ゼラチンのカロリーと糖質!寒天よりダイエット向き?低カロリーレシピも

ゼラチンはヘルシーなイメージですが、カロリーがどのくらいなのか知っていますか?ここではゼラチンのカロリーや糖質といった基本情報を中心に、寒天との比較、おすすめレシピなどを紹介します。太る心配の少ないゼラチンをダイエットに活かしましょう!

ゼラチンのカロリーと糖質!寒天よりダイエット向き?低カロリーレシピものイメージ

目次

  1. 1ゼラチンとは?
  2. 2ゼラチンのカロリーと糖質・ダイエット効果
  3. 3ゼラチンを使った低カロリーレシピ
  4. 4低カロリーなゼラチンをダイエットに活用しよう!

ゼラチンとは?

ダイエットやカロリー制限をしている方でも、甘いものが食べたいときはあります。そんな時ぴったりなのがゼリーやババロア、ムースなどゼラチンを使ったデザートです。ぷるぷるとした食感で見た目も涼やかなスイーツは、カロリーが低そうなのにスイーツを食べたという実感が得られるのがメリットです。

しかし実際のところゼラチンのカロリーは高いのか?太るのか?は気になります。そこで今回はカロリーや糖質を中心に、寒天との比較やシェイプアップのメリットについて紹介していきます。

コラーゲンが原料

ゼラチンは動物の皮や骨、魚のうろこなどのたんぱく質であるコラーゲンを加熱し、抽出して溶けやすく加工したものです。カテゴリーに分けると動物性たんぱく質に分類されます。あまり知られていませんが、コラーゲン由来のたんぱく質は医療や写真、工業など幅広い分野で使用されています。

主な成分はたんぱく質で50度~60度で加熱すると溶けて冷やすと固まるため、家庭では主にゼリーやババロアなどのスイーツを凝固させるために使用されることが多いです。ゼラチンには板状のものと粉状のものが販売されているので、使用したいスイーツや用途によって使い分けします。

寒天との違い

よく似たものに寒天があります。寒天は天草やオゴノリなどの海藻から抽出される多糖類で、植物性の水溶性タンパク質です。寒天も食べ物を凝固するために使われ、食物繊維が豊富、低カロリーとダイエット中にも使用する方も多い食材です。

寒天は凝固力が強く、歯切れが良いのが特徴で杏仁豆腐や水羊羹などに使用されます。透明感はなく白く濁っているのが特徴です。寒天の栄養を見てみると代表的なものは食物繊維で、お腹にやさしい整腸作用が期待できます。

ゼラチンのカロリーと糖質・ダイエット効果

ここから本題であるゼラチンのカロリーや糖質について解説していきます。どのくらいのダイエット効果があるのかも紹介しますので、ぜひチェックしてください。

カロリーと糖質量

ゼラチンのカロリーは100gあたり344kcalです。意外に高いと思わる方もいると思いますが、ゼリー1個を作る際に使用するのは約3gほどなのでゼリー1個で換算すると約12kcalになります。

また糖質量は食品に含まれる炭水化物から食物繊維量を引いたもの値なのですが、ゼラチンには炭水化物も食物繊維も含まれていないため糖質量は0gになります。糖質制限ダイエットを行っている方にとっては強い味方となりそうです。

ゼラチンを使ったデザートのカロリー

続いてゼラチンを使ったデザートのカロリーを見ていきましょう。すべて100g当たりのカロリーと糖質量になっていますので、選ぶ際の参考にしてください。ほろ苦くて美味しいコーヒーゼリーは40kcal、糖質が8.5g、子供も大人も大好きなフルーツゼリーは50kcal、糖質が11.5gです。

続いて中華料理のシメの定番杏仁豆腐は50kcal、糖質は16gです。ゼラチンを使ったちょっとお洒落なデザート、ブラマンジェの場合はカロリーがぐんと上がり199kcal、糖質が14.3g、パンナコッタは199kcal、糖質が21.1g、ムースは397kcal、糖質が29.8gでした。

ブラマンジェやムースにはたっぷりの生クリームや砂糖を使用することから糖質量はそこまで上がらないのにカロリーが随分高くなっています。食べすぎると確実に太るので、同じゼラチンを使ったデザートを食べるのであればコーヒーゼリーやフルーツゼリーを選びましょう。

ゼラチンのダイエット効果

ゼラチンは低カロリーなだけではなく、ダイエットに嬉しい効果が多数あります。どんなものがあるのか順に紹介していきます。まずゼラチンには豊富な食物繊維が含まれているので、ダイエット中に陥りがちな便秘を解消してくれる効果が期待できます。

