2019年09月24日公開
2024年09月28日更新
スクランブルエッグは卵料理の中では高カロリー?ダイエット中の食べ方は?
スクランブルエッグのカロリーや糖質量はどれくらいあるのでしょうか?この記事では、スクランブルエッグと様々な卵料理のカロリーを比べ、ダイエット中でも食べられるカロリーオフの方法を紹介します。ふわふわ半熟に仕上げるレシピも必見です。
目次
スクランブルエッグのカロリー・糖質と栄養
ふんわりとした柔らかい口あたりが特徴のスクランブルエッグは、朝食に欠かせない料理の1つです。幅広い年齢層から人気のスクランブルエッグですが、そのカロリーや糖質量を気にしたことはありますか?
ここでは、スクランブルエッグとその他の卵料理のカロリーを比較しつつ、ダイエット中でもスクランブルエッグが食べられるようなカロリーオフの方法を説明します。
主な卵料理の材料とカロリー
スクランブルエッグ (152kcal) |
卵 | 76kcal |
サラダ油 | 37kcal | |
胡椒 | 0kcal | |
塩 | 0kcal | |
牛乳 | 9kcal | |
バター | 30kcal | |
卵焼き (90kcal) |
卵 | 76kcal |
サラダ油 | 10kcal | |
砂糖 | 4kcal | |
醤油 | 0kcal | |
塩 | 0kcal | |
目玉焼き (94kcal) |
卵 | 76kcal |
サラダ油 | 18kcal | |
醤油 | 0kcal | |
胡椒 | 0kcal | |
塩 | 0kcal | |
炒り卵 (94kcal) |
卵 | 76kcal |
砂糖 | 18kcal | |
塩 | 0kcal | |
オムレツ (115kcal) |
卵 | 76kcal |
バター | 30kcal | |
塩 | 0kcal | |
牛乳 | 9kcal |
卵1個を使った卵料理のカロリー一覧表です。それぞれを比較してみると、スクランブルエッグのカロリーが一番高く、卵焼きのカロリーが一番低いという結果になりました。材料ごとのカロリーを見るとわかるように牛乳やバター、サラダ油をたっぷり使用するスクランブルエッグは、それだけ高カロリーな料理になるようです。
スクランブルエッグの糖質
続いて、スクランブルエッグの糖質量を見ていきましょう。卵1個分のスクランブルエッグの糖質は1.01gです。糖質量だけで考えると、低糖質ダイエット中の方でも気軽に口にすることができるようです。
スクランブルエッグの栄養
タンパク質 | 7.92g |
脂質 | 11.62g |
炭水化物 | 1.01g |
カルシウム | 48.58mg |
マグネシウム | 8.47mg |
ビタミンA | 126.31μg |
ビタミンD | 1.16μg |
ビタミンK | 9.12μg |
ビタミンB2 | 0.29mg |
ビタミンB12 | 0.85μg |
スクランブルエッグ卵1個分の栄養素です。栄養バランス的に見ると、炭水化物の割合が低く、脂質の割合が大きな範囲を占めています。これはカロリーと同様、スクランブルエッグの材料にサラダ油やバターを使うことが原因だと考えられます。
スクランブルエッグをダイエット中にカロリーオフする方法
カロリーや脂質量が多いスクランブルエッグですが、工夫次第でダイエット中でも食べることが可能になります。ここからは、スクランブルエッグをカロリーオフして普段の食事に取り入れられるアイデアを紹介します。
ハムやチーズは加えない
スクランブルエッグの定番の調理法に、チーズやハムをプラスする食べ方があります。チーズやハムを使うと料理に旨みと塩味が加わるため、スクランブルエッグを食べる際には欠かせないという方もいるかもしれません。
しかし、どちらの食材も脂質が多く含まれています。ダイエット中にはチーズもハムも加えずに調理するのがよいでしょう。塩味が強くなると食欲が増すので、そういった意味でも控えた方がよいと言えます。
バターや牛乳の量を減らす
