コストコのバイトはきついが高時給！1200円でバイト募集する理由は？

我々が普段使用しているコストコも、そこで働く人が居なければ当然ながら成立しません。あれだけ大きな店内を維持するには、一体どれだけの人数のスタッフが必要なのでしょうか？勿論中には沢山のアルバイトやパートタイマーの人達が居る筈ですが、それらのバイトスタッフ達は一体どの様な仕事をして、それ程の時給を貰っているのでしょうか？

そこでコストコのバイトについて調べてみたのですが、どうやらコストコのバイトはかなりの高時給が約束されているという事が判明したのです。という事で、まずはコストコのバイトの概要について簡単に説明して行きたいと思います。

勿論ですがどのコストコも社員だけでは運営する事が出来ないため、多くのアルバイトを雇用しています。あれだけの広さですから、そのスタッフの殆どはアルバイトが担っていると言っても過言ではありません。そのコストコのアルバイトの時給ですが、驚くことに何と時給1200円以上という破格の条件です。

しかも1200円という時給は日本全国何処のコストコでも一律だという事です。例えば東京に最も近い千葉や埼玉のコストコのバイトの時給と、最北の地北海道のコストコのバイトの時給が同じという事に成る訳です。

バイトして得られる最低賃金は都道府県によってバラバラで、同じ職種でも住む地域によって時給が異なるのは半ば当たり前の事です。にも関わらずコストコは何と全ての全国全てのアルバイトに対して一律の時給設定としているのです。

更にコストコは勤務時間が1000時間を超える毎に時給が上がるシステムと成っており、最高で1800円もの時給をバイトながらに得る事ができます。こうした報酬への考え方はまさにアメリカ企業ならではと言ったところです。

勿論深夜帯や休日にバイト入った場合にはそれぞれ時給が割増で計算されます。実際どれだけ割増されるのかは不明ですが、恐らく2〜3割は割増で時給に加算される事に成ると思われます。また1日の休憩時間の30分は時給の対象と成るそうです。この辺りも日本企業では考えられない厚遇と言って良いでしょう。

コストコのバイトスタッフは大学生が中心ですが、シニアクラスの方等もいらっしゃるようです。採用条件は大学生以上で高校生は不可との事でした。コストコが大学生以上の採用にこだわるのは確固とした理由が有ります。勿論高い時給を支払うのですから、コストコとしても成るべく意味のある人材を採用したいのです。

コストコのパートタイマーは勤務時間が長いという話が有るという事ですが、調べてもてもコレに関する情報は一切ありませんでした。何故この様な話が出たのかは分かりませんが、コストコの求人情報を見ても特にそういった採用条件等は記載されておりません。

そもそもコストコではバイト時間にも上限が設けられており、一日4〜7時間迄の勤務で週20時間未満という条件が設定されているのです。故に他企業と比較しても長いという事は絶対に有り得ません。この辺りはアメリカの企業なので徹底的に管理されている筈です。

前項で申し上げた様にコストコでは1日4〜7時間の勤務時間が設定されており、これをシフトによって管理調整しております。とは言ってもコレは別にコストコに限った事ではなく、アルバイトを雇用している企業で有れば何処でも同じでしょう。

そしてシフト制である以上、当たり前では有りますが必ず勤務日の勤務時間帯には出勤しなければ成りません。自分が休むとチーム全体に迷惑を掛ける事に成る訳ですから、事前にシフト表と自身のスケジュールをシッカリと照らし合わせておく必要が有ります。コレはバイトだろうが社員だろうが極々当たり前の事です。

ではコストコでは一体どの様な勤務内容でアルバイトを採用しているのでしょうか？高い時給を支払うのだから、物凄く過酷な肉体労働なのでは？なんて訝しげに思う人もいるかも知れませんが、コストコは至極真っ当な企業ですのでどうぞご安心下さい。

採用が決まったら最初はアシスタントとなり、オリエンテーションからスタートとなります。そこで基礎的な知識を身に着けた後に、それぞれの配属先へ移動する事に成ります。ではその移動先ではどの様な仕事を行っているのかを紹介して行きましょう。