特にゼラチンに含まれる水溶性食物繊維は、水に溶けて他の食品と混ざり合いながら腸内を緩やかに移動します。そして便を体外に排出する働きを持っていますので、普段から便秘がちな方にも最適です。便秘は知っての通りダイエットの大敵で、太る原因になるので適切に便を排出することは大切なことです。

またゼラチンは筋肉量の維持にも役立ってくれます。ダイエットなどで摂取カロリーを制限すると、食事量が減りたんぱく質が不足します。たんぱく質が不足すると体の筋肉量が減り、基礎代謝の低下を招くので消費カロリーが減って結果太るという負のスパイラルに陥ってしまいます。

ゼラチンにはたんぱく質が豊富に含まれているので、適度に摂取することで体の筋肉量をキープし基礎代謝低下を防いでくれます。ゼラチンを使ったデザートを少量食べればダイエット中のストレスも軽減されるので、ストレスから来る暴飲暴食を防ぎ太ることなく理想体重へと近づくことができます。

ゼラチンには美肌効果や新陳代謝の促進も期待できます。ダイエット中は厳しい食事制限によって体内のホルモンバランスが乱れ、肌トラブルに悩まされることも多いです。前出の通りゼラチンはコラーゲンがたっぷり含まれているので、ハリのある肌の生成を促し美肌に導いてくれたり髪をツヤツヤにしてくれるなど美しさの維持にも役立ちます。

寒天のカロリーと糖質量

ここまでゼラチンのカロリーやダイエット効果について見てきましたが、寒天についてはどうでしょうか?寒天のカロリーを調査したところ100g当たり3kcal、糖質は0gということがわかりました。ゼラチンの場合は100gで344kcalでしたから、カロリーだけを見てみると寒天の方が大分低いことがわかります。

しかも寒天の主成分は食物繊維なので腸を刺激して便通を促す便秘解消効果や、血圧や血糖値、コレステロールを下げるなど健康効果も期待できます。カロリーの低い寒天は満腹感も得やすく太ることがないため寒天ダイエットがブームになったこともありました。

ただ寒天を食べれば痩せるということでなく、寒天を使って全体の摂取カロリーを減らすことができるので毎日の食生活の見直しや生活スタイルの改善は必須です。

寒天よりダイエット向き?

ゼラチンと寒天のカロリーを比較すると寒天の方が圧倒的に低いため、ダイエットには寒天の方が向いているのでは、と思われるのではないでしょうか?事実寒天は食物繊維が豊富で便秘改善のほかに、糖の吸収を抑えてくれるという嬉しい効果があるので、太ることを心配している方には最適と言えます。

ただゼラチンがダイエットに向いてないかというとそうではありません。コラーゲンがたっぷり含まれているので美肌効果や美髪効果があるほか、コラーゲンが腰やひざの軟骨に働きかけ歪みやズレのない体を作ってくれます。歪んだ骨格は余分な肉が付きやすく太るので、均整の取れた体作りはとても大切です。

またたんぱく質が含まれているので、基礎代謝量がアップし摂取カロリーを効率よく燃やしてくれます。寒天と比較してどちらがダイエット向きということはありませんが、どちらも上手に摂取することでダイエットの強い味方になってくれることは間違いありません。

ゼラチンのカロリーをカットする方法

ゼラチンには少なからずカロリーが含まれているので、ダイエット中にザートや料理を作るときは工夫が必要です。そのやり方ですが、ゼラチンを使ったデザートのカロリー比較でもわかるように、なるべく低カロリーな材料を使うことで全体量を抑えることができます。

牛乳や生クリームを使ったババロアやパンナコッタより、フルーツや低カロリーなコーヒーでゼリーを作る方が太ることなしに効果的にダイエットできます。またフルーツやコーヒーゼリーでも砂糖やシロップをたくさん使うと太るので、低カロリーな人工甘味料などを使うのがおすすめです。

ゼラチンを使った低カロリーレシピ

最後にゼラチンを使った低カロリーなおすすめレシピを紹介します。どれも美味しいと評判のものばかりですので、冷蔵庫にストックしておきダイエット中でも甘いものを我慢せず上手に取り入れましょう!