牛乳やバターの使用量を減らすというのも1つの手です。卵1個あたりの脂質が5.2gなのに対し、大さじ1杯のバターには脂質が9.7gも含まれています。このことから見ても、スクランブルエッグにバターを加えないだけで大幅な脂質減が可能となるのがわかるでしょう。
牛乳やバターには、スクランブルエッグの風味とコクをアップさせ、まろやかな口あたりにするというメリットがあります。どうしても、とろとろのスクランブルエッグが食べたいのであれば、代わりに豆乳を加えてみるのもおすすめです。
炒めるときはダイエット効果のあるオリーブオイルを使う
一般的なスクランブルエッグにはサラダ油を使うことが多いですが、ダイエット効果を狙うならオリーブオイルが最適です。オリーブオイルには、コレステロールを除去するというオレイン酸が約7割も含まれています。
またオレイン酸には便秘改善や美肌効果もあり、動脈硬化や心筋梗塞といった病気予防にも役立つとされています。なお、健康効果をアップさせたい場合は、エキストラバージンオリーブオイルが特におすすめです。
カロリーこそ他の油と同じですが、ダイエット中にスクランブルエッグを食べるなら、ぜひオリーブオイルを使ってみてください。
豆腐でかさ増しする
牛乳やチーズ、ハムなどを使わないスクランブルエッグは、満腹感が少なく不満に感じることもあるでしょう。そんな時には、低カロリーな豆腐を使って量をかさ増しするのがおすすめです。調理法としては、まず豆腐はスプーンで裏ごしし、少量の塩を加えて混ぜておきます。そこに卵を混ぜ合わせ、油で炒めれば完成です。
水分が出ないようざっくりと混ぜ合わせたら、ふんわり口あたりのよいスクランブルエッグが出来上がります。豆腐の使用量の目安は、卵1個に対して25gです。刻みネギをプラスすると風味がよくなって食べ応えもアップします。
付け合わせとして野菜を食べる
カロリーが気になるからと、スクランブルエッグしか食べないのでは栄養バランスが偏ってしまいます。調理する際は、必ず付け合わせに野菜を添えてバランスよく栄養を摂り入れることが大切です。きゅうりやトマト、レタスなどを彩りよく盛りつけると、見た目がよくなるだけでなく満足感も大きくなります。
野菜をたくさん食べたいのであれば、スクランブルエッグに混ぜ込んで加熱してもよいでしょう。レタスなどは熱を通すとしんなりとするので、その分たくさん食べることができます。ダイエット中は特に栄養が偏りがちなので、こまめに野菜を食べるようにしましょう。
ふわふわ半熟になるスクランブルエッグの作り方
- 卵4個
- 牛乳100cc
- 塩小さじ1/2
- バター10g
- ボウルに卵を割り入れ、泡だて器でしっかり溶きほぐします。牛乳、塩を加えたら、更によく混ぜ合わせましょう。
- フライパンを熱し、温まったらバターを入れます。バターが半分ほど溶けたら1の卵液を流し入れ、しばらく触らずに火が通るのをじっくり待ちます。
- 弱火から中火で加熱し、フライパンの底が薄く固まってきたら木べらで奥へ押しやるように寄せます。またしばらくして底が固まったら向こう側に寄せます。作業を繰り返し、底が見えてきたら出来上がりです。
ふわふわ半熟のスクランブルエッグ2~3人分のレシピです。ダイエット中は、紹介した内容を参考に卵の量を減らしたりバターの代わりにオリーブオイルを使ったりするとよいでしょう。
ふんわりとした食感に仕上げるコツは、卵をよくかき混ぜることと加熱中にあまり触らないことです。コツさえつかめば簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
スクランブルエッグは卵料理の中ではカロリー高めなので注意
この記事では、スクランブルエッグのカロリーや糖質量、ダイエット中のカロリーオフの方法について紹介しました。朝食メニューに欠かせないスクランブルエッグですが、ダイエットをしている最中はどうしてもカロリーが気になりがちです。
卵料理の中でもカロリーが一番高いスクランブルエッグは、使う食材を工夫することでカロリーオフが可能です。豆腐や野菜でかさ増しすれば満腹感や食べ応えもアップするので、気になる方法があればぜひ取り入れてみてください。スクランブルエッグを食べながら、ダイエットも成功させましょう。