こちらの部門では商品の陳列や管理を行っています。当たり前ですが、お客さんに商品を購入して貰うためには商品を陳列しなければ成りません。また、商品のストックが現時点でどれだけ有るかをシッカリと把握していないと、お客さんが買い求めたい商品を切らしてしまうことに成りかねません。これはコストコのようなお店にとっては致命的です。

また在庫管理を徹底して行うことで、商品ごとの売れ行きの良し悪しも数字として現れます。これが今後の経営方針にも影響を与える事に成る訳です。なのでこの商品管理・陳列部門は非常に重要な部門であるといえるでしょう。但し、確実に肉体労働と成るのでそれなりの体力は必須です。

こちらは接客販売部門です。その名の通り直接お客さんとの接客を行います。お客さんと直接言葉を交わす訳ですから、文字通りコストコの顔と言っても良いでしょう。故に人当たりが良く頭の回転が早そうな人物が配属されると言われています。それこそ爽やかな大学生アルバイトが担当していそうなイメージです。

とは言っても基本的にバイトは社員さんのアシスタントに入る事に成るので、社員さんの補助として接客応対を行うという程度の認識で問題無いようです。日本企業のようにバイトに重たい責任を追わせるような事は決して無いとの事でした。

こちらは読んで字の如くレジのキャッシャー担当です。が、こちらも基本的にはレジ金には一切バイトは触らず、あくまでも社員さんのアシスタントとしてサポートに入るスタイルを取っているとの事でした。なのでキャッシャー担当はお客さんの購入された商品のバーコードを読み取って、カートに戻す事が主な業務となります。

ただ、こちらも直接お客さんとコミニュケーションを取る事が多い部門ですので、部門に相応しい人柄が求められる事に成ると思われます。その辺りは高い時給を頂いている以上は当然の事と言えるでしょう。

皆さんもご存知の通り、コストコでは数多くの食品を扱っております。肉や魚等の生鮮食品から惣菜やパンなどの加工食品、更にはフードコートでは実際にその場でお客さんが口にする飲食物を提供しています。そこには勿論コストコのスタッフが居るわけです。食品製造はそれら食品の加工や製造に携わるお仕事です。

各部門によって担当する作業は異なりますが、イメージとしてはスーパーの鮮魚コーナーやお惣菜コーナー、そして精肉コーナー等を思い浮かべて頂くと分かりやすいでしょう。コストコの食品製造部門も基本的にはこれらと何も代わりません。担当する食品の加工や製造を行うのが仕事に成ります。

クラークというのはコストコ内に設置されているサービスカウンターの担当スタッフの事に成ります。正式にはメンバーシップクラークという名称で、主に会員証の作成や、各会員に対してのサービスを担当するのが業務と成ります。

アシスタントとは違ってお客さんとの接客の機会も格段に上がるため、他の部門よりもより高い時給が設定されると言われています。勿論中にはクレームを言いつけてくるお客さんもおり、そうした対応もこなさなければ成らないので、高い時給であると言ってもそれだけ大変な部門である事は間違いありません。

一方グリーターとは入り口で確認を行うスタッフのことです。本人チェックと人数確認、そしてレシートチェック等を行いますが、仕事自体は割と簡単そうですが、基本入り口と出口で立ちっぱなしに成りますので、違う意味できついのは間違いありません。大学生より年配の方が担当するイメージが強い部署でもあります。

ではコストコでバイトする事によって得られるメリットとは一体何でしょう？勿論高い時給を頂く事が出来る事こそ最大のメリットに違いありませんが、他にもコストコでバイトする事によって享受する事が出来るメリットが有るのでしょうか？

コストコでアルバイトをするとコストコの会員費が無料に成ります。コストコの会員証は年会費が通常4400円掛かります。これが無料に成る訳ですから、未だコストコの会員に成っていなかったという方にとっては割とお得な特典です。またコレに伴ってスタッフクーポンなどもコストコから頂けるという話です。

優秀な人材と認められた場合は正社員として雇用される可能性もあります。実際にアルバイトから正社員と成った方も多いそうで、優秀な人材であればドンドン積極的に社員へと雇用していくというのがコストコの方針であると言われています。さすがこの辺りはアメリカ企業です。