なめらか黒ごま豆腐プリン

  • 絹豆腐 1/2丁
  • 牛乳 300cc
  • 砂糖 大さじ4
  • 黒ねりごま 大さじ3
  • 粉ゼラチン 5g
  • 水 大さじ2
  • きな粉 適量
  • 黒みつ 適量
 
  1. ボウルに絹豆腐を入れて泡立て器でしっかりつぶします。
  2. 少しずつ牛乳を加えてなめらかになるまで混ぜます。
  3. 別のボウルに粉ゼラチン、水を入れてふやかします。
  4. 鍋に豆腐、砂糖、練りごまを入れ、弱火で熱しふつふつとしてきたら火を止めます。
  5. ゼラチンを加えて溶けるまで混ぜ、ボウルに移します。
  6. ひとまわり大きいボウルに氷水を入れて、ボウルの底に氷水を当て冷やしながら混ぜます。
  7. 器に流し入れて冷蔵庫で冷やし固め、 きな粉、黒みつをかけたら完成です。

ヘルシーで簡単に作れる豆腐を使ったデザートです。家で余った豆腐で作れるので、思い立ったときに作ってください。1個あたり250kcalなので太る心配もありません。まったりとした口当たり、優しい黒蜜の甘さに癒されること間違いなしです。

もちもちダイエットわらびもち

  • ゼラチン 5g
  • 水 200cc
  • 甘味料 大さじ1
  • きな粉 適量
  • 塩 ひとつまみ
 
  1. タッパーに半量の水と甘味料を入れてレンジでチンしたものにゼラチンを入れて溶かします。
  2. もう半分の水と寒天パウダーをを鍋に入れ、火にかけて3分間沸騰させて溶かします。
  3. 全てを混ぜて冷やします。
  4. きな粉に塩ひとつまみを混ぜたものをかけたら完成です。

低糖質のダイエットわらび餅のレシピです。本当のわらび餅はわらび粉を使って作るのですが、こちらのレシピでも十分に美味しくいただけます。もちもちとした弾力のある食感にハマること請け合いです。ダイエット中でも甘いものを我慢しすぎると逆に太るので、美味しいデザートで息抜きしながら持続することがダイエット成功の近道です。

きらきらフルーツゼリー

  • グリーンキウイ 1個
  • ゴールドキウイ 1個
  • グレープフルーツ 1個
  • はちみつ 大さじ1
  • ゼラチン 5g
  •  
  1. キウイ各1個を角切り、グレープフルーツは皮をむきます。
  2. 鍋に水200ml、はちみつ大さじ1を入れ軽く混ぜます。
  3. キウイとグレープフルーツを加え一煮立ちさせ、粗熱を取ります。
  4. 製氷機に入れ冷蔵庫で一晩冷やします。
  5. 型から外したら完成です。

キウイとグレープフルーツの彩りが美しいゼリーのレシピを紹介しました。見た目にもテンションが上がるので、女子会などにもぴったりです。ビタミンがたっぷり含まれたフルーツも同時に摂取して、体の中からきれいを目指しましょう!

ココアプリン

  • 牛乳 450cc
  • ピュアココア 大さじ1
  • ゼラチンパウダー 5g
  • エリスリトール 80g
  • 飾りホイップ 適量
 
  1. 牛乳を鍋で弱火で温めて、沸騰前に火を止めます。
  2. ココアをふるいにかけてボウルに入れ、エリスリトールと混ぜます。
  3. 温めた牛乳の1/4を入れて、よく練り混ぜます。
  4. 残りの牛乳を入れて、ダマにならないようよく混ぜます。
  5. ゼラチンパウダーを入れて、よく混ぜて溶かします。
  6. カップにを注ぎ冷蔵庫で冷やし固め、ホイップを乗せれば完成です。

こっくりとした甘さがたまらないココアプリンのレシピです。ココアにはポリフェノールが含まれていて、脂肪燃焼効果や美容作用が期待できます。少量でも食べ応えがあるので、ダイエット中のおやつにいかがでしょうか?

ダイエットババロア

  • ゼラチン 20g
  • 水 100CC
  • 牛乳 200CC
  • 植物性生クリーム 100CC
  • 100%オレンジジュース 500CC
 
  1. ゼラチンを水100CCでふやかします。
  2. 牛乳をレンジ500W3分温めます。
  3. 植物性生クリームに全て入れ、オレンジジュースを一気に入れて混ぜます。
  4. 型に流して冷蔵庫で4~5時間冷やし固めたら完成です。
     

こちらのババロアなら6分割した1個分が91kcalなので、ダイエット中でも十分食べられます。レンジで簡単に作れるので料理が苦手な方もぜひチャレンジしてください。仕上げにミントの葉を飾れば、見た目もお洒落になります!

低カロリーなゼラチンをダイエットに活用しよう!

今回はゼラチンのカロリーや糖質を中心に、寒天との比較、ダイエットへの効果などを紹介してきました。ヘルシーなだけでなくダイエットに嬉しい効果効能がたくさんあったので、上手に使うとダイエットの強い味方になってくれます。スーパーやコンビニなどでも手軽に手に入るので、家にストックしておくと良いでしょう。

最後にはおすすめのレシピもお届けしたので、ダイエット中に甘いものが食べたくなったときはぜひ作ってみて下さい。時には甘いものも食べながらストレスを極力減らして、理想体重を目指しましょう!

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