションのひとつにしたくなる雰囲気であることは確かです。
コーヒーフィルターの代用品を使う時の注意点
コーヒーフィルターの代わりになるものは沢山ありますが、それぞれ注意点があります。ティッシュやキッチンペーパーは同じ紙製ですが破けやすいため、お湯を注ぐときはコーヒー豆の部分だけに注ぐことが必要になります。
茶こしや金属フィルターを代用する場合長く使っているとコーヒーの色がついてしまうため、使う回数に応じてきちんと洗わなければいけません。時には重曹などを使ってごしごしこする必要があります。
有田焼セラミックフィルターはコーヒー豆が目詰まりする可能性が高いので、詰まった時は直火で焼いて取り除くことが必要です。陶器ドリッパーも乱雑に扱うと落として割ってしまうことがあります。このように自分が使いやすいコーヒーフィルターの代用品が見つかったとしてもそれぞれ取り扱いには注意しなければいけません。
コーヒーフィルター代用のまとめ
コーヒーはリラックスするため、眠気を抑えるため、純粋に風味を楽しむためと様々なシーンで飲むことが多いです。最近はコーヒーフィルターの代わりというだけではなく、自分の好みのコーヒーを飲むためにフィルターの種類を代えて飲む人も多くなりました。
今回は紹介できませんでしたが、リネンのハンカチなどを使ってコーヒーフィルターの代用としているお店もありました。この方法もコーヒーフィルターとは違った味わいを出す事が出来るので、自宅でその方法を実践している人も沢山います。
これらを考えるとコーヒーフィルターの代用として使っているのではなく、自分の好きなコーヒーをいれるためコーヒーフィルターの代用を使っているといっても過言ではありません。全部の方法を試すのは難しいかもしれませんが、この記事を読んだらぜひ自分好みの代用品を見つけ美味しいコーヒーを楽しんでください!