但し、コストコの社員はボーナスが無いという噂がある様です。これはボーナス云々ではなく恐らく年俸制の事かと思います。つまり給料制では無いので当然ながらボーナスという概念自体が存在しないという事です。その代わりステップアップすれば役員手当が支給される様に成るので、其処まで上り詰められるか否かが鍵に成りそうです。

コストコはアルバイトでも社会保険が完備されています。これはその辺のスーパーやディスカウントストアでは決して真似できない点でしょう。国保と違って社保は雇用する企業が保険料の半額を負担してくれますので、明らかに社会保険の方がお得です。アルバイトで社会保険完備の会社などそうそう有るものではありません。

また、コレもアメリカ企業ならではですがコストコでは有給などの休暇や休日が充実しています。日本では有給なんて名目だけの所が未だにありますが、アメリカ企業においてそうした考え方や社風は一切ありません。権利として与えられた有給は自分の使いたいタイミングで堂々と使う事が出来ます。

何故コストコは1200円という高い時給を払ってバイトを募集するのでしょうか？今時大学生で1200円を稼ぐと成ると、余程ブラックできついバイトで無ければ稼ぐ事が出来ません。にも関わらず評判の良いコストコが進んでその様な高時給を払うのには、一体どういった理由があるのでしょうか？

コストコには地域活性化への貢献という理念があるそうです。簡単な話、コストコの出店によりそのエリア自体が活性化すれば、最終的に商業人口としてコストコに還元されるという考え方です。バイトに高い時給を支払う事で、直接的では無くとも地域の経済活動に少しなりとも影響を与える事が出来るというモノです。

肉体的にきつい仕事で有っても、高い時給を得られるなら誰もが満足です。それが時給が低い地域で有れば尚の事でしょう。金は天下の回り物ではありませんが、お金を使わなければ経済は回りません。そのためには地域の活性化が何よりも重要なファクターと成ってくるのでは無いでしょうか？

大学生以上という条件も高い時給設定も、最終的には優秀な人材を正社員として雇用する事を視野に入れた上でのモノと考えられます。誰もがバイトするなら高い時給を貰いたいと考えるモノです。そうして集まった大学生の中で光るモノがある人物が居れば、早めに声を掛けて社員にしてしまう事も可能です。

つまり有能な大学生をいち早くGETする事が出来るのです。このやり方は実に理に適ったやり方だと言えるでしょう。仕事っぷりは既にバイトとして見ている訳ですし、同僚として既に関係性が出来上がった状態でスタートする事が出来るのですから。これぞまさにアメリカ企業の考え方です。

では最後に気になるコストコのバイトについての口コミや評判を紹介して行きたいと思います。ネットを見るとコストコのバイトはきついという口コミや評判が数多く見つかると思いますが、果たしてこれは本当なのでしょうか？きついと言っても色々なきついが有るでしょうし、その口コミや評判は本当にあてにして良いのもなのでしょうか？

ではまず働きやすいという口コミや評判について見ていきたいと思います。過去にコストコでアルバイトとして働いたという方の口コミとして「大変だけど楽しかった」「コストコは実際に働きやすいところだったよ」というコメントが寄せられています。

短期バイトという事なら、恐らく大学生時代にでもコストコでアルバイトを経験されたのでしょう。これと同様の口コミや評判が幾つかSNSで見受けられました。

では続いてきついという口コミや評判についてです。こちらも一応2件の口コミが見つかりましたが、内容は「きつい」というだけで、特に何がきついのか具体的な事は述べられていませんでした。この程度の評判では正直簡単に評価し辛いというのが正直なところです。

今回はコストコのバイト事情について紹介してまいりました。主に多くの大学生が活躍中と言われるコストコのアルバイト。高時給でガッツリ稼げるのが魅力ですが、確かに体力勝負な面があるのは間違いなさそうです。しかし何事も楽して稼げる仕事はありません。きついからこそやりがいを見いだせるという一面も少なからず有るのではないでしょうか？