ポンカンの食べ方とは?皮は食べられる?うまいポンカンの見分け方と加工レシピも

ポンカンは食べ方次第で味わいが変わってくる果物です。加工するのが一般的ですが、皮の部分にも栄養があるのでそのまま食べても美味しいです。本記事ではポンカンの食べ方や見分け方から正しい切り方などについて紹介しているので、是非ご覧になってください。

ポンカンの食べ方とは?皮は食べられる?うまいポンカンの見分け方と加工レシピものイメージ

目次

  1. 1ポンカンの美味しい食べ方が知りたい
  2. 2ポンカンの美味しい食べ方
  3. 3美味しいポンカンの見分け方
  4. 4ぽんかんの加工レシピ
  5. 5ポンカンの食べ方はみかんのように簡単!

ポンカンの美味しい食べ方が知りたい

インドが原産と言われているポンカンは、独特の香りと甘味の強いみかんの仲間としても知られています。日本では愛媛県や鹿児島県など暖かい地方で作られることが多く、特に1月下旬~2月頃が食べ頃です。

たくさんの人に親しまれているポンカンには、実にさまざまな美味しい食べ方があります。ジャムやゼリーなどに加工するのが一般的ですが、そのまま食べても美味しい果物です。本記事ではおすすめの食べ方や美味しいポンカンの見分け方などについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ポンカンの品種と旬の時期

ポンカンの品種を大きく分けると、高しょう系と低しょう系の2種類になります。高しょう系は果実が腰高で角ばっているという特徴があり、主に鹿児島県や愛媛県などで栽培されているのが一般的です。一方で低しょう系はひらべったい形をしており、主に静岡県や高知県で栽培されています。

ポンカンは11月から12月頃に収穫されますが、食べ頃と言われている1月下旬から2月にかけて出荷されることが多いです。貯蔵庫で1ヶ月以上熟成させるので、他の柑橘類に比べて甘味が非常に強いという魅力があります。

デコポンとは違う?

ポンカンはデコポンと間違えられることもありますが、両者の間には見た目などに大きな違いがあります。主に熊本県で生産されているデコポンは頭部のでっぱりが特徴的ですが、ポンカンの場合は果梗部分にデコが現れやすいと言われています。

また切り方によっても違いがでてきます。ポンカンの果実はとても柔らかいので包丁を入れてもなめらかに切ることができますが、デコポンの果実は少し硬めの外皮で覆われているのでナイフで切れ目を入れてから手で剥いた方が食べやすいです。

ポンカンの美味しい食べ方

糖度が高く酸味のバランスも良いポンカンですが、皮の部分にも栄養がぎっしり詰まっており、そのまま食べる人も少なくありません。加工して食べても十分美味しいですが、薄皮が非常に柔らかいので食べやすい大きさに切って袋のまま食べるのもおすすめです。

ポンカンは子供からお年寄りまで幅広い年齢層に愛されている果物ですが、正しい切り方や皮の剥き方などは意外と知られていません。指先などを使うとポンカンが潰れて果汁がつくこともあるので、切り方や剥き方をしっかり覚えておきましょう。

皮の剥き方

ポンカンの皮を剥く時は、ヘタの付いていない部分に指を入れて剥くのがおすすめです。見た目が少しゴツゴツしているので剥きにくく感じることもありますが、へこんでいるところは非常に柔らかいのでみかんと同じように剥くことができます。

意外と果実も柔らかいので、剥く時に力を入れすぎると果汁が出てしまうこともあります。ポンカンをはじめとした柑橘類の果物にはビタミンCや食物繊維が多く含まれているので、果汁も無駄にしないようにしましょう。

皮は加工して食べることが可能

剥いたあとの皮は、グラニュー糖などをまぶして煮詰めれば風味豊かなピールに大変身します。作り方も非常に簡単で、数回茹でて砂糖と一緒に煮込むだけです。ピールはパウンドケーキなどのアクセントとしても使えるので、切り方は一口サイズよりも細切りの方がおすすめです。

ポンカンの皮は高血圧や脳出血などの防止に効果的と言われているので、現在でも自宅で簡単に作れる生薬として重宝されています。ただし生産時に使用される農薬が付いたままになっていることも多いので、加工する前に必ず水洗いをするようにしてください。

薄皮は好みで剥いても良い

ポンカンの薄皮は他の柑橘類に比べて柔らかいので、そのまま食べても十分美味しいです。薄皮を捨てる人も多いですが、実はポンカンの栄養が凝縮されている部分でもあるので、剥かずに食べる人もたくさんいます。便秘改善などの働きもあるようですが、どうしても抵抗がある場合は無理して食べる必要はありません。

種が入っていることがあるため注意

ポンカン果肉の中には稀にですが種が入っていることもあります。果物の種は非常に消化が悪く、種類によっては毒になるものもあります。数個摂取しただけで体に悪影響を与えることはありませんが、できるだけ食べないようにした方が無難と言えます。

美味しいポンカンの見分け方

ポンカンはスーパーなどでも手頃な価格で販売されていますが、なかには甘味が少なかったり傷んでしまっているものもあります。美味しいポンカンの見分け方にはいくつかポイントがあるので、本記事を通じてその方法をしっかり身に付けておきましょう。

美味しいポンカンの見分け方は難しいと思われがちですが、コツさえ掴めば誰でも簡単に判断できます。初めのうちは分かりにくいこともありますが、美味しいポンカンを食べた経験が多くなれば自然と身に付きます。

ヘタの切り口が小さい

甘味が強く美味しさが凝縮しているポンカンは、ヘタの切り口が小さくなっているという特徴があります。ヘタの小さい果実は細い枝になっていた証拠なので、他の果実よりも栄養がたくさん詰まっています。実際に切ってみると色付きが良く果汁もたっぷりなので、美味しさを逃さない切り方で食べるようにしましょう。

重みがあるもの

ヘタの大きさと同様に、重みがあるポンカンも非常に美味しいと言われています。ただし重量の目安は品種によって異なってきます。例えば高しょう系の場合は、150gから180gがちょうど良いサイズです。一方で低しょう系は100gから150gまでが食べ頃なようです。

おしり側の色が濃い

美味しいポンカンは見た目にも大きな違いが現れます。特におしり側の色が濃いものは日光をよく浴びて育った証拠でもあるので、味も水っぽくなくそのまま食べても十分にポンカンの美味しさを味わうことができます。

皮がみずみずしい

見た目や重さなどでの判断が難しい場合は、実際に果実を切って皮の状態を見極めるようにしましょう。美味しいポンカンは果実にハリがあり皮もみずみずしくなっていることが多いと言われています。切り方によっては果汁が出てしまうこともあるので、丁寧に扱うようにしてください。

ぽんかんの加工レシピ

ポンカンは健康維持や美容効果が高い果物なので、ジャムやゼリーなどの材料としてもよく使われることがあります。炭酸水とも相性抜群なので、お酒などに混ぜてサワーにしてもポンカンの美味しさを十分味わうことができます。

最近ではインターネット上でもポンカンの加工レシピがたくさん紹介されているので、どれを選んで良いのか分からないといったケースも珍しくありません。本記事ではその中でも特におすすめの加工レシピを厳選しているので、是非一度作ってみてください。

ぽんかんサワー

  • ポンカン600g
  • 氷砂糖300g
  • 米酢 600cc
 
  1. 水洗いしたポンカンを、水に30分ほど浸ける。
  2. 水気を拭き取ったら、横半分に切って果汁を搾る。
  3. 果汁と皮に氷砂糖を加えてよく混ぜ合わせる。
  4. 綺麗に混ざったら米酢を加えてさらに混ぜる。
  5. チーズメーカーなどを使って発酵させる。
  6. 出来上がったら容器に入れて、冷蔵庫で冷やす。

ぽんかんゼリー

  • ポンカン500g
  • はちみつ適量
  • 水大さじ4
  • 粉末ゼラチン5g
 
  1. 耐熱容器に水と粉末ゼラチンを入れて5分ほどふやかす。
  2. ポンカンを横半分に切って果汁を搾る。
  3. 水で溶かした粉末ゼラチンを電子レンジで1分加熱する。
  4. 果汁と混ぜて使用する器に流し入れる。
  5. 冷蔵庫で約2時間冷やす。
  6. お好みで果肉やはちみつをかける。

ぽんかんジャム

  • ポンカン7個
  • グラニュー糖180g
  • レモン汁大さじ4
 
  1. ポンカンの皮と種を取り除く。
  2. 下処理したポンカンを薄皮のまま細かく切る。
  3. 鍋の中にポンカンとグラニュー糖の半量を入れて、中火で加熱する。
  4. 水分が出てきたらさらに煮込み、残りのグラニュー糖とレモン汁を加える。
  5. 水分がなくなるまでしっかり煮込む。
  6. 出来上がったら熱湯消毒した瓶に入れて保存する。

ポンカンの食べ方はみかんのように簡単!

美味しいポンカンの食べ方や見分け方から、正しい切り方などについて詳しく紹介してきました。1月下旬から2月にかけて食べ頃を迎えるポンカンは果肉が柔らかく甘味も強いので、ジャムやゼリーなどさまざまな加工品に使われている果物です。

ポンカンはスーパーなどでも販売されていますが、場合によっては甘味が少なかったり傷んでしまっていることも少なくないありません。なので美味しいポンカンの見分け方を、しっかり身に付けておくことが大切です。ポンカンの食べ方はみかんのようにとても簡単なので、ぜひ一度お試しください。

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